注意書

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この計画書は、意見募集開始時点での考え方を示すものです。

 

第3次豊川市地域福祉計画(案)

平成30(2018)年度から平成34(2022)年度

 

平成30年3月 豊川市

豊川市社会福祉協議会

 

目次

第1章 計画の策定にあたって

1 地域福祉計画策定の背景と趣旨

2 地域福祉の基本的な考え方

(1)地域福祉とは

(2)地域福祉の視点

3 地域福祉計画の概要

(1)計画の根拠となる法律等

(2)計画の対象

(3)計画の期間・位置づけ

(4)計画の策定体制

(5)計画の推進体制と進捗管理

 

第2章 統計データ等から見る本市の現状と課題

1 統計データから見る本市の現状

(1)年齢3区分別人口と高齢化率の推移

(2)世帯構成の推移

(3)町内会加入率の状況

(4)要支援・要介護認定者の状況

(5)障害者の状況

(6)子どもの状況

(7)ひとり親世帯、生活保護世帯等の状況

(8)福祉委員の状況

(9)ふれあいサロンの状況

10)ボランティア・市民活動団体の状況

2 各種アンケート調査結果

3 福祉団体ヒアリング調査から見る本市の課題等

(1)豊川市社会福祉施設協会

(2)豊川市ボランティア連絡協議会

(3)豊川市介護保険関係事業者連絡協議会居宅介護・介護予防支援事業所部会

(4)豊川市障害者(児)団体連絡協議会

(5)子育てネットワーカーあいち東三河豊川支部

(6)豊川市障害者地域自立支援協議会相談支援事業所会議

4 地域福祉懇談会からの課題等

 

第3章 基本理念・基本目標

1 計画の基本理念

2 計画の基本目標

3 計画の体系

 

第4章 施策の展開

基本目標1 みんなでふれあい 学ぶ 絆と交流の場づくり 知りましょう

基本方針1-1 地域の助け合い意識の醸成

基本方針1-2 地域と学校の連携による人づくり地域づくり

基本方針1-3 地域の身近な交流・ふれあいの推進

基本目標2 みんなで創る 助け合い 支えあいのしくみ 参加しましょう

基本方針2-1 地域における見守り活動の推進

基本方針2-2 ボランティア・市民活動の促進

基本方針2-3 地域組織活動の促進

基本方針2-4 地域活動者の役割分担と連携強化

基本目標3 みんなで支える 各種福祉サービスの推進 活用しましょう

基本方針3-1 相談支援機能の充実

基本方針3-2 情報提供の充実

基本方針3-3 在宅福祉サービスの充実

基本方針3-4 権利擁護の推進

基本方針3-5 サービスの質の向上

基本目標4 みんなで進める 人にやさしいまちづくり 広げましょう

基本方針4-1 身近な地域の暮らしやすさの確保

基本方針4-2 地域の防災・防犯活動の推進

本計画の重点ポイント

(1)地域活動者への支援及び新たな担い手の発掘

(2)地域における総合相談支援体制の強化

(3)身近なネットワークと地域包括ケアシステムとの連動

 

第5章 地域の取り組み

1 東部中学校区懇談会

(1)桜木地区

(2)豊地区

(3)ふるじゅく・馬場地区

(4)豊川地区

(5)あそうだ地区

(6)三上地区

(7)睦美地区

2 南部中学校区懇談会

(1)牛久保地区

(2)しもながやま地区

(3)ちゅうじょう地区

(4)したごう地区

(5)中部西地区

(6)中部南地区

(7)中部東地区

3 中部中学校区懇談会

(1)はちなん地区

(2)平尾地区

(3)ちぎり地区

4 西部中学校区懇談会

(1)こう地区

(2)こう東部地区

(3)こう南部地区

(4)ごゆ地区

5 だいだ中学校区懇談会

(1)諏訪地区

(2)桜町地区

(3)だいだ地区

6 かなや中学校区懇談会

(1)かなや地区

(2)かなや南地区

(3)さんぞうご地区

7 一宮中学校区懇談会

(1)一宮西部地区

(2)一宮南部地区

(3)一宮東部地区

8 およわ中学校区懇談会

(1)おとわ地区

9 みと中学校区懇談会

(1)みと北部地区

(2)みと南部地区

10 こざかい中学校区懇談会

(1)こざかい地区

 

資料編

1 策定経緯

2 設置要綱・委員名簿

 

第1章  計画の策定にあたって

1 地域福祉計画策定の背景と趣旨

少子高齢化や核家族化によって、地域の人間関係や家族関係の希薄化が進み、介護や子育て等を相互に助け合う支えあいの機能が低下している中で、高齢や障害、介護や子育て、生活困窮などさまざまな理由により、自分だけでは問題を解決することができず、生きづらさを感じている人が増えています。また、虐待やひきこもり、ニート等、地域の福祉課題は多種・多様化し、複合化する傾向もうかがえます。このような中で、誰もが住み慣れた地域で、安心して暮らしていくためには、日常の生活課題を早期に発見し、適切に解決することが必要です。

豊川市(以下「本市」という。)では、市が定める地域福祉のあり方を示す「地域福祉計画」と、社会福祉協議会が定める地域福祉に関する具体的な取り組みを示す「地域福祉活動計画」を一体的に策定した「第2次豊川市地域福祉計画(平成25年度から平成29年度)」を定め、誰もが住みやすい地域を目指し、市民、地域福祉団体、社会福祉協議会、行政がそれぞれの役割を持ち、互いに協力し合える地域づくりを推進してきました。今後も引き続き、市民主体の地域福祉活動の促進や、高齢者相談センターなど相談支援機能の充実を進めるとともに、既存の福祉サービスや地域の取り組みでは解決することが困難な新たな生活課題や地域問題に対処するため、「第3次豊川市地域福祉計画(案)(以下「本計画」という。)」を策定します。

なお、本計画の策定にあたっては、生活困窮者自立支援制度(平成27年4月に施行された生活困窮者自立支援法に基づき、経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある方に対して、一人ひとりの状況に応じた支援を行い、自立の促進を図ること)や、「我が事・丸ごと(平成28年7月に地域共生社会実現本部が設置され、福祉を「支え手側」と「受け手側」に分けるものではなく、地域住民が役割を持ち、支えあいながら、自分らしく活躍できる地域コミュニティを育成し、公的な福祉サービスと協働して助け合いながら暮らすことのできる社会を目指すもの。)」と題した地域共生社会の実現を目指した介護保険法や社会福祉法等の改正などを踏まえ、地域の課題の解決に向けた実効性のある計画の推進を目指していきます。

 

2 地域福祉の基本的な考え方

(1)地域福祉とは

誰もが住み慣れた地域で安心した暮らしを送り続けるためには、家族や近所の人、友人など身近な人とのつながりを大切にして、相互に助け合い、支えあうことが重要です。

地域福祉とは、高齢や障害、子育て等さまざまな理由により課題を抱える人々の福祉ニーズや身近な地域の福祉課題を解決するために、市民や地域福祉団体、社会福祉協議会、行政が互いに協力して、取り組むことです。

 

(2)地域福祉の視点

地域福祉を推進するためには、市民、地域福祉団体、社会福祉協議会、行政が、それぞれの役割を果たし、お互いが力を合わせる関係づくりが必要となります。

そのため、まず自分や家族でできることは自ら行うという「自助」、自分だけでは解決できないことは、地域の中で力を合わせて解決していくという「共助」、地域でも解決できないことは、行政や社会福祉協議会などの公的サービスを活用して解決を図る「公助」の3つの視点を組み合わせていくことが重要です。

本計画においても、「市民」「地域団体、ボランティア、市民活動団体等」「社会福祉協議会」「行政」の取り組みや役割を示し、その協働により地域福祉の推進を図ります。

 

自 助 個人や家族でできること。自らの生活を維持、または向上させるために行う努力や行動。

共 助 市民や地域団体等の理解や参加のもとで行われる、支えあいや支援。

公 助 行政施策として行うサービスや支援体制。福祉向上のための環境整備。

 

 

3 地域福祉計画の概要

(1)計画の根拠となる法律等

地域福祉計画は、社会福祉法第107条に基づき策定するものです。

 

社会福祉法(抜粋)

(地域福祉の推進)

第4条 地域住民、社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会福祉に関する活動を行う者(以下「地域住民等」という。)は、相互に協力し、福祉サービスを必要とする地域住民が地域社会を構成する一員として日常生活を営み、社会、経済、文化その他のあらゆる分野の活動に参加する機会が確保されるように、地域福祉の推進に努めなければならない。

2 地域住民等は、地域福祉の推進に当たっては、福祉サービスを必要とする地域住民及びその世帯が抱える福祉、介護、介護予防(要介護状態若しくは要支援状態となることの予防又は要介護状態若しくは要支援状態の軽減若しくは悪化の防止をいう。)保健医療、住まい、就労及び教育に関する課題、福祉サービスを必要とする地域住民の地域社会からの孤立その他の福祉サービスを必要とする地域住民が日常生活を営み、あらゆる分野の活動に参加する機会が確保される上での各般の課題(以下「地域生活課題」という。)を把握し、地域生活課題の解決に資する支援を行う関係機関(以下「支援関係機関」という。)との連携等によりその解決を図るよう特に留意するものとする。

 

(市町村地域福祉計画)

107条 市町村は、地域福祉の推進に関する事項として次に掲げる事項を一体的に定める計画(以下「市町村地域福祉計画」という。)を策定するよう努めるものとする。

一 地域における高齢者の福祉、障害者の福祉、児童の福祉その他の福祉に関し、共通して取り組むべき事項

二 地域における福祉サービスの適切な利用の推進に関する事項

三 地域における社会福祉を目的とする事業の健全な発達に関する事項

四 地域福祉に関する活動への住民の参加の促進に関する事項

五 前条第一項各号に掲げる事業を実施する場合には、同項各号に掲げる事業に関する事項

2 市町村は、市町村地域福祉計画を策定し、又は変更しようとするときは、あらかじめ、地域住民等の意見を反映させるよう努めるとともに、その内容を公表するよう努めるものとする。

3 市町村は、定期的に、その策定した市町村地域福祉計画について、調査、分析及び評価を行うよう努めるとともに、必要があると認めるときは、当該市町村地域福祉計画を変更するものとする。

 

社会福祉協議会の役割

社会福祉協議会は、社会福祉法第109条に「地域福祉の推進を図ることを目的とする団体」として位置づけられています。

豊川市社会福祉協議会では、平成15年度に地域福祉の推進を目的とした実践的な活動・行動計画である第1次豊川市地域福祉活動計画を策定し、以降、見直しを重ね、地域福祉の推進に取り組んでいます。

 

社会福祉法(抜粋)

(市町村社会福祉協議会及び地区社会福祉協議会)

109条 市町村社会福祉協議会は、一又は同一都道府県内の二以上の市町村の区域内において次に掲げる事業を行うことにより地域福祉の推進を図ることを目的とする団体であって、その区域内における社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会福祉に関する活動を行う者が参加し、かつ、指定都市にあってはその区域内における地区社会福祉協議会の過半数及び社会福祉事業又は更生保護事業を経営する者の過半数が、指定都市以外の市及び町村にあってはその区域内における社会福祉事業又は更生保護事業を経営する者の過半数が参加するものとする。

一 社会福祉を目的とする事業の企画及び実施

二 社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助

三 社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調整及び助成

四 前三号に掲げる事業のほか、社会福祉を目的とする事業の健全な発達を図るために必要な事業

2 地区社会福祉協議会は、一又は二以上の区(地方自治法第二百五十二条の二十に規定する区をいう。)の区域内において前項各号に掲げる事業を行うことにより地域福祉の推進を図ることを目的とする団体であって、その区域内における社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会福祉に関する活動を行う者が参加し、かつ、その区域内において社会福祉事業又は更生保護事業を経営する者の過半数が参加するものとする。

 

(2)計画の対象

生活に支援が必要な高齢者や障害者、子育て家庭はもとより、性別、年齢、国籍などに関わりなく、地域に暮らすすべての人が本計画の対象であり、本計画を推進する主体にもなります。

 

(3)計画の期間・位置づけ

本計画の計画期間は、平成30年度から平成34年度までの5年間とします。

なお、国、愛知県等の動向を踏まえるとともに、計画の進捗状況や社会情勢の変化、関連計画との整合性を考慮して、必要な見直しができるものとします。

また、本計画は、本市のまちづくり施策の基本指針である「豊川市総合計画」を上位計画とし、高齢者、障害者、児童等関連する個別計画を横断的にとらえ、その整合と連携を図りながら策定します。

 

(4)計画の策定体制

本計画の策定にあたっては、計画策定への市民参加を実現するために、市民アンケートの実施や中学校区単位の地域福祉懇談会等を開催するとともに、学識経験者や福祉団体の代表者、公募による一般市民など幅広い分野の関係者を委員とする「豊川市地域福祉計画策定委員会」を設置し、審議しました。

 

豊川市地域福祉計画策定委員会

構成 学識経験者、福祉団体の代表者及び公募による一般市民など

役割 計画案の検討、審議

 

豊川市地域福祉計画策定検討部会

構成 市役所関係部署(福祉部、子ども健康部、企画部、市民部、建設部及び教育委員会等の関係各課の担当者)

役割 地域福祉に関する課題に対する施策及び計画案の検討

 

豊川市地域福祉計画策定作業部会

構成 社会福祉協議会職員

役割 地域福祉活動に関する把握、課題に対する施策及び計画案の検討

 

(5)計画の推進体制と進捗管理

地域における推進体制

地域福祉の推進には市民一人ひとりが福祉に対する意識や理解を深め、日頃から身近な地域への関心を持つことが必要です。本市では、社会福祉協議会が設置を支援してきた地域福祉活動推進委員会(社会福祉協議会が連区または校区を単位に設置を推進している組織。身の回りに起こっている生活上の問題を、地域住民一人ひとりが共通の問題として理解し、地域にある各種団体や住民の参加と協力により、「住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくり」を住民自らがつくり出していくことを目的とする。)や福祉会をはじめ、町内会、民生委員児童委員やボランティア・市民活動団体、老人クラブ、サービス提供事業者等と連携しながら本計画の推進を図っていきます。

 

計画の普及啓発

本計画を推進するためには、本計画の趣旨や方向性等について、市民と共有する必要があることから、本計画書や概要版を関係機関へ配布するとともに、市や社会福祉協議会の広報誌やホームページ等を通じて周知します。

 

計画の進捗管理・評価

本計画の実効性を高めるため、PDCAサイクル(PDCAサイクル:Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)の4段階を繰り返すことによって、計画を効果的に実施し、継続的に改善する手法。)により、市関係各課や社会福祉協議会において、関連する施策の進捗状況を取りまとめると同時に毎年、各地域で地域福祉懇談会を開催し、市民から地域の現状や意見を集約し、計画の進捗管理を行います。

また、学識経験者や福祉団体の代表者、公募による一般市民など幅広い分野の関係者を委員とする「豊川市地域福祉計画推進委員会(以下「推進委員会」という。)」を設置し、推進委員会へそれぞれの現状を報告したうえで、市民からの視点、専門的な視点から進捗状況を総合的に評価し、計画の推進につなげます。

 

第2章 統計データ等から見る本市の現状と課題

1 統計データから見る本市の現状

(1)年齢3区分別人口と高齢化率の推移

総人口は、平成25年の185,257人から微増傾向にあり、平成29年には186,021人と、0.4パーセントの増となっています。また、年少人口は年々減少している一方、老年人口は増加しており、平成25年に比べ、11.2パーセントの増となっています。

 

年齢3区分別人口と高齢化率の推移

平成25年の年少人口(0歳から14歳)は27,119人、生産年齢人口(15歳から64歳)は115,836人、老年人口(65歳以上)は42,302人、総人口は185,257人、高齢化率は22.8パーセントです。

平成26年の年少人口は26,793人、生産年齢人口は114,241人、老年人口は44,052人、総人口は185,086人、高齢化率は23.8パーセントです。

平成27年の年少人口は26,628人、生産年齢人口は113,282人、老年人口は45,285人、総人口は185,195人、高齢化率は24.5パーセントです。

平成28年の年少人口は26,452人、生産年齢人口は112,890人、老年人口は46,348人、総人口は185,690人、高齢化率は25.0パーセントです。

平成29年の年少人口は26,194人、生産年齢人口は112,784人、老年人口は47,043人、総人口は186,021人、高齢化率は25.3パーセントです。資料:市民課 各年930日現在

 

(2)世帯構成の推移

一般世帯数は、平成22年の64,796世帯から平成27年の67,806世帯となり4.6パーセント増加し、そのうち核家族世帯数については、5.0パーセント増加しています。また、一世帯あたりの人員は、平成22年の2.81人から平成27年は2.69人と減少しています。

 

世帯構成の推移

平成22年の一般世帯は64,796世帯、平成27年の一般世帯は67,806世帯、そのうち平成22年の核家族世帯は39,458世帯、平成27年の核家族世帯は41,430世帯です。

平成22年の一般世帯人員は181,928人、平成27年の一般世帯人員は182,436人です。

平成22年の一世帯あたり人員は2.81人、平成27年の一世帯あたり人員は2.69人です。資料:国勢調査

 

(3)町内会加入率の状況

町内会加入率は、年々減少しています。

平成25年は79.49パーセント、平成26年は75.43パーセント、平成27年は74.93パーセント、平成28年は74.14パーセント、平成29年は73.21パーセントです。

資料:市民協働国際課 各年4月1日現在

平成25年は外国人世帯を除いた住基世帯数をもとに算出した加入率

中学校区別では、音羽中学校区が89.65パーセントで最も高く、代田中学校区が61.88パーセントと最も低くなっています。

 

中学校区別の町内会加入率

東部中学校区は65.56パーセント、南部中学校区は69.50パーセント、中部中学校区は75.42パーセント、西部中学校区は71.35パーセント、代田中学校区は61.88パーセント、金屋中学校区は72.50パーセント、一宮中学校区は79.70パーセント、音羽中学校区は89.65パーセント、御津中学校区は86.38パーセント、小坂井中学校区は79.10パーセントです。

資料:市民協働国際課(平成29年4月1日現在)

 

(4)要支援・要介護認定者の状況

要支援・要介護認定者数は、平成25年の6,082人から平成29年の7,196人と、18.3パーセントの増加となっています。

要支援・要介護認定者数の推移

平成25年の要介護5は620人、要介護4は770人、要介護3は969人、要介護2は1,093人、要介護1は1,458人、要支援2は606人、要支援1は566人、合計6,082人です。

平成26年の要介護5は631人、要介護4は788人、要介護3は973人、要介護2は1,134人、要介護1は1,595人、要支援2は685人、要支援1は626人、合計6,432人です。

平成27年の要介護5は672人、要介護4は843人、要介護3は1,004人、要介護2は1,187人、要介護1は1,639人、要支援2は709人、要支援1は599人、合計6,653人です。

平成28年の要介護5は668人、要介護4は831人、要介護3は1,020人、要介護2は1,235人、要介護1は1,783人、要支援2は769人、要支援1は699人、合計7,005人です。

平成29年の要介護5は684人、要介護4は864人、要介護3は1,022人、要介護2は1,198人、要介護1は1,922人、要支援2は791人、要支援1は715人、合計7,196人です。

資料:介護保険事業状況報告(月報)各年3月末日現在

 

 

(5)障害者の状況

手帳所持者数は、平成25年と平成29年で比較すると、身体障害者手帳所持者数は微増ですが、療育手帳所持者数は22.0パーセントの増加、精神障害者保健福祉手帳所持者数については、34.8パーセントの大幅な増加となっています。

身体障害者手帳所持者数(等級別)の推移

平成25年の1級は1,805人、2級は863人、3級は1,412人、4級は1,223人、5級は318人、6級は272人、合計5,893人です。

平成26年の1級は1,860人、2級は848人、3級は1,384人、4級は1,277人、5級は310人、6級は275人、合計5,954人です。

平成27年の1級は1,576人、2級は939人、3級は1,256人、4級は1,515人、5級は395人、6級は282人、合計5,963人です。

平成28年の1級は1,612人、2級は943人、3級は1,249人、4級は1,503人、5級は398人、6級は230人、合計5,935人です。

平成29年の1級は1,615人、2級は918人、3級は1,230人、4級は1,465人、5級は393人、6級は286人、合計5,907人です。

資料:福祉課 各年4月1日現在

 

療育手帳所持者数(判定別)の推移

平成25年のA判定は491人、B判定は333人、C判定は395人、合計1,219人です。

平成26年のA判定は494人、B判定は331人、C判定は420人、合計1,245人です。

平成27年のA判定は521人、B判定は361人、C判定は460人、合計1,342人です。

平成28年のA判定は544人、B判定は375人、C判定は493人、合計1,412人です。

平成29年のA判定は562人、B判定は405人、C判定は520人、合計1,487人です。

資料:福祉課 各年4月1日現在

 

精神障害者保健福祉手帳所持者数(等級別)の推移

平成25年の1級は89人、2級は773人、3級は260人、合計1,122人です。

平成26年の1級は124人、2級は822人、3級は256人、合計1,202人です。

平成27年の1級は138人、2級は852人、3級は272人、合計1,262人です。

平成28年の1級は164人、2級は934人、3級は292人、合計1,390人です。

平成29年の1級は199人、2級は1,004人、3級は310人、合計1,513人です。

資料:福祉課 各年4月1日現在

 

(6)子どもの状況

子どもの数は、平成25年と平成29年で比較すると、小学校児童数では266人、2.46パーセントの減少、中学校生徒数では139人、2.55パーセントの減少となっています。

 

出生数、小学校児童数、中学校生徒数の推移

平成25年の出生数1,679人、小学校児童数は10,809人、中学校生徒数は5,450人です。

平成26年の出生数は1,565人、小学校児童数は10,631人、中学校生徒数は5,619人です。

平成27年の出生数は1,615人、小学校児童数は10,549人、中学校生徒数は5,524人です。

平成28年の小学校児童数は10,545人、中学校生徒数は5,522人です。

平成29年の小学校児童数は10,543人、中学校生徒数は5,311人です。

資料:出生数「愛知県衛生年報」各年の累計

小学校児童数、中学校生徒数 「豊川市の統計」各年5月1日現在

 

(7)ひとり親世帯、生活保護世帯等の状況

マル1 ひとり親世帯の状況

平成22年と平成27年との比較では、母子世帯は約6パーセントの増加となりましたが、父子世帯では約7パーセントの減少となっています。

 

ひとり親世帯の推移

平成22年の母子世帯は994世帯、父子世帯は121世帯です。

平成27年の母子世帯は1,056世帯、父子世帯は112世帯です。

資料:国勢調査

 

