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この計画書は、現時点での考え方を示すものです。

 

第3次豊川市生涯学習推進計画(案)

平成  年  月  日

豊川市 

 

目次

はじめに 

第1章 計画の策定にあたって

1 計画策定の趣旨

2 社会的背景

3 社会の動向と生涯学習

4 生涯学習に関する市民アンケートの結果

 

第2章 計画の概要 

1 計画の性格

2 計画の位置づけ

3 計画期間

4 第2次推進計画の取り組み状況と課題

 

第3章 計画の基本的な考え方

1 基本理念

2 基本目標

3 施策の方向性

4 計画の体系

 

第4章 施策の展開

1 施策展開の基本的な考え方

2 施策の取り組み

施策の方向性1 学びを育むきっかけづくり

施策の方向性2 学びを通した人づくり

施策の方向性3 学びを生かしたまちづくり

第5章 計画の推進

1 推進のためのネットワークづくり

2 計画の進行管理

 

資料

社会教育委員名簿

第3次豊川市生涯学習推進計画策定庁内検討会議構成課等

生涯学習推進計画策定の経緯

生涯学習に関する市民アンケート調査結果

用語の説明

 

はじめに

本市では、平成28年度から平成37年度までを計画期間とする第6次総合計画を策定するにあたって、まちの未来像を「光・緑・人 輝くとよかわ」とし、各種目標を掲げ、今後様々な施策を推進することにより、時代に合ったまちづくりを進めていく予定です。

この総合計画の推進のためには、豊川市が住みよいまち、住みたいまちとして発展していけるよう、市民の皆さんと手を携えた取り組みが不可欠です。また、そうした市民協働によるまちづくりを推進していく上では、生涯学習の様々な学びを生かした人づくり・まちづくりを行っていく必要があり、地区市民館や公民館、生涯学習会館等を拠点とした仲間づくり・地域づくりの推進が大きく期待されるところです。

本市では、平成8年度に豊川市生涯学習推進計画を、また平成18年度に第2次豊川市生涯学習推進計画を策定し、「市民が、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現」に全庁を挙げて取り組んでまいりました。そして第2次計画の期間満了を迎えるにあたり、次なる10年に向け、豊川市における新たな生涯学習推進の指針をここにまとめることができました。

この第3次生涯学習推進計画の策定にあたっては、社会教育委員によって構成される豊川市社会教育審議会に計画策定の中心的役割を担っていただき、平成27年2月以降、6回に及ぶ審議を経て、本計画が取りまとめられました。

貴重な意見をいただいた社会教育委員の皆様や、アンケートにご協力をいただいた市民の皆様並びに関係各位に心より感謝を申し上げるとともに、今後の計画の推進にあたっては、生涯学習社会の実現のため、市民の皆様が積極的に各種生涯学習活動にご参加・ご協力いただけることを、ここにお願い申し上げます。

 

平成  年  月

豊川市長 山 脇  実

 

第1章 計画の策定にあたって

1.計画策定の趣旨

(1)生涯学習とは

生涯学習とは、一人ひとりが自己の充実と自らの生活の向上を目指し、自己に適した手段や方法で、生涯にわたって自発的に行っていく学習活動のことです。

こうした市民の学習活動は、個人の自己実現に止まりません。学んだ成果を市民活動やボランティア活動などの地域活動に生かすことによって、誰もが住みやすく豊かなまちづくりにつながり、地域や家庭、学校、職場が活気に満ちた社会になっていくものと考えます。

つまり、生涯学習とは、自らの豊かな生活や自己実現のために行う学習活動であるとともに、その学習成果を地域づくりやまちづくりに生かすことが期待されている学習活動と言い換えることができます。

 

(2)生涯学習を取り巻く環境の変化

本市では、平成8年度に「豊川市生涯学習推進計画」を、平成18年度に「第2次豊川市生涯学習推進計画」を策定し、基本理念である「人がまちを創る まちが人をはぐくむ」の実現を目指し生涯学習施策の推進に努めてきました。

しかし、第2次計画の策定当時から傾向がみられていた少子高齢化、生産年齢人口の減少、ライフスタイルの多様化などはより一層その度合いを強め、それに加えて情報通信技術が急速に進捗し、社会のグローバル化が進むなど、地域経済を取り巻く環境が変化し、地球規模の環境問題への関心や、安心・安全意識の高まりなど、社会環境は大きく変化しています。

こうした変化の激しい現代社会を力強く生き抜いていくために、身近な生活や仕事で得られる知識や技能だけでなく、自ら課題を見つけ考えることのできる柔軟な思考力や、身につけた知識・技能を活用して自身や地域の課題を解決する力、また他者との良好な人間関係を築く力などが求められるようなりました。そして、社会全体として、豊かな人間性を伴う「知」の循環の形成と、それを支える学習環境づくり、そして学習成果の実践の場でもある市民活動や地域活動の活性化が新たな課題となり、生涯学習活動と市民活動の連携がこれまで以上に重要視されるようになってきました。

本市では、平成2627年度にかけ「第6次豊川市総合計画」を策定しており、「定住・交流施策」「シティセールス」「行政経営改革」とともに、「市民協働」の推進を基本方針の1つに掲げ、「光・緑・人 輝くとよかわ」をまちの未来像として、教育・文化の分野の目標を「あらゆる世代の人が豊かな心を育んでいるまち」と定めています。

また、国では平成18年の教育基本法の改正を契機に、生涯学習に関わる一連の法律が見直されました。そして、平成20年2月の中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」の中で、個々の学習を支援する上で、自己実現や生きがいなど「個人の要望」を踏まえるとともに、少子高齢化に伴う問題や環境問題などの社会的な課題の解決に向けた「社会の要請」に基づく生涯学習の推進や、社会全体の教育力向上の重要性などが示されました。

こうした流れを受け、現行計画である「第2次豊川市生涯学習推進計画」の計画期間満了にあたり、上位計画である「第6次豊川市総合計画」や国・県の動向、社会・経済情勢等の変化、そして平成276月に実施した生涯学習に関する市民アンケートの結果などを踏まえ、本市における生涯学習を推進するための指針となる新たな計画として「第3次豊川市生涯学習推進計画」を策定するものです。

 

2.社会的背景

(1)豊川市における生涯学習推進の取り組み

本市における生涯学習推進の具体的な取り組みは、平成2年度に開始されました。

当初は、身近な地域での学習機会を増やすことで、生涯学習の気運を高めていくことを目的に、市内6つの中学校区に生涯学習推進指導員を置きました。学習ニーズの把握を主目的に市民アンケートを実施するなどして、生涯学習の推進に向けた構想や推進体制づくりについて検討を進めました。

平成3年度からは、全市的な推進体制の中核となる市生涯学習推進本部、市民代表や学識経験者から構成される生涯学習推進会議を設置するとともに、市内の公民館(4館)、市民館(22館)に1人ずつ生涯学習推進員を委嘱し、こうした施設を拠点にさまざまな講座や教室を開設するようになりました。  

また、市民への情報提供を充実するため、市が取り組む年間の生涯学習関連事業を冊子にまとめ「生涯学習ガイドブック」として発行するなど、現在の取り組みのもとになる体制ができあがりました。

平成4年度には、生涯学習の気運を一層盛り上げるため、「生涯学習市民のつどい」を開催し、翌5年度には、市制施行50周年記念事業の一つとして「とよかわ生涯学習フェスティバル」を開催するなど、学習活動が暮らしの一部として親しまれるように取り組んできました。

その後、豊川市の生涯学習を総合的、計画的に推進するため、平成7年度に「生涯学習市民アンケート」を実施し、平成8年度には平成9年度から17年度までを計画期間とする「豊川市生涯学習推進計画」を策定しました。

この計画に基づき、平成9年度には、生涯学習推進職員連絡会を設置し、市職員による推進体制を強化しました。平成10年度以降「生涯学習ガイドブック」の発行回数を増やしたり、「地域生涯学習だより」や市ホームページへの情報掲載、自主学習グループの調査や冊子「ハロー・サークル」の発行によるグループの紹介、「まちづくり出前講座」の実施などに取り組んできました。

平成13年度には「豊川市生涯学習推進計画」を一部見直し、改訂を行いました。平成193月には、旧宝飯郡一宮町との合併や第5次豊川市総合計画の策定等を踏まえ、「第2次豊川市生涯学習推進計画」を策定しました。

 

(2)第2次推進計画策定とその後の動向

第2次豊川市生涯学習推進計画は、平成18年度から平成27年度までの10か年を計画期間として定めています。計画策定年度の直前、平成1821日に旧宝飯郡一宮町と合併、2年後の平成20115日には旧宝飯郡音羽町並びに御津町と合併、さらに2年後の平成2221日には旧宝飯郡小坂井町と3回にわたる合併を経て、豊川市は市域、人口をはじめ様々な面で大幅な拡大を遂げました。

第2次推進計画は、旧豊川市に合併直後の旧一宮町を加えた市域や人口規模を基準に策定しており、旧宝飯郡全町との合併を終えた段階での市域・人口規模等に合わせた見直しを図る必要があったため、平成24年度に、計画期間前半の施策の進捗状況の把握や課題の検討を行った上で、計画期間後半に推進すべき7つの重点施策を抽出することにより「第2次豊川市生涯学習推進計画改訂版」を平成253月に策定しました。

この第2次推進計画の計画期間内には、従来の「豊川市民大学」総合講座・専門講座の受講者数減少の打開策として、計画に基づき新たに市民参画型生涯学習システム「とよかわオープンカレッジ」を立ち上げ、平成21年度の後期講座にはじまり、平成26年度には成立講座285講座、受講者総数3,697名を数える組織・制度に成長しました。

現在では、市の支援のもと、一般社団法人とよかわオープンカレッジにより運営され、平成244月に開館したプリオ生涯学習会館に事務局を置き、市域生涯学習の推進母体として発展を遂げ、平成26年度からは親子向けの講座開催にも取り組んでいます。

また平成25年度には、市制施行70周年記念事業の一つとして「とよかわ生涯学習フェスタ」を開催し、それを契機に生涯学習成果発表会の定期的な開催が定着しました。

 

(3)国・県の動向

第2次推進計画の計画期間の始まりと時期を同じくして、平成1812月には60年ぶりに教育基本法が改正されました。その第3条には、生涯学習の理念「国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を生かすことのできる社会の実現が図られなければならない」が示されるとともに、第10条では家庭教育の重要性と保護者の役割、第13条では学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力の重要性が新たな条文として示されています。

 さらに、平成202月には、文部科学省中央教育審議会から「新しい時代を切り開く生涯学習の振興方策について〜知の循環型社会の構築を目指して〜(答申)」が出され、目指すべき施策の方向性として、@国民一人一人の生涯を通じた学習の支援、A社会全体の教育力の向上が示されるとともに、今後の行政等の在り方として、生涯学習振興行政・社会教育行政の再構築に関する具体的方向性が提言されています。また、この中で、個人の学習成果が社会全体の教育力の向上に寄与し、その社会全体の教育力向上が新たな学習の需要を喚起するといった、いわゆる「知の循環型社会」の構築を目指すことも示されています。

これに引き続き、平成207月の「第1期教育振興基本計画」では、「教育立国」を目指し、わが国の未来を切り拓く教育の振興に向け社会全体で取り組んでいく必要があるとして基本的方向性や施策が示されました。平成256月の「第2期教育振興基本計画」では、現代的・社会的課題に応じた学習や、学習や社会生活に困難を有する者への教育支援、活力あるコミュ二ティ形成に向けた学習環境・協働体制整備などが新たな施策として示されることとなりました。

一方、愛知県においては、「自己を高め、地域とつながり、未来を築く生涯学習社会」の実現を基本理念として「愛知県生涯学習推進計画」が平成253月に策定されました。その中で、市町村に期待される役割としては、生涯学習を通した新しいコミュ二ティの再構築や、高齢者の社会参加・社会貢献の積極的な推進、教育行政と関連する各部局との連携によるネットワークづくり、生涯学習に関するコーディネーターの養成及び資質の向上などが示されています。

 

(4)市の上位計画及び関連計画

本市における最上位計画である総合計画については、今回の第3次推進計画の策定と並行して「第6次豊川市総合計画」の策定作業が進められ、「光・緑・人 輝くとよかわ」をまちの未来像と定めています。

また、教育振興基本計画が国だけでなく都道府県や市町村の単位でも策定されることとなり、「ともに学び 生きる力を育み 未来を拓く豊川の人づくり」を基本理念とした「豊川市教育振興基本計画」が平成243月に策定され、生涯学習分野の基本目標として「豊かな人生を自らが築く学習社会を確立します」を掲げています。

そして、生涯学習分野の関連個別計画としては、広義の社会教育に関わるものとして平成223月に「豊川市スポーツ振興計画」が策定され、平成26年度に中間見直しが行われました。また、平成233月には「子ども読書推進計画」、平成243月には「豊川市図書館基本計画」が策定されています。

 

3.社会の動向と生涯学習

(1)人口減少と少子高齢化

本市では、合併した旧町域の人口も合わせると、平成2012月をピークに人口は減少傾向にあります。全国的に見ても、生産年齢人口と全体人口の減少に伴って、近年、市場規模の縮小や産業の担い手不足など、社会活力の低下が懸念されています。また、少子化の進行とともに、家庭や地域のつながり、連帯感の希薄化が課題となっており、地域における子どもの健全育成や、「人づくり」、「まちづくり」、の重要性が増しています。 

こうしたことから、市民一人ひとりが社会生活を営んでいく上で必要な知識や技能を適宜習得し、それぞれが持つ資質や能力を伸ばすとともに、地域社会へ積極的に関わっていくことが求められています。また地域の活性化には若者の参画が不可欠であり、ボランティア活動や地域活動において、若者が参加しやすい仕組みづくりを行っていく必要があります。

一方、日々進行する高齢社会に対しても、心身ともに健康で自立した生活を送ってもらえるよう、健康づくりや生きがいづくりを通じた生涯学習の実践も重要であり、社会活力の低下の懸念に対しても、高齢者のもつ豊かな経験や深い知識を活用していくことが必要と考えられます。

 

(2)労働環境の変化

最近ようやく明るい兆しが見えてきたものの、長引く景気低迷の影響で雇用環境は厳しい状況が続き、特に正規雇用が減少する一方で、短期間の雇用契約によるパートやアルバイト、派遣労働や契約社員といった非正規雇用の増加が社会問題となっています。また、ニートと呼ばれる無業者、早期離職者など、就学から就業への円滑な移行を果たすことができない若者も増えています。こうしたことから、生涯を通じて自らの職業能力を高め、社会人・職業人として自立していくことができるような学習機会の提供が求められています。

