意見等に対する実施機関の考え方

 

提出された意見等

実施機関の考え方

1

『第4章障害者施策の展開 1生活支援⑴地域生活支援体制の整備Bピアカウンセリングの充実』

幼児期など子育て中の親のためのピアサポートもともに行われることと期待しています。

平等な立場での相談援助活動にあたるためには、支援する側に相談先が求められます。良い環境を望みます。

現在、福祉課では1名のピアカウンセラーを設置しており、障害者の立場から相談者と同じ目線に立った相談支援を実施しているところですが、相談は、当事者だけではなく、ご家族や関係者からも多く寄せられます。その際、ご家族へのサポートも必要と思われる場合は、配慮のうえ、相談援助活動に取り組んでおりますが、今回いただきましたご意見を踏まえ、より充実したピアカウンセリングとなるよう、進めてまいります。

2

『第4章障害者施策の展開 1生活支援⑴地域生活支援体制の整備Gレスパイト事業の推進』

何の基礎知識もなく、思わぬ障害を持って生まれた子が家庭生活を営むためにも親は学ばねばなりません。環境を整えることにも時間が必要です。

レスパイト事業の推進は、とても良いことだと思います。

放課後等ディサービス等のネットワーク化が、少しでもたくさん発達の機会を子供にと願っている親にとっても、サービスの質の維持、さらなる向上に繋がる取り組みであることを期待します。

レスパイト事業については、保護者の就労機会の創出や負担の軽減を図ることを目的として、特別な支援を必要とする子供に対し、生活能力向上のための訓練などを継続的に提供しつつ日中活動の場の確保を行う放課後等デイサービスなどの実施により、推進されるものです。

効果的に事業の推進を図るうえでは、サービス提供事業所のネットワーク化による、子供に応じたサービスの提供が今後重要であると考えますので、事業を展開していく中で、いただいたご意見に沿った取り組みが図られるよう、進めてまいります。

3

『第4章障害者施策の展開 3保

育・教育⑵学校教育の充実』

特別な支援が必要な子供に関する相談支援について、子供、保護者だけでなく教員の立場からも相談しやすくなるよう意識した取り組みをお願いしたいです。

現在、特別な支援が必要な子の相談事業として、就学相談、心理教育相談室「ゆずりは」、スクールカウンセラーの相談を実施しています。いずれも対象者は、お子様、保護者、教員となっております。今後も、学校においては、保護者や関係者と連携し、お子様の支援に生かすよう努力してまいります。

4

『第4章障害者施策の展開 4生涯学習、文化・スポーツ等⑴生涯学習や文化・スポーツ活動の推進A学習機会の提供』

幼児連れの保護者のための託児が可能な講座や、母子同室で安全に過ごせるスペースの手配なども合理的配慮として取り組んでいただきたいです。

障害者を含むあらゆる市民への学習機会の提供を行ううえでは、市民ごとの異なるニーズに可能な限り対応し、様々なアプローチによる整備が必要となります。

いただいたご意見は、こうした整備の対象とすべき内容であると考えますので、実際に事業を実施していく上での取り組みの一つとして、配慮に努めてまいります。

5

『第2章計画策定の背景1障害者の状況⑹特別支援学級に在籍する児童生徒数の推移』

第2章に「背景」として市内特別支援学級の在籍児童生徒数が紹介されています。通級教室在籍の子を含む数字かどうか明記することを検討していただきたいです。また、市内在住の支援学校在籍の児童生徒数も補足してはいかがでしょうか。

この項目では、障害者の状況における統計的な例示の一つとして、特別支援学級の状況を示させていただいており、特別支援学級とは異なる制度である通級教室の在籍者数は、うち数には含まれておりません。上記の理由から、ご提案に関する明記はしないこととさせていただきました。

また、市内在住の支援学校在籍の児童生徒数につきましては、公表を希望されない保護者の方もお見えになるため、数値の公表を控えさせていただいております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。