マル2 生活保護世帯の状況

生活保護世帯は、平成25年の742世帯から平成29年の910世帯と、23.6パーセントの増加となっています。また、被保護者人員は、平成25年の1,066人から平成29年は1,234人と15.8パーセント増加しましたが、平成28年と平成29年の比較では、21人の減少となっています。

 

生活保護世帯・人員の推移

平成25年の実世帯は742世帯、被保護者人員は1,066人です。

平成26年の実世帯は781世帯、被保護者人員は1,073人です。

平成27年の実世帯は828世帯、被保護者人員は1,144人です。

平成28年の実世帯は882世帯、被保護者人員は1,255人です。

平成29年の実世帯は910世帯、被保護者人員は1,234人です。

資料:福祉課 各年3月末日現在

 

マル3 就学援助費の支給状況

小・中学校就学援助費支給(学校教育法19条の規定に基づくもので、経済的な理由によって就学困難な児童または生徒の保護者に対し、学用品費、通学用品費、校外活動費、修学旅行費、学校給食費、医療費の援助を行う。)人数は、平成24年度の1,306人から平成28年度は1,420人と8.7パーセントの増加となっています。

小・中学校就学援助費支給人数の推移

支給人数 平成24年度1,306人、平成25年度1,320人、平成26年度1,390人、平成27年度1,419人、平成28年度1,420人です。

資料:教育委員会 決算資料

(8)福祉委員の状況

「地域福祉活動推進委員会(社会福祉協議会が連区または校区を単位に設置を推進している組織。身の回りに起こっている生活上の問題を、地域住民一人ひとりが共通の問題として理解し、地域にある各種団体や住民の参加と協力により、「住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくり」を住民自らがつくり出していくことを目的とする。)」では、各町内会に福祉会を設置し、活動の中心的な役割を担う福祉委員を置いています。福祉委員は、見守り・訪問活動やふれあいサロン(地域住民が住み慣れた地域で孤立することなく、生きがいを持って生活が送れるよう、市民館や集会所等を拠点に住民が主体となって交流し、ふれあう活動。)活動、在宅支援活動等を実施しています。

福祉委員数は、平成24年との比較では、1.48倍の大幅な増加となっています。

地区別の福祉委員数

資料:社会福祉協議会 平成29年4月1日現在 かっこ内は平成2441

東部中学校区の委員数は76(104)人、南部中学校区の委員数は135(120)人、中部中学校区の委員数は75(52)人、西部中学校区の委員数は141(80)人、だいだ中学校区の委員数は69(65)人、かなや中学校区の委員数は38(42)人、一宮中学校区の委員数は70(37)人、おとわ中学校区の委員数は58(55)人、みと中学校区の委員数は26(18)人、こざかい中学校区の委員数は160(0)人です。合計の委員数は848(573)人です。

 

(9)ふれあいサロンの状況

ふれあいサロン設置数は、平成24年の127ヶ所から平成29年の151ヶ所と、18.9パーセントの増加となっています。

地区別のふれあいサロン設置数

資料:社会福祉協議会 平成29年4月1日現在 かっこ内は平成2441

東部中学校区の設置数は30(30)箇所、南部中学校区は25(21) 箇所、中部中学校区は6(6) 箇所、西部中学校区は21(20) 箇所、だいだ中学校区は10(10) 箇所、かなや中学校区は9(7) 箇所、一宮中学校区は13(9) 箇所、おとわ中学校区は5(4) 箇所、みと中学校区は16(8) 箇所、こざかい中学校区は16(12) 箇所です。合計151(127) 箇所です。

 

10)ボランティア・市民活動団体の状況

資料:市民協働国際課 平成29731日 かっこ内は平成24731

ボランティア・市民活動団体数は、平成24年と平成29年との比較では、19団体減少していますが、活動人数では966人の増加となっています。

とよかわボランティア・市民活動センタープリオ登録団体数・活動人数

保健医療又は福祉の増進を図る活動は、団体数が143(169)、人数は4,130(4,247)人です。

社会教育の推進を図る活動は、団体数が9(8)、人数は133(139)人です。

まちづくりの推進を図る活動は、団体数が7(11)、人数は373(316)人です。

学術・文化・芸術又はスポーツの振興を図る活動は、団体数が57(48)、人数は4,531(4,673)人です。

環境の保全を図る活動は、団体数が27(24)、人数は806(590)人です。

災害救援活動は、団体数が7(10)、人数は614(272)人です。

地域安全活動は、団体数が21(25)、人数は1,400(2,118)人です。

人権擁護・平和の推進を図る活動は、団体数が1(1)、人数は18(21)人です。

国際協力活動は、団体数が3(4)、人数は687(86)人です。

男女共同参画社会の形成の促進を図る活動は、団体数が4(5)、人数は151(50)人です。

子どもの健全育成を図る活動は、団体数が55(48)、人数は2,707(2,094)人です。

職業能力の開発・雇用機会の拡充を支援する活動は、団体数が2(1)、人数は15(3)人です。

消費者の保護を図る活動は、団体数が2(2)、人数は69(82)人です。

上記の活動団体の運営や活動に関する連絡助言援助活動は、団体数が3(4)、人数は110(87)人です。

合計の団体数は341(360)、人数は15,744(14,778)人です。

 

2 各種アンケート調査結果

() 地域福祉に関する市民アンケート調査

本調査は、市民の地域福祉に関する意識や意見、地域活動への参加状況などの実態を把握し、計画策定の参考資料とするために実施しました。

調査対象 豊川市在住の20歳以上2,000人を無作為抽出

調査期間 平成29年1月13日から平成29年1月31

配布回収数 配布数 2,000人、回収数 902人、回収率 45.1パーセント

 

() 地域福祉活動に関する活動者アンケート調査

本調査は、市内で地域福祉活動を実践する民生委員児童委員や福祉委員等に対してアンケート調査を行い、地域で活動していく上での問題や課題を把握し、計画策定の参考資料とするために実施しました。

 

調査対象 民生委員児童委員(主任児童委員含む)、福祉委員(協力員含む)、ボランティア活動者

調査期間 平成2811月1日から平成29年1月31

配布回収数 配布数 民生委員児童委員 298人、福祉委員 1,310人、ボランティア活動者 415

回収数 民生委員児童委員 255人、福祉委員 715人、ボランティア活動者 247

回収率 民生委員児童委員 85.6パーセント、福祉委員 54.6パーセント、ボランティア活動者 59.5パーセント

上記のアンケート調査結果については、「第4章 施策の展開」、「第5章 地域の取り組み」において関連した項目を記載しています。

 

3 福祉団体ヒアリング調査から見る本市の課題等

本計画の策定にあたり、各福祉団体から地域の福祉課題を抽出するとともに、その解決に繋がる具体的な活動や、社会福祉協議会や市に求められる支援方法等を検討するための基礎調査として、福祉団体ヒアリング調査を実施しました。

対象団体

()豊川市社会福祉施設協会

()豊川市ボランティア連絡協議会

()豊川市介護保険関係事業者連絡協議会居宅介護・介護予防支援事業所部会

()豊川市障害者(児)団体連絡協議会

()子育てネットワーカーあいち東三河豊川支部

()豊川市障害者地域自立支援協議会相談支援事業所会議

 

()豊川市社会福祉施設協会

地域住民に望むこと

内容

地域住民の方との関わりがなかなかできていないので、イベント等でもう少し協力してやっていきたい

学生ボランティア等に児童の学習や遊びの補助をお願いしたい

介護などで困っている人がいたら連絡してほしい

障害者や高齢者、施設への理解を深めてほしい

施設の行事等に参加してほしい

施設のイベント等に参加していただき、利用者の事を知ってもらうきっかけにしてほしい

 

団体として地域貢献できること

内容

非常時の福祉避難所として活用してほしい

施設職員による認知症講座や介護教室

若い人を含むボランティアや体験学習の受け入れ

地域住民のふれあい、交流の場づくり

障害者に関する相談

 

社会福祉協議会や市に望むこと

内容

「地域ふれあい事業」を今後とも継続してほしい

法人が協力する社会貢献事業の開発

災害時の安否確認について、市内事業所と連携してほしい

地域貢献について、リーダーシップをとってまとめてほしい

社会福祉事業のイメージアップや市民の理解を深める取り組み

福祉避難所の具体的な活動や防災体制の強化

公益的な活動の積極的な誘導

 

()豊川市ボランティア連絡協議会

地域住民に望むこと

内容

耳の不自由な方に対し、正しい理解を持ってほしい

「ベルマーク運動」に理解を持ってほしい

ボランティアが高齢化しているので、若い世代に参加してほしい

福祉ボランティアへの理解が浅く、サロンのボランティア活動への参加が少ない

これまで以上にもっとボランティア活動への参加を期待しています

 

団体として地域貢献できること

内容

傾聴ボランティア活動の場を広げる

学校行事への協力・参加

学校で、夏休みなどに手話学習で交流の場の提供

学校授業や地域イベントでものづくりの協力

脳トレ活動や体力づくりをとりいれたボランティア活動や独居の見守りを行っている

敬老会への参加協力。年間を通じた町内会の各種行事への協力・参加

 

社会福祉協議会や市に望むこと

内容

ボランティア活動者の高齢化として、若い世代にボランティア活動に興味を持ってもらえるよう、アピールしてほしい

ボランティア講座の受講者が減少しているので、PR方法の再考

職員に手話を覚えてほしい

職場に手話学習の場をつくってほしい

職員の人事異動が早く、なかなか信頼関係を築けない

 

()豊川市介護保険関係事業者連絡協議会 居宅介護・介護予防支援事業所部会

地域住民に望むこと

内容

隣近所で仲良く助け合える関係を築いてほしい

独居の方や認知症の方の見守り

困っている人がいれば、気軽に相談してほしい

地域で社会資源を活用して、地域でできるだけ生活できるよう協力してほしい

見守りネットワークへの個人登録の協力

民生委員の訪問活動等の充実

 

団体として地域貢献できること

内容

地域住民がいつでも気軽に来られる相談窓口

地域の困りごとを市や高齢者相談センター等につなげる

社会資源の発掘や情報提供

 

社会福祉協議会や市に望むこと

内容

災害時の対策、支援や協力体制、また子供や徘徊高齢者の見守りを地域で組織化してほしい

社会資源の協働やサポート、発掘など情報提供をお願いしたい

社協事業の周知やボランティア活動を紹介してほしい

困難事例に対する積極的な関わりや支援

傾聴ボランティアや独居高齢者の安否確認の充実

コミュニティバスの利用改善

地域資源の増加を促してほしい

買い物や通院で困っている人への外出支援

40から50歳代への福祉制度等を学習する機会

地域ボランティアの積極的な活用の促し

経済的に介護保険サービスを遠慮する世帯への福祉サービスの支援

 

()豊川市障害者(児)団体連絡協議会

地域住民に望むこと

内容

災害時の避難所生活の際に、理解・協力をしてほしい

災害時にはやさしく受け入れてほしい

呼吸器疾患について理解し、災害時には協力してほしい

行動やしゃべり方、身体的特徴がある人もいることを普通に受け入れてほしい

日頃から地域にいる障害者をそっと見守ってほしい

障害のことを自分から伝えて、地域に積極的につながる

見た目にわかりにくい内部障害者を理解してほしい

子どものころから、地域住民とふれあう機会があるとよい

精神障害者が地域で普通に生活できるよう支援してほしい

 

団体として地域貢献できること

内容

地域の集まりに積極的に参加する

精神障害者の理解に向けた講座の講師が可能

知的障害者の理解に向けた講座

呼吸器障害者等の理解に向けた講座

災害時に備えた誤解の解消、施設の整備(電源・酸素の確保)

障害者は「してもらう」という見方が強いが、自分から何かをするという気持ちが大切で公園等の草取りなど美化活動への参加

 

社会福祉協議会や市に望むこと

内容

福祉について詳しい職員の配置

障害があっても地域の中で生きていけるように、民生委員との仲介・橋渡しをお願いしたい

ヘルパーの高齢化。ヘルパー養成講座の開催

障害者団体がウィズ豊川で避難訓練をしたい

災害時に安心して避難ができる場所の確保、充実

避難所体験を検討してほしい

トイレの音声案内の設置や団体のPRをしてほしい

歳末カレンダーのPRをしてほしい

重度障害者が安心した生活を送るための、24時間体制の看護師やヘルパーを利用できる在宅支援の充実

障害者等を支援する側の職員の知識や技術の向上を目指した研修会や講習会を行政で取り組んでほしい

 

()子育てネットワーカーあいち東三河豊川支部

地域住民に望むこと

内容

児童館と関わり、協力してもらいありがたい

20年間活動を続けられているのは、地域自治会のおかげ

もう少し交流の機会があるとよい

子育てネットワーカーの存在を知ってほしい

子育てに多世代で関わってほしい(当事者だけではなく)

ボランティアの高齢化が進み、若い人たちに頑張ってほしい

福祉施設に子連れの親子等が気軽に立ち寄れるとよい(小さいころからお年寄りや障害者とふれあうと、偏見や差別が減ると思う)

 

団体として地域貢献できること

内容

親子遊びの指導、子育て広場の手伝いや開催

親子体操や絵本の読みきかせ

子育てサロンの企画・運営、託児

子育て中の親子の出会いの場をつくる

個々では体験できない集団遊びの体験

親子ふれあい広場を長く続けていきたい

子育てサロン未設置地区の立ち上げのお手伝い

子育てに関する悩み相談

講演、学習会の開催を通じた、保育園・学校との交流協力、情報交換

 

社会福祉協議会や市に望むこと

内容

児童館の室内の充実

ボランティア登録グループが、地区市民館や生涯学習会館で印刷できるとよい

自然なつながりができると子育てだけでなく、住みやすいまちになると思う

子育てネットワーカーを活用してほしい

福祉施設等に親子で気軽に立ち寄り、お年寄りの方や障害を持った方と接する機会がたくさんあれば、差別や偏見も減ってくると思うボランティアセンター職員の充実

市内施設を、利用しやすくしてほしい

地域のふれあいの場を充実させてほしい

市の建物、スペースの有効活用

 

()豊川市障害者地域自立支援協議会相談支援事業所会議

地域住民に望むこと

内容

民生委員や自主防災会との連携を図る機会をつくってほしい

相談支援専門員(障害者等の相談に応じ、助言や連絡調整等の必要な支援を行うほか、サービス等利用計画を作成する者をいう。実務経験と相談支援従事者研修の受講が要件となる。相談支援事業を実施する場合には、相談支援専門員を置く必要がある。)という仕事の内容を周知してほしい

相談支援専門員の存在や役割、活動内容を知ってほしい

障害者や高齢者等が地域の住民と日常的に交流できる場を確保し、障害者等に対する地域住民の理解を深めてほしい

障害についての理解を深めてほしい

障害者を考慮した視点で、地域行事などを検討してほしい

 

団体として地域貢献できること

内容

福祉にかかわらず、様々な分野の方と関係を築き、その時、その人のニーズにあわせた情報を提供する

相談支援専門員として地域に関わる機会が少なかった。今後何が貢献できるのか模索していきたい

ボランティア活動への参加

地域で行われているイベント等への参加

障害者の立場を踏まえた上での地域づくりのお手伝い

地域活動に参加するためのアドバイスなど

 

社会福祉協議会や市に望むこと

内容

障害者の方でも集まることができる場所やサークルの情報を教えてほしい

わかりやすいインフォメーション

地域の福祉活動の拠点として役割が何かわからない。自分を含め利用者や利用者家族も同様な意見が多い

誰もが安心して生活できる地域づくりを推進してほしい

 

4 地域福祉懇談会からの課題等

本計画の策定にあたっては、10中学校区34地区において地域福祉懇談会を開催し、身近な地域における課題や今後、地域で取り組むべきことについて、検討を行いました。

 

地域の課題

1 あいさつ運動 13

地域福祉に参加する意識が低い

組単位で月一度位、顔合せが出来たらよい(昔は溝掃除等で顔を合わせた)

若者の行事への参加が少ない

マナーを守らない人が多い

2 福祉教育 1

子どもの福祉(子育て支援等)に関することが弱い

3 地域交流・ふれあいの場 145

祭礼で伝統や文化を守っていくことが、人手不足や経費面で困難になってきている

一人ひとりはそれぞれ住みよいまちを望んでいる

世代間の意見調整の場や方法が必要

近くに気軽に行けるコミュニティセンターがない

4 見守り活動 45

ひとり暮らし、空き家が増えている

どこに誰が住んでいるのかわからない

5 ボランティア・市民活動 30

ボランティアスタッフの高齢化

老人会のサロンは活発であるが、男性参加者がいない

支え手世代が参加しない

活動できる人が限定されている

人材は多いが、全体をまとめるリーダーが少ない

6 町内会活動 110

全体をまとめるリーダーの不足・高齢化

個人情報保護の制約から、どこに誰が住んでいるのか不明

活動者が固定化・兼務化している

町内会役員は男性が主体で、女性の参加が少ない

自治会役員や各種世話役を同じ人が全てやることが多く、負担が重くなっている

7 地域活動者の連携 8

地区間の活動の連携が必要

町内会、組あるいは組内の情報が少ない

各組織間の連携不足(単独行事がある)

活動者同士の連携が不足している

それぞれの活動はしているけれど交流が足りない

8 相談支援 4件

町内会未加入者へ福祉の仕組みが伝わらない

社会的弱者や要援護者への支援対策として、地域福祉活動を活性化する必要がある

生活課題の発掘が困難

困っている人の相談窓口がない

9 情報提供 6

サービスの情報が少ない

ワンコインサービス(ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯を対象に、シルバー人材センターの登録会員が1回30分程度でできる掃除やゴミ出し、庭木の水やり等をワンコイン(500)で提供するサービスのこと。)のPRと体制がなされていない

広報とよかわのスピーカーを利用させてほしい

個人情報等、情報の共有と持ち方

個人情報が行政から出ない

10 福祉サービス 7

高齢者世帯のゴミ出し、買い物支援が必要

連区全体が広範囲となり、細かな所まで行き届かない

11 権利擁護 1

社会的弱者や要援護者への福祉対策、福祉活動

12 サービス向上 3

福祉サービスの理解を深める

13 身近な地域の環境整備 77

運転ができなくなった高齢者対策、巡回バスが必要

コミュニティバスが利用しにくい

コミュニティバスの使い方がよくわからない

老人クラブ、送迎バス、無料バス、足がない

コミュニティバスの利用者がいない

バス停まで遠くて行けないので近くまで来てほしい

集まるところまでの交通の手立てが不自由

コミュニティバスの停留所が遠くて利用できない

14 防災・防犯活動 54

防災訓練を行って欲しい

見回り対象者が点在しており、災害時の把握が困難

地域のリーダーなどの人材育成が必要

地域の防災活動と要支援者との関係の構築が必要

自主防災組織の再構築が必要

自主防災会の活動が少ない

災害に対する防災意識が低い

小学生の登下校の見守り活動が乏しい

通学路の交通量が多い

計 504

上記課題に対する地区ごとの課題や今後の方向性については、第5章に記載しています。

 

第3章  基本理念・基本目標

1 計画の基本理念

(1)第3次地域福祉計画(案)の基本理念

これまでの福祉サービスは、高齢者、障害者、子どもといった分野ごとに制度が構築され、窓口では各分野が専門性を発揮し、さまざまな問題の解決を図ってきました。しかし、地域では、介護が必要な高齢者と障害者が同居している世帯への支援や、生活困窮が背景にあり複雑な問題を抱えた世帯への対応等、一つの制度、分野ごとの福祉サービスだけでは解決できないケースが増加しています。誰もが健康で安心して暮らすことができるよう、一人ひとりの尊厳を守り、ふれあい、支えあいながら、誰もが住み慣れた地域で自立し、将来に夢をもって暮らすことができる社会が求められています。

本市でも、今後、少子高齢化や核家族化の進行が予想されることから、身近な地域における見守り活動等、市民みんなでつくりあげていく、ふれあい、支えあう地域社会のあり方がますます重要になっています。また、それぞれの地域特性を踏まえた地域活動を継続するとともに、新たな地域課題や福祉ニーズに対して、地域住民が主体的に取り組むことによって、地域を育んでいくことが大切です。

本計画は、「第2次豊川市地域福祉計画」の基本理念を継承し、「ふれあい 支えあい 夢のある元気なまち とよかわ みんなでつくる支えあいのまち」を掲げて、地域福祉の推進を図っていきます。

 

2 計画の基本目標

基本理念の実現に向け、次の4つの基本目標を定め、各施策を推進していきます。

以下の4つの基本目標は、アンケート調査や地域福祉懇談会における検討結果、「第2次豊川市地域福祉計画」の進捗評価等を総合的に勘案し、現在の課題や今後の方向性を検討した上で設定しています。

 

基本目標1 みんなでふれあい 学ぶ 絆と交流の場づくり 知りましょう

人々が主体的に支えあうふれあいの第一歩として「あいさつ」や「声かけ」の意識を啓発し、地域活動に参加しやすい環境づくりを行います。また、地域の福祉活動の輪を広げていくために、地域と学校が連携し福祉教育を進め、市民の誰もが普段の生活から福祉の心を持ち、いつも笑顔で声をかけ合える地域づくりをめざします。

 

基本目標2 みんなで創る 助け合い 支えあいのしくみ 参加しましょう

誰もが住みやすい地域をつくるためには、地域住民が地域における身近な生活課題や地域の現状を把握し、自らがその課題解決の担い手として、主体的に話し合いの場に参加することが大切です。そして、その受け皿となる町内会などの地域組織団体の活性化を図るため、その推進役となる人材の発掘や育成、活動への支援を行います。

また、地域の見守り活動を進めるとともに、ボランティア・市民活動団体や地域福祉活動者等の交流を図り連携を強化することで、身近な福祉課題を発見し、その解決に向けた取組みを進めます。

 

基本目標3 みんなで支える 各種福祉サービスの推進 活用しましょう

誰もが住み慣れた地域で自立し、安心して暮らしていくためには、生活上の課題を改善するさまざまな在宅支援サービスを充実するとともに、サービス提供者の質の確保・向上を図っていくことも重要です。

また、支援が必要な人に適切な福祉サービスが提供されるよう、市民、地域福祉団体、社会福祉協議会、行政が連携し、情報提供の充実を図るとともに、地域の身近な相談窓口で気軽に相談ができるしくみづくりを進めます。

 