また、安定した仕事に就けず経済的に自立できないといった心配のほか、仕事に追われ心身の疲労から健康を害しかねない、仕事と子育てや老親の介護との両立に悩むなど、仕事と生活の間で問題を抱える人が増加する中、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現を図るための方策の一つとして、生涯学習の取り組みが重要視されるようになっています。

 

(3)高度情報化社会の進展

情報通信技術(ICT)とその利用環境は世界中で急速に進歩しており、中でもインターネットやスマートフォンを利用したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の普及は、社会・経済の活動や人々のくらしに大きな変化をもたらしています。また、情報通信機器の使い方や活用において、若者と高齢者の世代間格差、プライバシーや安全、情報セキュリティの確保などの新たな課題が発生しています。

生涯学習の場面でも、市民の多様なニーズに対応するため、情報提供や学習環境のあり方として情報通信技術の活用は不可欠ですが、個人情報の保護と安全性に留意しながら、効果的に活用することが求められています。

また、平成284月に施行される障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)の施行に合わせ、障害者や高齢者といった社会的弱者に対する生涯学習の情報提供や学習機会の提供について一層の配慮を行っていく必要があります。

 

(4)分権型社会におけるまちづくり

地方分権の進んだ分権型社会では、それぞれの地域の自己決定、自己責任による独自の創意工夫を生かした行財政運営が求められ、政策形成能力や創造力がこれまで以上に問われるようになります。こうした動向に沿って、本市でも効率的・効果的な行財政運営を目指した様々な取り組みを行っていますが、行政に対する要望の増加や多様化、財政を取り巻く厳しい環境などを背景として、全てのニーズに行政だけで応えていくことは困難となっています。

こうしたことから、地域の問題や地域の課題は地域の人々で解決するという主体的な意識を持った市民を育成するなど、市民と行政が協働でまちづくりを行う体制の構築が不可欠であり、生涯学習の場面でも、地域の課題や背景を学ぶとともに、学びを通した人間関係の形成により、地域課題へ対応していくことが求められています。

また、本市は合併を経て市域の一体的なまちづくりに取り組んでいますが、自然環境・歴史・文化いずれの面でも地域ごとに様々な特色を備えていることから、生涯学習を進める上では地域の特性を生かした取り組みも重要であり、それをまちづくりやシティセールスに生かしていく必要があります。

 

4.生涯学習に関する市民アンケートの結果

平成276月に16歳以上の豊川市民2,000人を対象に「生涯学習に関する市民アンケート」を実施し、762人から回答がありました(回収率38.1パーセント)。その調査結果から、以下のように、豊川市の生涯学習に関する現状と課題が明らかとなりました。

 

(1)生涯学習に対する意識からの考察

@8割以上の方が生涯学習の重要性を認識

「生涯学習が大切と思う」人の割合は86.5パーセントで、前回調査より若干増加し、回答をいただいた方の8割以上が生涯学習の重要性を認識していることがわかります。

また前回調査と同じく、回答をいただいた方の約6割が何らかの生涯学習活動を行っていますが、「現在生涯学習活動を特に行っていない」人の割合が38.5パーセントを占め、年代別には40代をピークとして勤労者世代に生涯学習活動を特に行っていない人の割合が多いことから、一定数存在する学習への意思を持たない方々に対しても意識啓発を図っていく必要があります。

 

A生涯学習は仲間づくりに役立つ

生涯学習が大切と思うと答えた人の理由として自由時間の活用や健康維持に次いで「同好の仲間づくり、新しい人との出会いや交流のため」が3位を占め、性別でみると男性より女性の数値が高い傾向にあります。また年代的には、特に10代の数値が高く、友人や知人、仲間の存在が大きく影響していると考えられます。

 

(2)学習活動分野からの考察

@学習活動分野の健康志向化

学習活動分野について、学習活動の現状と今後の希望を比較すると、この1年間に行ってきたものとしては「スポーツ・レジャーに関するもの」が最も高く、「健康づくりに関するもの」、「趣味に関するもの」、「教育に関するもの」の順となっています。また今後学びたい分野では、「健康づくりに関するもの」が最も高く、「スポーツ・レジャーに関するもの」、「趣味に関するもの」、「生活・実用に関するもの」、と続きます。

両設問ともに前回調査同様に「スポーツ・レジャーに関するもの」と「健康づくりに関するもの」の比率が高く、年代別では中高年ほど「健康づくりに関するもの」の比率が高いことから、中高年を中心とした学習活動分野の健康志向化が進んでいることがわかります。この傾向は、「生涯学習」を通じて身につけた知識・技能や経験をどのように生かしていますかの設問に対し、「健康増進に役立っている」が2位を占めていることからもうかがえます。

 

(3)学習活動の現状からの考察

@学習方法の多様化が進む

活動の方法については、前回と同じく「独自・個人」(36.3パーセント)が最も高く、「団体・サークル活動」や、「民間の講座・教室」は増加傾向にある一方で、「市の講座・教室」が前回に比べて減少しています。個人や気の合う仲間とともに、自主的に活動する傾向がうかがえ、学習方法の多様化が進んでいることがわかります。

20代、30代では活動の方法として「独自・個人」が高く、また活動の場所も自宅が高くなっています。男女別にみた特徴では女性は「市の講座・教室」の利用が比較的高いのに対し、男性は「市の講座・教室」の利用が低く、理由として平日の昼間を中心とした「市の講座・教室」は、仕事のため参加しづらい現状があると推測されます。

 

A学習頻度は週1回程度が多い

生涯学習活動の頻度は「週1回程度」とした人が最も多くなっています。「ほとんど毎日」から「月2回程度」までで約8割を占めており、定期的、継続的な生涯学習活動が行われていることがわかります。

 

(4)生涯学習活動をしていない理由からの考察

@ライフスタイルに応じたきっかけづくり

生涯学習活動を特に行っていない人の理由については「時間の余裕が無い」が62.8パーセントと1位を占めており、「何を学んでよいかわからない」(19.5パーセント)、「希望するものを学べる機会がない」(12.6パーセント)と続いています。

「何を学んでよいかわからない」と回答した人は、学習活動への意欲はあるものの、きっかけがつかめないため、学習活動に参加できていないものと考えられ、参加のきっかけとなる活動や場づくり、情報提供が必要となります。

時間の余裕がないと回答した人は40代、50代の勤労者世代で特に割合が高くなっていますが、こうした方々も、今後ワーク・ライフ・バランスの実現等により条件が整えば、心にゆとりを持つことができ、生涯学習活動に親しむきっかけをつかむことができる可能性があります。

また、自由意見の記載において、「仕事や子育てのため、時間の都合がつかない」とういう意見が散見されました。各世代のライフスタイルに応じた講座の開設時間の工夫など、講座内容や学習機会の提供方法をさらに検討していく必要があります。

 

(5)学習情報を得る方法からの考察

@情報収集手段の変化

生涯学習に関する情報収集手段として何が重要かとの質問に関しては、「市広報の掲載内容の充実」が44.8パーセントと最も高く、「インターネットやホームページ等を活用した情報の提供」(19.3パーセント)、「生涯学習ガイドブック等情報誌の充実」(12.6パーセント)と続いていますが、前回調査に比べ「インターネットやホームページ等を活用した情報の提供」が大きく増加し2位となるなど、情報収集手段に変化が生じています。

 

A年齢等に応じた情報提供が必要

回答者の年齢別にみた情報収集手段については、「市広報の掲載内容の充実」を主体としながらも、20代を中心に若年層では「インターネットやホームページ等を活用した情報の提供」が高い一方、60代以上では市広報掲載内容の充実が回答の約5割を占めています。生涯学習情報の情報提供方法については、大別すれば2種のニーズがあり、一つは、市が発行する広報紙、生涯学習ガイドブックなど紙媒体によるもの、もう一つは情報端末やインターネットによるもので、パソコンを持たない・利用しない人々や高齢者にとっては、紙媒体での情報は依然として要望が高い一方で、インターネットなどを利用する人々には、各種情報通信技術(ICT)を活用した情報提供も求められており、それらを組み合わせることなどによりきめの細かな情報提供を行っていく必要があります。

また、情報を提供するだけでなく、学習意欲はあっても必要な情報が入手できない、自分にあった情報を提供して欲しい、相談にのってほしいといったニーズへの対応も検討していく必要があります。

 

(6)市の講座・教室の大切な点からの考察

@市が開催する講座や教室について安価で都合の良い時間帯を重視

市の講座・教室の大切な点については、1位が「安い費用で学習できる」(48.8パーセント)、2位が「都合の良い時間帯に学ぶことができる」(37.8パーセント)となっていることから、地域生涯学習講座やとよかわオープンカレッジ等の安価な学習機会を提供できても、都合の良い時間帯に学ぶことができない市民が大勢いることが推測されます。

よって平日夜間や休日開催の講座を増やすことにより勤労者の方々にも講座受講の機会を広げていく必要があります。

また、20代は都合のよい時間帯に学ぶことができるが1位であるのに対し、70代は近くの施設で学習できるが1位を占めるなど、年代別のニーズに対応した講座等の開催も必要となります。

 

(7)身につけた知識などの活用からの考察

@まちづくりのための人材育成が必要

身につけた知識・技能や経験をどのように生かしていますかの回答の順位は、1位「自分の人生がより豊かになっている」、2位「健康増進に役立っている」、3位「家庭や日常の生活に生かしている」と続いており、個人の学びが自己実現に生かされているものの、残念ながら社会の要請に応じた「ボランティア活動に生かしている」や「地域や社会での活動に生かしている」は下位となっています。

 

また、「今後、あなたの知識・技能を生かして、生涯学習講座の講師・指導等を行ってみたいと思いますか」の質問に対し「思う」と答えた方は7.2パーセントと前回調査に比べ3.2パーセント減少していますが、生涯学習の取り組みとして今後重要なことの4位に「講師・指導者の充実を図る」が挙がっています。

今後は、退職者層の知識や学びが、地域社会の教育力の向上にも寄与することが期待されることから、とよかわオープンカレッジのシステム等により講師の育成を図り、地域の生涯学習活動を担うボランティア等の人材発掘を進めながら、学習成果を地域課題の解決やまちづくりへの市民参画につなげていく有効な仕組みを考えていく必要があります。

継続した生涯学習活動には「生涯学習活動→出会い→学習成果を生かす活動→出会い→生涯学習活動→…」という「学びの循環」が伴います。この生涯学習を通じた学びの循環を仲間づくりや地域づくりと結びつけることにより、趣味や健康づくりといった身近な学習機会の提供が、ボランティア活動や地域活動につながっていく仕組みを構築していく必要があります。

 

(8)市の生涯学習への取り組み満足度

@市民満足度は、既に活動を行っている人ほど満足度が高い

市の生涯学習への取り組みに満足しているか否かについての回答は、「かなり満足+やや満足」が17.3パーセント、「かなり不満+やや不満」が6.4パーセントとなっており、満足している人の割合のほうが不満を抱いている人の割合より高いことがうかがえます。

男女別の満足度をみると、男性より女性の方が満足している人の割合が高い傾向が見られます。

年齢別の「満足」と「やや満足」を合わせた満足度は、60代が21.5パーセントと最も高く、次いで70歳以上が21.3パーセントとなっており、市の講座等への参加率の高い高齢者ほど、満足度も高い傾向があります。

 

(9)市の生涯学習への取り組みへの要望

@講座の内容や学習情報提供の充実が重要

市の生涯学習への取り組みとして、今後、どのようなことが重要かの回答の順位は、1位「講座・教室などの内容を充実する」、2位「学習に関する情報提供を充実する」、3位「学びの場となるグループ・サークル活動の支援」であり、4位「講師・指導者の充実を図る」、5位「ICT(情報端末やインターネット)を活用した学習機会を充実させる」と続きます。

上位項目については、従来からも取り組んでいるものですが、より充実を目指すために、講座等のメニューの充実や情報提供のあり方について新たな方策を工夫する必要があります。

性別でみると女性がグループ等での活動を望むのに対し、男性は「学習に関する情報提供の充実」を望む意見が多く、個人での学習への関心が高いことがうかがわれます。年代別でみると10代から30代の若年層は「ICTを活用した学習機会を充実させる」が高く、学習する時間や場所の制約を受けにくい新たな学習方法の提供も検討していく必要があります。また60代では「地域の歴史や文化を学ぶ講座を充実する」が高くなっており、市民一人ひとりが、市内の各地域に伝わる文化財や伝統芸能、伝統行事などに関心を持ち、郷土理解を深める学習を推進していくことも、生涯学習の学びを生かしたまちづくりを進めていく上で、必要と考えられます。

 

第2章 計画の概要

 

1.計画の性格

本計画は、教育行政部門だけでなく、一般行政部門とも密接に連携を保ちながら、市民生活に広範かつ多岐に関わりを持つ生涯学習を、総合的、体系的に推進することを目指した計画です。

第1次・第2次の計画の進捗状況や、市民アンケートをはじめとする実態調査の結果を踏まえ、社会教育審議会での審議を母体に、パブリックコメントの手続きを経て策定した計画です。

 

2.計画の位置づけ

この計画は、上位計画となる「第6次豊川市総合計画」及び「豊川市教育振興基本計画」を踏まえるとともに、国や県の生涯学習振興方策と整合性を図りながら推進していくものです。

 

3.計画期間

計画の期間は、平成28年度から平成37年度までの10年間とし、今後の社会情勢の変化や、市民の学習ニーズ、まちづくりに向けた動向等を的確に把握するとともに、施策の成果等を毎年度評価し、中間年次である平成32年度を目安として適切な見直しを行うこととします。

 

4.第2次推進計画の取り組み状況と課題

平成27年度で計画期間が終了する豊川市第2次生涯学習推進計画は、平成21年度後期に開設した「とよかわオープンカレッジ」の順調な発展や、平成244月に生涯学習活動の拠点として市の中心部に整備した「プリオ生涯学習会館」の利用拡大を軸に、計画の推進が図られてきました。

また、計画期間の前半における方策ごとの進捗状況や課題を踏まえ、平成24年度に策定した第2次推進計画改訂版では、計画期間後半の重点施策として、次の7つの重点施策を掲げましたが、その取り組み状況と課題は次のとおりです。

 

