償却資産とは

更新日：2017年12月6日

固定資産税の対象となる償却資産とは、会社や個人の方が事業を営むために所有している土地及び家屋以外の有形の固定資産で、その資産価値の減少が国税(法人税や所得税)の計算において必要経費に算入されるものをいいます。
主な償却資産を例示すると次のようになります。

償却資産の種類と主な償却資産
区分	資産の種類	主な償却資産
第1種	構築物	駐車場の舗装、看板等の広告設備、門、塀、緑化施設、受変電設備等
第2種	機械及び装置	工作機械・印刷機械などの各種産業用機械、駐車場機械装置等
第3種	船舶	遊覧船、ボート、漁船、釣舟等
第4種	航空機	飛行機、ヘリコプター、グライダー等
第5種	車両及び運搬具	大型特殊自動車に該当するブルドーザー、クレーン車、フォークリフト等（ナンバープレートの分類番号が「0」「00から09」「000から099」及び「9」「90から99」「900から999」の車両）
第6種	工具・器具・備品	事務机、事務いす、陳列ケース、テレビ、パソコン、プリンタ－、エアコン、金庫、ゲーム機器等

業種別の主な償却資産
業種名	主な償却資産
共通	LAN配線、看板、応接セット、ロッカー、エアコン、パソコン、コピー機、レジスター、金庫等
小売業	商品陳列ケース、陳列棚、陳列台、自動販売機、冷蔵庫、冷凍庫等
飲食業	接客用家具・備品、自動販売機、厨房設備、カラオケセット、テレビ、放送設備、冷蔵庫、冷凍庫等
理容・美容業	理容・美容椅子、洗面設備、タオル蒸器、テレビ、サインポール等
駐車場業	柵、照明等の電気設備、舗装路面、駐車装置（機械設備、ターンテーブル）等
クリーニング業	洗濯機、脱水機、乾燥機、プレス機、ミシン、ボイラー、ビニール包装設備等
医療業	各種医療機器（ベッド、手術台、X線装置、心電計、電気血圧計、保育器、脳波測定器、CTスキャン）等
製造業	旋盤、ボール盤、プレス機、看板、金型、洗浄給水設備、溶接機、貯水設備、等
娯楽業	パチンコ台、ゲームマシーン、両替機、玉貸機、カラオケセット、ボーリング場用設備等
建設業	ポンプ、パワーショベル、フォークリフト(軽自動車税の対象を除く)コンクリートカッター、ミキサー等
印刷業	各種製版機及び印刷機、断裁機等
不動産貸付業	受変電設備、発電設備、蓄電池設備、中央監視設備、門・塀・緑化施設等の外構工事、駐車場等の舗装等
ガソリンスタンド	洗車機、ガソリン計量器、独立キャノピー、防壁、地下タンク等
農業	ビニールハウス、コンバイン・トラクター等の大型特殊自動車