基本目標4 みんなで進める 人にやさしいまちづくり 広げましょう

誰もが身近な地域で安心して安全な生活が送れるよう、地域特性を踏まえた利便性の確保に努めるとともに、日頃から、防災や防犯に対する意識を高めます。地域福祉活動を中心とする日常の支援体制等を整え、地域の福祉コミュニティを向上させ、災害や犯罪に強いまちづくりを進めます。

 

3 計画の体系

総合計画 未来像

光・緑・人 輝くとよかわ

基本理念

ふれあい 支えあい 夢のある元気なまち とよかわ

みんなでつくる支えあいのまち

基本目標

1 みんなでふれあい 学ぶ 絆と交流の場づくり 知りましょう

基本方針

1 地域の助け合い意識の醸成

施策

マル1 あいさつ運動の推進

マル2 助け合い意識の醸成・啓発

基本方針

2 地域と学校の連携による人づくり地域づくり

施策

マル1 福祉教育・体験学習の推進

マル2 地域と学校の連携強化

基本方針

3 地域の身近な交流・ふれあいの推進

施策

マル1 地域交流の推進

マル2 居場所づくりの推進

 

基本目標

2 みんなで創る 助け合い 支えあいのしくみ 参加しましょう

基本方針

1 地域における見守り活動の推進

施策

マル1 地域の見守り意識の醸成

マル2 地域の見守り活動への支援

基本方針

2 ボランティア・市民活動の促進

施策

マル1 ボランティア・市民活動の活性化への支援

マル2 人材の育成

基本方針

3 地域組織活動の促進

施策

マル1 町内会の周知と加入促進

マル2 地域組織活動への支援

基本方針

4 地域活動者の役割分担と連携強化

施策

マル1 地域活動者間の交流と連携強化

 

基本目標

3 みんなで支える 各種福祉サービスの推進 活用しましょう

基本方針

1 相談支援機能の充実

施策

マル1 身近な総合相談機能の充実

マル2 行政等の専門相談支援の充実

マル3 生活に困っている人への支援の充実

基本方針

2 情報提供の充実

施策

マル1 福祉サービス等のわかりやすい情報提供

基本方針

3 在宅福祉サービスの充実

施策

マル1 きめ細かな生活支援の充実

マル2 介護者等への支援

基本方針

4 権利擁護の推進

施策

マル1 権利擁護体制の充実

マル2 成年後見制度等の充実

マル3 虐待の早期発見と対応のしくみづくり

基本方針

5 サービスの質の向上

施策

マル1 福祉サービスの質の確保・向上

 

基本目標

4 みんなで進める 人にやさしいまちづくり 広げましょう

基本方針

1 身近な地域の暮らしやすさの確保

施策

マル1 地域環境の整備

マル2 移動困難者に対する支援の充実

基本方針

2 地域の防災・防犯活動の推進

施策

マル1 地域防災活動の促進

マル2 地域防犯活動の促進

マル3 子どもの安全対策の推進

 

 


 

第4章  施策の展開

基本目標1 みんなでふれあい 学ぶ 絆と交流の場づくり 知りましょう

基本方針1-1 地域の助け合い意識の醸成

現状と課題

地域には、高齢や障害、また、ひとり暮らしや子育て家庭、不当な差別や虐待など、さまざまな理由により生きづらさを感じ、支援を必要としている人が増えています。そのような中で、市民の一人ひとりが自ら住んでいるまちの現状を知り、地域に興味をもつことが、まちづくりの原点になります。

市民アンケートからは、住みやすい地域を実現していくうえの問題として、近所付き合いが減っていると感じていると約4割の方が回答しているものの、8割半ばの方が近所の人との相談・助け合いが「必要である」、「ある程度必要である」と感じています。

地域住民のつながりや連携を一層強化するために、日頃からの隣近所でのあいさつ運動の推進や、地域のイベントに気軽に参加し互いにふれあうことで、支えあいの意識の向上を図る必要があります。

市民アンケート結果

近所の人と相談し合う、助け合うことについて、どのように思うか、について、回答者数902人、必要である22.2パーセント、ある程度必要である64.3パーセント、あまり必要でない6.7パーセント、全く必要でない0.7パーセント、わからない5.3パーセント、無回答0.9パーセントです。

 

市民からの声

高齢化が進む中、近所との付き合いが少なく、あいさつをする程度で顔さえ合わせない人もいるのが現状です。お互いのプライバシーの問題から、中々話もできず、地域に長く住んでいても寂しいかぎりです。福祉で一番大切な事は、日頃からのあいさつや声かけをして、近所付き合いを良くすることに尽きると思います。(市民アンケート自由意見:平尾地区・70歳以上・女性)

 

今後の取り組み

施策マル1 あいさつ運動の推進

支援や介護を必要とする高齢者、障害者、子育て家庭等が地域の中で孤立することのないよう、地域におけるあいさつ運動を推進します。

市民

家族や近所の人とあいさつを気軽に交わし、ふれあいの第一歩としましょう。

ごみ出しや資源回収時を、あいさつや声かけの機会としましょう。

子どもへの声かけを積極的に行い、子どもたちにあいさつを習慣付けさせましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

団体活動やボランティア活動を通じて、さまざまな人と積極的にあいさつ運動を進めましょう。

社会福祉協議会

見守りネットワークづくりを通じ、あいさつ運動を積極的に進めます。

ふれあいサロン活動等を通じてあいさつの必要性を伝えます。

行政

地域のあいさつ運動を啓発します。

 

施策マル2 助け合い意識の醸成・啓発

障害の有無や生活状況などに関わらず、さまざまな個性を持った人々を認め、お互いに尊重しあい、地域の中でともに暮らしていくために、福祉に関するイベントや講座、活動等を通じて、助け合い・支えあいの意識を育みます。

市民

家庭や地域において、助け合い・支えあいの意識を育んでいきましょう。

障害等に関する理解を深め、適切な配慮をしましょう。

助け上手、助けられ上手になることを心がけ、誰もが暮らしやすい地域づくりに努めましょう。

地域福祉の意識を育むイベントに進んで参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

連区・町内会及び地域福祉活動推進委員会(社会福祉協議会が連区または校区を単位に設置を推進している組織。身の回りに起こっている生活上の問題を、地域住民一人ひとりが共通の問題として理解し、地域にある各種団体や住民の参加と協力により、「住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくり」を住民自らがつくり出していくことを目的とする。)を単位に、福祉出前講座を利用し、市民の福祉意識の向上に努めましょう。

福祉施設でイベント等を開催し、障害等をもつ利用者を理解してもらう契機にしましょう。

社会福祉協議会

「社協だより」や社協ホームページ、SNS(ソーシャルネットワークサービスの略。広く情報を公開するサイトで、すでに加入している人の紹介がないと参加できない招待制のサービスを指すことが多い。主な機能としては、自分のプロフィールや写真を公開する機能、公開範囲を設定できる日記機能、共通のテーマで意見交換や情報交換を行うコミュニティ機能、その他、会員同士のメッセージ機能や訪問履歴を残す機能、カレンダー機能などがある。)、各種イベントを通じて、地域福祉に関する意識を啓発します。

地域団体やボランティア団体が市民の交流を図るために実施するイベントや事業を支援し、助け合い意識を醸成します。

地域住民の地域福祉活動への参加意識を向上させます。

行政

「広報とよかわ」等において、福祉活動や人権擁護に関する特集などを掲載し、啓発活動に取り組みます。

さまざまな主体が行う住民の支えあい意識を高めるための学習会や交流の機会を支援します。

地域の支えあい意識を高めるための福祉関連講座を開催します。

 

基本方針1-2 地域と学校の連携による人づくり

地域づくり

現状と課題

地域住民に地域福祉への理解と関心を深め、地域での助け合いの意識を育むためには、子どもの頃からの福祉教育や地域のさまざまな活動への参加や体験を通して、福祉の心を身につけることが必要です。

本市では、小中学校において、高齢者等との交流を目的とした老人ホームへの訪問や、車椅子や点字を体験する福祉実践教室(市内の小学校・中学校において「総合的な学習の時間」等を利用して、障害者やボランティアを講師に招き、児童・生徒に対し、車いす・手話・点字・要約筆記等の体験学習を行う教室のこと。)で、福祉に対する理解を深めています。また、全小中学校では、学校運営協議会(教育委員会が個別に指定する学校(指定学校)ごとに、当該学校の運営に関して協議するためにおかれる機関。合議体である学校運営協議会を通じて、保護者や地域住民が学校運営に参加することができる。)や中学校区ごとの地域代表者会において地域住民との情報交換を行っています。

今後も、福祉教育・体験学習等を通じ、ボランティア・地域福祉活動等への理解と参加を促進するとともに、地域や家庭、学校との連携をさらに強化していく必要があります。

 

今後の取り組み

施策マル1 福祉教育・体験学習の推進

地域や家庭、学校における福祉教育の推進を図るとともに、地域福祉活動やボランティア活動への参加に結びつく体験やふれあいの機会を確保します。

市民

福祉教育に関心を持ち、体験学習の機会に積極的に参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

地域における福祉教育・体験学習に、情報や人材・場の提供等に積極的に協力しましょう。

社会福祉協議会

若い世代に対しての地域福祉学習体験プログラムを開発し、内容を充実します。

市民に対して、福祉のまちづくりに参加するきっかけをつくります。

すべての学校で福祉教育に取り組むために、必要な情報提供や機材の貸出などの支援を行います。

行政

高齢者や障害者との交流活動、高齢・障害疑似体験、特別支援学校などとの交流教育、総合学習などによるボランティア活動への理解や参加を促す、実践的な福祉教育を進めます。

豊川市小中学校人権教育研究会を充実します。

 

施策マル2 地域と学校の連携強化

地域の福祉活動の輪を広げていくため、学校行事において地域にある福祉施設との交流活動を進めます。また、学校運営協議会を通じた地域や家庭、学校との連携を深めていきます。

市民

身近な地域活動と学校の各種活動との連携を深めましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

団体活動やボランティア活動を通じ、学校行事へ積極的に参加・協力しましょう。

学校と地域にある福祉施設との交流を進めましょう。

社会福祉協議会

「学校の日」等を活用し、地域のさまざまな人材を発掘し、得意分野を活かした地域交流の新たな担い手を創出します。

福祉実践教室を通じて、児童・生徒と地域の高齢者等と交流の機会がもてるようにします。

行政

学校運営協議会を通じた地域や家庭、学校の連携を図ります。

 

基本方針1-3 地域の身近な交流・ふれあいの推進

現状と課題

地域での人と人とのつながりを強めるためには、さまざまな交流を進めることが大切です。

本市では、親子参加型のイベントの開催や、サロン活動への支援、地域活動団体と協働(複数の主体が、共通の目的に対し、対等な立場で協力しながら活動すること。)した各種講座や交流の場・機会を提供しています。

市民アンケートでは、ここ5年間の地域の行事や活動への参加状況について、参加しているとの回答が6割強となっています。

今後さらに、地域における交流やふれあいを推進するために、気軽に参加できる地域行事や活動など交流の機会の提供や、安心して気軽に立ち寄れる居場所づくりを推進していく必要があります。

市民アンケート結果

最近5年間の地域の行事や活動への参加状況について、回答者数902人、ひんぱんに参加している25.7パーセント、ときどき参加している38.5パーセント、あまり参加していない17.5パーセント、参加したことがない17.5パーセント、無回答0.8パーセントです。

 

今後の取り組み

施策マル1 地域交流の推進

地域において、気軽に参加できるさまざまな世代間交流の機会や行事を企画するなど、交流の機会づくりを推進し、地域の絆を強めます。

市民

町内会や地域福祉活動推進委員会、老人クラブ、子ども会、青年団等が主催する世代間交流の機会に気軽に参加しましょう。

町内会の清掃や市民館まつり等の行事にみんなで参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

町内会や地域福祉活動推進委員会、老人クラブやボランティア・市民活動団体等における世代間交流を積極的に進めましょう。

若者に気軽に参加してもらえる地域福祉活動にしていきましょう。

世代間交流を目的とした気軽に参加できるイベント等を開催しましょう。

社会福祉協議会

地域福祉活動推進委員会、老人クラブやボランティア・市民活動団体等が住民向けに企画する世代間交流活動を支援します。

行政

地域などで、気軽に参加できる世代間交流の場や機会を提供します。

親子参加型の催し物の開催や子育てサークルへの支援により、保護者同士の交流・仲間づくりを促します。

 

施策マル2 居場所づくりの推進

さまざまな人がお互いにふれあい、つながりや絆を深めるために、安心して気軽に立ち寄ることができる居場所づくりを推進します。

市民

行事やふれあいの機会を通して、地域の人と親しく話し合いながら、福祉に関する意識を育てましょう。

地域の介護や子育てに対する意識を高めるためのセミナー等に気軽に参加しましょう。

地域のふれあいサロン活動に気軽に参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

地域の子育て相談や子育てサークル活動に進んで協力しましょう。

ふれあいサロン活動に進んで協力しましょう。

福祉施設を開放し、地域住民との交流を深めましょう。

社会福祉協議会

ふれあいサロン活動を支援します。

地域の子育て相談や子育てサークルの活動等を支援します。

幼稚園・保育園や小・中学校の行事、町内会行事等における子どもの交流を通じて、市民の交流を進めます。

行政

子育て支援団体や地域福祉活動推進委員会等と協働し、子育てに対する住民の理解を深めるための学習や交流の機会をつくります。

ファミリー・サポート・センター事業(育児の援助を受けたい人と援助してくれる人が会員となり、育児について助け合う組織で、ファミリーサポートセンターのアドバイザーが会員相互の依頼と援助の調整を行う。)や子育てサポーター(子育ての経験や知識などを生かして、読み聞かせや託児・家事など、子育て中の家庭を幅広く支援する人材のこと。)養成講座を通じて、地域における子育てを支援します。

認知症や介護についての理解を深め、相談ができる場づくりを支援します。

市民の交流活動を促進するため、老朽化する市民館を計画的に更新し、活動拠点の確保と提供を図ります。

町内会活動の拠点となる集会施設等の整備を支援します。

 

基本目標2 みんなで創る 助け合い 支えあいのしくみ 参加しましょう

基本方針2-1地域における見守り活動の推進

現状と課題

少子高齢化や核家族化の進行により、地域の人間関係や家族関係が希薄化し、社会で孤立して生活する人が増加しています。

本市では、地域の見守り意識の啓発として、地域の支援者に見守りガイドブック(見守り方法の紹介や個人情報保護の問題等、見守り活動のポイントについて整理したもの)を配付するとともに、地域の高齢者等の見守りについて、関係団体や企業と協定を締結するなど、見守りネットワークづくりを進めています。

また、社会福祉協議会では、市内30地区に地域福祉活動推進委員会(社会福祉協議会が連区または校区を単位に設置を推進している組織。身の回りに起こっている生活上の問題を、地域住民一人ひとりが共通の問題として理解し、地域にある各種団体や住民の参加と協力により、「住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくり」を住民自らがつくり出していくことを目的とする。)を設置し、地域見守りネットワークの構築・運営支援に努めるとともに、ふれあい電話訪問事業(ひとり暮らしの高齢者等に対して、電話での安否確認や訪問による見守り支援を行う事業。)等を通じて、ひとり暮らし高齢者等の見守り活動を進めています。

市民アンケートでは、近所で困っている人がいた場合、「手助けできること」として、「安否確認の声かけ」との回答が約6割となっています。

今後も、ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯、認知症高齢者、障害者や子育て家庭等地域で支援を必要とする人の増加が見込まれ、日頃からの市民一人ひとりの見守り意識をより一層高めるとともに、地域の見守り活動をさらに進めていく必要があります。

市民アンケート結果

近所で困っている人がいた場合、「手助けできること」(上位5項目)について、回答者数902人、安否確認の声かけ63.4パーセント、話し相手35.6パーセント、ゴミ出し34.5パーセント、ちょっとした買い物28.9パーセント、ちょっとした家事(電球交換など)26.5パーセントです。

 

今後の取り組み

施策マル1 地域の見守り意識の醸成

一人ひとりの市民が、地域での見守りの大切さ・必要性について、自ら気づき、自分ができる見守り活動を考える機会をつくります。

市民

見守りの必要な世帯に気を配り、回覧板を回す時など日常生活の中で声をかけていきましょう。

日頃から隣近所で、見守りや助け合いを意識した行動を考えましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

市民と連携し、組織的な見守り体制づくりに協力しましょう。

社会福祉協議会

高齢者や障害者に関する理解を深める機会を設け、地域における見守り意識を高めます。

ふれあいサロン活動を支援します。

行政

地域の見守り意識の大切さを啓発します。

 

施策マル2 地域の見守り活動への支援

ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯、障害者、子育て家庭等、日常生活において支援が必要な人を地域で見守り、支えあう地域づくりを推進します。

また、潜在化している支援を必要としている人の早期発見に努めます。

市民

地域におけるきめ細かな見守り活動を継続的に進めていきましょう。

ひとり暮らし高齢者など、特に見守りが必要な人の把握に努めましょう。

地域の見守り活動を効果的に行っていくために、地域での話し合いを進めましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

市民との連携のもと、地域の見守り活動に協力しましょう。

ふれあいサロンを通じて、高齢者の見守り活動を進めていきましょう。

社会福祉協議会

研修会等を通じて、見守りに関する知識や方法を普及します。

ふれあいサロンを通じて、高齢者の見守り活動を支援します。

行政

地域の見守り活動を支援します。

 

基本方針2-2 ボランティア・市民活動の促進

現状と課題

本市では、「とよかわボランティア・市民活動センタープリオ」と「とよかわボランティア・市民活動センターウィズ」を拠点とし、ボランティア・市民活動を支援してきました。また、ボランティア・市民活動体験講座やコミュニティリーダー養成講座を開催し、人材育成を推進しています。

市民アンケートでは、ボランティア等が活発になるために必要なこととして、「活動に気楽に参加できる雰囲気があること」の割合が約5割、「地域の人同士の付き合いがあること」の割合が約4割となっています。活動者アンケートでは、活動の中で困っていることとして、「メンバーが高齢化してきている」の割合が約5割となっており、ボランティア・市民活動においても高齢化が進み、若年層への参加を促進する必要があります。

今後、ますます多様化する地域の福祉課題に対応していくためには、地域の多くの人にボランティア等の活動へ気軽に参加してもらうための仕組みづくりが求められています。

市民アンケート結果

ボランティア等が活発になるために必要なこと(上位5項目)について、回答者数902人、活動に気楽に参加出来る雰囲気があること47.6パーセント、地域の人同士の付き合いがあること37.9パーセント、活動の内容がよく知られていること26.4パーセント、共に活動する仲間や友人が多いこと26.1パーセント、家族や職場の理解があること14.9パーセントです。

活動者アンケート結果

地域福祉活動の中で困っていること(上位5項目)について、回答者数1,217人、メンバーが高齢化してきている50.7パーセント、支援を必要とする人などの情報が得にくい27.0パーセント、活動がマンネリ化してきている25.4パーセント、若い人が参加しやすい活動ができていない23.7パーセント、地域の付き合いが薄くなっている22.4パーセントです。

 

今後の取り組み

施策マル1 ボランティア・市民活動の活性化への支援

住民参加を促進し、ボランティア・市民活動の活性化につなげるために、誰もが気軽に参加し、活動しやすい体制づくりを推進します。

市民

ボランティア・市民活動に関心を持ち、積極的に参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

ボランティア・市民活動へ参加するきっかけをつくりましょう。

気軽に参加できるボランティア体験や地域福祉活動等を通して、仲間づくりを広げましょう。

サロン活動や地域行事に積極的に協力しましょう。

社会福祉協議会

「社協だより」や社協ホームページ、SNS(ソーシャルネットワークサービスの略。広く情報を公開するサイトで、すでに加入している人の紹介がないと参加できない招待制のサービスを指すことが多い。主な機能としては、自分のプロフィールや写真を公開する機能、公開範囲を設定できる日記機能、共通のテーマで意見交換や情報交換を行うコミュニティ機能、その他、会員同士のメッセージ機能や訪問履歴を残す機能、カレンダー機能などがある。)等を活用し、ボランティア・市民活動を積極的に紹介します。

各種ボランティア養成講座を開催するとともに、ボランティア・市民活動を支援します。

ボランティアのニーズの把握やボランティア・市民活動情報の整理を行い、情報提供やコーディネート業務を行います。

行政

「広報とよかわ」や市ホームページ、企業の情報誌など、多様な情報媒体を活用し、ボランティア・市民活動の周知を進めます。

とよかわボランティア・市民活動センタープリオとウィズの2拠点を中心にボランティア・市民活動の活性化を支援します。

ボランティア・市民活動センタープリオで、ボランティア登録一覧表を作成し、情報発信を行うとともに、ボランティアのニーズの把握やコーディネート業務の充実を図ります。

 

施策マル2 人材の育成

地域福祉活動を推進するため、ボランティア・市民活動を担う人材の育成を行います。

市民

各種ボランティア・市民活動に関する学習会に気軽に参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

ボランティアリーダー養成のためのプログラムを作成しましょう。

地域リーダー育成研修へ積極的に参加しましょう。

社会福祉協議会

各種ボランティア養成講座を開催するとともに、養成講座修了者に対して、継続的な支援を行います。

ボランティアリーダー養成講座を開催します。

行政

ボランティアや地域活動者、地域リーダーを育成します。

若者をはじめとする新たな人材の育成・確保を図ります。

健康づくり推進員の養成講座受講対象者を拡大します。

 

基本方針2-3 地域組織活動の促進

現状と課題

地域における福祉課題が複雑化しているなか、町内会は地域活動の重要な担い手であり、その支援が求められています。

また、市民アンケートでは、福祉サービスに関する情報の入手方法として、「町内会の回覧板」との回答が4割で最も高く、町内会への加入が福祉情報の啓発につながっていることが伺えます。

本市では、町内会が加入促進を図るための事業を実施した場合に必要な経費を補助するなど、地域組織活動への支援を行っていますが、町内会加入率は年々減少しています。

今後、町内会の加入メリットに関するチラシの配布など加入促進に向け、さらに啓発を進めるとともに、地域における見守り活動や助け合い活動を継続的に実施するためにも、町内会活動へさまざまな支援を行うことが必要です。

 

市民からの声

新規町内転入者の町内会への加入が少ないので、ゴミ捨て等のルールが守られない。町内会加入者がいないと地域での支えあい、福祉のまちづくりもできないと思います。

(市民アンケート自由意見:中部地区・70歳以上・男性)

すべての活動は人づくりから。組織は最小限にし、中身を充実させる。皆が大切と思う組織づくりを行う。

(地域福祉懇談会)