重点施策1 家庭教育支援のためのネットワーク強化

計画に従って、青少年育成市民会議における事例発表等を通じ地域間の情報交換に努めるとともに、団体相互の情報共有や連携が図られるよう、生涯学習関係団体に関する情報をコンパクトにまとめたハンドブックの配布等に努めましたが、地域や分野を越えたさらなる連携が必要と考えられます。

 

重点施策2 放課後子ども教室の拡充

毎年2小学校区ずつ開設地区を拡大し、計画通り平成28年度に全小学校区で開設を完了予定です。今後は、国の放課後子ども総合プラン(H26)に沿った、児童クラブとの一体型事業の推進や、両事業の連携に配慮しつつ、実態に即した見直しを図っていく必要があります。また、子ども対象、親子対象の各種事業を効果的・効率的に進めていく必要があります。

 

重点施策3 地域生涯学習における地域力を高める講座の充実

地域力や地域の教育力の向上を図るため、計画に従い地域の再発見や伝統文化の継承、地域コミュニティの形成に寄与する地域生涯学習講座の拡充に努めてきました。今後も継続して施策を推進し、地域生涯学習の取り組みが各地域のまちづくりにつなげられる仕組みづくりを併せて検討していく必要があります。

 

重点施策4 とよかわオープンカレッジの高等教育機関との連携

計画に従い、平成26年度から、とよかわオープンカレッジの特別講座として教養講座だけでなく大学教授等を講師とした専門講座が開校できるように制度を整え、愛知大学の教授による歴史講座等を開講しています。市民に専門性の高い学習機会が提供できるよう、今後も、高等教育機関との連携に努めていく必要があります。

 

重点施策5 とよかわオープンカレッジを通じた人材育成と地域での活用

計画に従い、とよかわオープンカレッジで講師を務めた人材が、放課後子ども教室や地域生涯学習講座の講師として活躍できるよう制度を整えてきましたが、各種講座・教室の講師不足の解消のためには、人材育成や人材発掘をさらに進め、各個人の学習成果が地域へ還元できるような仕組みを整えていく必要があります。

 

重点施策6 生涯学習サイト「まなびネットとよかわ」の充実

計画に従い、平成24年度に運用を開始した「まなびネットとよかわ」(地域生涯学習事業・放課後子ども教室・とよかわオープンカレッジの講座情報を検索できるサイト)において、平成26年度からサークル情報も提供できるようにしましたが、アンケート結果にあるように市民の認知度が低いため、サイトのPRや利便性の向上に更に努める必要があります。

 

重点施策7 プリオ生涯学習会館のセンター機能の向上

平成244月に市域生涯学習の拠点として整備したプリオ生涯学習会館について、そこに事務局を有する一般社団法人とよかわオープンカレッジとの協働により、カレッジの通常講座の開催だけでなく、特別講座の開催や、生涯学習成果発表会の開催など、生涯学習センター機能の拡充に努めてきました。今後も、各種社会教育団体の利用促進を図りながら、生涯学習に関する相談窓口機能も含め、さらなるセンター機能の充実に努めていく必要があります。

 

第3章 計画の基本的な考え方

 

1.基本理念

豊川市生涯学習推進計画の基本理念は、当初計画(H8年度)、第2次推進計画(H18年度)ともに、「人がまちを創る まちが人をはぐくむ」とし、キャッチフレーズとして「学びが創る ひと・まち・未来」を掲げています。

この理念は、第6次豊川市総合計画のまちの未来像「光・緑・人 輝くとよかわ」や教育・文化分野の目標「あらゆる世代の人が豊かな心を育んでいるまち」にも通じ、生涯学習をキーワードとしたまちづくりを象徴する理念として適切と考えられるため、今回は、キャッチフレーズの「学びが創る ひと・まち・未来」を前面に押し出し、本計画の基本理念として掲げます。

また、合併により多様な特色を備えた本市のまちづくりにおける生涯学習の役割の重要性を鑑み、本計画のサブタイトルを「心に彩り 体に潤い 絆で結ぶ とよかわの生涯学習」と定めます。

 

基本理念:学びが創る ひと・まち・未来

サブタイトル 心に彩り 体に潤い 絆で結ぶ とよかわの生涯学習

 

2.基本目標

基本目標は、当初計画、第2次推進計画ともに「豊かさを感じることのできる生涯学習のまち」としており、その時々の総合計画の教育分野の目標を参考に定められてきました。

今回の第3次推進計画では、本市の教育行政の指針として平成24年度に新たに策定された教育振興基本計画の4つの基本目標のうち、主に生涯学習分野の目標である「豊かな人生を自らが築く学習社会を確立します」を本計画の基本目標とし、上位計画との整合性を図ります。

 

 基本目標:豊かな人生を自らが築く学習社会を確立します

 

3.施策の方向性

生涯学習推進の基本目標を達成するため、推進方策を定める必要がありますが、基本理念・基本目標を念頭に、学習社会の確立が人づくり、まちづくりにつなげられるよう、施策の方向性を 1 学びを育むきっかけづくり 2 学びを通した人づくり 3 学びを生かしたまちづくり と定めます。

 

施策の方向性1:学びを育むきっかけづくり

未来に向け、基本理念「学びが創る ひと・まち・未来」の生涯にわたっての学びを育む環境を整備するための施策のグループです。市民の多様なニーズに対応した学習メニュー・学習機会・学習情報の提供や、学びの場の充実といった、生涯学習のきっかけづくりとなる施策が相当します。

 

施策の方向性2:学びを通した人づくり

未来に向け、生涯学習の学びを通した人づくり、仲間づくりのための施策のグループです。学習成果の発表や、社会参加を通じた人づくり、学びの循環や仲間づくりを通じた人づくりに関する施策が相当します。

 

施策の方向性3:学びを生かしたまちづくり

未来に向け、生涯学習の学びを生かしたまちづくりに必要な施策のグループです。あらゆる世代において、学びが自己の生活を豊かにするだけでなく、その学習成果を地域の教育力の向上や、地域づくり、まちづくりに生かすために必要な施策が相当します。

 

この3つの施策の方向性による学びの循環が、これからの豊川市の生涯学習にとって重要と考えます。

 

.計画の体系

基本理念をもとに展開する本計画の体系を次のように定め、効率的、効果的な施策展開に努めます。

 

基本目標

豊かな人生を自らが築く学習社会を確立します

施策の方向性

1.学びを育むきっかけづくり

推進方策

1)多様なニーズに対応した学習メニューの展開

具体的施策

@子ども向けの各種体験講座・教室の開催

A学びを広げる市域生涯学習の推進

B地域の特性を生かした地域生涯学習の推進

C現代的課題に対応した学習機会の充実

D民間団体・民間事業者との連携

推進方策

2)ライフスタイルに合わせた学習機会の提供

具体的施策

@ワーク・ライフ・バランスに配慮した学習機会の提供

A子育て世代が参加しやすい学習機会の提供

B定年退職者やアクティブシニアへの学習機会の提供

推進方策

3)学びを広げる学習情報・学習機会の充実

具体的施策

@高齢者の生きがい・健康づくりのための学習機会の提供

A障害者に配慮した学習機会の提供

B情報化社会に対応した学習機会の提供

C様々な学びを支える図書館サービスの充実

Dスポーツや健康づくりに関する学習機会の充実

推進方策

4)学びの場の充実

具体的施策

@プリオ生涯学習会館の生涯学習センター機能の向上

A生涯学習関連施設の利便性向上

B学校を中心とした地域の拠点づくり

 

施策の方向性

2.学びを通した人づくり

推進方策

1)学習成果の発表の場の充実

具体的施策

@学びの成果を確認する機会の充実

A発表の場の充実と交流の推進

B伝統文化や文化芸術の発表の場の提供

推進方策

2)若者の学びと社会参加の推進

具体的施策

@キャリア教育機会の充実

A若者の社会参加の推進

B子ども・若者育成支援の推進

推進方策

3)学びの循環による人づくり

具体的施策

@地域の教育力を支える講師・指導者の育成

A中高年による高齢者の支え手の育成

B学習成果を活用する機会の充実

推進方策

4)仲間づくりのための活動支援

具体的施策

@各種講座・教室の自主サークル化の推進

Aボランティア活動につながる人材育成支援

 

施策の方向性

3.学びを生かしたまちづくり

推進方策

(1)学習成果の実践の場の充実

具体的施策

@生涯学習活動と市民活動との連携

A学習活動が市民協働につながる仕組みづくり

推進方策

(2)学校・家庭・地域との連携強化

具体的施策

@青少年健全育成を通じた地域との連携

A学校・家庭・地域との連携による地域教育力の向上支援

推進方策

(3)学習成果が生きるまちづくりの支援

具体的施策

@事業成果の評価と活用

A地域の生涯学習施設を拠点としたまちづくりの支援

B郷土理解と文化芸術の創造による地域づくりの支援

Cまちづくりにつながる人材育成と活動の場の充実

 

第4章 施策の展開

 

1.施策展開の基本的な考え方

基本理念である「学びが創る ひと・まち・未来 −心に彩り 体に潤い 絆で結ぶ とよかわの生涯学習−」及び基本目標「豊かな人生を自らが築く学習社会を確立します」の実現のため、3つの施策の方向性と11の推進方策、それに関連した35の具体的施策により施策展開の基本を示しました。

具体的施策の推進にあたっては、基本理念及び基本目標を踏まえるとともに、計画策定の前提となっている国や県の動向、少子高齢化や高度情報社会の進展などの社会の動向及び、生涯学習に関する市民アンケートの結果などから導き出された4つの視点を念頭に置いて現状と課題を整理しながら取り組みます。

 

視点1 社会の要請への対応

個々の学びに加えて、市民協働のまちづくりに参画する人材の育成、高齢社会への対応といった、社会からの要請に対応した生涯学習の推進が求められています。

 

視点2 きっかけづくり

生涯学習を行いたくてもそのきっかけがつかめないという市民に対し、個々の学習ニーズに応じて学習意欲を喚起させるため、きっかけづくりの視点で各種施策の見直しを行う必要があります。

 

視点3 地域・家庭の教育力向上

子育て家庭の孤立化や子育て不安の増大等が課題となっており、家庭教育支援及び地域全体の教育力の向上を図っていく必要があります。

 

視点4 地域に根ざした学びの広がり

地域を特徴づける豊かな自然や歴史・文化に親しみ、地域に根ざした学びの輪を広げ、それを地域の絆の形成やまちづくりにつなげていく必要があります。

 

2.施策の取り組み

施策の方向性1 学びを育むきっかけづくり

推進方策(1)多様なニーズに対応した学習メニューの展開

現状と課題

2次推進計画では、ライフステージに対応した学習機会の整備・提供を施策に掲げ、乳幼児期・学齢期・青年期・成人期・高齢期それぞれのライフステージにおける講座・教室の開催や各種学習機会の提供や情報提供を行ってきました。今後は、多様化する市民のニーズに対応するため、きっかけづくりの視点で、さらに一工夫を加えた、幅広い学習メニューの提供を行っていく必要があります。

子ども向けや、市域生涯学習、地域生涯学習、現代的な課題に対応した学習など、様々な目的で開催される講座や教室、講演会について、ただ開催するだけでなく、市民に効果的な学習機会の提供ができるよう、関係機関が連携を図るとともに、高等教育機関や民間団体・民間事業者との連携も進めながら、市民に学びのきっかけづくりを広げていく必要があります。

放課後子ども教室については、平成28年度に市内全域で開設予定ですが、近年、送迎を参加条件としていることによる参加者数の停滞、講師の高齢化、特別に支援を要する参加希望者への対応等、様々な課題を抱えています。今後は地域ごとの実態に即して、参加者数の安定化や新たな取り組みを視野に入れた事業内容の見直しを図っていく必要があります。

 

具体的施策@ 子ども向けの各種体験講座・教室の開催

豊かな人間性や社会性を基盤とする「生きる力」を身につけるためには、子ども向けに各種体験講座・教室を開催し、野外活動やものづくり、文化・スポーツ、読書活動など、多種多様な体験を通じ、社会や地域の大人と関わりを持ちながら、知・徳・体をバランスよく育んでいくことが必要です。

このため、様々な分野において、子どもに各種体験の機会を提供できるよう、地域の大人の協力を得ながら、各種関係機関が学習機会の提供に努めます。

項目

野外活動機会の充実

内容

ファミリーキャンプ(スポーツ課)、星空観望会(中央図書館)、デイキャンプ・ウォークラリー(生涯学習課)などの子どもを対象とした野外活動の機会の充実を図ります。

項目

ものづくりに関する教室の開催

内容

子どもものづくり教室や親子ふれあい工房を継続的に実施するとともに、教室参加者がその後ボランティアで指導に参加できるような仕組みを研究します。(生涯学習課)

項目

文化・スポーツに関する教室の開催

内容

放課後子ども教室(生涯学習課)については、放課後児童クラブ(子ども課)との連携を図るとともに、実態に即した、運営方法等の検討を行います。サマースクール(学校教育課)やスポーツ選手ふれあい指導事業(スポーツ課)を継続的に開催します。

項目

子どものときから文化芸術に親しむ事業の充実

内容

子どもや青少年を対象とした展示事業、舞台公演事業及びアウトリーチやワークショップ等の普及事業の充実を図ります。(文化振興課)

項目

子ども読書活動の推進

内容

読書好きな子どもを増やすため、ブックスタート(子ども課)やマイブックプロジェクト、朝読、うち読、各種読み聞かせ事業(中央図書館ほか)等の取り組みを推進します。

 

具体的施策A 学びを広げる市域生涯学習の推進

多種多様な講座を安価な受講料で提供している「とよかわオープンカレッジ」の支援を通じ、今後も市民に学びのきっかけづくりを提供するとともに、東三河の他市等との連携講座をはじめ、近隣大学だけでなく、県や高等学校との連携も視野に入れ、高等教育機関との連携を推進します。

また、わがまち「とよかわ」の自然・歴史・文化への関心を高め、郷土理解が郷土への愛着につながるような学習機会の提供に努めます。

項目

とよかわオープンカレッジ開催講座の充実

内容

市場原理のバランスを保ちながら、とよかわオープンカレッジの通常講座で市民に多種多様な学習機会が提供できるよう、講座運営を支援します。(生涯学習課)

項目

高等教育機関との連携

内容

とよかわオープンカレッジ特別講座による、大学教授等を講師とした専門講座を継続して開催するとともに、高等学校等との連携についても検討します。(生涯学習課)

項目

近隣市等との連携講座の開催

内容

東三河連携講座(自然編・歴史編)等の他市等にまたがる広域的な講座を開催します。(生涯学習課)

項目

郷土理解のための講座等の充実

内容

ふるさと再発見講座(生涯学習課)や桜ヶ丘ミュージアムにおけるギャラリートーク等(文化振興課)、観光資源探訪ツアー(商工観光課)等の講座開催の機会を充実します。

 

具体的施策B 地域の特性を生かした地域生涯学習の推進

行動範囲の狭い高齢者や親子向けに地区市民館や公民館、生涯学習会館といった身近な施設で講座を開催している地域生涯学習講座については、今後も地域の再発見や地域の伝統文化の継承、地域コミュニティの活性化につながる特色ある講座の開催等に努めます。

また、地域のニーズを踏まえた上で、地域課題解決型講座の充実に努め、地域と一体となった地域生涯学習の取り組みの中で、各地域の生涯学習施設を拠点とした人づくり・まちづくりを進めます。

項目

地域生涯学習における地域の特色を生かした講座の開催

内容

地域の再発見や地域の伝統文化の継承、地域コミュニティの活性化につながる特色ある講座の開催に努めます。(生涯学習課)

項目

地域課題解決型講座の充実

内容

文化の伝承・防災・子育て・介護等の地域課題に関する講座を、地域生涯学習の視点で、各地域の生涯学習施設にて開催します。(生涯学習課ほか)

 

具体的施策C 現代的課題に対応した学習機会の充実

豊かで充実した生活を送るためには、個人の趣味などによる学習活動のほかに、社会構造の変化に対応できる知識や技能を身につける学習機会も必要とされています。

社会の変化に対応した、いわゆる現代的な課題(少子高齢化、環境、情報化、国際化、男女共同参画、人権など)を取り上げた学習機会の充実を図り、複雑な現代社会に対応していくための、市民の学びの場の提供に努めます。

項目

まちづくり出前講座の利便性向上

内容

今日的な学習課題に対応した出前講座の充実を図り、メニューや申込方法をわかりやすくするなど、受講を希望する団体等の利便性向上を図ります。(生涯学習課)

項目

国際交流及び多文化共生の推進

内容

姉妹都市米国キュパティーノ市や友好都市中国無錫市新区との中学生使節団等の相互派遣や、外国人市民への情報強化、外国人市民の地域社会活動への参加促進、外国人市民との交流事業への支援などに関する事業を実施し、多文化共生のまちづくりを進めます。(市民協働国際課)

項目

環境教育・環境学習の推進

内容

地球温暖化防止や自然環境の保全、生活排水問題など、身近な環境に関する講座を開催し、市民が各環境問題について考える機会を提供します。(環境課)

項目

男女共同参画及び人権教育の推進

内容

男女共同参画協働型事業や講演会の開催、パートナーシップ推進出前講座の講師派遣等を通じ男女共同参画を推進します。また、差別や虐待、暴力等の人権問題に対する正しい理解と認識を深め、人権意識の醸成を促す啓発等を行います。(人権交通防犯課)

 

具体的施策D 民間団体・民間事業者との連携

商工会議所等の民間団体や各種NPO、カルチャーセンター等との情報交換や情報の共有化を図りながら、相互の役割を明確にした上で、市との連携と協力体制の構築を進め、官民一体となって地域社会全体の教育力の向上に努めます。

項目

民間団体等と連携した生涯学習の推進

内容

商工会議所等による各種セミナーや商店主が講師となる「まちゼミ」の講座情報等、民間団体・民間事業者が行う学習情報の市民への提供について、官民の連携を進めます。(生涯学習課)

項目

商工会議所との事業連携の促進

内容

子どもものづくり教室における発明クラブとの事業連携を継続し、今後は、中学生・高学生を対象としたキャリア教育等の分野でも商工会議所との連携体制の構築を進めます。(生涯学習課)

 

推進方策(2):ライフスタイルに合わせた学習機会の提供

現状と課題

平成21年度に開設した市民参画型生涯学習システム「とよかわオープンカレッジ」は、年間の開設講座数が300講座を超えるまでに拡大し、26年度からは新たに親子向け講座も開設し、より幅広い世代の市民に生涯学習のきっかけづくりの場を提供できるようになりましたが、受講生は60代をピークとし、女性が圧倒的に多いなど、勤労者の参加率が低い傾向にあります。

ライフスタイルが多様化する現代において、男女を問わず、あらゆる世代の市民が講座等に参加できるように、講座のテーマ設定や、開催日、開催時間などへの配慮が必要となっています。また、親子向け講座や託児の充実など、子育て世代が講座に参加しやすい環境づくりをさらに進めていく必要があり、定年退職者やアクティブシニアへの学習機会の提供も充実させていく必要があります。

  

具体的施策@ ワーク・ライフ・バランスに配慮した学習機会の提供

ワーク・ライフ・バランスの考えのもと、仕事と生活が調和する社会づくりのためには、各種体制整備とともに、生涯学習による市民の学びや生きがいづくりを反映したライフスタイルの構築も有効と考えられます。学びを通じて、職場だけではなく家庭内や地域における自分の役割を再確認し、仕事と生活のバランスのとれたライフスタイルを構築できるよう、勤労者世代にも配慮した学習機会の提供に努めます。

項目

勤労者世代に配慮した講座・教室等の開催

内容

平日の夜間や土日開催の講座を充実させ、勤労者でも生涯学習に参加しやすい環境を整えるとともに、地域とのつながりが少ない勤労者世代に対し、自主的な学びを通して地域や社会との接点が見出せるような学習機会の提供に努めます。(生涯学習課)

項目

ワーク・ライフ・バランスに関する普及・啓発

内容

仕事と家庭生活の両立や、ワーク・ライフ・バランスの推進に関する普及・啓発に努めます。(人権交通防犯課、子ども課)

 

具体的施策A 子育て世代が参加しやすい学習機会の提供

子育て世代が親子で参加できる講座の充実や親同士が交流する機会の提供を図るとともに、市が行う講座での託児サービスを充実させ、子育て世代が参加しやすい学習機会の提供に努めます。

項目

親子で参加できる講座の充実

内容

とよかわオープンカレッジの親子向け講座や親子ふれあい工房、地域生涯学習講座における親子向け講座の開催等を通じて、親子のふれあいや学びの機会の充実に努めるとともに、親同士が交流する機会の提供にも努めます。(生涯学習課)

項目

各種講座等開催に伴う託児制度の充実

内容

講座等の開催時に託児サービスにより、子育て世代が生涯学習活動に参加しやすい環境づくりのため、託児ボランティア制度の充実を図ります。(人権交通防犯課)

項目

男性の家庭・地域活動への参画の促進

内容

父親や両親が参加しやすい内容・日時の親子向け講座を開催するとともに、おやじの会などの男性の地域活動への参画を支援します。(人権交通防犯課、生涯学習課、保健センター)

 

具体的施策B 定年退職者やアクティブシニアへの学習機会の提供

定年退職を迎える世代に向けた講座の実施や学習情報の提供を行い、地域への関わりが少なかった市民が、自らの経験や趣味を生かしながら、退職後に生涯学習の学びや仲間づくりを通じて地域へ関わることができる環境づくりを進めます。

項目

定年退職者のライフスタイルに対応した講座・講演会の開催

内容

勤労者が定年退職後に、自らの経験やノウハウを生かしながら、前向きでアクティブなシニアとして地域でも活躍できるよう、講座や講演会の開催に努めます。(生涯学習課・市民協働国際課)

項目

祖父母の学びによる家庭教育力の向上

内容

家庭の教育力の向上のため、祖父母が育児のよき協力者となるよう、祖父母力を高めるための孫育て講座等の開催に努めます。(人権交通防犯課)

 

推進方策(3):学びを広げる学習情報・学習機会の充実

現状と課題

教育基本法にも示されているように、「国民の誰もが豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができる」ことが生涯学習の基本であり、そのためには年齢や心身の状況に関わらず、誰もが、自らの意思によって学べる環境づくりが必要です。

市民の学びの機会を広げていくためには、学習メニューの充実やライフスタイルに合わせた学習機会の提供だけではなく、高齢者や障害者などに対する学習機会の提供や、情報化社会に対応した学習情報や学習機会の提供も重要で、図書館の利便性向上や健康づくりの視点での学びも含め、誰もが学べる学びのバリアフリー化を進めていく必要があります。

 

具体的施策@ 高齢者の生きがい・健康づくりのための学習機会の提供

高齢者にとって生涯学習活動は、生きがいづくりや健康づくりの観点からも非常に有効です。地区市民館や公民館、生涯学習会館などの身近な施設を活用して、仲間と交流を深めることで日々の生活が充実したものとなるよう、高齢者に配慮した学習機会の提供に努めます。

項目

老人クラブ活動支援を通じた各種学習機会の提供

内容

高齢者大学におけるまちづくり出前講座の活用を促すとともに、高齢者向けの生きがいづくり・健康づくりにつながる講座や教室の開催のため、老人クラブ活動を支援します。(介護高齢課)

項目

高齢者向け健康教育の推進

内容

地域生涯学習講座における健康づくり推進事業(生涯学習課・保険年金課)、介護予防教室(介護高齢課)等の開催を通じ、高齢者の健康意識の向上を図ります。

 

具体的施策A 障害者に配慮した学習機会の提供

生涯学習に関する情報が得られにくい現状にある障害者に対し、様々な方法により学習情報の提供に努めるとともに、講座等に参加しやすい環境づくりに努め、障害を理由に活動への参加が難しい方への配慮に努めます。

項目

障害者に配慮した学習情報の提供

内容

障害者が生涯学習や文化活動に興味を持ち、活動を始めるきっかけとなるよう、市ホームページをはじめ、障害者に対してICTの活用などによる生涯学習情報の提供を様々な方法により積極的に行います。(全庁)

項目

障害者に配慮した図書館サービスの充実

内容

障害者用の専用検索端末機を導入し、サピエ図書館などとの連携を図り、一層の利用促進に努めるとともに、点字図書・録音図書等の充実を図りながら、図書を利用しやすい環境の整備に努めます。(中央図書館)

項目

誰もが参加しやすい学習機会の提供

内容

障害者を含むあらゆる市民に学習の機会を提供し、誰もが生涯学習活動に参加しやすい環境の整備に努めます。(生涯学習課ほか)

項目

誰もが参加しやすいスポーツ活動・文化活動の支援

内容

障害の種別や程度に関係なく誰でも気軽にスポーツを親しむことができるよう、障害者スポーツに関する情報の収集と提供を行うとともに、障害者スポーツに必要な環境整備に向け、取り組みます。(スポーツ課)

障害者や障害者団体の自主的、主体的な文化活動を支援するため、障害者団体などと連携し、文化活動に関する情報の収集や提供を行い、障害者による文化活動の周知を図るとともに、積極的に地域へ出向くアウトリーチ活動の確立に努めます。(文化振興課)

 

具体的施策B 情報化社会に対応した学習機会の提供

これまで同様、「広報とよかわ」や「生涯学習ガイドブック」による紙ベースの情報提供を行うとともに、市ホームページをはじめとするインターネットを利用した各種情報提供の充実を図り、多様な情報媒体による情報提供に努めます。

また、市ホームページの生涯学習情報や豊川市生涯学習情報検索システム「まなびネットとよかわ」の利便性の向上を図り、SNSを活用した情報提供も充実させるなど、生涯学習情報の発信強化に努めます。

項目

情報化社会に対応した各種行政情報の提供

内容

学習情報や各種行政情報の市民への提供について、「広報とよかわ」に代表される紙ベースの情報提供を維持するとともに、SNSの活用も含め市ホームページの利便性向上に努め、多様な媒体による情報提供を行います。(全庁)

項目

生涯学習情報サイトの利便性向上

内容

「生涯学習ガイドブック」による情報提供を維持するとともに、「まなびネットとよかわ」の利便性を高め、市民へのさらなる周知を図ります。(生涯学習課)

項目

ICTを活用した情報提供の充実

内容

これから開催する講座等の学習情報の提供にあたり、文字だけでなく画像や動画も用いて内容をわかりやすく紹介したり、人気の高い講座等の概要を画像や動画も含め事後公開するなど、情報化社会に対応した、ICTを活用した利便性の高い情報提供に努めます。(生涯学習課)

項目

ICTに関する講習会等の開催

内容

地域生涯学習講座や放課後子ども教室、とよかわオープンカレッジ等の講座・教室において、情報化社会に必要なパソコンやスマートフォン・タブレットの操作等に関する講習会を開催します。(生涯学習課)

 

具体的施策C 様々な学びを支える図書館サービスの充実

市民の学びを支え地域づくりを育むための知と情報の拠点として図書館サービス機能の向上を図るとともに、市民の学びと暮らしに役立つ情報収集、情報提供を行います。

また、中央図書館から遠距離にある地域に居住する市民が図書等を利用しやすいように、4つの分館や地域の公共施設を利用した図書館ネットワーク機能の充実に努めます。

項目

図書館ネットワーク機能の拡充

内容

地域の4分館の図書の充実に努め本館から遠い市民の利便性の向上を図ります。(中央図書館)

項目

利用者に応じた各種サービスの充実

内容

乳幼児から児童、青少年、シニア世代、障害者、外国人等、利用者に応じた各種サービスの充実を図り誰もが利用しやすい図書館を目指します。(中央図書館)

項目

図書資料のハイブリッド活用の推進

内容

電子図書の利用等も含めた図書館のハイブリッド化を推進します。(中央図書館)

項目

地域資料や地域情報ライブラリーの充実

内容

学びと暮らしに役立つ情報・資料として地域資料の充実を図ります。また、地域情報ライブラリーを充実し、利便性向上を図ります。(中央図書館)

 

具体的施策D スポーツや健康づくりに関する学習機会の充実

高齢者向けの健康に関する講座の開催とは別に、保健センターで健康増進のための講演会や、健康相談、歯科相談、栄養指導、心の健康づくりに関する相談等を開催している他、スポーツ施設でも健康づくり関連の教室を開催しています。今後も、市民が生涯学習や社会参加を通じて、生きがい・健康づくりに取り組み、スポーツに親しむことにより、健康でいきいきとした生活を送ることができるよう、身近な場所で気軽に参加できる学習機会の充実に努めます。

項目

総合型地域スポーツクラブの育成支援

内容

いつでも誰でも気軽にスポーツに親しむことができる総合型地域スポーツクラブの設立を進めるとともに、会員による自主的な運営ができるよう支援します。(スポーツ課)

項目

各種スポーツ大会などの開催

内容

スポーツ関係団体と連携し、様々な世代が参加できる大会・イベント等を実施し、仲間や家族で気軽にスポーツ観戦ができる環境づくりを目指します。(スポーツ課)