 

今後の取り組み

施策マル1 町内会の周知と加入促進

未加入者や転入者に対し、町内会の活動目的や内容を伝え、加入を促します。

市民

町内会活動に関心を持ち、町内会に加入しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

町内会活動への積極的な参加を促しましょう。

町内会等と地域情報を共有する機会を持ちましょう。

社会福祉協議会

町内会への加入促進を支援し、地域のつながりを強めます。

行政

集合住宅に引っ越してきた若い世帯などに町内会の活動内容を周知し、管理者やおおや等さまざまな方面から加入促進を図ります。

町内会のメリットを効果的に伝え、加入を促進します。

町内会への加入促進に向けて、パンフレット等を作成し未加入者へ周知します。

 

施策マル2 地域組織活動への支援

誰もが地域活動がしやすい環境をつくるため、活動母体となる組織への支援を行います。

市民

町内会のしくみを変えるなど、負担感が軽減されるよう考えましょう。

誰が役員になっても協力できる体制・組織をつくりましょう。

効果的な町内会活動に向けて、役員任期や役員交代の工夫を地域で検討しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

地域福祉活動やボランティア活動と町内会との連携を強化しましょう。

地域の見守り支えあい活動、ふれあいサロン活動等の運営に協力しましょう。

社会福祉協議会

地域福祉活動推進委員会(社会福祉協議会が連区または校区を単位に設置を推進している組織。身の回りに起こっている生活上の問題を、地域住民一人ひとりが共通の問題として理解し、地域にある各種団体や住民の参加と協力により、「住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくり」を住民自らがつくり出していくことを目的とする。)等の活動を支援します。

行政

町内会へ市政全般に関するわかりやすい情報を提供します。

町内会への地域活動交付金の支給を通じて、地域組織活動を支援します。

子ども会事業として、単位子ども会や中学校区に対する助成金を継続し、活動を支援します。

 

基本方針2-4 地域活動者の役割分担と連携強化

現状と課題

本市においても、近所付き合いが希薄化している中、支援を必要とする人への見守りや効果的な支援について、町内会を始め、民生委員児童委員(民生委員法に基づき、各市町村の区域に置かれる民間の奉仕者。厚生労働大臣が委嘱し、任期は3年とされている。また、児童福祉法による児童委員を兼務する。)や福祉委員、ボランティアなどさまざまな活動者が連携し、役割分担により支援の取組みが進められてきました。

社会福祉協議会では平成29年度から高齢者相談センター(豊川市における地域包括支援センターの呼び名。高齢者に関する虐待や権利擁護などの総合相談、「要支援1」「要支援2」と認定された方の介護予防プランの作成、要支援や要介護状態にならないための介護予防事業等を行っている。9ヶ所のうち、5ヶ所は出張所である。)(出張所含む)が市内9ヶ所に設置されたことに併せて、コミュニティソーシャルワーカー(略してCSWという。地域において、支援を必要とする人に対して、地域とのつながりや人間関係など本人を取り巻く環境を重視した援助を行う専門職。具体的には、地域活動やサービスを調整して支援を必要とする人に結びつけることや、新たなサービスの開発や公的制度を関係機関等と連携して調整を行う。)を全ての高齢者相談センターに配置し、地域にあるより身近な福祉課題や困りごとを地域住民と共に解決するための体制づくりを進めています。

今後は、地域福祉懇談会や地域福祉活動推進委員会等における地域課題の解決に向けた協議や取組みにおいて、コミュニティソーシャルワーカーが専門的な立場から支援するなど、互助機能の強化が求められています。

 

今後の取り組み

施策マル1 地域活動者間の交流と連携強化

地域活動者の役割分担を明確にするとともに、それぞれ活動者同士の交流を図る場を確保し、連携を強化します。

市民

町内会や民生委員児童委員、福祉委員の役割と活動について関心を持ち、活動に協力しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

民生委員児童委員、福祉委員やボランティアをはじめとする地域福祉活動者を対象とした研修に参加し、それぞれの役割を理解し連携しましょう。

毎年、社会福祉協議会と合同で地域福祉懇談会を開催し、地域の福祉課題や困りごとの解決に向けて話し合いましょう。

社会福祉協議会

「社協だより」や社協ホームページ、SNS(ソーシャルネットワークサービスの略。広く情報を公開するサイトで、すでに加入している人の紹介がないと参加できない招待制のサービスを指すことが多い。主な機能としては、自分のプロフィールや写真を公開する機能、公開範囲を設定できる日記機能、共通のテーマで意見交換や情報交換を行うコミュニティ機能、その他、会員同士のメッセージ機能や訪問履歴を残す機能、カレンダー機能などがある。)等により、情報発信を行うことで、さまざまな活動を周知します。

地域福祉懇談会等を通じて、民生委員児童委員、福祉委員をはじめとする地域福祉活動者間で連携がとれる、地域に合ったネットワークづくりを支援します。

コミュニティソーシャルワーカー等が地域福祉懇談会に参加し、専門的な立場から活動者同士の連携を支援します。

行政

要支援者、生活困窮者の発見や、虐待の早期発見など見守り活動の充実に向けて、民生委員児童委員、福祉委員、防犯ボランティア等との連携を強化します。

各種制度改正等に伴う社会福祉事業に対して、地域活動体制がスムーズに対応できるよう支援します。

地域福祉懇談会において出された地域課題の解決に向け、コミュニティソーシャルワーカー等を配置します。

 

基本目標3 みんなで支える 各種福祉サービスの推進 活用しましょう

基本方針3-1 相談支援機能の充実

現状と課題

地域における福祉課題が複雑・多様化する中、その課題を気軽に相談できる人や相談窓口が身近にあることが大切です。

本市では、身近な地域の支援者である民生委員児童委員などの地域福祉活動者や、公的機関の高齢者相談センターや障害者相談支援センター(障害者の多様なニーズに対応するため、総合的・専門的な相談支援の実施、地域の相談支援体制の強化の取り組み、地域移行・地域定着の促進の取り組み、権利擁護・虐待防止の取り組みや障害者地域自立支援協議会の運営などを行うセンター。)、子育て支援センター(就学前の子どもを育てているご家庭を対象に、日頃の子育ての心配ごとや悩みについての相談や、子育てに役立つ情報の収集や提供などを行うセンター。)等において、さまざまな相談に対応しています。

しかし、市民アンケートでは、悩みや不安についての相談相手として、「家族・親類」「近所の人・友人」の割合が高く、公的機関への相談割合が低くなっています。

今後、相談窓口等の周知徹底を図るとともに、複雑・多様化する課題や専門的な相談に対応するため、相談員の資質向上やさまざまな専門機関との連携を強化する必要があります。

市民アンケート結果

悩みや不安についての相談相手について、回答者数902人、家族・親類69.6パーセント、近所の人・友人35.8パーセント、職場の人14.2パーセント、病院の医師・看護師11.4パーセント、市役所・支所4.0パーセント、福祉サービス事業所3.5パーセント、保育所・保健センター2.9パーセント、保育園・幼稚園・学校2.0パーセント、地域包括支援センター1.9パーセント、社会福祉協議会1.1パーセント、民生委員・児童委員1.0パーセント、相談相手がいない3.8パーセント、特に相談することはない11.6パーセント、その他2.8パーセント、無回答3.2パーセントです。

 

今後の取り組み

施策マル1 身近な総合相談機能の充実

必要なときに気軽に相談できる身近な相談窓口の充実を図ります。

市民

身近な相談窓口に関心を持ち、悩みや不安があるときは、一人で悩まずに気軽に相談するよう心がけましょう。

不安や悩みを抱え込んでいる人を日頃から気にかけましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

民生委員児童委員や福祉委員などの活動を通じて、身近な相談支援を行いましょう。

相談内容に応じて必要性を判断し、行政や専門機関につなげましょう。

社会福祉協議会

コミュニティソーシャルワーカーを配置した窓口をはじめ、高齢者相談センターや障害者相談支援センター、子育て支援センター等が連携し、総合的な相談に対応できる窓口の充実を図ります。

住民にとって身近な相談相手である、民生委員児童委員や福祉委員など地域福祉活動者との連携を強化します。

行政

市役所や各種相談窓口の一覧表を作成し、周知します。

各課の業務内容をわかりやすく表示するとともに、適切な窓口へ誘導できる体制を整えます。

相談事業の利用者に、的確かつ迅速に適切な支援をするため、各種相談員や社会福祉協議会等との連携を強化します。

 

施策マル2 行政等の専門相談支援の充実

複雑・多様化する課題や専門的な相談に対応するため、各種相談員の資質向上や専門機関との連携強化を図ります。

市民

民生委員児童委員や福祉委員等の身近な相談窓口を通じ、相談するようにしましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

専門相談支援の充実に向けて、情報や課題の共有に向けた連携を強化しましょう。

住民ニーズを踏まえ、相談活動を支援しましょう。

社会福祉協議会

高齢者相談センター、障害者相談支援センター等に配置した相談員やコミュニティソーシャルワーカーの資質向上に努めます。

行政

各種相談員の資質向上を図るため、研修等の情報を提供します。

社会福祉協議会や地域における相談窓口となる民生委員児童委員等との連携を緊密に行います。

相談窓口で受け付けた相談について、関係する専門機関と連携をとりながら対応します。

 

施策マル3 生活に困っている人への支援の充実

地域やさまざまな関係機関との連携により、生活困窮者の早期発見と自立に向けた支援を行い、生活困窮状態からの脱却を図ります。

市民

生活困窮に至る前に早い段階で相談しましょう。

地域で困りごとを抱えた人がいたら、身近な相談窓口に相談しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

複合的な課題の解決に向けて、関係する機関や団体が連携して支援を行いましょう。

社会福祉協議会

自立した生活への立て直しに向けた資金貸付に関する相談を行います。

関係する機関や団体との連携強化を図ります。

行政

生活困窮者の生活課題の解決に向けて、本人の状況に応じた支援を行います。(生活困窮者自立支援事業(生活困窮者自立支援法(平成2741日施行)に基づき、生活や就労などに関する相談について、支援員が相談者に寄り添いながら一人ひとりの状況に応じて、就労支援や家計支援、子どもの学習支援などの支援プランを作成し、他の専門機関と連携して課題解決に向けた自立支援を行うもの。))

関係機関や民生委員児童委員、福祉サービス事業所など、さまざまな社会資源との連携を図り、支援体制の充実を図ります。

 

基本方針3-2 情報提供の充実

現状と課題

市民が安心して福祉サービスを利用できるよう、各種福祉サービスの情報を容易に入手できる仕組みづくりが求められています。

市民アンケートでは、福祉サービスに関する情報の入手状況について、入手できていると思う人は約3割、入手できていない人は約5割となっています。また、福祉サービスに関する情報の入手方法は、「町内会の回覧板」、「市役所などの広報誌」、「インターネット」等さまざまです。

本市では、広報紙やホームページ等を通して情報を発信していますが、福祉サービスや制度等について、誰に対してもわかりやすく、適正な情報提供を行う必要があります。

市民アンケート結果

福祉サービスに関する情報の入手状況について、回答者数902人、十分に入手できていると思う1.3パーセント、ある程度は入手できていると思う31.2パーセント、あまり入手できていないと思う33.4パーセント、ほとんど入手できていないと思う19.1パーセント、わからない11.4パーセント、無回答3.7パーセントです。

福祉サービスに関する情報の入手方法(主なもの)について、回答者数902人、町内会の回覧板39.1パーセント、市役所や社会福祉協議会の広報誌34.6パーセント、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌27.4パーセント、家族・親類26.1パーセント、近所の人・友人23.3パーセント、インターネット15.3パーセント、職場の人7.4パーセント、市役所などの窓口・掲示板7.2パーセントです。

 

今後の取り組み

施策マル1 福祉サービス等のわかりやすい情報提供

市民にわかりやすく、受け取りやすい情報発信を行うとともに、誰もがスムーズに情報を受け取れるよう、情報のバリアフリー化やユニバーサルデザインを進めます。

市民

福祉サービス等の情報に関心を持ち、有効に活用しましょう。

口コミの効果を意識し、正しい情報を身近な人に広げましょう。

地域団体の広報誌に目を通すなど、福祉活動に関する情報を積極的に入手するよう心がけましょう。

身近な地域の情報のうち緊急性の高い情報は、積極的に関係機関に連絡しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

地域の公共施設やボランティア・市民活動センター等における各種団体活動を通じて、市民に向けた情報発信を強化しましょう。

民生委員児童委員、福祉委員やボランティア・市民活動を通じ、福祉サービスの情報を提供しましょう。

住民との懇談会やふれあいサロン等の地域福祉活動への参加を通じて、福祉サービスの情報を提供しましょう。

地域活動やボランティア活動を通じて得られた地域福祉に関する情報を整理し、効果的に発信していきましょう。

地域団体の活動を紹介するチラシ等の回覧を行い、積極的な広報活動に努めましょう。

社会福祉協議会

「社協だより」や社協ホームページ、SNS(ソーシャルネットワークサービスの略。広く情報を公開するサイトで、すでに加入している人の紹介がないと参加できない招待制のサービスを指すことが多い。主な機能としては、自分のプロフィールや写真を公開する機能、公開範囲を設定できる日記機能、共通のテーマで意見交換や情報交換を行うコミュニティ機能、その他、会員同士のメッセージ機能や訪問履歴を残す機能、カレンダー機能などがある。)等を活用し、市民が情報を入手しやすい伝達方法により情報を提供します。

「広報とよかわ」「社協だより」等の点訳・音訳・声のたより事業を実施します。

コミュニティソーシャルワーカーの地域支援を通じて、各地域の身近な課題の把握に努め、地域問題の解決に向けた支援に役立てます。

行政

「広報とよかわ」や市ホームページ等の工夫・改善により、高齢者福祉、障害者福祉、子育て支援、健康づくり等に関するサービス情報を一層わかりやすく提供します。

福祉サービス等の情報が行き届くよう、支援を必要とする人に直接かかわる民生委員児童委員、介護支援専門員(ケアマネジャー)(介護保険制度で、利用者の生活や介護に関する相談に応じるとともに、利用者がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう、市区町村、サービスを提供する事業所、施設などとの連絡調整等を行う者をいう。「介護支援専門員」は、ケアマネジャーの仕事に必要な資格の名称でもある。)、相談支援専門員(障害者等の相談に応じ、助言や連絡調整等の必要な支援を行うほか、サービス等利用計画を作成する者をいう。実務経験と相談支援従事者研修の受講が要件となる。相談支援事業を実施する場合には、相談支援専門員を置く必要がある。)、市民活動団体、事業者、医療機関等への福祉情報の提供を充実します。

IT機器など新たな媒体を活用し、効果的な情報を発信します。

 

基本方針3-3 在宅福祉サービスの充実

現状と課題

高齢者や障害者、子育て家庭等、地域で支援を必要としている人が安心して暮せるよう、個々のニーズを踏まえた在宅支援・サービスの提供を充実させることが大切です。

本市では、支援が必要な方へ切れ目のないサービスを提供するため、関連する市の個別計画に基づいた公的な福祉サービスや、社会福祉協議会や地域活動者、ボランティアなどによるさまざまな支援が提供されていますが、福祉ニーズは多様化しており、その新たな福祉ニーズに効果的に対応していくことが必要です。

また、関係団体ヒアリングでも、新たな社会資源や情報提供の不足が指摘されています。

今後も、支援を必要とする人とその家族等に必要なサービスが提供されるよう、よりきめ細かな福祉サービスの充実を図る必要があります。

 

今後の取り組み

施策マル1 きめ細かな生活支援の充実

行政、社会福祉協議会、事業者やNPO(特定非営利活動法人。非営利で不特定多数への利益の増進に寄与することを目的とする活動法人で、特定非営利活動促進法により設立された民間非営利団体をいう。)等あらゆる主体が支援に必要な生活支援サービスの充実について取り組んでいきます。

市民

身近な生活課題に関心を持ち、周囲の困っている人へ気軽な手助けを行いましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

安否確認を兼ねた配食や訪問等の支援を行いましょう。

家事支援など地域の中で必要なサービスについて、住民が主体となったサービスの創出を考えましょう。

社会福祉協議会

身近できめ細かな生活支援のニーズ把握に努め、必要なサービスを地域住民と協議し、開発していきます。

地域住民の福祉課題に応じた、在宅支援メニューを改善・開発します。

会食・配食ボランティア活動を支援します。

生活支援コーディネーター(高齢者への生活支援・介護予防サービスの充実に向けて、ボランティア等の生活支援の担い手の養成・発掘等の地域資源の開発やそのネットワーク化などを行う。)が日常生活をサポートするボランティアを育成し、住民の支えあい活動を推進します。

行政

サービス利用者のニーズを把握したうえで、きめ細かな在宅支援サービスの提供を促進します。

生活支援コーディネーターを高齢者相談センターに配置し、生活支援サービスの担い手の養成やその活用を推進します。

 

施策マル2 介護者等への支援

在宅で介護している家族等を対象に介護の負担軽減を図るため、介護方法等の情報を提供するとともに、情報交換ができる交流の場等を充実します。

市民

介護者が一人で悩みを抱え込まないよう、介護者教室や当事者組織の活動に参加するよう声かけをしましょう。

認知症サポーター(認知症について理解し、認知症の人やその家族を見守る人で、養成講座を受けてサポーターとなる。)養成講座等に積極的に参加し、認知症への理解を深め、見守りや声かけをしましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

高齢者への介護事業や障害者への在宅支援サービス事業を行い、支援しましょう。

活動を通じて得られた事例などの情報を共有する話し合いに参加しましょう。

社会福祉協議会

高齢者相談センター等で開催している介護者交流会など、介護者支援の場を充実します。

連区、町内会及び地域福祉活動推進委員会(社会福祉協議会が連区または校区を単位に設置を推進している組織。身の回りに起こっている生活上の問題を、地域住民一人ひとりが共通の問題として理解し、地域にある各種団体や住民の参加と協力により、「住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくり」を住民自らがつくり出していくことを目的とする。)を中心に、介護者教室を企画し、介護に関する知識の習得を促すとともに、介護者同士の交流を支援します。

認知症サポーターの養成に協力し、認知症の方にやさしいまちづくりを支援します。

行政

介護保険法や障害者総合支援法を踏まえたサービス提供体制の充実に向けて、制度の内容やしくみ、手続きの方法について引き続き周知を図ります。

介護を担っている家庭の経済的な負担を軽減するため、在宅介護を支援する制度を総合的に実施します。

 

基本方針3-4 権利擁護の推進

現状と課題

高齢化の進行に伴い認知症高齢者の増加が見込まれ、また、知的障害や精神障害のある人なども増加しており、権利擁護に関する相談や支援を必要とする人は増加傾向にあります。

本市では、成年後見制度(認知症、知的障害、精神障害等により、判断能力が不十分であるために法律行為における意思決定が不十分または困難な者について、その判断力を補い保護支援する制度。)や日常生活自立支援事業(認知症、知的障害、精神障害等により、判断能力が不十分な人が地域において自立した生活が送れるよう、利用者との契約に基づき、福祉サービスの利用援助等を行う事業のこと。実施主体は、都道府県社会福祉協議会。)の周知や利用促進に努めるとともに、成年後見制度の利用に係る費用負担が困難な高齢者や障害者に対し、助成を行っています。また、社会福祉協議会では、成年後見支援センターにおいて、成年後見制度の相談業務や法人として成年後見人等の受任を行っています。

今後、判断能力が不十分で何らかの権利擁護の支援を必要とする人は、ますます増加が予想されるため、権利擁護に関する周知や啓発に努めるとともに、虐待防止に向けた相談体制の整備も必要です。

 

今後の取り組み

施策マル1 権利擁護体制の充実

高齢者や障害者、子ども等に対する虐待防止と早期発見に努め、当事者の権利を守ります。

市民

地域の中で困っている人を発見したら、できるだけ早い段階で民生委員児童委員や専門相談機関へ連絡しましょう。

ひとり暮らしの高齢者や障害者が悪質商法などの被害に遭わないように見守りや声かけをしましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

日頃から近隣との交流や連携を深め、地域ぐるみで困っている人を支援につなげていく関係づくりを進めましょう。

福祉サービスを提供する事業者は、要援護者の支援につなげるため、地域との関係づくりや連携を強化しましょう。

高齢者や障害者、子ども等に対する理解を深めるための学習の機会をつくり、権利擁護に配慮した活動等に取り組みましょう。

社会福祉協議会

高齢者や障害者、子ども等のさまざまな権利擁護に関する総合相談体制の充実を図り、自分らしい生活の実現に向けた支援を行います。

地域において虐待、悪質商法、成年後見制度などをテーマにした権利擁護に関する学習会を開催し、要援護者に対する市民の理解を進めます。

地域の関係団体との協働により、市民一人ひとりの権利が擁護される福祉活動を支援します。

行政

権利擁護に関する情報提供や周知に努めるとともに、対象者の把握や利用促進に取り組みます。

 

施策マル2 成年後見制度等の充実

成年後見制度を必要とする人に対する相談、利用支援体制を充実し、制度のより一層の普及と啓発に努めます。

市民

成年後見制度や日常生活自立支援事業などの制度に関する理解を深めるよう心がけましょう。

地域の中で、判断能力が不十分な高齢者や障害者で困っている人を発見したら、できるだけ早い段階で民生委員児童委員や専門相談機関へ連絡しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

成年後見制度や日常生活自立支援事業などの制度に関する理解を深める学習の機会をつくり、制度の普及啓発に協力しましょう。

福祉サービスを提供する事業者は、判断能力が不十分な要援護者の支援につなげるため、関係機関との連携を強化しましょう。

利用者や家族からの相談を成年後見支援センターにつなぎ、必要な支援を行いましょう。

社会福祉協議会

成年後見支援センターにおいて、成年後見制度や日常生活自立支援事業の周知を図り、支援を必要とする人の早期発見と利用相談を行います。

成年後見制度の利用や後見活動が適切に行われるように、地域の専門職団体など関係機関が連携したネットワークの構築に取り組みます。

法人として成年後見人等の受任を行い、後見業務に取り組みます。

行政

成年後見制度や日常生活自立支援事業を周知し、適切な利用を進めます。

成年後見制度の適切な利用にあたっては、成年後見支援センターを始め、地域の医療、介護等の既存の資源や仕組みを活用し、関係機関等との連携を図りながら進めます。

成年後見制度の利用にかかる要望に対応するため、市民後見人の育成について、成年後見支援センターを始め関係機関と協議し、その活用を図ります。

 