項目

健康につながるウォーキングの推進

内容

正しい歩き方を身につけウォーキングで健康づくりが実践できるよう支援します。(保健センター)

項目

健康につながる食育の推進

内容

規則正しい食習慣を習得できるよう関係機関と連携を図り、食育の啓発に努めます。(農務課、保健センター)

項目

生活習慣病を予防する健康づくりの推進

内容

生活習慣病の発症予防や、定期的な健康診断受診について、情報の提供、知識の普及や啓発に努めるとともに、栄養・運動・休養等の健康づくりに関する講座を開催します。(保健センター、保険年金課、生涯学習課)

 

推進方策(4):学びの場の充実

現状と課題

平成24年度に市域生涯学習推進の拠点としてプリオ生涯学習会館を市の中心部に整備し、旧4町の各生涯学習会館と合わせた生涯学習会館5館体制が整いました。スポーツ施設の多くは指定管理制度を導入して管理し、陸上競技場も同じく平成24年度に全天候型競技場としてリニューアルオープンしました。図書館については、音羽・御津のほか、平成25年度に一宮・小坂井を加えて4分館が整備されています。

合併を経て、生涯学習・スポーツ・文化の各分野にわたる多くの公共施設を抱える中で、今後、こうした公共施設の適正配置計画の方針に沿って、長寿命化や複合化、集約化などが検討される予定ですが、生涯学習の学びの場としての機能を確保しつつ、利便性を高めていく必要があります。また、学校を中心とした地域の拠点づくりも推進していく必要があります。

 

具体的施策@ プリオ生涯学習会館の生涯学習センター機能の向上

生涯学習の拠点機能を担うプリオ生涯学習会館について、生涯学習成果発表会の作品展示会場として継続して活用し、市民の生涯学習活動を総合的に支援できるよう、生涯学習に関する情報収集や提供、相談に関するインフォメーション機能を充実させていきます。また、他の生涯学習会館や公民館等の地域の生涯学習施設とのネットワーク化を進めることにより、生涯学習センター機能の向上も図ります。

項目

プリオ生涯学習会館を核とした生涯学習施設のネットワーク化

内容

とよかわオープンカレッジの主会場となっているプリオ生涯学習会館を中心として、他の生涯学習施設と情報共有や連携・協力体制を強化し、生涯学習施設のネットワーク化に努めます。(生涯学習課)

項目

社会教育団体のプリオ生涯学習会館の利用促進

内容

子ども会やPTA、青年団等の社会教育団体の活動場所としてプリオ生涯学習会館のさらなる活用を図ります。(生涯学習課)

項目

生涯学習に関する相談体制の充実

内容

公民館、生涯学習会館の情報コーナーの充実を図るとともに、サークルの設立や講師の紹介なども含めた相談窓口を充実させ、生涯学習活動をサポートする体制を整えます。(生涯学習課)

 

具体的施策A 生涯学習関連施設の利便性向上

全庁的な公共施設の適正配置の検討の進捗を見据えながら、生涯学習関連施設についても長寿命化や複合化、集約化を検討の上、施設の利便性の向上や効率的な運営をめざします。また、公民館や生涯学習会館については、災害時の防災拠点機能や地域コミュニティの交流施設といった側面も考慮しながら、地域の実情に合わせた学習支援機能を確保し、市民協働の視点も踏まえ、有効な活用を図ります。

項目

公民館・生涯学習会館の利便性向上

内容

生涯学習指導員(10中学校区ごと)と生涯学習推進員(市内38人)による生涯学習推進体制を維持しながら、公民館・生涯学習会館における学習支援機能を確保し、施設の利便性向上に努めます。(生涯学習課)

項目

生涯学習会館等の開館日数や開館時間の拡大の検討

内容

生涯学習関連施設の開館日数や開館時間の拡大について、公共施設適正配置にかかるリーディング事業の検討に合わせ、順次検討を行っていきます。(生涯学習課)

項目

公民館等における指定管理者制度導入の検討

内容

公民館等の生涯学習施設において利用者の利便性の向上と運営費縮減の視点から指定管理者制度の導入の検討を行います。(生涯学習課)

項目

公共施設の共同型施設予約システムの充実

内容

生涯学習に関する各種施設の共同型施設予約システムの利便性の向上に努めます。(生涯学習課、スポーツ課、文化振興課)

 

具体的施策B 学校を中心とした地域の拠点づくり

地域住民の力を活用した地域の拠点づくりのため、児童生徒の安全に配慮しつつ、学校教育に支障のない範囲でスポーツ活動等における学校施設開放を進め、放課後児童クラブや放課後子ども教室における学校利用、地域との連携による防災訓練等の際の学校利用を図ります。また、公共施設適正配置計画に基づく学校を中心とした地域の拠点形成についても検討を進めます。

項目

公共施設適正配置計画に基づく学校施設利用の検討

内容

小中学校をコミュニティ施設として地域に開放し、新たな地区内交流や地域活動の促進を図り、多機能化による学校を中心とした地域の拠点の形成に努めます。(管財契約課・生涯学習課・庶務課・子ども課)

項目

学校開放体育施設の整備・充実

内容

市民に身近なスポーツ活動の場、地域の交流の場となるよう学校施設を地域型スポーツ施設として開放するとともに、安全で安心して利用できるよう施設の整備を推進します。(スポーツ課・庶務課)

項目

防災訓練等の学校の利用

内容

市の避難所に指定されている小中学校において、学校と地域との連携による学校施設を利用した防災訓練や避難所訓練を行います。(防災対策課・学校教育課)

 

施策の方向性2:学びを通した人づくり

推進方策(1):学習成果の発表の場の充実

現状と課題

学習成果を確認したり、発表する場を提供することは、次なる学びの意欲を生み出すきっかけとなり、生涯学習における学びの循環を形成していく上で有効です。各地域では、公民館まつりや市民館まつりなどにおいて学びの発表の場が提供されてきましたが、平成26年度からはとよかわオープンカレッジと放課後子ども教室との合同による全市的な学習成果発表会を開催し、学習成果の発表や学習者間の交流の機会の充実を図っています。

市民や文化団体が実施する文化芸術事業開催への支援を行うとともに、伝統芸能支援事業等の地域文化や伝統芸能を公開する機会の確保に努め、地域の伝統を後世に伝えていく必要があります。

とよかわオープンカレッジにおける受講者数や講師数は年々拡大していますが、学習成果を評価する表彰制度や認定制度など、学習意欲を喚起させる人材の認証制度等は導入されていません。受講生については、認定制度よりも学習成果の発表機会の拡充の方が学びの循環の上で有効と考えられるため、生涯学習に関する指導者の人材確保の視点で、講師の認証制度から検討を行っていく必要があります。

 

具体的施策@ 学びの成果を確認する機会の充実

とよかわオープンカレッジの受講歴、講師歴などのキャリアが講師の人材確保につながるような認証制度の導入等を検討します。また、人づくりの裾野を広げるため、各種検定を実施します。

項目

とよかわオープンカレッジにおける認証制度の検討

内容

生涯学習講座等における指導者の人材確保のため、とよかわオープンカレッジの講師の認証制度について、調査・研究を行います。(生涯学習課)

項目

各種検定等の開催

内容

図書館や読書(中央図書館)、郷土や歴史(生涯学習課)、名所や観光(商工観光課)などに関する検定を実施することにより、さまざまな生涯学習分野への興味・関心を高めるきっかけづくりを進め、人づくりの裾野を広げます。

 

具体的施策A 発表の場の充実と交流の推進

学習した成果を発表することは、学習意欲や能力のさらなる向上が図られるとともに、活動内容が活発となり、生涯学習活動へ新たな参加者を呼び込む原動力となっています。

学習成果を発表する場として、地域では公民館まつりや市民館まつりなどを活用して、市民に発表・交流の機会を提供するとともに、全市的な生涯学習の発表の場の充実に努めます。

項目

全市的な学習成果の発表の場の充実

内容

生涯学習成果発表会など全市的な生涯学習の発表の場の充実を図ります。(生涯学習課)

項目

地域における発表・交流の場の提供

内容

公民館まつりや市民館まつりなどを活用して地域における生涯学習の成果発表の場を提供するとともに、施設を拠点に活動している団体やグループ間の交流を促します。(生涯学習課市民協働国際課)

   

具体的施策B 伝統文化や文化芸術の発表の場の提供

地域に伝わる伝統文化の継承のため、伝統芸能支援事業の開催等を通じ伝統芸能を公開する機会の継続的な提供に努めるとともに、市民が文化芸術に親しみ、新たな文化が創造できるよう、各種文化団体が実施する文化芸術事業に対し支援を行います。

項目

伝統芸能支援事業の実施

内容

赤坂の舞台を活用して、金沢歌舞伎など地域に伝わる伝統芸能の公開の場を確保するともに、伝統芸能の継承活動の支援に努めます。(生涯学習課)

項目

展覧会やホール事業の開催と文化芸術事業に関する支援

内容

各ホールや桜ヶ丘ミュージアムで舞台公演や展示事業を実施し、文化芸術に親しむ機会の提供に努めます。また、各種文化団体等が実施する文化芸術事業開催への支援・助成を行います。(文化振興課)

 

推進方策(2):若者の学びと社会参加の推進

現状と課題

地域活動やボランティア活動に高校生・大学生・青年団等の若者の参加がみられるものの、地域に根ざした組織的な活動は以前と比べ低調となっており、若者の学びや青年期の社会参画・地域活動を活性化する取り組みが必要とされます。

経済や社会構造の変化などにより、非正規労働者、若年無業者(ニート)の増加が社会問題化し、若年層を中心として資格取得や職業能力向上への関心が高まっていることから、若者の職業的自立をめざし、生徒・学生の進路指導や職業体験、社会体験の機会充実に努めていく必要があります。

  

具体的施策@ キャリア教育機会の充実

働く意義を体感する職場体験学習や福祉実践教室を開催し、小中学校におけるキャリア教育の充実に努めます。また、幼児期からの体系的なキャリア教育の推進が求められていることから、地域・学校・企業等の協働による、社会性を育むための様々な体験活動や、幅広い世代との交流体験などの学習機会の提供に努めます。

項目

職場体験学習や福祉実践教室等の開催

内容

社会福祉協議会による小中学生を対象とした福祉実践教室や地元企業による職場体験などの活動を通して、公共心の育成、モラルやマナーの向上、人や社会との関わり等の学びの促進に努めます。(学校教育課)

項目

キャリア教育を通じた青少年健全育成の推進

内容

青少年健全育成の視点で、地域の大人が小中学生に仕事や社会生活の実体験を語り伝えるキャリア教育の実施を検討します。(生涯学習課)

項目

勤労者のキャリアアップの促進

内容

職業能力開発専門学院への支援や地域技能者の活用による工業高校での実技指導、就職サポートフェア等による若年層の就業支援等を行います。(商工観光課)

 

具体的施策A 若者の社会参加の推進

子ども会のジュニアリーダー育成の取り組みや青年団活動を支援し、若者が社会活動や地域活動に参加するリーダーの養成に取り組みます。また、高校生や大学生、青年団等の若者が、ボランティア活動等を通じ活躍できる場を提供するとともに、高校生等の若者でも参加しやすい生涯学習講座の仕組みづくりを研究します。

項目

若者が参加しやすい講座開催の検討

内容

ICTの活用を図ることにより、高校生も含む若者が参加しやすい生涯学習講座等の仕組みづくりを研究します。(生涯学習課)

項目

社会活動に参加する若者のリーダー養成

内容

子ども会と協働でジュニアリーダーの養成等に取り組むとともに青年団の社会活動参加を支援します。(生涯学習課)

項目

高校生・大学生・青年団等へのボランティア活動の場の提供

内容

高校生・大学生・青年団等が各種イベントやボランティア活動に参加できる場を提供します。(生涯学習課市民協働国際課)

 

具体的施策B 子ども・若者育成支援の推進

学校生活や社会生活になじめない子どもや若者の育成・支援のため、不登校やニート、ひきこもり等に関する相談に対応し、地域の各種団体や学校、関係諸機関との連携のもと、就学や就業に関する相談・支援を行います。

項目

ニートやひきこもりといった課題を抱える若者の相談支援

内容

中学卒業後の子どもや若者に対し、各種相談や心理相談を行い、関係機関等と調整の上、就学や就業を実現できるよう支援に努めます。(生涯学習課)

 

推進方策(3):学びの循環による人づくり

現状と課題

市民が、生涯学習を通じて習得した学びの成果を、自己実現にとどまらず、地域で役立てることにより、学びの循環が広がります。地域への貢献が、仲間づくりや新たな活動へと発展する学びの循環の推進は、学びを通した活力ある地域コミュニティの形成につながります。

これまでの生涯学習ボランティアバンク制度は、利用実績が低くあまり活用されてきませんでしたが、講師公募制によるとよかわオープンカレッジが定着し、講師の人材が増加してきたことにより、放課後子ども教室や地域生涯学習講座といった地域での学びの講師不足を補う環境が整ってきました。

少子高齢化が進む中、高齢者の支え手を若い年代のみに頼ることができなくなり、元気な高齢者を含めた中高年が高齢者を支える仕組みづくりが必要とされています。生涯学習の学びをボランティア活動等に生かすことにより、中高年による高齢者の支え手の確保も必要です。

  

具体的施策@ 地域の教育力を支える講師・指導者の育成

市内には、講座やサークルの指導者として既に活躍している方々のほかにも、専門的な知識・技能を有する多くの方々がいます。生涯学習の推進には、様々な学習活動を指導・助言できる人材の育成が欠かせないことから、あらゆる機会を生かし、各分野の指導者の発掘や養成に努めます。

項目

とよかわオープンカレッジのシステムによる講師の育成

内容

講師公募制システムにより、「教えたい」という自己実現の場を提供し、個人の学習を生かした講師の育成を進めます。(生涯学習課)

項目

子どもものづくり教室開催を通じた人材育成

内容

教室参加者(小学生)が将来、高校生ボランティアや指導者として、ものづくり教室に関わることのできる人材育成をめざします。(生涯学習課)

項目

社会教育団体育成支援を通じた指導者の確保

内容

子ども会におけるジュニアリーダー養成やPTA活動経験者等によるおやじの会の活動等を支援し、地域活動に携わる指導者の育成・確保に努めます。(生涯学習課)