施策マル3 虐待の早期発見と対応のしくみづくり

虐待を重大な人権侵害と捉え、虐待を認めない地域社会の構築を目指します。

市民

日頃から虐待に関して理解を深め、市民がお互いに支えあえるよう心がけましょう。

虐待を発見した場合や虐待の疑いがあると気付いた場合には、速やかに通報しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

虐待のおそれがある事例について、必要な情報収集に努め、要援護者及び養護者を含め適切な支援につなげましょう。

地域福祉活動やボランティア・市民活動を通じて、虐待の疑いが感じられる場合には、速やかに関係機関に連絡しましょう。

事業所職員による虐待を防止するため、虐待に関する研修会等を組織内で行うとともに、必要な管理体制を構築しましょう。

社会福祉協議会

地域福祉活動の推進と地域の見守りネットワークを通じて、虐待防止の啓発や早期発見、相談支援体制の構築を進めます。

虐待に対しては、関係機関と連携して必要な支援を行うとともに、成年後見制度や日常生活自立支援事業を適切に活用します。

行政

高齢者や障害者、子ども等への虐待の実態把握に努め、必要な支援を充実します。

虐待に関する相談機能の充実を図り、相談窓口の広報と周知を行います。

 

基本方針3-5 サービスの質の向上

現状と課題

地域で安心して暮らしを続けていくためには、必要なサービスを自ら選択し、決定する権利が保障される必要があります。そのためには、サービス量の確保とともに、福祉サービスの質の確保、向上を図ることが重要です。

本市では、サービス提供事業者の資質向上のための各種研修に関する情報発信や運営指導を行っています。

社会福祉協議会では、市と連携し、サービス提供事業者の情報共有の機会を設けるとともに、サービス提供事業者の人材の育成に必要な各種研修を行っています。

今後は、「東三河広域連合介護保険事業計画(東三河広域連合は、各構成市町村が実施している事務を効率的に実施するために、平成27年1月30日に設立された。構成市町村は、豊川市をはじめ、豊橋市・蒲郡市・新城市・田原市・設楽町・東栄町・豊根村の5市2町1村。平成30年4月に東三河地域で介護保険者が統合されることに伴い、東三河広域連合としての介護保険事業計画を策定するもの。)」、「豊川市高齢者福祉計画」や「豊川市障害者福祉計画」、「豊川市障害福祉計画・豊川市障害児福祉計画」、「豊川市子ども・子育て支援事業計画」等の個別計画に基づいた福祉サービスを充実させていくとともに、サービス提供事業者との連携を強化し、利用者にわかりやすい情報公開を進め、福祉サービスの質の向上を図る必要があります。

 

 

今後の取り組み

施策マル1 福祉サービスの質の確保・向上

サービス提供事業者に対する情報提供・助言とともに、サービス利用者に対するわかりやすい情報公開により、サービスの質の向上を図ります。

市民

福祉施設やサービス事業所等の地域の福祉資源に関心を持ちましょう。

サービス利用における疑問点は、事業者から十分に聞き取り、納得した上でサービスを利用しましょう。

サービス利用における苦情は、事業者や行政などの相談窓口に申し出ましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

福祉サービスの質の確保と向上のため、団体メンバー間の情報交換・情報共有を進めましょう。

社会福祉協議会

行政と協力し、福祉施設等の地域の福祉資源に関する情報を集約・整理し、情報を発信します。

行政

県と連携し、サービス提供事業者への情報提供や的確な指導を実施します。

サービス提供事業者の事業の健全な運営及び円滑な事業展開を推進するため、事業者の連絡会などを活用した情報提供や指導により福祉サービスの質の向上を促します。

 

基本目標4 みんなで進める 人にやさしいまちづくり 広げましょう

基本方針4-1 身近な地域の暮らしやすさの確保

現状と課題

年齢や障害の有無などに関わらず、すべての市民が社会参加をするためには、ハードとソフトの両面からユニバーサルデザイン(ユニバーサルの普遍的な、全体の、という言葉が示しているように、「すべての人のためのデザイン」を意味し、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方。)のまちづくりを進める必要があります。

本市では、高齢者や障害者など誰もが利用しやすい道路・公園等公共施設の整備について、計画的に進めるとともに、地域のニーズに対応したバスの運行等、市域全体の一体性を高める公共交通ネットワークの形成を進めています。また、障害等による移動困難者への支援については、社会福祉協議会では福祉車両の貸出サービスを、行政では福祉タクシー助成やコミュニティバスの運賃割引などの支援を行っています。

市民アンケートの住みやすさについての回答では、「住みやすい」、「どちらかといえば住みやすい」の割合は7割半ばとなっており、引き続き高齢化が進むなか、地域特性を踏まえた「住みやすさ」を確保するための取組みを進める必要があります。

市民アンケート結果

地域の住みやすさについて、回答者数902人、住みやすい32.3パーセント、どちらかといえば住みやすい42.6パーセント、どちらともいえない16.7パーセント、どちらかといえば住みにくい5.7パーセント、住みにくい2.0パーセント、無回答0.8パーセントです。

 

今後の取り組み

施策マル1 地域環境の整備

誰もが安心して安全に外出ができるように、バリアフリー(高齢者や障害者が暮らしの中で行動の妨げとなる障壁や危険箇所を取り払い、安全で快適な生活環境をつくること。)化やユニバーサルデザインを推進するなど、地域の環境整備に努めていきます。

市民

ごみ出しのマナーを守り、日頃から地域内を清潔に保つように心がけましょう。

道路、公園等を美しくしましょう。

歩道や道路照明灯の状況を把握するとともに、照明に不具合がある場合等は、関係機関へ連絡しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

地域の団体活動の際に、道路や照明灯、カーブミラー等の状況確認・必要な連絡などを行いましょう。

社会福祉協議会

高齢者や障害者が住みやすいまちづくりについて、必要な環境整備に向けて行政と連携を図ります。

行政

道路照明灯の増設や公園のバリアフリー化など、計画的に施設を整備します。

市内の道路を点検し、交通事故の防止や、歩行者の安全確保に努めます。

公共施設や道路について、ユニバーサルデザインに配慮した整備を進めます。

 

施策マル2 移動困難者に対する支援の充実

移動手段に関する支援策の検討を行うとともに、地域における支えあい活動を推進し、町内会など地域団体の地域活動による移動手段の確保などへの支援体制づくりについて検討します。

市民

高齢者や障害者等、移動の困難な方の外出を気軽に手伝いましょう。

コミュニティバスのルートについて話し合いに参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

コミュニティバスのルート選定に向けて協議を行いましょう。

買い物弱者に関する状況を把握し、支援策に協力しましょう。

社会福祉協議会

高齢者相談センターの相談員やコミュニティソーシャルワーカーが、地域住民からの声を集約し、移動のための事業や情報提供を行います。

行政

既存バス路線を確保するために、運行経費の一部補助などの支援を行います。

効果的な市内の公共交通施策により、市民の交通利便性の向上を図るとともに、コミュニティバスの利用方法などの周知に努めます。

移動が困難な障害者等を対象に交通機関利用時の移動支援を行います。

 

基本方針4-2 地域の防災・防犯活動の推進

現状と課題

近年多発している集中豪雨等の自然災害への対応や、将来発生が危惧される大規模地震に対する備えとして、防災に対する意識がますます高まっています。

本市では、防災訓練・研修会の支援や自主防災組織の育成・指導、災害時要援護者支援制度の未登録者への周知、福祉避難所(災害時に障害者や妊婦等特別な配慮を必要とする避難者のための避難所のこと。一般の避難所に福祉スペースを確保するほか、公的福祉避難所及び協定締結民間社会福祉施設がある。)の整備等、地域における緊急時や災害時の要援護者に対する支援を行っています。また、高齢者を狙った振り込め詐欺等さまざまな犯罪被害・消費者被害に対しては、防犯ボランティア活動への支援等、地域における防犯意識の向上と防犯対策を図るための各種講座を開催しています。

市民アンケートの「地域で関心のある支えあい活動」では「災害時の助け合い」との回答が約6割と高く、「災害時の備え」、「防犯に関する取り組み」では、「挨拶、声かけや近所付き合い」との回答が高いことから、多くの市民が地域における日頃からの付き合いが大切だと考えていることが伺えます。

今後も、平常時からの地域防災活動の促進に向けた意識啓発や、災害時要援護者(豊川市における避難行動要支援者の呼び名。平成25 6 月の災害対策基本法の一部改正に基づく、高齢者、障害者、乳幼児等、防災対策において特に配慮を要する人(要配慮者)のうち、災害発生時の避難等に特に支援を要する人のこと。)の見守り等、地域ぐるみの支援体制づくりを進めていくとともに、近隣住民同士の交流や地域での見守り活動を通した防犯対策や防犯意識を高めるための取り組みにより、安全・安心な地域づくりを進めていく必要があります。

市民アンケート結果

地域で関心のある支えあい活動(上位5項目)について、回答者数902人、災害時の助け合い61.5パーセント、高齢者への支援54.0パーセント、子育てへの支援34.1パーセント、健康づくりへの支援24.3パーセント、障害者への支援20.0パーセントです。

 

今後の取り組み

施策マル1 地域防災活動の促進

住民、地域団体、ボランティア、事業者、行政等が相互に連携して、地域における防災力や災害時の対応体制の充実を行うとともに、支援体制の整備を推進します。

市民

地域の防災訓練に積極的に参加しましょう。

日頃から隣近所で顔が見える関係をつくりましょう。

住宅の耐震診断を受けるとともに、家具の固定や非常用の防災グッズの準備を各家庭で行いましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

地域の防災訓練や避難訓練等に協力しましょう。

地域の防災倉庫の充実を進めましょう。

地域の防災担当を複数年行うなど、防災リーダーの資質を向上させるしくみをつくりましょう。

災害時要援護者を把握し、災害時に安否確認等の支援に協力しましょう。

社会福祉施設等は、非常時の防災拠点として貢献できるようにしましょう。

日頃から近所付き合いを活発にし、いざという時にお互いの顔がわかる地域づくりを進めましょう。

社会福祉協議会

ボランティア・市民活動団体との日常的な連携、情報交換を行います。

大規模災害時には、災害ボランティアセンター(災害時に被災地に設置される災害ボランティア活動を円滑に進めるための拠点のこと。)として機能できるように、行政と防災ボランティアコーディネーター(災害ボランティアセンターにて、ボランティアの自主性を尊重しながらボランティアと被災者の調整役となる人のこと。)と協力・連携します。

地域において要援護者に向けた防災活動を支援します。

行政

防災に関する正しい知識の普及と啓発を図ります。

地域単位で行う防災訓練、防災研修会の支援及び自主防災組織や防災ボランティアの育成・指導を行い、地域防災を活性化します。

自主防災組織の育成においては、女性の参画の促進に努めます。

災害時要援護者制度の登録を勧め、要援護者を把握するとともに、地域での災害時の見守りについて啓発します。

福祉避難所として協定を締結した社会福祉施設等に対して、福祉避難所運営マニュアルの提示と必要な環境整備を進めます。

 

施策マル2 地域防犯活動の促進

地域に応じた防犯活動を支援し、安心して暮らせる地域づくりを推進します。

市民

校区防犯ボランティアの活動に参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

町内会では地域の危険な所を把握し、防犯灯の設置と管理を行いましょう。

地域の治安の向上のための、各種防犯活動を進めましょう。

連区・町内会による地域の防犯活動や防犯パトロールを実施しましょう。

社会福祉協議会

高齢者の防犯に関する情報を提供するとともに、地域の見守り活動を支援します。

地域住民が犯罪に巻き込まれないよう民生委員児童委員、福祉委員やボランティア・市民活動団体、老人クラブ等との連携を図ります。

行政

犯罪の発生状況や特徴をホームページ等で周知するとともに、防犯教室を開催します。

青色回転灯を装着したパトロール車による、市内巡回パトロール活動を実施するとともに、地域における巡回活動を支援します。

 

施策マル3 子どもの安全対策の推進

地域全体で子どもの見守りや防犯活動を進め、子どもたちが安心して暮らすことができる地域づくりを進めます。

市民

子どもの安全対策として、登下校時の見守りに参加しましょう。

子どもの安全等に対し保護者が関心を持ち、地域の見守りや防犯パトロール活動などに参加しましょう。

地域団体、ボランティア・市民活動団体等

子どもの安全対策として、登下校時の見守り活動を実施しましょう。

子どもに対して声かけをするなど、お互いに顔がみえる地域をつくりましょう。

社会福祉協議会

地域住民とともにお互いに顔がみえる地域づくりを支援します。

民生委員児童委員、福祉委員やボランティア・市民活動団体、老人クラブ等との連携を図りながら、子どもの見守り活動を支援します。

行政

子どもたちが安全で安心して暮らすことができる地域にするため、市民による自主的な防犯活動を支援します。

小中学校などから寄せられる不審者情報をホームページに掲載し、注意を促します。

学校へ通報された不審者情報等を保護者などにメール配信し、事件や事故を予防します。

 

本計画の重点ポイント

本市における地域福祉をより効果的に推進するために、各施策を横断的に捉え、特に注視すべき視点で取り組んでいく内容を重点ポイントとして設定します。

 

(1)地域活動者への支援及び新たな担い手の発掘

少子高齢化等により世帯構造の変化が進み、地域での顔の見える関係や地域交流が希薄化している中、本市でも、これまで地域社会・地域福祉を支えてきたボランティアや町内会、地域活動団体において、既存メンバーの高齢化や新規メンバーの不足、役員のなり手が少ない状況となっています。

今後、ますます多様化する福祉ニーズに対応していくためには、行政主体のまちづくりから地域主体のまちづくりに転換し、公的な支援だけでない地域の支え合いの活動がさらに重要となり、より多くの地域住民の積極的な地域福祉活動への参画が必要となります。

本市においても、地域活動者の自発的な活動を継続して支援するとともに、その活動を推し進める新たな担い手の発掘や後継者の育成に取り組んでいきます。

 

具体的な取組みの一例

介護・生活支援サポーター養成講座(介護高齢課・社会福祉協議会)

ボランティア体験講座 高校生、大学生、新社会人(市民協働国際課)

女性防災リーダー養成講座(防災対策課)

ボランティアや職場体験の受け入れ(社会福祉施設協会)

町内会役員の女性登用(一部の町内会)

 

(2)地域における総合相談支援体制の強化

近年、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯、核家族世帯が増加し、家族介護力が低下していくなかで、介護や子育て等に関する悩み事を誰にも相談することができず、ひとりで悩みを抱え込んでしまう場合があります。また、高齢者や障害者、子育て家庭等の分野別の体制では対応が困難な引きこもりやニート、生活困窮が複合化・複雑化したケースなどが顕在化してきています。

このような状況を解決するためには、支援が必要な人を早期に発見し、身近な支援者による適切な情報の提供や専門の相談機関へのつなぎや連携など、地域のネットワークが大切となっています。

本市では、現在、分野別の相談窓口として、高齢者分野では高齢者相談センターを、障害者分野では障害者相談支援センターを、子育て分野では子育て支援センターを、権利擁護では成年後見支援センターを設置し、多岐にわたる相談について関係機関との連携により情報把握や対応を行っています。一方で、行政機関等で把握が困難な方については、地域の民生委員児童委員や福祉委員などの協力、または近隣住民等による見守り活動と連携して情報を集め、適切な支援に繋げることが必要です。

また、平成29年度から高齢者相談センター(出張所含む)が市内9ヶ所に拡充されたことに併せて、コミュニティソーシャルワーカー(略してCSWという。地域において、支援を必要とする人に対して、地域とのつながりや人間関係など本人を取り巻く環境を重視した援助を行う専門職。具体的には、地域活動やサービスを調整して支援を必要とする人に結びつけることや、新たなサービスの開発や公的制度を関係機関等と連携して調整を行う。)を全ての高齢者相談センターに配置し、地域にある身近な福祉課題や困りごとを地域住民と共に解決するための体制づくりを進めています。

今後は、より複雑化・多様化した相談内容を的確に把握し、必要な支援につなげていくために、福祉に関する些細な相談や課題について、誰もが気軽に話すことができる相談窓口の充実を図るとともに、さまざまな課題について、柔軟かつ適切な対応ができる相談員の資質向上に努めるなど、相談支援体制の強化を進めていきます。

 

(3)身近なネットワークと地域包括ケアシステムとの連動

地域包括ケアシステムとは、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、医療・介護・介護予防・住まい生活支援が一体的に提供される仕組みです。団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、地域包括ケアシステムの構築を目指す中、直近の国の動向として、「我が事・丸ごと」と題した「地域共生社会」を目指す動きがあり、高齢者や障害者、子育て家庭、生活困窮者等が必要な支援を受ける一方で、それぞれが役割を持ち、支えあいながら、みんなが活躍できる地域コミュニティの育成を目指しており、地域が担う役割がますます大きくなっています。

今後は、現在、取り組んでいる地域住民や地域福祉活動者などによる身近な見守り・支えあいのネットワーク活動と、地域包括ケアシステムとの連動を図ることで、すべての住民が安心して暮らすことができる地域づくりを目指します。

 

 

第5章  地域の取り組み

社会福祉協議会では、10中学校区34地区において、地域における共助を育む機会として、ワークショップ形式による地域福祉懇談会を開催しました。

各地区の「地域のよいところ」や「地域の課題」を明らかにするとともに、地区ごとの「まちづくりのテーマ」を定め、今後の方向性として、「地域における取り組み」や「5年後のまちの姿

(目標)」を検討しました。

 

1 東部中学校区懇談会

基礎データ

人口 29,561

 高齢者数(高齢化率)

65歳以上:7,474人(25.3パーセント)

75歳以上:3,496人(11.8パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:1,639

中学校生徒数:830

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数 :豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、東部中学校区は60.8パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、東部中学校区は34.6パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、東部中学校区は13.8パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、東部中学校区は11.5パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、東部中学校区は23.1パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、東部中学校区は9.2パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、東部中学校区は13.1パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実市全体は13.6パーセント、東部中学校区は13.1パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、東部中学校区は17.7パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、東部中学校区は13.1パーセントです。

 

地域特性と懇談会の開催概要

東部中学校区は、市内東部に位置する地域で、人口は29,561人と市内中学校区の中で最も多く、高齢化率は25.3パーセントとなっています。活動者アンケート調査で、東部中学校区は市全体に比べて、「高齢者支援の充実」「健康づくりや介護予防の充実」「災害時の避難誘導・助け合い」などへの関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、7地区に分かれて話し合いが行われ、延べ88人の方にご参加いただきました。

 

1−(1)桜木地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

災害が少なく、自主防災制度が確立している。

防犯灯が整備されている。

公園があり、買物に都合の良い立地である。

老人クラブで公園や集会所の掃除・草取りをしている。

ふれあいサロンに多くの人が参加している

地域の課題(主なもの)

町内会の加入率が低い。

高齢者の見守りを行うのに情報が少なく、状況もわからない。

若い世代や働き盛りの方との交流の接点がない。

ふれあいサロン参加者の女性が多く男性が少ない。

マル2 まちづくりのテーマ

楽しい行事が多いまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

世代を越えて町民が活躍できるまち

お互いに声をかけ合い、行事等に参加できるまち

三世代交流でふれあいが進むまち

子どもの見守りができるまち

災害に対応できるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

福祉会のふれあいサロンの充実を図る。

市民館を有効活用し、世代間交流の充実を図る。

子どもとグラウンドゴルフ等、コミュニケーションの場を学校・地域で推進する。

基本目標2 参加しましょう

町内の行事に参加する。ラジオ体操・盆踊り・祭り等。

高齢化を見込み、町内会や委員会に若い人も誘い、世代をつなげられる組織にする。

基本目標3 活用しましょう 

ひとり暮らし高齢者宅の近隣の家に、目配り・ 気配りの依頼をする。

まちの不便な点や、改善点等、要望をあげていく。

基本目標4 広げましょう

子どもの下校時に家の前で見守りをしてくれる人を増やす。

自主防災会の活動を活発化し人数を増やす。

交差点にはみ出した植物を整理し、事故を防ぐ。

個々に災害への備えを行う。

 

1−(2)豊地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

多くの地域で、豊小学校へのボランティア活動を行っている。

子どもから大人まで、挨拶ができている。

住民とのつながりが良く、行事に積極的に参加してくれる人が多い。

近くに店や郵便局、病院等があり便利。

地域の課題(主なもの)

町内会への未加入者や退会者が増えたり、老人クラブ等団体の役員の選出に苦労している。

町内会未加入の人の状況が確認しにくい。

地域福祉活動推進委員会やふれあいサロン活動が十分に周知されていない。

ゴミ出しのマナーが悪いところがある。

区画整理で道路や交差点が増えたので事故が心配。

マル2 まちづくりのテーマ

顔のみえるまち豊

マル3 5年後のまちの姿(目標)

誰とでもあいさつができるまち

気軽に集まり、ふれあいや交流ができる場所のあるまち

高齢者から子どもまで、地域皆でお互いに助け合えるまち

防災用品がしっかりと整理され、いざという時に災害の少ないまち

交通事故ゼロのまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

外出時、出会った人に挨拶する。

町内の各団体が連携し活動できる環境づくり。

ひとり暮らしの高齢者や60代の人のサロン活動への参加を促す。

町民全員対象に、福祉や交通に関する講座の開催。

基本目標2 参加しましょう

高齢者と豊小学校や保育園児等の交流を行う。

お祭り・盆踊り活動への活動参加の促し。

町内会未加入の人へイベントへの参加を促し、その場で加入のメリットを呼び掛ける。

基本目標3 活用しましょう

回覧板の内容の周知のため見やすく楽しい内容を心がける。

市民館等である生涯学習活動を利用し、介護予防や生きがいをみつける。

基本目標4 広げましょう

地区で行っている「朝の交通呼びかけ」「レッドライト」作戦の更なる展開。

ゴミが安全に捨てられるステーション場所の検討。

子どもの見守り等、高齢者の活動の場を検討する。

 

1−(3)ふるじゅく・馬場地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

公園・駅・店舗・病院が近く交通の便が良い。

市民館の利用率が高い。

町内会での活動に皆が積極的に参加している。

町内のまとまりがあり、子どもも増えた。

区画整理により道が明るくなり防犯になっている。

地域の課題(主なもの)