項目

ホール・ミュージアムを支え、主体的に文化に関わる市民の育成

内容

地域のさまざまな文化的需要に対して、適切に供給し、市民に文化活動について必要な情報を提供したり、アドバイスできる文化コーディネーターを育成します。(文化振興課)

 

具体的施策A 中高年による高齢者の支え手の育成

今後ますます少子高齢化が進行していく中で、高齢者一人ひとりが健康で生きがいを持って生活を送るためには、多くの高齢者の支え手となる方々が必要となります。中高年をはじめ、あらゆる世代の方々が講座等の講師やボランティア活動により高齢者の支え手となるよう育成・支援に努めます。

項目

健康づくり推進員活動の支援

内容

健康づくり推進員養成講座を開催し、市民の健康づくりを推進する推進員の増加をめざすととともに、推進員が健康づくりに地域や関係団体と連携して取り組めるよう支援に努めます。(保健センター)

項目

支え手の育成・支援

内容

高齢者の生活や介護の現場を支える担い手となる人材を養成するため、介護・生活支援サポーター養成講座や認知症サポーター養成講座等を開催するとともに、県が養成する介護予防リーダーと連携し、ちから塾や65歳これから講座、いつまでもいきいき講座等の高齢者の相互扶助につながる仲間づくりの講座等を開催します。(介護高齢課)

 

具体的施策B 学習成果を活用する機会の充実

個人の学習成果を地域で活用したり、指導者として活躍する機会を拡大することにより、学習によって得た知識や技術を地域に還元できる機会の拡大と制度の構築に努めます。

項目

とよかわオープンカレッジの学びの地域への還元の推進

内容

とよかわオープンカレッジの講師への参画を通じた人材育成を継続するとともに、カレッジの講師を放課後子ども教室や地域生涯学習講座の講師として活躍できるようにコーディネートし、個人の学習成果を地域へ還元できるよう努めます。(生涯学習課)

 

推進方策(4):仲間づくりのための活動支援

現状と課題

生涯学習の学びは、各種団体の活動や、地区市民館・公民館・生涯学習会館といった身近な施設におけるサークル活動やボランティア活動を通じた仲間づくりにも有効で、学びの循環の形成により、地域活動や各種市民活動の活性化を促すことが期待されます。

仲間づくりのための活動支援として、社会教育団体や文化・スポーツ関連団体の育成・支援を継続するとともに、地域生涯学習による講座等の修了生だけではなく、市域生涯学習の中核をなすとよかわオープンカレッジの受講生についても自主サークル活動への移行を促し、生涯学習の学びを通じた仲間づくりを広げていく必要があります。

 

具体的施策@ 各種講座・教室の自主サークル化の推進

地区市民館・公民館・生涯学習会館等において開催する講座について、継続開催の希望が高い場合、講座参加者の固定化の状況を考慮しつつ自主サークル化を促すとともに、各施設を拠点に活動する自主サークルの情報公開・情報共有に努めます。

項目

講座参加者の固定化に伴う自主サークル化の推奨

内容

地域生涯学習講座やとよかわオープンカレッジの講座において講座参加者が固定化する場合に、受講者の習熟度に合わせた自主サークルの結成を促します。(生涯学習課)

項目

自主サークル活動の情報公開を通じた活動支援

内容

「まなびネットとよかわ」等において自主サークルの活動情報を公開し、サークル間の交流を促すとともに、参加希望者への問合せに対応できる情報提供を行います。(生涯学習課、市民協働国際課)

 

具体的施策A ボランティア活動につながる人材育成支援

市民の学習成果を生かす活動として、ボランティアによる地域活動や協働のまちづくりへの参画も期待されており、学習活動と地域貢献が一体化した人材育成を通じ、仲間づくりや地域づくりを促します。具体的には、地域活動や市民活動への参加の裾野を広げるため、今後も様々な分野で人材育成講座やボランティア養成講座を行い、講座終了後には、活動につなげることができるようフォローアップ体制を整えます。

項目

ボランティア活動につながる各種人材育成講座の開催

内容

各種人材育成講座等を開催し、様々な分野におけるボランティアや指導者の養成を行います。(市民協働国際課ほか各課)

 

施策の方向性3 学びを生かしたまちづくり

推進方策(1):学習成果の実践の場の充実

現状と課題

学びを通した人づくり・仲間づくりを有効なものとしていくためには学習成果を実践に移す場を充実させていくことが重要です。生涯学習活動と市民活動をこれまで以上にうまく結びつけ、ボランティア活動の場の充実を図ったり、個人の学習成果が地域の課題解決につながる仕組みを作りを通じて、学習成果を地域に還元していく必要があります。

平成24年度にプリオビル4階に、プリオ生涯学習会館及びとよかわボランティア・市民活動センタープリオが同時開設されたことにより、生涯学習活動と市民活動の連携強化を図りやすい体制となっていることから、それぞれの施設の特性やネットワークを生かしながら、学びの実践の場の充実に努めていく必要があります。

 

具体的施策@ 生涯学習活動と市民活動との連携

プリオ生涯学習会館と市内生涯学習関連施設とのネットワーク強化に合わせ、ボランティア・市民活動センタープリオを拠点に活動する市民活動団体との情報共有や連携を強化し、生涯学習活動と市民活動が一体となった学びの実践の場の充実に努めます。

項目

プリオ生涯学習会館とボランティア・市民活動センタープリオとの連携

内容

学びの実践の場の充実のため、両者が情報提供やそれぞれの事業実施の場面において連携を図り、生涯学習の学びを市民活動に生かせるように努めます。(生涯学習課、市民協働国際課)

 

具体的施策A 学習活動が市民協働につながる仕組みづくり

様々な分野で行われている人材育成講座やボランティア養成講座の受講生が学びの実践の場を確保できるよう、市民協働の視点で活動の場の拡充に努めます。

項目

ボランティア活動の場の充実

内容

ボランティア・市民活動センターにおいてボランティア活動に対する情報提供やコーディネートを行うとともに、行政の各分野において、ボランティア活動の場の拡充に努めます。(市民協働国際課ほか各課)

項目

地域の課題解決のための地域生涯学習事業や出前講座の活用

内容

文化の伝承や防災、子育て、介護などの地域の課題を取り入れた地域生涯学習講座を展開するとともに、まちづくり出前講座の利便性向上を通じて、現代的課題や地域課題に関する行政情報の提供に努めます。(生涯学習課)

項目

ボランティア・市民活動体験・養成講座の開催

内容

広く市民がボランティア・市民活動に関心を持ってもらうための体験講座や、市民活動団体の活動の場を広げるためのスキルアップのための養成講座を開催し、ボランティア・市民活動の活性化を図ります。(市民協働国際課)

項目

各種アダプトプログラム活動の支援

内容

美化ボランティアの活動に必要な資材の提供やアダプトサイン(看板)の設置等の支援を行います。(道路維持課)

 

推進方策(2):学校・家庭・地域との連携強化

現状と課題

核家族化の進行や人間関係の希薄化などにより、子育て家庭の孤立化や、育児不安の増大などが懸念されることから、地域全体で子育てを支援する体制が必要とされています。家庭教育に関する学習機会の提供や学校、家庭、地域と行政が連携して、青少年の健全育成を推進する体制の強化に努め、地域の教育力を高めていく必要があります。

 

具体的施策@ 青少年健全育成を通じた地域との連携

次世代を担う青少年の健全育成は、学校、家庭など個々の責任を問うだけにとどまらず、社会全体の責任として、「青少年は地域社会全体で育む」という意識を持つことが大切です。地域住民や学校、青少年健全育成関係団体等が青少年の健全育成という共通の目的のもとに連携した活動を継続して行うことができるよう地域活動の支援と市民への活動の周知に努めます。

 

項目

地域の各種団体の連携強化のための情報提供

内容

各校区で青少年育成市民運動に携わる代表者で組織される青少年育成市民会議において、地域間の情報交換を活発に行うとともに、地域内における各種団体相互の連携強化に有効な情報提供に努めます。(生涯学習課)

項目

校区青少年健全育成推進協議会への支援

内容

校区青少年健全育成推進協議会に補助金を交付するとともに、少年愛護センターと地域との連携を深め、家庭教育や青少年健全育成に関する地域活動の支援に努めます。(生涯学習課)

 

具体的施策A 学校・家庭・地域との連携による地域教育力の向上支援

地域住民や保護者と連携・協力して、家庭や地域に信頼される開かれた学校づくりを進めるとともに、地域の特色を生かした教育の推進や地域の子育て環境の充実を図り、学校・家庭、地域とのネットワークを強化し地域教育力の向上支援に努めます。

項目

学校の日等を利用した地域や家庭と学校との連携

内容

小中学校に設置した学校運営協議会により地域の特色を生かした教育を推進するとともに、学校の日に地域の方を講師として招いたり、親子で体験的な学習を行うなど、地域や家庭と連携した教育活動を行います。(学校教育課)

項目

学校サポーター事業の推進

内容

地域の人々の持つ知識・経験・技能を学校に導入して様々なボランティア活動をしていただくことにより、学校を核とした市民協働を進めます。(庶務課)

項目

地域の子育て環境の充実

内容

安心して保護者が育児に携われるよう、育児負担軽減を図るため、子育てサポーターを養成します。(子ども課)

 

推進方策(3):学習成果が生きるまちづくりの支援

現状と課題

 

学びを生かしたまちづくりの実践のためには、各種人材育成を行い活躍の場を提供するだけでなく、計画的な取り組みのもと、地域を拠点としたまちづくり活動や、各地域の歴史や文化を生かしたまちづくり活動、また各分野の市民活動の実践に生涯学習の学びを生かしていく必要があります。

   

まちづくりに関わる取り組みは、これまでも各分野でそれぞれに行われ、市民協働の視点で事業評価もなされてきましたが、生涯学習の視点で捉えた人づくり・まちづくりを有効に進めていくためには、本計画についてもPDCAサイクルを用いた進捗管理を行うとともに、社会教育関係者の意見も踏まえた事業評価を行い、実効性を高めていくことが必要です。

 

具体的施策@ 事業成果の評価と活用

本計画に基づき、生涯学習事業をより効果的に展開するため、参加者や利用者、社会教育委員はじめ社会教育関係者の意見を踏まえ実施事業の検証を行うとともに、評価内容に基づいた事業の改善を進めます。

項目

社会教育関係者による主要事業の評価・検証

内容

豊川市社会教育審議会において、生涯学習施策の推進や主要事業について毎年度検証を行い、事業の改善につなげます。(生涯学習課)

 

具体的施策A 地域の生涯学習施設を拠点としたまちづくりの支援

地区市民館・公民館・生涯学習会館は、学びの場であるとともに地域の様々な活動の拠点であり、地域の住民や各種団体をはじめ、多くの人や情報が集まる施設です。市民一人ひとりの学習ニーズに応じた学びの場であるとともに、災害時には避難所となったり、地域コミュニティの拠点として地域の絆を深める場でもあります。地域での学びを通じた仲間づくりが地域の絆や連帯感の形成に寄与し、地域課題の解決の場としてまちづくりにつながるよう、地域での仲間づくりの活動を支援します。

 

項目

地域の課題解決のための仲間づくりの支援

内容

地域の団体やグループによるまちづくり出前講座の活用や、町内会等の要望に基づく地域の課題解決のための地域生涯学習講座開催の相談にのり、まちづくりにつながる仲間づくりを支援します。(生涯学習課)

項目

地域のグループやサークルの活動支援

内容

地域の各種生涯学習施設で活動している団体の情報収集に努め、広く市民に情報を公開するとともに、グループやサークル間の交流の場を設け、地域活動の活性化を図ります。(生涯学習課、市民協働国際課)

 

具体的施策B 郷土理解と文化芸術の創造による地域づくりの支援

郷土に対する誇りや愛着を深めるため、講座やイベントなどの開催にあたり、地域の素材や資源を生かすことで自然や文化、歴史、伝統芸能等を学習する機会の充実を図ります。

項目

学校教育活動における地域の歴史や伝統芸能の学習

内容

学校教育活動において、校区の歴史や文化を総合的な学習の時間等を通じて学ぶとともに、地域の伝統芸能の習得等を通じ、ふるさと意識の醸成を図ります。(学校教育課)

項目

地域生涯学習講座等の開催を通じた地域づくりの支援

内容

地域の再発見や地域の伝統芸能の継承等に寄与する講座を開催し、郷土理解の促進を図るとともに、地域づくりにつながる人材育成に努めます。(生涯学習課)

項目

文化芸術の独自性の確立

内容

地域の歴史や魅力を文化芸術の観点から再発見することで、豊川市のアイデンティティを確立し、発信します。(文化振興課)

 

具体的施策C まちづくりにつながる人材育成と活動の場の充実

豊川市では、平成25年に開催されたB−1グランプリの際に根付いたボランティア精神が現在にも受け継がれ、さまざまな場面で多くの市民が活躍しています。ボランティア活動は、活動に関わる分野の知識や技術の習得のための学習が必要であり、また、活動に参加することによって、さらに学習が深まるなど、生涯学習と密接な関係にあります。学びの成果をボランティア活動に生かす取り組みを進めていますが、今後はさらに多くの方がボランティアリーダーやボランティアメンバーとして活躍できるよう、人材の育成に努めます。

 

項目

コミュニティリーダー養成講座の実施

内容

コミュニティ活動のさらなる充実のために、コミュニティ事業の企画・運営に必要な知識や技能を身につけ、地域活動組織の中核となる人材育成を目的として講座を実施します。(市民協働国際課)

項目

市民協働推進事業の支援

内容

市民の連携強化を図るとともに、市民協働のまちづくりの推進を図るため、市民活動団体や地縁組織が提案する協働事業に対して補助を行い、新たなまちづくり活動を支援します。(市民協働国際課)

項目

防災リーダー及び防災ボランティアコーディネーター養成講座の実施

内容

ボランティアの活動しやすい環境を整備するため、ボランティア活動を支援し、防災リーダー(防災対策課)及び防災ボランティアコーディネーター(防災対策課、市民協働国際課)を育成します。

項目

文化財ボランティアガイドの人材育成

内容

三河国分尼寺跡史跡公園におけるボランティアガイドの育成支援を継続するとともに、(仮称)平和公園や旅籠大橋屋等における文化財ボランティアガイドの人材育成に努めます。(生涯学習課)

項目

スポーツ指導者・スポーツボランティアの育成

内容

スポーツ指導者の有効活用を図るため、スポーツボランティア指導者登録制度の充実を図るとともに、スポーツボランティアの認識を高める啓発活動を行いながら、意欲のある人材を掘り起こし、スポーツボランティア参加者の拡大に努めます。(スポーツ課)

項目

観光まちづくりボランティア活用事業の推進

内容

観光まちづくりゼミナールにより人材を発掘し、地域の観光資源やおもてなしを学び、豊川市の魅力を発信するとともに、来訪者を温かく迎える人材の育成を図ります。(商工観光課)

 

 

第5章 計画の推進

1.推進のためのネットワークづくり

計画を確実に、また効果的に推進していくために、様々な機関との連携体制の強化を図ります。

 

(1)  庁内の連携体制

 生涯学習が広く行政各部署にわたることから、全庁的な推進・調整組織を継続的に活用しながら、それぞれの事業について進捗状況の検証を行うほか、職員の生涯学習についての理解浸透と資質の向上を図りながら、体系的な生涯学習を推進します。

@自発的職員研修の充実(人事課)

庁内オープンカレッジの制度等を通じ、市職員が生涯学習及びそれに関わる市の各種施策の理解が深められるよう促進が進められるよう、自己啓発による取り組みを促します。

A生涯学習の推進にかかる庁内検討会議の開催(生涯学習課・関係各課)

3次生涯学習推進計画の策定にあたり設置した関係部署の職員からなる庁内検討会議について、行政各部署の連携を図り、効率的・効果的な生涯学習事業を推進するため、進行管理の役割も含め、今後も毎年1回以上の定例会議を開催します。

 

(2)  他機関との連携体制

市民の生涯学習の広がりに応じて多様化する学習ニーズに応えるため、関連の深い機関・団体との連携を図ります。

@学校現場との連携の推進(生涯学習課・学校教育課)

家庭・地域・学校・行政の連携の中で、学校の日やサマースクール、放課後子ども教室などの学校を利用した生涯学習・家庭教育事業の推進について、学校教育課や校長会を通じ、学校現場との連携を図ります。

Aとよかわオープンカレッジとの連携の推進(生涯学習課)

一般社団法人とよかわオープンカレッジは、市民参画型の生涯学習システムであり、市教育委員会との共催事業として市域生涯学習に関わる各種講座等の事業を実施しています。今後も、とよかわオープンカレッジと生涯学習課との協働により市域生涯学習の振興を図るため、補助金支出や定例打合せ等を通じた行政支援を継続する必要があります。

 

(3)  市民との連携体制

生涯学習の推進のためには、行政内の連携だけでなく市民との連携・協働が必要となってきます。生涯学習の推進をより一層進めるために、市民との連携を進めます。

 

生涯学習指導員・推進員制度による地域との連携

豊川市における地域生涯学習の推進体制は、市内10中学校区ごとに配置した生涯学習指導員(教員OB)及び市内38施設ごとに配置した生涯学習推進員(地元推薦)により構成されていますが、市民や地域のニーズをより反映できるよう相互の連絡を密にし、町内会や地域の団体等との連携強化を進めます。

@市民への相談体制の充実

市内公民館や生涯学習会館に配置している生涯学習指導員は、地域の生涯学習事業をコーディネートするとともに、市民の生涯学習に関する相談活動も実施しており、地域や市民からの相談や意見交換を通じ、市民との連携強化を図ります。

 

2.計画の進行管理

豊川市における各生涯学習施策を体系的かつ計画的に実施するための進行管理体制の充実を図ります。

 

(1)進行管理

計画を実効性のあるものとしていくためには、計画を着実に実行し、その進捗状況や成果を点検・評価し、さらにそれを次の取り組みにフィードバックさせることが重要です。

計画の進行管理はPDCAサイクルを用いて、「PLAN(計画)」⇒「DO(実施)」⇒「CHECK(点検・評価)」⇒「ACTION(改善)」といった流れで行います。また主要施策について評価指標を設けることにより、計画を具体的に検証できるようにします。

PDCAサイクルは1年を基本単位として実施し、関係部署の職員からなる庁内検討会議のメンバーにより前年度の実績把握と検証を毎年度行うとともに、社会教育審議会において前年度の主要事業の実績についての検証を毎年行うことにより、次年度の事業計画策定に向けての参考とします。

また、本計画は平成28年度から平成37年度までの10年間を計画期間としているため、5年後の平成32年度を目安として、評価指標の分析に基づいた本計画の中間見直しを行います。

 

(2)評価指標

本計画で掲げた基本目標が、10年後、あるいは5年後を目安とした中間見直しの際に、どの程度達成できているかを測るための客観的な指標として、総合計画の指標としている2年に一度の全市的な市民意識調査の結果や、各種事業実績、他の部門計画に掲げられた評価指標等を参考としながら、推進方策別に次のように評価指標を設定しました。

なお、計画期間は平成37年度までですが、計画の見直し作業の都合から、評価指標の目標年度を4年後の平成31年度と9年後の平成36年度としています。

 

推進方策別目標指標一覧

指標項目

1(1)とよかわオープンカレッジの通常講座の年間開設数

現状値(H26年度)

284講座

目標(H31年度)

350講座

目標(H36年度)

370講座

資料元

主要な施策の成果

担当課等

生涯学習課

指標項目

1(2)生涯学習を行っている市民の割合(総合計画)

現状値(H26年度)

60.5パーセント(H27年値)

目標(H31年度)

62.0パーセント(H31年値)

目標(H36年度)

65.0パーセント(H37年値)

資料元

市民意識調査

担当課等

生涯学習課

指標項目

1(2)とよかわオープンカレッジ、親子ふれあい工房、地域生涯学習講座の親子向け講座の開設数

現状値(H26年度)

58講座

目標(H31年度)

65講座

目標(H36年度)

70講座

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課

指標項目

1(3)市民一人当たりの図書等貸出冊数(総合計画)

現状値(H26年度)

6.7

目標(H31年度)

8.8(H30年度)

目標(H36年度)

12.2

資料元

担当課資料

担当課等

中央図書館

指標項目

1(3)1日以上スポーツや運動をしている市民の割合(総合計画)

41.6パーセント(H27年値)

目標(H31年度)

50.0パーセント(H31年値)

目標(H36年度)

62.0パーセント(H37年値)

資料元

市民意識調査

担当課等

スポーツ課

指標項目

1(4)プリオ生涯学習会館の利用率(時間帯平均稼働率)

現状値(H26年度)

38.7パーセント

目標(H31年度)

42.0パーセント

目標(H36年度)

45.0パーセント

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課

指標項目

2(1)学習成果発表会の参加団体数

現状値(H26年度)

20団体

目標(H31年度)

25団体

目標(H36年度)

30団体

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課

指標項目

2(2)子ども・若者の悩みに関する少年愛護センター相談件数

現状値(H26年度)

140

目標(H31年度)

250

目標(H36年度)

300

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課

指標項目

2(3)とよかわオープンカレッジ通常講座の開講講座の講師数

現状値(H26年度)

209

目標(H31年度)

240

目標(H36年度)

260

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課

指標項目

2(4)地区市民館・公民館・生涯学習会館におけるサークル数

現状値(H26年度)

744サークル

目標(H31年度)

760サークル

目標(H36年度)

780サークル

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課・市民協働交際課

指標項目

3(1)地域の課題解決のために開催する地域生涯学習講座の講座数

現状値(H26年度)

50講座

目標(H31年度)

55講座

目標(H36年度)

60講座

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課

指標項目

3(2)学校の日の参加者数

現状値(H26年度)

61,635

目標(H31年度)

63,000

目標(H36年度)

65,000

資料元

担当課資料

担当課等

学校教育課

指標項目

3(3)地域生涯学習講座における文化財・芸能分野講座数

現状値(H26年度)

28講座

目標(H31年度)

30講座

目標(H36年度)

32講座

資料元

担当課資料

担当課等

生涯学習課

 

資料

社会教育委員名簿(敬称略)

山城 こうじ 元愛知県小中学校PTA連絡協議会会長

伊奈 克美 (特非)とよかわ子育てネット代表 

柴田 斉子 豊川市小中学校長会代表

柴田 功己 豊川市スポーツ推進委員会委員長

藤原 公保 放課後子ども教室ボランティア指導者

穴吹 富貴子 豊川おやこ文化の会代表

藤井 孝男 豊川市生涯学習推進員会議会長

宇佐美 佳三 豊川市公民館連絡協議会会長

細野 ぶんじ 前豊川市教育委員会生涯学習指導員

権田 静司 豊川市青少年育成ボランティア会代表

片桐 早奈美 よんでよんでの会代表

伊藤 暢子 旧音羽町教育委員

宇井 宏次 旧御津町文化協会会長

山川 和明 (一社)とよかわオープンカレッジ副理事長

塚越 京子 前豊川市小中学校PTA連絡協議会女性部長

長畑 仁敏 前豊川市公民館連絡協議会会長(平成26年度委員)

西田 政彦 元豊川市教育委員会社会教育指導員(平成26年度委員)

 

第3次豊川市生涯学習推進計画策定庁内検討会議構成課等

健康福祉部子ども課

健康福祉部介護高齢課

健康福祉部保健センター

市民部市民協働国際課

市民部文化振興課

環境部環境課

教育委員会学校教育課

教育委員会スポーツ課

教育委員会中央図書館

教育委員会生涯学習課

 

生涯学習推進計画策定の経緯

26年度

219

会議等

3回社会教育審議会

内容

第3次生涯学習推進計画の策定について(計画の作成方針及び日程等について)

27年度

421

会議等

1回社会教育審議会

内容

市民アンケート実施計画(案)について

529

会議等

2回社会教育審議会

内容

第3次生涯学習推進計画の基本理念及び基本目標について

617日から630

会議等

生涯学習に関する市民アンケート実施

内容

16歳以上の男女各1,000人計2,000人を無作為に抽出し、アンケート用紙を郵送による方法で実施

629

会議等

1回生涯学習推進計画策定庁内検討会議

内容

第2次生涯学習推進計画関連事業の進捗状況等について

73

会議等

社会教育委員による意見交換会

内容

第3次生涯学習推進計画策定にかかる意見交換(基本理念及び基本目標等について)

916

会議等

2回生涯学習推進計画策定庁内検討会議

内容

第3次生涯学習推進計画の施策の体系(案)について

929

会議等

3回社会教育審議会

内容

第3次生涯学習推進計画実施体系の取りまとめの視点について

生涯学習に関する市民アンケート結果について

第3次生涯学習推進計画の素案について

1125

会議等

3回生涯学習推進計画策定庁内検討会議

内容

第3次生涯学習推進計画施策の取り組み(案)の確認について

1216

会議等

4回社会教育審議会

内容

第3次生涯学習推進計画(案)の検討

127日から225

会議等

計画(案)公表及び意見公募

内容

生涯学習推進計画(案)の公表及び意見公募(パブリックコメント)

広報とよかわ・ホームページ・生涯学習課窓口等

3月○日

会議等

5回社会教育審議会

内容

第3次生涯学習推進計画最終案の決定

3月○日

会議等

計画書公表

内容

関係者及び関係部署・団体等に配布・公表

 

 

生涯学習に関する市民アンケート調査結果

調査概要

調査対象 豊川市に居住する16歳以上の計2,000人(男1,000人、女1,000人)

調査方法 質問紙による郵送法(配送、回収共)

調査期間 平成27617日から630

回収結果 回収数は762人で、回収率は38.1パーセントであった。

 

集計結果

問1(1) あなたの性別についてお答えください。

1 男 312件 40.9パーセント

2 女 431件 56.6パーセント

無回答 19件 2.5パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

問1(2) あなたの年齢についてお答えください。

1 10歳代 30件 3.9パーセント

2 20歳代 51件 6.7パーセント

3 30歳代 86件 11.3パーセント

4 40歳代 142件 18.6パーセント

5 50歳代 106件 13.9パーセント

6 60歳代 192件 25.2パーセント

7 70歳以上 150 19.7パーセント

無回答 5件 0.7パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

問1(3) あなたの職業についてお答えください。

1事務系勤労者 101件 13.3パーセント

2労働系勤労者 83件 10.9パーセント

3管理職・会社経営 37件 4.9パーセント

4商店・サービス業経営 32件 4.2パーセント

5自由業 4件 0.5パーセント

6農林水産業 24件 3.1パーセント

7主婦(夫)・内職 125件 16.4パーセント

8パート・アルバイト 142件 18.6パーセント

9学生 34件 4.5パーセント

10無職 146件 19.2パーセント

11 その他 28件 3.7パーセント

無回答 6件 0.7パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

問1(4) あなたのお住まいの小学校区名についてお答えください。

1豊川小学校区 34件 4.5パーセント

2東部小学校区 23件 3.0パーセント

3桜木小学校区 34件 4.5パーセント

4三蔵子小学校区 57件 7.5パーセント

5千両小学校区 9件 1.2パーセント

6牛久保小学校区 26件 3.4パーセント

7中部小学校区 46件 6.0パーセント

8八南小学校区 45件 5.9パーセント

9平尾小学校区 14件 1.8パーセント

10国府小学校区 56件 7.3パーセント

11桜町小学校区 26件 3.4パーセント

12御油小学校区 28件 3.7パーセント

13天王小学校区 21件 2.8パーセント

14代田小学校区 35件 4.6パーセント

15金屋小学校区 18件 2.4パーセント

16豊小学校区 31件 4.1パーセント

17一宮東部小学校区 20件 2.6パーセント

18一宮西部小学校区 32件 4.2パーセント

19一宮南部小学校区 10件 1.3パーセント

20萩小学校区 7件 0.9パーセント

21長沢小学校区 13件 1.7パーセント

22赤坂小学校区 19件 2.5パーセント

23御津北部小学校区 15件 2.0パーセント

24御津南部小学校区 32件 4.2パーセント

25小坂井東小学校区 40件 5.2パーセント

26小坂井西小学校区 52件 6.8パーセント

27校区不明 10件 1.3パーセント

無回答 9件 1.2パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

問2 「生涯学習」とは一人ひとりが自分の人生を楽しく豊かにするために、生涯のいろいろな時期に、自分から進んで行う学習やスポーツ、文化活動、ボランティア活動、趣味などの様々な活動のことをいいます。あなたは、生涯学習が大切だと思いますか。

1思う 659件 86.5パーセント

2思わない 12件 1.6パーセント

3わからない 84件 11.0パーセント

無回答 7件 0.9パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

問3 前問で「思う」とお答えいただいた方にお尋ねします。あなたが生涯学習を大切に思う理由として、主なものを2つまで選んでください。

1自由時間(余暇)の活用や充実のため 380件 49.9パーセント

2仕事をするための知識・技能を得るため 81件 10.6パーセント

3社会や文化への理解を深めるため 131件 17.2パーセント

4健康の維持・向上のため 318件 41.7パーセント

5同好の仲間づくり、新しい人との出会いや交流のため 305件 40.0パーセント

6その他 7件 0.9パーセント

無回答 102件 13.4パーセント

回答件数 1324件 173.7パーセント

 