町内会役員の受け手がなかなかいない。

高齢者・独居世帯が増加しているが、つながりが薄くなっており、顔が見えない。

防災放送のスピーカーが2ヶ所あり聞き取りにくい。

若い人の町内行事への参加が少ない。

危険な交差点がある。

マル2 まちづくりのテーマ

人と心が行き交うまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

老人青年部があるまち

三世代交流の活動が多いまち

挨拶をし合えるまち

防災意識の高いまち

交通マナーの高いまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

声かけ運動をする。

60歳から70歳までの若手の老人クラブを作る。

若手の役員を選出する。

世代間の交流をしていく。

基本目標2 参加しましょう

三世代交流ラジオ体操の充実。

ラジオ体操への協力を子ども会へ働きかける。

ふれあいサロンへの参加者を増やすため、様々な内容を行う。

基本目標3 活用しましょう

市民館の活用の検討。

マル1 人がいる木・金・土・日の午後の開放。

マル2 囲碁・将棋ができる。

基本目標4 広げましょう

地域を挙げて交通安全教育を行う。

避難訓練を工夫して行う。

ふれあいサロンで交通マナーの勉強の機会を増やす。

防災無線の有用性の検証をする。

 

1−(4)豊川地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

地域のお祭りが盛ん。

高齢者が生活しやすい。

交通の便が良い。

三世代交流が盛ん。

街灯が多く、防犯に良い。

地域の課題(主なもの)

町内の戸数が減っており、転入者との地域のつながりが少ない。

高齢者が多いが、老人クラブへの加入が少ない。

お祭りなどで、町内会役員の負担が大きく、町内会への加入率も低い。

シャッター通りが増えている。

福祉委員はいるが、委員会の組織が無い。

マル2 まちづくりのテーマ

声をかけ合う豊川連区

マル3 5年後のまちの姿(目標)

老人クラブや町内会が魅力あるまち

ふれあいサロンや老人クラブに女性も男性も多く集まるまち

地域の伝統を守り、次世代につなげられるまち

児童や生徒の通学路の安全が確保できるまち

地域のサークル活動やPTA活動など、男女ともに参画できるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

小学校や中学校との連携。

若い世代にボランティア参加をアピールする。

基本目標2 参加しましょう

町内会加入者の増加。

福祉委員の設置・存続。

老人クラブの加入につなげるため、名称の変更を検討。(シニアクラブや地域ふれあいクラブ等)

町内会を通して、人的交流を促進する。

まとめ役を作って、気軽に集まることができる場所の検討。

基本目標3 活用しましょう

おやじの会の活性化を図る。(子育て支援)

基本目標4 広げましょう

自主防災会の活性化を図る。

防犯カメラの設置等により、防犯ネットワークの活性化。

 

1−(5)あそうだ地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいとこ

サロン活動が活発で、男性参加者が多い。

様々な行事を行っている。

通学路が整備され、カーブミラーも増えたので、子どもが安全になった。

公園がリニューアルしてきれいになった。

地域の課題(主なもの)

町内会の加入率が低く、青年団も低迷している。

若者がまちから出て行ってしまい、新しく転入してきた世帯との交流が少ない。

独居高齢者が増えてきた。

新たにボランティアに参加する人が少ない。

防犯上の不安がある。

マル2 まちづくりのテーマ

あいさつがさかんなあそうだ連区

マル3 5年後のまちの姿(目標)

若い人が地域の活動に参加しやすいと思うまち

サロン活動が活発なまち

あそうだ地区市民館を有効に活用できるまち

地域の人が色々な活動をできる場所があるまち

子どもの安全が守られるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

ふれあい図書サロンを継続する。

活動者の拡大を図る。

活動者の負担にならない活動をする。

サロンを通じて若い人に参加しやすい雰囲気をつくる。

基本目標2 参加しましょう

青年団活動の内容を周知する。

若い人の活動場所がある。

サロンへの参加者を増やすために、呼びかけをしていく。

基本目標3 活用しましょう

あそうだ地区市民館の存続の活動をする。

基本目標4 広げましょう

健康促進を兼ねて子どもの見守りを行う。

見守り隊の活動を継続していく。

 

1−(6)三上地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

月1回、全世帯対象の寄り合いがあり、情報交換の場となっている。

ほとんどの人が町内会に加入し、顔が良く見えている。

町内体育大会でいろいろな世代と交流を図っている。

高齢者が元気で、敬老会への参加者も多い。

有線放送が有効に活用されている。

地域の課題(主なもの)

子どもが少なくひとり暮らし高齢者が増えている。

市民館祭りが毎年ではなく3年に1度の開催となっている。

老人クラブや、消防団への加入が少なく、ボランティアの活動者も少ない。

洪水時等に備えて、避難対策や防災訓練を

7地区全部で行う必要がある。

マル2 まちづくりのテーマ

みんなが笑顔で

あいさつできるまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

若い人が町内活動に積極的に参加できるまち

全ての世代が気軽に集まり、話ができるまち

福祉や介護について相談しやすいまち

交通の便の良いまち

災害時の緊急対応や避難場所が周知され、安心できるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

三上1区から7区、それぞれの地域でのサロン活動開催を目指す。

若い人が町内会に参加できるよう世代交代を図る。

基本目標2 参加しましょう

町内の人が多く参加している市民館祭りのような機会を毎年設けるようにする。

(市民館祭りぐらいの規模だと大変なので無理なくできる範囲内の行事で)

基本目標3 活用しましょう

交通手段の少ない所へのコミュニティバス設置の働きかけ。

困りごとを話しやすい雰囲気を作る。

基本目標4 広げましょう

災害時(洪水等)の避難場所を確保する。

行政の行う防災無線と町内の有線放送をタイアップして、更なる有効活用を図る。

 

1−(7)睦美地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

静かで空気がきれいな土地であり、歴史上の史跡もある。

町内行事には協力的である。

お祭りでは老若男女ともに参加し盛り上げている。

東部小学校と連携し、三世代交流を実践している。

女性や男性がそれぞれ集まって相談している。

地域の課題(主なもの)

世代間の交流が少ない。

ふれあいサロンが無く、交流の機会が少ない。

町内にある小道が車の抜け道になっており、歩行者が危険になっている。

高齢化が進み若者が減った。老人クラブの加入も激減している。

自主防災会の活動が少ない。

マル2 まちづくりのテーマ

誰とでも明るくあいさつができる顔見知りのまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

様々な年代がそれぞれ活躍できる行事のあるまち

気軽に集まり、話し合える場所のあるまち

町内の人の情報が共有でき、誰とでも気軽に助け合えるまち

防災意識を高め、心から安心して生活できるまち

退職後、地域での活動にデビューできるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

老人クラブの会員を増やしたり、復活を目指す。

ふれあいサロン活動の開催。

盆踊りの復活。

世代間交流の機会を多く持つ。

あいさつ運動を行う。

基本目標2 参加しましょう

町内の枠を超えて、情報交換する機会をつくる。(例えば、公園の草刈り行事を通して)

地域みんなでお互いを見守る。

基本目標3 活用しましょう

自主防災会の活性化を図る。(町内会員の家族構成の把握や定期的に変更点を確認する)

基本目標4 広げましょう

災害時に対応できるようしっかりとした組織づくりをする。

 

2 南部中学校区懇談会

○ 基礎データ

人口 24,760

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:6,380人(25.8パーセント)

75歳以上:3,103人(12.5パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:1,327

中学校生徒数:694

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数 :豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)については、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、南部中学校区53.5パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、南部中学校区は34.5パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、南部中学校区は26.1パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、南部中学校区は18.3パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、南部中学校区は21.1パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、南部中学校区は11.3パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、南部中学校区は16.9パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、南部中学校区は12.0パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、南部中学校区は12.7パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、南部中学校区は8.5パーセントです。

 

地域特性と懇談会の開催概要

南部中学校区は、市内南部に位置する地域で、人口は24,760人、高齢化率は25.8パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、南部中学校区は市全体に比べて、「高齢者支援の充実」への関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、7地区に分かれて話し合いが行われ、延べ59人の方にご参加いただきました。

2−(1)牛久保地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

ふれあいサロンや見守り活動が活発である。

隣近所のひとり暮らしの方へのおすそ分け(野菜、おかず等)ができる。

ひとり暮らし高齢者が多いので、民生委員、福祉委員、老人クラブでフォローをしあっている。

駅が近く、バス停もある等交通の便も比較的よく、また、治安、防犯面でも安心、安全な地域。

地域の課題(主なもの)

各組織、町内会、うじこ総代、民生、福祉、防災、防犯、福祉委員等、役員のなり手がいない。

防災活動が町内により温度差(レベル差)がある。

今ある行事の参加率を上げる工夫とし、女性の意見が行事に反映できるようなシステムが必要。

サロン活動に参加する人は98パーセント女性のみ。男性の参加者が少ない。

マル2 まちづくりのテーマ

子どもから高齢者まで顔のみえるまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

三世代が交流できる行事が多く、地域の繋がりが深まるまち

町内の組織の重要なポスト(役員)に女性が多く就任しているまち

地域の交流イベント! 夏まつり「わっしょい」が年1回継続できているまち

生きがいある町づくりに自主的に参加するまち

防災訓練が町内ごとに定期的に実施できているまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

空き家対策とふれあいサロン活動。

高齢者と子どもが交流できる行事の継続。

基本目標2 参加しましょう

女性が参加しやすい組織。

リーダー同志の交流。

特技や知識のある人の活用。

町内組織の役員や委員の役割分担を明確にする。

各種団体が連携を強化して、魅力あるイベントづくり。

基本目標3 活用しましょう

参加して楽しむ(受動)だけでなくて、人のために意欲的に活動する(能動)。

基本目標4 広げましょう

高齢者に対する交通安全教育を年に2から3回行う。

ひとり暮らし高齢者や高齢世帯を対象に、防災意識(火災報知器や家具固定)を高めるような声掛けを行う。

 

2−(2)しもながやま地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

町内会は連区長、区長を中心に、各種団体、委員が組織されており、日々活発な活動をしている。

各団体で見守りネットワークがある。

防犯灯がたくさんついている。

まちがきれいで住みやすい町内。

地域の課題(主なもの)

 見守りが必要な人が町内会に加入していないし、町内会へ加入する人も減っている。また、お役を引き受けてくれる人がいない。

国道一号線からちゅうじょうまでの県道が危険。

地区を巡回するバスが通っていない。

歩道が狭くて危ない箇所がある。

高齢化が進んでいる。

マル2 まちづくりのテーマ

あいさつで出会いのできる下長山

マル3 5年後のまちの姿(目標)

お互いのことに関心を持ち、「あいさつ」ができ、お互いの顔が見えるまち

地区内の活動について「回覧板」を利用して情報共有し、他の活動を理解し、町民が協力しあえるようなまち

仕事を分担しながら町内会に大勢の人が参加できるまち

必要に応じて町内の行事を見直し、皆が参加しやすいようにするまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

年に2回の清掃活動時の声の掛け合い。

学校行事へ地域住民が講師として参加。

登下校時の子どもたちとの「あいさつ」。

基本目標2 参加しましょう

町内会への加入を継続的に呼びかける。

町内の仕事の内容を見直し、重複しているコト、モノをはぶく。

お役の仕事を減らすなどの分担化。

町内活動を3区合同でやることと、区毎に分けてやることを分担する。

団体の役員同士の情報共有と支え合い。

基本目標3 活用しましょう

回覧板を利用して、様々な情報の発信や町民からの意見(危険箇所等)の吸い上げ。

災害時に相談する人や場所の明確化。

基本目標4 広げましょう

交通安全週間に歩道橋での安全見守り。

ゴミステーションでの声掛け。

お祭りや防災活動への関わり。

 

2−(3)ちゅうじょう地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

町内行事を通して各種団体が協力しあえている。

交通の便が良く、買い物が便利で病院も近い。

自然に恵まれていて、災害も少ない。

ご近所付き合いがあるので、犯罪が少ない。

地域の課題(主なもの)

福祉委員などの「お役」が交替するタイミングをずらしていくような体制が必要。

支援を必要としている方の情報がないため、声掛けなどの支援を行なえていない。

区毎の各役職の集まりが少ない。役員を引き受けてくれる人がおらず、人選に苦労する。

防災無線が聞き取りにくい。また、市民館の防火・防災訓練はマンネリ感がある。

マル2 まちづくりのテーマ

子どもと大人が手をつなぐ安心安全のまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

ひとり暮らしの方が孤独にならないよう、隣近所で気軽に挨拶近況を話あえるまち

無関心にならないように地域全体で子どもやお年寄りを見守れるまち

役員の交代が組織のリーダーシップのもとでスムーズに行えるまち

団体間のネットワークを深めるため、共催イベント等が開催できるまち

防災訓練、お祭り、市民館祭りなど、多くの住民が参加するまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

区長、民生委員、福祉委員が一緒にサロンの参加者と昼食を食べて交流する。

町内イベントの周知と参加の呼びかけ。

基本目標2 参加しましょう

各団体間の交流と団体活動のオープン化。

地区の役員の選出方法の再検討。

人材の発掘(意欲的な方への促し)。

たてよこの組織づくりを考える。

町内会未加入者への加入方策の検討。

ひとり暮らし高齢者の見守りを自治会、民生委員、福祉委員で連携して行う。

両隣の付き合いを広げ、皆が関わる付き合いを心がける。

基本目標3 活用しましょう

各団体の活動を地域住民へアピールする。

高齢者の住まいに関する情報の共有。

基本目標4 広げましょう

防犯、防災訓練や高齢者との交流等、地域住民が多く参加可能な行事の企画。

 

2−(4)したごう地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

農家とサラリーマンが共存している。

子どもが健全で、農業を楽しむ人が多い。

生活に困窮している方が少ない。

登下校時の学童の見守りを防犯会が中心となり毎日実施している。

アパート、借家住まいの人がいないので、身内の家族同様と考えたお付き合いができる。

地域の課題(主なもの)

町内間のコミュ二ケーションが不足している。

公園などの交流の場所が少ない。

盆踊りスタッフの確保に問題がある。

市民館(公民館)の有効的な活用ができていない。当番制の鍵当番の廃止等を検討する。

子どもたちの通学路の安全確保ができていない。

マル2 まちづくりのテーマ

ミドリ多く心豊かな町

マル3 5年後のまちの姿(目標)

したごう連区全体で集える場所があり、見守り活動と青パト運動が充実したまち

女性の活動が目立つ、輝く雰囲気をもったまち

中間世代を巻き込んだ全世代的な交流ができるまち

各防災会の横断的連携を図り、したごう連区として防災力が強化したまち

コミュニティバスが運行しているまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

世代間が意見交換する場の創設。

市民館の有効活用方法の検討。

世代間交流の推進(子ども会と老人クラブ)。

交流、サロン活動の充実(より近くに)。

健康づくりの為の楽しい交流の機会。

老人が楽しんで外出する機会の提供。

基本目標2 参加しましょう

人材の育成と強いリーダーの養成。

連区長、区長の人選方法の見直し。

連区と各種団体の長との話し合い。

各世代が望んでいるまちの姿の集約。

基本目標3 活用しましょう

サロンへ行くまでの足がないため、移動についてのサポート。

見守り等のメンバー募集に伴う区長との協力体制の構築。

基本目標4 広げましょう

消防団OBを中心とした防災会の設置。

災害時を想定した避難訓練の実施。

コミュニティバスの早期運行実現へ向けた検討。

 

2−(5)中部西地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ)

交通の便が良く、商店も近くて便利な地域。

地区市民館の利用率が高い。

ボランティアの参加が多い。

佐奈川の堤防が整備されたので、ウォーキングや犬の散歩をする人が多い。(健康づくり)

夜間の街路灯が整備されたので、防犯に強い地域になっている。

地域の課題(主なもの)

児童への見守り活動は行われているが、高齢者に対する見守り活動は不十分。

若い人の町内会活動への参加が少ない。

集合住宅居住者の町内会加入が低い。

福祉会活動(サロン)へ参加ができない人へのサポートが十分でない。

町内役員への希望者が極めて少ない。

マル2 まちづくりのテーマ

中長期課題を考えるP.T(プロジェクトチーム)が活動するまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

行き交う人々に気やすく「声掛け」「あいさつ」ができるまち

地区市民館のフリースペースに多くの方々が集うまち

町内会の交流の「場」やお互いに話し合う「場」が多いまち

町内会、老人クラブ、子ども会、福祉会などの組織が連携しているまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

ふれあいサロン活動の活性化。

高齢者や子どもに対する声かけ運動。

基本目標2 参加しましょう

町内会をサポートする方々の任期を2から3年にし、継続性を高める。

町内会の各組織の連携とリーダーの育成。

基本目標3 活用しましょう

町内会にある諸々の組織が、その概要を地域住民へ知らせる広報を作成する。

町内の情報を地域の皆さんに気付いてもらえるような広報づくり。

基本目標4 広げましょう

子どもに対する心配り、気配り、目配り。

避難訓練の定期的な開催。

 

2−(6)中部南地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

高齢者に対して老人クラブと福祉会が連携した活動ができている。

近くに商業施設ができて買い物が便利になった。

町内会、老人クラブ、サロン会等がしっかり活動している。

若い世帯主が多くなった。また、盆踊りなどの町内連区の行事への参加者も多い。

地域の課題(主なもの)

ひとり暮らしの高齢者で町内会へ入らない方もいるので情報がない。情報がないため支援への動きがとれない。町内会への加入促進が必要。

町内会、老人クラブ、サロン会、民生委員、福祉会の横のつながりがまだ少ない。

公民館や市民館の広さ設備に限界があるため、多くの人が入れないところもある。

マル2 まちづくりのテーマ

笑顔で素晴しい町 活動しやすい町

マル3 5年後のまちの姿(目標)

高齢者を気遣い、楽しく遊べるサロンがあるまち

空き家を利用して、いつでも立ち寄れる場所があるまち

地域のいろいろなグループが交流できる場所と時間があるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

高齢者と子どもが交流するふれあいサロン活動(福祉会と子ども会の連携)。

サロンとしての市民館まつりへの参加。

ふれあいサロンの中で、参加された方々の健康維持を目的とした「学び」を取り入れる。

基本目標2 参加しましょう

企画力のある人材の発掘とリーダーの育成

町内会への加入促進の啓発。

基本目標3 活用しましょう

健康維持のための遊びを取り入れ、周知している。

基本目標4 広げましょう

佐奈川の景観を守るための雑草への対応。

防犯活動を通しての「空き家」の把握。

 

2−(7)中部東地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

町内が綺麗で住みやすく、コンビニや店も多いため便利なまち。

町内会による夜間パトロールの実施(明野)

月1回の町内会会議が行えている。

校区の運動会への参加率が大変高いなど、校区行事での住民同志の団結力が強い。

地域の課題(主なもの)

町内会役員の成り手不足。

それぞれの活動はしているが、活動者同士の交流が足りない。

全体的に高齢化。独居老人が増えてきている。

地域福祉の問題はすぐには結果の出る問題ではない。時間と努力が必要。

マル2 まちづくりのテーマ

犯罪のない明るいきれいなまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

 隣近所の付き合いの中で、安否確認ができるまち

地域行事に自発的に参加できる人づくり

校区行事が継続的に実施されているまち

子どもが安心して遊べるまち

防災対策ができているまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

気軽に立ち寄れ、雑多な会話ができる場の提供(例:公民館の開放)。

福祉の認識を高めるための勉強会の開催。

本音で語れる場所の確保。

基本目標2 参加しましょう

町内会役員の育成。

世代間交流などでお互いを知る機会を提供し、周囲への関心や意識の高い「じんざいづくり」へ繋げる。

基本目標3 活用しましょう

福祉に関する草の根的な意識の啓発。

基本目標4 広げましょう

防犯、防災に関する情報の共有。

昼夜問わずの継続的なパトロール。

 

3 中部中学校区懇談会

基礎データ

人口 16,926

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:3,867人(22.8パーセント)

75歳以上:1,685人(10.0パーセント)

児童・生徒

小学校児童数:1,071

中学校生徒数: 505

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数 :豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、中部中学校区は46.8パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、中部中学校区は29.0パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、中部中学校区は29.0パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、中部中学校区は17.7パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、中部中学校区は19.4パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、中部中学校区は17.7パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、中部中学校区は12.9パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、中部中学校区は19.4パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、中部中学校区は12.9パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、中部中学校区は19.4パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

地域特性と懇談会の開催概要

中部中学校区は、市内北部に位置する地域で、人口は16,926人、高齢化率は22.8パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、中部中学校区は市全体に比べて、「生きがいづくり・社会参加の促進」「福祉サービスの情報提供の充実」「子育て支援の充実」などへの関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、3地区に分かれて話し合いが行われ、延べ35人の方にご参加いただきました。

 

3−(1)はちなん地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

田畑があり、自然が豊かである。

地域福祉活動が活発。

近所付き合いが盛ん。人との繋がりが強い。

地区市民館では生涯学習が盛んに行われている。

老人クラブの活動が活発。

地域の課題(主なもの)

サロンの活動内容や参加者の拡充。

交通量が多く、事故の心配がある。

防災訓練の場の活用の検討。

コミュニティバスのルート変更。

町民館経由。

町内会に参加していない方への対応。

マル2 まちづくりのテーマ

支え合い助け合いが出来るまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

三世代交流が盛んなまち

防災意識の高いまち

ボランティア活動や町内活動が盛んなまち

隣近所同士で声掛けが出来るまち

サロン活動が活発なまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

支え手世代の参加促進。

今まで以上に隣近所で声の掛け合いを行う。

基本目標2 参加しましょう

三世代交流を広めたい。

子ども会、老人クラブへの活動の参加を促す。

町内会への加入の促進。

各世代で連帯してのサロン開催の実現。

基本目標3 活用しましょう

救急講習会を各地区で年に1回程度実施。

基本目標4 広げましょう

土嚢やテント、AEDの用意など、非常時の取り組み。

朝の交通見守り、人員増必要。

防災訓練の実施や場の活用。

 

3−(2)平尾地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

地域と子どもたちとの交流が素晴らしい。

子どもの非行が少ない。犯罪が少ない。

町民が行事に協力的。気持ちよく協力し合える。

各行事への参加によって交流が図られている。

老人クラブ、サロンへの参加者が増えてきた。

地域の課題(主なもの)

行事への参加者がいつも同じ。

新興住宅地が増え、交流が心配。

小規模なサロンが近くに集まれる場所に必要。

ボランティア人材不足。

活動者が限定される。

子育て支援への理解不足。

マル2 まちづくりのテーマ

地域の住民と子どもたちとの交流ができる町

マル3 5年後のまちの姿(目標)