問4 あなたは現在(ここ1年以内に実施した場合を含む)、生涯学習活動と思われる活動を行っていますか。次の中から主なものを3つまで選んでください(学生の場合、部活・クラブ活動等も含む)。

1教育に関するもの 79件 17.4パーセント

2福祉に関するもの 27件 5.9パーセント

3情報通信に関するもの 60件 13.2パーセント

4趣味に関するもの 114件 25.1パーセント

5生活・実用に関するもの 66件 14.5パーセント

6健康づくりに関するもの 115件 25.3パーセント

7スポーツ・レジャーに関するもの 212件 46.6パーセント

8芸能・音楽に関するもの 61件 13.4パーセント

9美術・工芸・手工芸に関するもの 48件 10.5パーセント

10科学・教養に関するもの 35件 7.7パーセント

11職業・資格に関するもの 42件 9.2パーセント

12語学・国際理解に関するもの 39件 8.6パーセント

13その他 20件 4.4パーセント

14特に行っていない 293件 38.5パーセント

無回答 14件 1.8パーセント

回答件数 1225件 242.1パーセント

 

問5(1) 前問で「生涯学習活動をしている」とお答えいただいた方にお尋ねします。主にどんな方法での活動ですか。(1つに○)

1市の講座・教室 67件 14.7パーセント

2民間の講座・教室 81件 17.8パーセント

3団体・サークル活動 108件 23.7パーセント

4通信教育・放送教育 6件 1.3パーセント

5独自・個人 165件 36.3パーセント

6その他 7件 1.5パーセント

無回答 21件 4.7パーセント

回答者数 455件 100.0パーセント

 

問5(2) 主にどんな場所での生涯学習活動ですか。(1つに○)

1公民館・地区市民館 69件 15.2パーセント

2生涯学習会館・図書館・文化会館などの公共施設 60件 13.2パーセント

3総合体育館・野球場・小中学校施設等の公共体育施設 71件 15.6パーセント

4民間の施設 93件 20.4パーセント

5自宅 117件 36.3パーセント

6その他 33件 7.3パーセント

無回答 12件 2.6パーセント

回答者数 455件 100.0パーセント

問5(3) 生涯学習活動を行っている回数はどれくらいですか。(1つに○)

1ほとんど毎日 59件 13.0パーセント

2週に2〜3日 102件 22.4パーセント

3週1回程度 127件 27.9パーセント

4月2回程度 63件 13.8パーセント

5月1回程度 42件 9.2パーセント

6年に数回 58件 12.7パーセント

無回答 4件 1.0パーセント

回答者数 455件 100.0パーセント

 

問6 生涯学習活動を「特に行っていない」とお答えの方にお尋ねします。それはどのような理由からですか。次の項目から主なものを2つまで選んでください。

1時間の余裕がない 184件 62.8パーセント

2幼児や病人の世話で留守にできない 31件 10.6パーセント

3希望するものを学べる機会がない 37件 12.6パーセント

4近くに利用できる施設や場所がない 21件 7.2パーセント

5講座などの学習情報が不足している 27件 9.2パーセント

6何を学んでよいかわからない 57件 19.5パーセント

7一緒に行う仲間がいない 33件 11.3パーセント

8学習の必要性を感じない 25件 8.5パーセント

9その他 39件 13.3パーセント

無回答 451件 59.2パーセント

回答件数 905件 214.2パーセント

 

問7 あなたは、どんな分野の学習情報を望みますか。主なものを2つまで選んでください。

1市の講座・催物 54件 7.1パーセント

2カルチャーセンターなどの民間の講座・催物の情報 176件 23.1パーセント

3団体・サークルの催物や活動情報 123件 16.1パーセント

4地域の催物に関する情報 243件 31.9パーセント

5わからない 164件 21.5パーセント

6その他 21件 2.8パーセント

無回答 38件 5.0パーセント

回答件数 819件 107.5パーセント

問8 市の生涯学習事業(とよかわオープンカレッジを含む)についての情報を得る方法としては、何が重要ですか。次の項目から1つ選んでください。

1市広報の掲載内容の充実 341件 44.8パーセント

2生涯学習ガイドブック等情報誌の充実 96件 12.6パーセント

3公共施設ごとに学習情報コーナーを設ける 36件 4.7パーセント

4インターネットやホームページ等を活用した情報の提供 147件 19.3パーセント

5わからない 77件 10.1パーセント

6その他 9件 1.2パーセント

無回答 56件 7.3パーセント

回答件数 762件 100.0パーセント

 

問9 市が開催する講座や教室について、大切な点はどのようなことだと思いますか。主なものを2つまで選んでください。

1たくさんの種類があり、希望のテーマの選択ができる 241件 31.6パーセント

2都合のよい時間帯に学ぶことができる 288件 37.8パーセント

3近くの施設で学習できる 226件 29.7パーセント

4託児や手話の用意がある 17件 2.2パーセント

5安い費用で学習できる 372件 48.8パーセント

6継続して学ぶ機会がある 102件 13.4パーセント

7わからない 62件 8.1パーセント

8その他 12件 1.6パーセント

無回答 29件 3.8パーセント

回答件数 1349件 177.0パーセント

 

10 今後、学びたい学習分野はどれですか。次の項目から主なものを3つまで選んでください。

1教育に関するもの 75件 9.8パーセント

2福祉に関するもの 83件 10.9パーセント

3情報通信に関するもの 125件 16.4パーセント

4趣味に関するもの 183件 24.0パーセント

5生活・実用に関するもの 179件 23.5パーセント

6健康づくりに関するもの 275件 36.1パーセント

7スポーツ・レジャーに関するもの 227件 29.8パーセント

8芸能・音楽に関するもの 81件 10.6パーセント

9美術・工芸・手工芸に関するもの 130件 17.1パーセント

10科学・教養に関するもの 94件 12.3パーセント

11職業・資格に関するもの 97件 12.7パーセント

12語学・国際理解に関するもの 113件 14.8パーセント

13その他 18件 2.4パーセント

14学びたいものはない 41件 5.4パーセント

無回答 26件 3.4パーセント

回答件数 1747件 229.2パーセント

 

11 今後生涯学習充実のための施設を充実していく場合、どれが良いと思いますか。次の項目から2つまで選んでください。

1図書館、文化会館、勤労福祉会館などの既存施設を改善する 217件 28.5パーセント

2公民館・地区市民館などの身近な施設を改善する 301件 39.5パーセント

3学校開放を促進し、学校と地域で共用できる施設をつくる 101件 13.3パーセント

4子どもや女性が活動できる施設をつくる 71件 9.3パーセント

5プリオ生涯学習会館を生涯学習の拠点として改善する 91件 8.5パーセント

6自然と親しめる施設を増やす 151件 10.0パーセント

7スポーツ施設を増やす 104件 6.9パーセント

8各種施設に情報コーナーを設けるなど情報機能を充実する 70件 4.7パーセント

9施設の改善や新設はあまり必要でない 61件 4.1パーセント

10わからない 48件 3.2パーセント

11その他 14件 0.9パーセント

無回答 29件 3.8パーセント

回答件数 1258件 132.7パーセント

 

12 今後、あなたの知識・技能を生かして、生涯学習講座の講師・指導等を行ってみたいと思いますか。

1思う 55件 7.2パーセント

2思わない 678件 89.0パーセント

無回答 29件 3.8パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

13 問12で「思う」とお答えいただいた方にお尋ねします。どの分野で講師・指導を行ってみたいですか。自由記述

記載内容省略

 

15() 平成21年に開設した市民参加型生涯学習講座「とよかわオープンカレッジ」についてお尋ねします。「とよかわオープンカレッジ」をご存知ですか?

1知っている 318件 41.7パーセント

2知らない 421件 55.2パーセント

無回答 23件 3.1パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

15() 前問で「知っている」と答えた方のみお答えください。「とよかわオープンカレッジ」を受講されたことがありますか。

1ある 73件 23.0パーセント

2ない 245件 77.0パーセント

回答者数 318件 100.0パーセント

 

16 あなたが生涯学習活動をする場合、参加しやすい曜日、時間帯についてお尋ねします。(複数回答可)

1平日の午前 152件 19.9パーセント

2平日の午後 163件 21.4パーセント

3平日の夜間 117件 15.4パーセント

4平日ならいつでも可 71件 9.3パーセント

5土曜日の午前 68件 8.9パーセント

6土曜日の午後 91件 11.9パーセント

7土曜日の夜間 72件 9.4パーセント

8土曜日ならいつでも可 76件 10.0パーセント

9日曜日・祝日の午前 62件 8.1パーセント

10日曜日・祝日の午後 55件 7.2パーセント

11日曜日・祝日の夜間 35件 4.6パーセント

12日曜日・祝日ならいつでも可 85件 11.2パーセント

無回答 72件 9.4パーセント

回答件数 1119件 146.7パーセント

 

17() 市が発行している生涯学習情報誌「生涯学習ガイドブック」について、お尋ねします。「生涯学習ガイドブック」をご存知ですか?

1知っている 224件 29.4パーセント

2知らない 519件 68.1パーセント

無回答 19件 2.5パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

17() 前問で「知っている」と答えた方のみお答えください。「生涯学習ガイドブック」を活用されたことがありますか?

1ある 51件 22.8パーセント

2ない 172件 76.8パーセント

無回答 1件 0.4パーセント

回答者数 224件 100.0パーセント

 

18() 市ホームページの中にある生涯学習情報サイト「まなびネットとよかわ」について、お尋ねします。「まなびネットとよかわ」をご存知ですか?

1知っている 64件 8.4パーセント

2知らない 676件 88.7パーセント

無回答 22件 2.9パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

18() 前問で「知っている」と答えた方のみお答えください。「まなびネットとよかわ」を活用されたことがありますか?

1ある 15件 23.4パーセント

2ない 49件 76.6パーセント

回答者数 64件 100.0パーセント

 

19 市が行っている生涯学習に関する広報や情報提供は十分だと思いますか。

1もっと情報提供をしてほしい 242件 31.8パーセント

2今のままでよい 175件 23.0パーセント

3インターネットの情報で足りる 19件 2.5パーセント

4わからない 298件 39.1パーセント

無回答 28件 3.6パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

20 市の生涯学習への取り組みに満足していますか。

1かなり満足 23件 3.0パーセント

2やや満足 109件 14.3パーセント

3どちらでもない 222件 29.1パーセント

4やや不満 38件 5.0パーセント

5かなり不満 11件 1.4パーセント

6わからない 324件 42.5パーセント

無回答 35件 4.7パーセント

回答者数 762件 100.0パーセント

 

21 あなたは市の生涯学習への取り組みとして、今後どのようなことが重要だと思いますか。あなたの考えに近いものを3つまでお選びください。

1講座・教室などの内容を充実する 345件 45.3パーセント

2講師・指導者の充実を図る 164件 21.5パーセント

3I C Tを活用した学習機会を充実させる 112件 14.7パーセント

4学習に関する相談窓口を充実する 92件 12.1パーセント

5学習に関する情報提供を充実する 298件 39.1パーセント

6地域の歴史や文化を学ぶ講座を充実する 105件 13.8パーセント

7学びを地域や社会に還元するための人材育成 108件 14.2パーセント

8学びの場となるグループ・サークル活動の支援 195件 25.6パーセント

9その他 12件 1.6パーセント

無回答 86件 11.3パーセント

回答件数 1517件 199.2パーセント

 

用語の説明

あ行

ICT 情報・通信に関する技術の総称。「Information and ommunication Technology」。従来から使われている「IT(Information Technology)」に代わる言葉として使われている。

アクティブシニア 自分なりの価値観をもち、定年退職後にも、趣味や様々な活動に意欲的な、元気なシニア層を指す。

アダプトプログラム 市民と行政が協働で進める清掃活動をベースとした美化プログラム。 

か行

キャリア教育 学校教育と職業生活との円滑な接続を図るため、望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身につけさせるとともに、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育。

コーディネイト 各部を調整し、全体をまとめること。

コミュニティ 地域社会、近隣社会。 

さ行 

サイト ウェブサイトの略で、インターネット上で、様々な情報を提供するページやその集合。

サピエ図書館 視聴覚障害者及び視覚による表現の認識に障害のある人に対して点字、デイジーデータをはじめ、暮らしに密着した地域・生活情報など様々な情報を提供するネットワークを指す。

スマートフォン パーソナルコンピュータなみの機能をもたせた携帯電話の総称。略してスマホと呼ばれる。

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス) ネット上に自分の履歴書を載せた上で他の会員とメッセージを交換し交友を広げるサービス電子メールなら11の関係だが、不特定多数と交流できるのが特徴。

た行

タブレット コンピューターの入力装置のひとつ。板状のボードの上に、スタイラスペンと呼ばれる専用のペンで描くと、その軌跡の座標情報がコンピューターに入力される。普通のペンと同じ感覚で文字や画面上に描ける。

な行

ニート 15歳以上35歳未満の仕事についておらず、教育や職業訓練も受けていない状態、もしくは人を指す。 

ネットワーク 本計画書では、人間や組織のつながりによる社会的ネットワークをいう。本来は、通信で結ばれた複数のコンピューター及び関連機器全体やその通信路を指す。

は行

ハイブリッド 「混合」や「複合」という意味。複数の要素を共有する意味に使われる。

パブリックコメント 意見公募手続きの意。行政機関が政策を実施するために制定や法令などを定めたり、制度の改廃などを行ったりする際、事前に案を公表して意見を募り、集まった意見を香料する仕組み。

わ行

ライフステージ 年齢の変化に伴って変化する生活段階のこと。年代別の生活状況。人間の一生における出生から、修学、就職、結婚、出産、子育て、退職など、人生の節目によって生活スタイルが変わることや、これに注目した考え方。

ワーク・ライフ・バランス 「仕事と生活の調和」と訳される。もともとは、1970年代以降の欧米で、働きながら子育てをする人や長時間労働によるストレスで健康を損ないつつある労働者が増化したことを背景に、こうした人々に必要なものとして用いられた言葉。

 

第3次豊川市生涯学習推進計画(平成28から37年度)

発   行 豊川市

企画・編集 豊川市教育委員会 生涯学習課

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発行年月 平成  年  月