小規模で身近なサロンがあるまち

連区役員、ボランティア、校区の人の一体化。皆が活動に参加できるまち

高齢男性が積極的に活動参加するまち

新興地やざいがなど含めての区割り。町内を大きく考える

危険箇所をなくし、町内全体で防災訓練に取り組むまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

盆踊り等、行事の主催者の検討(有志か町内会か)。

子育て支援の参加者拡充。

基本目標2 参加しましょう

町内会のためを考えると、連区長は複数年務めた方が良いのではないか。

男性の参加者を増やす工夫が必要。

ボランティア活動グループの活動支援、参加。

基本目標3 活用しましょう

地元スーパーにも町内行事をPRする。

回覧を活用し、各団体の活動をPRする。

基本目標4 広げましょう

通学路の危険箇所の整備。

 

3−(3)ちぎり地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

自然がたくさんある。

ちぎり小学校との連携が良い。

近所付き合いが良い。

粗大ごみ収集所が近くて便利。

市民館を使い、講座を活発に行っている。

地域の課題(主なもの)

転入世帯が少なく、空き家が多い。

駐在所が廃止され、防犯面で少し心配がある。

祭りに青年の参加が少なく、縮小される所もある。

町内に店が無く、移動手段が無い人には不便。

災害時に市民館前の橋が壊れると避難所に来れない。

マル2 まちづくりのテーマ

老人が元気なまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

高齢者の生きがい、やりがいのあるまち

イベント、遊びの場の環境整備。各種サークル活動が活発なまち

災害発生時における共助体制の組織化が出来ているまち

犯罪や交通事故が今後もないまち

独居高齢者への見守り、生活支援への自主的な取り組みが出来るまち(老老見守り隊)

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

イベントへ連区や小学校区で取り組む。

地区市民館の有効活用(平日の利用)。

基本目標2 参加しましょう

役員メンバーの継続性の確保。

祭りや風習、各種サークルやコミュニティ活動の担い手の育成。

前期高齢者の活用(仕掛けづくり)。

他町内サロンとの相互交流。

ボランティアのメンバー増加への取り組み。

基本目標3 活用しましょう

地域全体で福祉活動を推進する。

基本目標4 広げましょう

子どもたちの遊び場の充実を図る。

バス路線の見直し。

通学路の危険性の除去。

防犯灯及び必要箇所には防犯カメラの設置。

自主防災会の活性化と町民へのアピール。

 

4 西部中学校区懇談会

基礎データ

人口 21,722

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:5,436人(25.0パーセント)

75歳以上:2,611人(12.0パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:1,198

中学校生徒数:599

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数:豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、西部中学校区は59.6パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、西部中学校区は29.2パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、西部中学校区は23.6パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、西部中学校区は26.7パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、西部中学校区は18.6パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、西部中学校区は19.3パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、西部中学校区は11.2パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、西部中学校区は14.3パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、西部中学校区は13.7パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、西部中学校区は8.7パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

地域特性と懇談会の開催概要

西部中学校区は、市内西部に位置する地域で、人口は21,722人、高齢化率は25.0パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、西部中学校区は市全体に比べて、「地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成」への関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、4地区に分かれて話し合いが行われ、延べ81人の方にご参加いただきました。

 

4−(1)国府地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

買い物が便利。交通の便が良い。

駅や学校、病院が近くにあり生活がしやすい。

犯罪や災害が少なく住みよい。

こうぼうやま、おとわ川等環境に恵まれている。

お祭り等伝統行事がある。

地区行事が盛ん。(運動会、市民館祭り等)

地域の課題(主なもの)

活動者の高齢化(後継者の問題)。

三世代交流の機会がまだまだ少ない。

独居高齢者・高齢者夫婦のみの世帯の増加。

高齢者や子どもに優しくない交通環境。

災害への備え(地域の協力体制や避難場所の整備)。

公園が少ない(集まれる場所が少ない)。

マル2 まちづくりのテーマ

住んでみたいまち 笑顔であいさつ安心安全なまち    

マル3 5年後のまちの姿(目標)

地区活動やサロン活動を通じて地域住民のふれあいがあるまち

お祭り等伝統行事が受け継がれるまち

誰とでも笑顔で挨拶が出来るまち

交通事故や犯罪がなく、防災への備えがあるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

世代間交流の機会を多くつくる。

生涯学習や学校・福祉施設と連携し、知識の向上を図る。

笑顔で行き交う人同士が挨拶を行う。

若い世代が関わりやすく魅力ある行事の創設。

基本目標2 参加しましょう

地域で見守り、孤立高齢者をなくす。

特に40代から50代が地区活動に入りやすい体制をつくる。

地域の貴重な人材の活用(得意分野で地域貢献)。

町内会、福祉会、子ども会等の横の連携を強化。

住民同士が誘い合い行事に参加できる関係づくり。

基本目標3 活用しましょう

高齢者や子ども等に対する相談支援の充実。

若い世代に活動者組織やその内容を知ってもらう。

基本目標4 広げましょう

パトロール隊を強化し、見守り体制の充実。

交通量の多い旧道を整備。

防災や防犯に対する講座を通して住民に啓発。

駅や学校が近く、子育てがしやすい環境をPR。

 

4−(2)こう東部地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

パトロール隊の組織が上手く機能している。

若い世代が増えている(特にうわじゅく児童の増加)。

防災訓練の参加者多数。

公園内の緑化や草花の手入れ活動の常態化。

地域の課題(主なもの)

行事参加者が固定化してしまっている。

福祉活動の後継者の養成がなされておらず活動が行き詰っている。

独居高齢者・高齢者夫婦のみの世帯の増加。

町内会の加入率低下、役員の成り手不足。

マル2 まちづくりのテーマ

向こう三軒両隣り、助け合い精神にあふれたまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

まちづくりに多くの人が参加するまち

三世代交流等、世代を超えた交流ができるまち

町内会、各種団体の後継者、リーダーを育てるまち

支援を受ける側も支援をする側も気軽に顔の出せる雰囲気のあるまち

防災、防犯の知識を持ち、住民同士の助け合いが出来るまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

三世代交流事業を増やす。

挨拶や声掛けが当たり前となる関係づくり。

各団体の実行委員会形式による行事の企画・運営。

小中学生に地域活動への参加意識を育てる。

住民の意識が高揚する学習機会をつくる。

基本目標2 参加しましょう

町内、自警団、子供会、福祉会等各種団体同士が連携を図り、後継者・リーダーを育てる。

区の回覧板を活用し、行事の広報や人材集めを行う。

各団体同士連携を強化し危険や異変を早期発見する。

子ども、高齢者、障害者を地域で見守る意識を持つ。

基本目標3 活用しましょう

個人情報を活用出来る適切な方法の確立。

地域で独居者・要支援者等の支援組織をつくる。

区と連携し、各種団体へ資金的支援及び所有施設・備品等を無償で貸与する。

基本目標4 広げましょう

児童の登下校時の見守り活動の充実。

公園の有効活用(週1回でも世代問わず集まり健康体操を行う等)。

災害時要援護者登録の申請の支援。

 

4−(3)こう南部地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

地域活動が盛ん(サロン、クラブ、見守り、お祭り等)。

人口が増えて来ている(直近5年で世帯数増20パーセントの地区がある)。

災害が少ない。

道路の整備が進み、スーパーや病院も近くにあり便利。

地域の課題(主なもの)

高齢化による活動者の後継者問題。

世代間交流の機会が少ない。

独居高齢者、高齢者夫婦のみの世帯の増加。

災害対策(希薄化している住民同士の協力体制や地区ごとの適切な避難場所の確保)。

ルールを守らない住民の増加(ゴミの収集場所等)。

マル2 まちづくりのテーマ

誰とでもあいさつが出来るまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

地区ごとに日中誰でも集まれる場所がある

地区や活動団体の役員になりやすい雰囲気や仕組みのあるまち

近隣の町内との交流を増やし災害時に助け合えるまち、近隣所で互いに支えあえるまち

高齢者が行きたいところに自由に行ける交通網の充実したまち(サロンや地区行事への参加支援)

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

あいさつ運動を行い、地域交流を図る。

地区行事やサロンに参加し世代関係なく住民同士が顔を知れた関係をつくる。

地区の特性を活かした住民同士の交流機会の確保(自然が多い)。

基本目標2 参加しましょう

町内、組が中心となり助け合いの体制をつくる(日中独居者や認知症高齢者、障害者を地域で見守る)。

町内会、福祉会の運営を透明化し地域に周知

技術を持っている人が多いので、そういった方の活躍する機会をつくる。

各団体間の交流を図り良い取り組みを互いに活かす。

基本目標3 活用しましょう

個人情報の適切な活用(有事の際に高齢者や障害者世帯が分かるマップづくり)。

高齢者に対して豊川市の見守りネットワーク等の活用を知らせる。

町内回覧等で地区活動の紹介を行い住民に活動を知ってもらう。

基本目標4 広げましょう

防犯訓練等を見直し防災に対する意識を高める(災害時にすぐに行ける地区ごとの避難場所を皆で考える。要援護者の支援方法等)。町内と企業で災害時の協定を結び支援が受けられる体制をつくる。

コミュニティバスの路線を見直し移動手段を確保する。

 

4−(4)ごゆ地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

サロン活動を通じ高齢者と交流する場がある。

町内行事に対する協力体制が出来上がっている。

お祭りを中心にさまざまな年代の方が協働する機会がある。

子どもの頃から地域との関わりがあり挨拶が出来ている。

地域の課題(主なもの)

サロンの後継者、福祉活動を担う人材の育成(高齢者が高齢者を支援している)。

町内会への未加入、脱退者の増加。

行事に参加しない(又は出来ない)世帯の増加。

災害時の援護体制の不安。

マル2 まちづくりのテーマ

安心・安全な住みよいまちごゆ

マル3 5年後のまちの姿(目標)

町内行事が継続できるまち(お祭り、町民体育大会等)

地区役員の交代がスムーズに行くまち

気軽に顔が出せる場所があり、子どもから高齢者まで世代を超えて触れ合うことの出来るまち

交通事故や犯罪のないまち

災害時に「共助」が機能するまち

住民が行きたい所に行ける交通手段の行き届いたまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

地域の活動(行事、サロン、懇談会)をPRし、取り組みや目指す方向を住民に知ってもらう。

体育大会・祭りを中心に三世代交流の場を増やす。

男性のサロン会への参加声掛け。

隣近所での挨拶による交流。

基本目標2 参加しましょう

定年予定者の地域活動への取り込み。

要援護者について関係者で情報を共有。

町内会未加入者への行事参加の促し。

高齢者世帯や障害者世帯への見守り活動。

基本目標3 活用しましょう

公民館を活用し、誰でも寄れる場所をつくる。

支援が必要な人の為に地域住民同士が助け合えるコミュニティづくり。

基本目標4 広げましょう

公園の活用と開発(子ども用、高齢者用の遊具や健康器具を配置し交流機会をつくる)。

災害時の情報交換、連携体制の確立。

増えている空き家対策。

 

5 だいだ中学校区懇談会

基礎データ

人口 14,517

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:3,206人(22.1パーセント)

75歳以上:1,428人 (9.8パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:826

中学校生徒数:381

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数:豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、だいだ中学校区は66.7パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、だいだ中学校区は30.2パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、だいだ中学校区は27.0パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、だいだ中学校区は20.6パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、だいだ中学校区は20.6パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、だいだ中学校区は14.3パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、だいだ中学校区は20.6パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、だいだ中学校区は9.5パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、だいだ中学校区は9.5パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、だいだ中学校区は25.4パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

 

地域特性と懇談会の開催概要

だいだ中学校区は、市内中央部に位置する地域で、人口は14,517人、高齢化率は22.1パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、だいだ中学校区は市全体に比べて、「見守りや安否確認」「生きがいづくり・社会参加の促進」「防災・防犯体制の充実」「子育て支援の充実」などへの関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、3地区に分かれて話し合いが行われ、延べ46人の方にご参加いただきました。

 

5−(1)諏訪地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

地域を良くしたいという人が多くいる。

老人を大切にする・老人クラブのまとまりが良い。

子ども会のまとまりが良い・老人クラブとのコラボ。

駅が近く、バス停もある等交通の便も比較的よく、また、治安、防犯面でも安心、安全な地域。

地域の課題(主なもの)

町内活動への参加が少ない。

町内会へ加入しない世帯がある。

町内会、組あるいは組内、隣近所のつきあい、情報が少ない。

町内会未加入者は福祉のしくみ、サービスが伝わらない。

中学生が活躍できる所がない。

マル2 まちづくりのテーマ

助け合いのできる町

マル3 5年後のまちの姿(目標)

若い世代(20代、30代)が参加、協力できるまち

三世代交流のさかんなまち(子どもから高齢者まで交流できる行事[場所]を実施する)

防犯、防災に誰でも関心のもてるまち

みんなできれいにできるまち(ゴミの落ちていないきれいな町づくり)

ポジティブチケット(良いことをした時にもらえるチケット。)が定着しているまち(小・中学生から高齢者まで交流できるボランティア活動の場づくり)

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

ポジティブチケット事業の推進。

三世代交流の推進の強化、維持。

楽しい企画を考えて、交流の場を築いていく。

町内会での行事への参加。

基本目標2 参加しましょう

町内会への加入呼びかけ。

福祉委員の若返り。

座談会を1ヶ月に1回実施。

見守り活動の維持及び、ブロック毎に犬の散歩等をする人に呼びかけて強化する。

基本目標3 活用しましょう

有償ボランティアの推進。

認知症サポーターの研修。

基本目標4 広げましょう

子どもの目線で危険な場所の点検。

防犯灯を増設し夜真っ暗な場所をなくす。

 

5−(2)桜町地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

安全パトロールが充実している。

見守り隊の参加者が多い。

犯罪が少ない。

三世代交流が続いている。

サロンが活発に活動している。

地域の課題(主なもの)

子育てサロンとふれあいサロンの交流がない。

役員の仕事が煩雑。

組単位の活動の充実が必要。

校区内のサロンの交流が必要。

地区間の活動の連携が必要。

マル2 まちづくりのテーマ

世代交流がさかんなまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

分野ごとの知識を持った指導者がいるまち

誰でも参加できる交流サロンがあるまち

三世代交流を続けるまち

困ったときに隣に声をかけられるまち

サロン・ボランティアなど何かの集まりに参加しやすいまち

小学生が安心して通学できるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

高齢者と子育て世代の交流促進。

桜町連区主催の夏祭りの開催。

ボランティア活動交流。

基本目標2 参加しましょう

連絡網の組織づくり。

人材発掘、身近な人から情報を集める。

有志をつのり町内の人達を1人ずつチェックして協力してくれる人を探す。

基本目標3 活用しましょう

団体の連携強化を図る。

町内会への理解、協力推進。

福祉委員、民生委員児童委員、老人クラブ、子ども会のつながり。

基本目標4 広げましょう

見守り隊高齢化への対応。

通学路の安全確保。

空き家対策。

防災訓練への参加。

 

5−(3)だいだ地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

福祉会ができた事で、町内でお年寄りを見守ろうという意識ができた。

ふれあいサロンをみなさんが楽しみにしている。

町内会組織体制が確立され、行事も充実している。

小中学校共落ち着いている(荒れてない)。

地域の課題(主なもの)

コミュニティバスの使い方がよくわからない。

高齢化が進み町内の役(区議員や組長)が出来ないと町内加入をやめる人がいる。

組単位で月一度位、顔合せが出来たら良い(昔はドブ掃除等で顔を合わせることが出来た)。

独居高齢者や高齢者世帯の把握がされていない。

マル2 まちづくりのテーマ

キレイで明るいまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

世代間で連携ができるまち

町内が取り組む行事に各家庭が参加するまち

ネットワークを拡大してひとり暮しの高齢者を支援できるまち

町内全体で防犯、幼児から高齢者までを見守ることができるまち

組内の名前と顔が一致できるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

人を問わず、声かけできる環境をつくる。

清掃活動の回数を増やして交流を図る。

若い人の参加しやすい行事をつくる。

女性、子どもを取り込む行事を行う。

基本目標2 参加しましょう

気軽に情報交換ができる体制づくり。

青年団を復活させて行事を行う。

防災隊員の若返り。

基本目標3 活用しましょう

福祉会の活動内容を知ってもらう。

支援を必要としている人の情報交換。

基本目標4 広げましょう

小学生登下校の見守り隊の組織をつくる。

自由自在な防犯パトロールの実施。

町内でテーマを決めて(挨拶・清掃など)全体で取り組む。

 

6 かなや中学校区懇談会

基礎データ

人口 17,373

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:3,607人(20.8パーセント)

75歳以上:1,611人 (9.3パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:994

中学校生徒数:482

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数 :豊川市の統計(平成2951日現在)

 

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、かなや中学校区は39.3パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、かなや中学校区は33.9パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、かなや中学校区は23.2パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、かなや中学校区は26.8パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、かなや中学校区は17.9パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、かなや中学校区は19.6パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、かなや中学校区は14.3パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、かなや中学校区は19.6パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、かなや中学校区は8.9パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、かなや中学校区は12.5パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

地域特性と懇談会の開催概要

かなや中学校区は、市内中央部に位置する地域で、人口は17,373人、高齢化率は20.8パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、かなや中学校区は市全体に比べて、「地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成」「福祉サービスの情報提供の充実」などへの関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、3地区に分かれて話し合いが行われ、延べ32人の方にご参加いただきました。

 

6−(1)かなや地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

スーパーが近く買物はとても便利である。

バス路線もあり利便性にすぐれている。

登下校の子どもの見守りがしっかりしている。

役所関係が近い。

各行事に町内のまとまりがある。

地域の課題(主なもの)

防災意識が低い。

それぞれの団体がよく動いているが一般の人が、今何が行われているか知らないことが多い。

町内会加入率が低い、金楽会(老人クラブ)の加入率も低い。

町内会を退会する世帯が目立ち、役員を引き受ける人が少ない。

マル2 まちづくりのテーマ

世代間の絆を深め 安全・安心の町

マル3 5年後のまちの姿(目標)

各世代が参加できるような中身を考えて三世代交流を取り入れるまち

町内加入率アップとPRを実施するまち

見廻り、見守り活動のできる組織づくりを強化するまち

防災意識を高めるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

三世代交流の充実(子ども会主体から連区主体への見直し)。

誰とでも気楽に挨拶のできる運動。

基本目標2 参加しましょう

町内会に加入してもらうための工夫。

行事参加へのPRと、町内会加入のメリットのPR。

基本目標3 活用しましょう

福祉支援活動のPR

高齢者の活躍できる「場」を設けることと雰囲気づくり。

基本目標4 広げましょう

今ある防災組織を徹底化。

防災訓練に全員参加する。

子どもたちの見守り体制の強化。

 

6−(2)金屋南地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

緑や川があり自然が豊かで住みやすい。

小学校が近いので通学見廻りが安全である。

防犯灯が多く比較的安全な地域。

行政機関等が近くに多数存在して、病院・買物・行政機関に徒歩で行けて便利。

地域の課題(主なもの)

町内会地域活動への参加意識が希薄。

地域への新規加入者の町内加入の減少。

地域の活動、行事等に一定(一部)の人しか出席しない。多くの人を巻き込んで行く方法を考える必要がある。

町内会への参加の呼びかけ、ひとり暮らしの方への声かけが必要。

災害時の対応が不明確。

マル2 まちづくりのテーマ

地域住民が共に支え合える明るい町

マル3 5年後のまちの姿(目標)

連区行事、参加者が多いまち

町内会役員を決定するルールができているまち

連区、町内会役員が退任後も支援できる体制ができているまち

自主防災会を再構築するまち

挨拶と声かけで明るいまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

小学校、中学校などのボランティア活動と協力する。

連区行事の活性化(サロン、市民館まつり、盆踊りなど)。

行事等への参加を誘い合う。

基本目標2 参加しましょう

隣近所の連携を図る。

町内会への加入者増加。

町内会の次の時代を支える人材を発掘していく。

基本目標3 活用しましょう

交流に入らない人への情報提供。

基本目標4 広げましょう

防災グッズ等を見直して蓄えていく(災害時、備蓄品の確保)。

防犯カメラを設置し、ゴミ出しのルールを守る。

自主防災会の強化。

災害時の避難ルールの作成。

 

6−(3)さんぞうご地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

独居高齢者に食事の提供、言葉を交わす。

お年寄りから子どもまで楽しく交流がもてる町内行事、三歩会、市民館まつり等がある。

さんぞうご地区全体の合同サロン会がある。

緑があり、子ども達が遊べる公園・神社等がある。

地域の課題(主なもの)

高齢者のトラブルが多くなった。

空き家が増えてきた。

独居老人世帯が増えている。

ボランティアへの参加者が年々高齢化しており若手の協力が難しい。

マル2 まちづくりのテーマ

やさしく笑顔でくらせる街

マル3 5年後のまちの姿(目標)

校区、町内会の催しの充実(子どもから高齢者、障害者含む)までの全員参加を目指すまち

各サロン会の横の繋がりを密にするまち

近隣、組単位で助けあえるまち

町内の高齢者に、災害時にどのようなサポートが必要か聞いておくことができるまち

校区内の変化を多数の目で見て安心できるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

サロン交流する場が多数あると良い。年齢、趣味が違うから。

男性の参加をどの様につのるか検討する。

基本目標2 参加しましょう

サロン会に若い人も手伝いに参加するように声がけをする。

大人、子ども、乳児と合同でサロンをする。

基本目標3 活用しましょう

ボランティアにポイント制度を作り、ボランティア参加者を増していく。

支援、体制に関する取り組みの見える化。組織、支援の系統図などをつくる。

基本目標4 広げましょう

町内会の組長、班長を対象にした防災を含む福祉全般の勉強会を行う。

住民が参加できる防災訓練を実施する。

 

7 一宮中学校区懇談会

基礎データ

人口 16,546

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:4,324人(26.1パーセント)

75歳以上:1,951人(11.8パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:992

中学校生徒数:502

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数:豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、一宮中学校区は52.1パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、一宮中学校区は30.2パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、一宮中学校区は26.0パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、一宮中学校区は19.8パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、一宮中学校区は14.6パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、一宮中学校区は19.8パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、一宮中学校区は12.5パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、一宮中学校区は12.5パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、一宮中学校区は16.7パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、一宮中学校区は8.3パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

地域特性と懇談会の開催概要

一宮中学校区は、市内北東部に位置する地域で、人口は16,546人、高齢化率は26.1パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、一宮中学校区は市全体に比べて、大きな意識の違いはありません

地域福祉懇談会は、3地区に分かれて話し合いが行われ、延べ46人の方にご参加いただきました。

 

7−(1)一宮西部地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

子ども会、老人クラブ等各種団体の活動が活発に行われている。

交通指導隊や防犯パトロール隊の活動が活発に行われている。

地域のスポーツ活動が盛んである。

地域コミュニティに多くの参加がある。

地域の課題(主なもの)

地域のリーダーなどの人材育成が必要である。

社会的弱者や要援護者への福祉対策、福祉活動が必要である。

見回り対象者が点在しており、災害時の把握が困難である。

ワンコインサービスのPRと周知がなされていない。

マル2 まちづくりのテーマ

声をかけあい、みんなの顔がみえるまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

町民全員で超高齢化社会への福祉対策や福祉活動に取り組めるまち

世代間交流サロンがあるまち

自分も隣近所も同じ気持ちで支えあえるまち

防災への備えのあるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

地域みんなで福祉を学ぶ機会をつくる。

ふれあいサロン、老人クラブ、地域のイベントを通じて交流活動を行う。

大きな声で挨拶をする習慣づくりをする。

基本目標2 参加しましょう

それぞれの組織(民生委員、福祉委員等)との情報交換、交流を行う。

町内会の加入率を上げる。

基本目標3 活用しましょう

生活支援サービスの案内を配布する。

福祉の手引書を配布し、みんなが分かるようにする。

基本目標4 広げましょう

防犯パトロールを強化する。

地域の安全安心のため、自然災害を想定した防災設備の設置をする。

 

7−(2)一宮南部地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

町内会加入率が高い。

町内会の作業に全員が参加している。

「福祉会」によって地域内の部会、団体の協働が図られている。

サロンによって交流が図られている。

地域の課題(主なもの)

高齢者世帯や一人世帯が増加している。

リーダー、活動者、参加者が固定化している。

高齢者世帯のゴミ出し、買い物支援が必要である。

自主防災組織の再構築が必要である。

地域の防災活動と要支援者との関係構築が必要である。

マル2 まちづくりのテーマ

あったかい人情のまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

福祉会等の組織に女性が多く参画するまち

あいさつ運動が盛んに行われるまち

三世代交流事業が盛んなまち

見守り隊や交通指導隊、市や区と協働して、防災・防犯が強いまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

地区のお祭りなどのコミュニティ活動を全世帯に対し知ってもらう。

サロン会、グラウンドゴルフ後の茶話会等交流の場を増やしていく。

基本目標2 参加しましょう

連区内のスポーツ活動を進める。

町内会と福祉会との協働を進める。

福祉会の意見をまとめ、町内会へも反映させていきたい。

町内会、民生委員、福祉会との協働による見守りネットワークを構築する。

基本目標3 活用しましょう

区での必要なサービスの取り組みを増やしていく。

基本目標4 広げましょう

防災組織の見直しを行う。

災害時の名簿を作成する。

 

7−(3)一宮東部地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

近隣や地域内の状況がほぼ把握できている。

近所付き合いが残っており、性格も温厚な人が多い。

お互いの顔と生活状況が見え、絆が深く温かい。

行事等で住民の協力がある。

地域の課題(主なもの)

若者の行事への参加が少ない。

近くに気軽に行けるコミュニティセンターがない。

人材は多いが、全体をまとめるリーダーが少ない。

マル2 まちづくりのテーマ

自立したコミュニティ 社会実現をめざして

(めざそう。一人ひとりの力で大きな未来)

マル3 5年後のまちの姿(目標)

高齢者や障害者、乳幼児等に優しい思いやりに溢れた人材が豊富なまち

誰もが参加できる開かれた楽しいサロン、バザー等の地域活動が盛んなまち

町内会と福祉会との相互理解により、自助、共助、公助体制が整備されたまち

ボランティア活動への関心と参加意欲に満ちたまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

地域活動や行事への参画の呼びかけ。

夏祭り等の三世代交流事業の実施。

町内会と福祉会が連携した楽しい催し物を実施する。

基本目標2 参加しましょう

福祉やボランティアに関心の高い人を発掘し、委員会活動を活発化する。

町内会と福祉会の協力、相互理解。

人材確保とリーダー育成に尽力する。

基本目標3 活用しましょう

障害者、高齢者等への目配りや声掛けなど

気軽な手助けをする。

基本目標4 広げましょう

児童の見守りや安否確認を行う。

青パトによる巡回パトロールを行う。

危険箇所の点検、防犯灯の管理等地域全体で防犯に向けた取り組みを行う。

 

8 音羽中学校区懇談会

○ 基礎データ

人口 8,927

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:2,540人(28.5パーセント)

75歳以上:1,109人(12.4パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:569

中学校生徒数:336

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数:豊川市の統計(平成2951日現在)

 

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、音羽中学校区は63.3パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、音羽中学校区は26.7パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、音羽中学校区は16.7パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、音羽中学校区は13.3パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、音羽中学校区は13.3パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、音羽中学校区は23.3パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、音羽中学校区は13.3パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、音羽中学校区は13.3パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、音羽中学校区は8.3パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、音羽中学校区は8.3パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

地域特性と懇談会の開催概要

音羽中学校区は、市内北西部に位置する地域で、人口は8,927人と市内中学校区で最も少なく、高齢化率は28.5パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、音羽中学校区は市全体に比べて、「見守りや安否確認」「ボランティア・市民活動の充実」などへの関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、延べ15人の方にご参加いただきました。

 

8−(1)音羽地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

自然が豊かな地区。

町内会・自治会・民生委員活動等がうまく運営されている。

生活困窮家庭が少ない。

少年の非行が少ない。

地域の課題(主なもの)

サロンボランティアの高齢化。

山手側の住宅地においては、高齢者が車に

乗れなくなったときに買い物や通院等が不便。

認知症の人へ地域としてどのように対応していくか。

マル2 まちづくりのテーマ

人にやさしく緑豊かな文化を愛するまち音羽

マル3 5年後のまちの姿(目標)

ボランティア活動を楽しく感じるまち

市民館や各地区集会所を利用して集いの場があるまち

サロン活動に若い人も参加できるようになっているまち

買い物に困らないよう、移送サービスや買い物ボランティア等に頼むことができるまち

災害が発生した時にすぐ活動できる体制が整っているまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

福祉会やサロン等の地域組織のPR活動を強化する。

地域主催の行事等で幅広く参加者を募り、交流の機会を増やす。

世代交流の場を積極的に増やす。

空き家を活用し、住民が交流できる場を設ける。

基本目標2 参加しましょう

地域全体で地区の活動に取り組む。

町内会、福祉会、ボランティア等の組織強化を行い、連携を深める。

地域で見守り、支え合いができる体制づくりを行う。

地域の支援者の負担を減らせる体制づくりを行う。

基本目標3 活用しましょう

介護施設内の地域交流スペースを活用する。

基本目標4 広げましょう

防災組織を充実させ、災害時のマニュアルを整える。

住民から住民へと良い伝統・文化を伝える取り組みを行う。

 

9 みと中学校区懇談会

基礎データ

人口 13,410

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:3,705人(27.6パーセント)

75歳以上:1,858人(13.9パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:749

中学校生徒数:394

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数:豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、みと中学校区は38.1パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、みと中学校区は38.1パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、みと中学校区は14.3パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、みと中学校区は9.5パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、みと中学校区は19.0パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、みと中学校区は4.8パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、みと中学校区は0.0パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、みと中学校区は4.8パーセンです。ト

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、みと中学校区は9.5パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、みと中学校区は19.0パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

 

地域特性と懇談会の開催概要

みと中学校区は、市内南西部に位置する地域で、人口は13,410人、高齢化率は27.6パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、みと中学校区は市全体に比べて、「高齢者支援の充実」「子育て支援の充実」などへの関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、2地区に分かれて話し合いが行われ、延べ45人の方にご参加いただきました。

 

9−(1)みと北部地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

安心安全で住みやすい地域。

田・畑・山・川などいろいろな住みやすい環境がある。

小さな集落のため一人ひとりの生活がわかり、あいさつ・会話がしやすい。

地域の課題(主なもの)

コミュニティバスの利用がしにくい。

地域福祉に参加する意識が低い。

高齢者の1人世帯が増える。

要支援者の把握が必要。

老人クラブ、こども会、PTA各組織の連携や、世代間交流が必要。

マル2 まちづくりのテーマ

みんなで協力 住みよい環境

マル3 5年後のまちの姿(目標)

町内会活動と一体になって推進できるまち

三世代交流イベントができるまち

子ども見守り隊があるまち

安全パトロール隊が組織されているまち

近所との連携ができる安心安全なまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

地域合同サロン会の開催。

高齢者が気軽に立ち寄れる場所をつくる。

三世代交流が出来るイベントを行う。

基本目標2 参加しましょう

防災リーダー、コミュニティリーダー等の養成講座に参加する。

関係者間(町内会、PTA、福祉会など)の連携を図る。

常にふれあい、見守り支えあいの気持ちを心にもつ。

基本目標3 活用しましょう

地域活動の情報を共有する。

基本目標4 広げましょう

町内会としての防災体制をつくる。

小学校単位で防災訓練を復活。

コミュニティバスの利用者が増えるためにどのようにしたらよいか、利用したいと思っている方を把握し、利用方法を考える。

子ども見守り隊の充実。

県道の交差点ごとに人を立てる。

 

9−(2)みと南部地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

お祭りが江戸時代から続いている。

山・川・海など自然が多い。

高齢者と一緒に住んでいる世帯が多い。

地域の課題(主なもの)

祭礼での伝統・文化を守っていくことが、人手不足経費面で困難になってきている。

役員のなり手がいない。

コミュニティバスの利用者が少ない。

ひとり暮らし、空家が増えつつある。

マル2 まちづくりのテーマ

歴史と伝統と地区の絆を大切にする町

マル3 5年後のまちの姿(目標)

社会参加できる足の確保ができるまち

若い人が住む土地を提供し受け入れるまち

皆で支え合えるまち

安心安全なまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

挨拶運動、交通指導、町内会運動会で世代を超えた交流。

地区のカラオケ、サロン会、グラウンドゴルフなど仲間づくりの活性化。

子ども会と老人クラブとのふれあい交流。

みと町全体の体育祭(大会)を復活。

基本目標2 参加しましょう

ボランティア活動をやりたい人、受けたい人の窓口をつくる。

世話役にあまり負担をかけないような取り組み。

民生委員児童委員や地域支援者と協働でひとり暮らしの見守りをする。

住民は全戸町内会に加入する。

基本目標3 活用しましょう

各種組織との交流会を年2回実施し、その中で町内の事を理解し知ってもらう。

基本目標4 広げましょう

海岸における危険防止の強化。

子どもたちの登下校の見守り支援。

運転免許証を返納した買い物困難な人の支援。

 

10 小坂井中学校区懇談会

基礎データ

人口 22,009

高齢者数(高齢化率)

65歳以上:6,164人(28.0パーセント)

75歳以上:2,940人(13.4パーセント)

児童・生徒数

小学校児童数:1,178

中学校生徒数: 588

人口、高齢者数:住民基本台帳(平成2941日現在)

児童・生徒数 :豊川市の統計(平成2951日現在)

 

誰もが安心して暮らしていくために、地域で特に重要なこと(上位10項目)について、

見守りや安否確認の市全体は57.9パーセント、小坂井中学校区は58.6パーセントです。

高齢者支援の充実の市全体は29.0パーセント、小坂井中学校区は25.5パーセントです。

生きがいづくり・社会参加の促進の市全体は21.9パーセント、小坂井中学校区19.1パーセントです。

地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成の市全体は21.7パーセント、小坂井中学校区は26.8パーセントです。

健康づくりや介護予防の充実の市全体は17.8パーセント、小坂井中学校区は15.9パーセントです。

ボランティア・市民活動の充実の市全体は16.5パーセント、小坂井中学校区は22.9パーセントです。

防災・防犯体制の充実の市全体は13.7パーセント、小坂井中学校区は15.9パーセントです。

福祉サービスの情報提供の充実の市全体は13.6パーセント、小坂井中学校区は11.5パーセントです。

災害時の避難誘導・助け合いの市全体は12.6パーセント、小坂井中学校区は13.4パーセントです。

子育て支援の充実の市全体は12.5パーセント、小坂井中学校区は9.6パーセントです。

資料:地域福祉活動に関する活動者アンケート(平成28年)

 

地域特性と懇談会の開催概要

小坂井中学校区は、市内南部に位置する地域で、人口は22,009人、高齢化率は28.0パーセントとなっています。

活動者アンケート調査で、小坂井中学校区は市全体に比べて、「地域活動やボランティア活動に取り組む人材の育成」「ボランティア・市民活動の充実」などへの関心が高くなっています。

地域福祉懇談会は、3地区に分かれて話し合いが行われ、延べ34人の方にご参加いただきました。

 

10−(1)小坂井地区

マル1 「地域のよいところ」と「地域の課題」

地域のよいところ

交通の便が良い。

地区のまとまりが良い。

町内行事や清掃活動の参加者が多い。

老人クラブの活動が継続している。

ゴミステーションのゴミ出しルールが守られている。

地域の課題(主なもの)

新しく転居してきた人たちとの関わりが薄い。

空き家が増えている。

高齢化が進みボランティアのなり手が見つかりにくい。

サロンの参加者が固定化されなかなか増えない。

地域の活動リーダーのなり手がいない。

マル2 まちづくりのテーマ

世代がつながるまち みんなで声を掛け合えるまち

マル3 5年後のまちの姿(目標)

世代間を通じて福祉や防災を学び活動に繋げるまち

お祭りなど行事にみんなが参加できるまち

できることを少しずつ持ちより助け合えるまち

近隣の人と仲良くできるまち

マル4 今後の方向性

基本目標1 知りましょう

子ども会、サロン、老人クラブが一緒にできる活動を増やす(例:ラジオ体操)。

中学生や独身世代も関われる取り組みをつくる。

隣近所にあいさつをする。

若い人が参加できる体制づくり。

基本目標2 参加しましょう

町内集会所を地域のたまり場として活用する。

町内会の加入促進。

広報・啓発を利用して活動できる人、意識のある人の発掘。

基本目標3 活用しましょう

町内会で福祉を学ぶ機会をつくる。

基本目標4 広げましょう

避難訓練を三世代で行う。

空き地の有効利用(例:花壇をつくる)。

子どもの目線で見守り交通安全活動。

 

資料編

1 策定経緯

平成28年7月から9月 地域福祉懇談会(社協)

10中学校区で、住民ワークショップを開催

地区の取り組みの進捗状況と課題の抽出

9月から12月 市民アンケート調査素案作成

地域福祉活動者アンケート調査素案作成(社協)

アンケート項目の検討

11月から12月 地域福祉に関する活動者

アンケート調査(社協)

市内の活動者(民生児童委員、福祉委員、ボランティア)

回収率60.2パーセント 前回:68.0パーセント

1222日 第3次豊川市地域福祉計画(案)

第1回策定委員会 正副委員長の選任

市民アンケート及び地域福祉活動者アンケート調査について

今後の予定について

平成29

1月中 地域福祉に関する市民アンケート調査

無作為抽出の20歳以上の市民2,000人に配布

回収率45.1パーセント 前回:42.6パーセント

6月から12月 社会福祉協議会作業部会(社協)

10回程度開催

地域福祉懇談会から社会福祉協議会の主な事業について

6月27日 第2回策定委員会

市民アンケート調査及び活動者アンケート調査結果報告

計画の策定にあたって

計画の体系(基本理念)について

市の人口・世帯状況など

6月から11月 市関係部署検討部会

検討部会について

事業評価シートの作成について

第3次計画の方向性の確認について

計画(案)の確認について

6月から10月 関係団体ヒアリング(社協)

地域福祉関係6団体への聞き取りを実施

7月から9月 地域福祉懇談会(社協)

10中学校区で、各住民ワークショップを開催

それぞれの地区の今後の具体的な取り組みについての検討

928日 第3回策定委員会

各種ヒアリング結果(地域、団体、社協、行政)の報告について

施策の課題整理と第3次計画の方向性()について

第3次計画の目次構成()及び重点取り組みについて

1120日 第4回策定委員会

地域福祉計画(案)について

平成30

1月6日から2月5日 パブリックコメント(公的な機関が規則の設定や改廃をしようとするときに、広く公に、意見・情報・改善案などを求める手続をいう。公的な機関が規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、政策の公正性・透明性の向上を目指すものである。)

地域福祉計画(案)のパブリックコメント

(市ホームページや広報紙、その他公共施設にて公開・閲覧)

2月22日 第5回策定委員会

地域福祉計画(案)の検討・承認について

 

2 設置要綱・委員名簿

第3次豊川市地域福祉計画策定委員会設置要綱

(目的及び設置)

第1条 第3次豊川市地域福祉計画(以下「福祉計画」という。)の策定にあたり、本市の地域福祉に関する理念や方向性、地域福祉の推進に必要な事項について、幅広い視野からの意見を反映し協議するため、第3次豊川市地域福祉計画策定委員会(以下「委員会」という。)を設置する。

(組織)

第2条 委員会は、別表に掲げる者で組織し、市長が委嘱し、又は任命する。

(任期)

第3条 委員の任期は、委嘱した日から平成30年3月31日までとする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。(委員長及び副委員長)

第4条 委員会に委員長及び副委員長を置く。

2 委員長及び副委員長は、委員の互選により選出する。

3 委員長は、委員会の会務を総理する。

4 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときは、その職務を代理する。

(会議等)

第5条 委員会の会議は、委員長が招集する。

2 委員長は、会議の議長となる。

3 委員会は、委員の半数以上の出席がなければ会議を開くことができない。

4 委員会は、必要に応じて会議に関係者の出席を求め、説明又は意見を聴くことができる。

(事務局)

第6条 委員会の事務局は、福祉部福祉課に置く。

(委任) 

第7条 この要綱に定めるもののほか、委員会に関し必要な事項は、市長が別に定める。

附則

この要綱は、平成28年9月1日から施行する。

別表(第2条関係)

1 学識経験者

2 次に掲げる団体を代表する者

豊川市連区長会

豊川市民生委員児童委員協議会

豊川市障害者(児)団体連絡協議会連絡会

豊川市社会福祉協議会

豊川市老人クラブ連合会

豊川市ボランティア連絡協議会

豊川市小中学校長会(福祉安全委員)

豊川市社会福祉施設協会

豊川市介護保険関係事業者連絡協議会

福祉NPO団体(子育て関係)

地域福祉活動推進委員会(地域福祉活動者)

豊川市社会福祉事務所

3 公募した市民

 

第3次豊川市地域福祉計画策定委員会委員名簿

1 西村 正広 学識経験者(愛知大学地域政策部教授) 委員長

2 中尾 せいきち 豊川市連区長会

3 西本 まさひで 豊川市民生委員児童委員協議会

4 田中しづ江 豊川市障害者(児)団体連絡協議会

5 竹下 かずまさ 社会福祉法人豊川市社会福祉協議会

6 川上 陽子 平成29420日まで、

杉浦 正勝 平成29421日から 豊川市老人クラブ連合会

7 野村 こうじゅ 豊川市ボランティア連絡協議会 副委員長

8 小島  修 豊川市小中学校長会

9 都築 裕之 豊川市社会福祉施設協会

10 平田 せつお 豊川市介護保険関係事業者連絡協議会

11 伊奈 克美 特定非営利活動法人とよかわ子育てネット

12 岡田 文男 地域福祉活動推進委員会(地域福祉活動者)

13 松井 秀之 公募した市民

(敬称略 期間 平成28121日から平成30331日まで)

 

第3次豊川市地域福祉計画策定検討部会設置要綱

(目的及び設置)

第1条 第3次豊川市地域福祉計画(以下「本計画」という。)を策定するにあたり、市等の関係部局から幅広く意見を聴取するために、第3次豊川市地域福祉計画策定検討部会(以下「検討部会」という。)を設置する。

(所掌事項)

第2条 検討部会は、次に掲げる事項を検討する。

(1)計画に係る現状分析及び評価に関すること

(2)計画案の策定に関すること

(3)その他、計画策定について必要な事項に関すること

(構成)

第3条 検討部会は、別表に掲げる部会員によって構成する。

(部会長)

第4条 検討部会に部会長を置き、福祉部福祉課長をもって充てる。

(会議等)

第5条 検討部会の開催については、会議または個別ヒアリングとし、部会長が招集する。

2 部会長は、会議の議長となる。

3 検討部会は、必要に応じて会議または個別ヒアリングに関係者の出席を求め、説明又は意見を聴くことができる。

(庶務)

第6条 検討部会の庶務は、福祉部福祉課において処理するものとする。

(その他) 

第7条 この要綱に定めるもののほか、検討部会の運営に関し必要な事項は部会長が定める。

附 則

この要綱は、平成29年6月15日から施行する。

 

第3次豊川市地域福祉計画(第4次豊川市地域福祉活動計画)

策定作業部会設置要綱

(目的)

第1条 この要綱は、第3次豊川市地域福祉計画(第4次豊川市地域福祉活動計画)の策定にあたり、必要な調査、研究を行うとともに、意見の集約を図るため、豊川市社会福祉協議会(以下「協議会」という。)に設置する豊川市地域福祉計画策定作業部会(以下「作業部会」という。)に関し必要な事項を定めるものとする。

(構成)

第2条 作業部会は、協議会職員のうち会長が任命する職員をもって構成する。

(部会長及び副部会長)

第3条 作業部会に部会長及び副部会長各1名を置く。

2 部会長は会長が指名し、副部会長は部会長が指名する。

(会議)

第4条 作業部会は部会長が招集し、会議を主宰する。

2 部会長に事故あるときは、副部会長がその職務を代理する。

(関係者の出席)

第5条 部会長は、必要があると認めるときは、作業部会に関係者の出席を求め、説明又は意見を聞くことができる。

(事務局)

第6条 作業部会の事務局は、地域福祉課地域福祉係に置く。

(その他)

第7条 この要綱に定めるもののほか、作業部会の運営に関し必要な事項は、部会長が定める。

附 則

この要綱は、平成29年6月15日から施行する。

 

第3次豊川市地域福祉計画(案)

発行 豊川市・豊川市社会福祉協議会

住所 

豊川市 福祉部福祉課

郵便番号 442-8601

豊川市諏訪1丁目1番地

電話番号 0533-89-2131

ファックス 0533-89-2137

豊川市社会福祉協議会 地域福祉課

郵便番号 442-0068

豊川市諏訪3丁目242番地

電話番号 0533-83-5211

ファックス 0533-89-0662

発行年月: 平成30年3月