「広報とよかわ」2019年6月号(特集)
更新日:2019年5月31日
特集1イヌと、ネコと、ともに暮らす
人間に癒やしや生きがいを与えてくれるペット。しかし、飼い主のマナーが悪かったり、飼い主の身勝手な理由で捨てられたりするなど、地域ではペットに関するさまざまな問題が生じています。
今回の特集では、私たちにとって最も身近な存在である犬や猫の飼い方と地域で起こる問題の現状をお伝えするとともに、人と動物がともに心地よく暮らすために私たちができることを考えます。
詳しいことは、環境課(電話:0533-89-2141)へ、お問い合わせください。
ペットを飼う人へ
ペットの存在
生活に安らぎと潤いをもたらしてくれる犬や猫などのペットたち。家族の一員としてともに過ごし、ペットと触れ合うことで、心理的にも身体的にも有益な効果があるといわれています。
その一方で、「放し飼いの犬が怖い」「鳴き声がうるさい」「ふんが放置されている」「子犬・子猫が捨てられている」など、正しい飼い方ができていなかったり、飼い主が飼育を放棄したりすることで、近隣住民に迷惑を掛けている状況もあります。
「マナー」を守る
ペットを飼うには責任が伴います。ただ、餌を与えてかわいい姿を楽しむだけでは、責任のある飼い主とはいえません。飼い方のマナーを守り、ペットと近隣住民の快適な生活環境を整えることが飼い主の責任といえます。
飼い主として正しく飼育するため、改めて、マナーを確認しましょう。
犬・猫を飼っている皆さまへ飼育マナーリスト
犬の飼い方
- 登録と狂犬病予防注射をする
法律で義務付けられています。必ず行いましょう。
- リードにつなぐ
交通事故を起こしたり、犬が苦手な人に恐怖心を与えたりする可能性があります。散歩・飼育時は必ずリードにつなぎましょう。
- ふんを持ち帰る
散歩時はふんを入れる袋を持ち歩き、必ず持ち帰りましょう。また、尿も水で流し、汚れや臭いを落としましょう。
猫の飼い方
- 「室内」で飼育する
室外飼育は、交通事故や感染症、妊娠などさまざまなリスクがあります。周囲に迷惑を掛けないためにも、室内での飼育に努めましょう。
犬・猫共通
- 名札をつける
首輪に飼い主の連絡先などが書かれた名札やマイクロチップなどを付け、身分表示をしておきましょう。
- 不妊・去勢手術を行う
望まれない命を増やさないために、不妊・去勢手術を行いましょう。
- 「終生飼養」する
ペットを捨てたり傷つけたりすることは犯罪です。最期まで飼い主が責任を持って飼いましょう。どうしても飼えなくなった場合は、新しい飼い主を探しましょう。
地域で目指す動物との「共生」
「助けたい」思いが「嫌われ者」に
市には、動物に関するさまざまな苦情や相談が寄せられています。その多くは「飼い主のいない猫」に関するもの。飼い主のいない猫は、庭にふん尿をしたり、ごみをあさったりするなど、近隣住民に迷惑を掛けることがあります。また、猫は繁殖力がとても強く、栄養状態が良いと年に何度も出産が可能です。飼い主のいない猫を「かわいそう」「助けたい」と思い、むやみに餌やりをすることは、さらに猫の頭数を増やすことにつながり、結果として猫自体を近隣住民から嫌われる存在にしています。
「地域猫活動」で住み良いまちへ
近年、猫による問題を解決するための取り組みとして広がっているのが「地域猫活動」です。これは、地域住民が主体となり、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術を受けさせ、トイレや餌やりの時間・場所を決めるなど一定のルールに従いながら、地域で猫の世話を行う活動のことです。この活動を続けていくことにより、地域から飼い主のいない猫を徐々に減らすことが可能となり、地域における猫のトラブル防止につながります。
実施には、飼い主のいない猫の頭数や特徴などを把握し、地域内での役割分担やルール作りが必要となります。市内には、専門知識のある動物愛護ボランティア団体もいますので、活動の協力など詳細につきましては、環境課へお問い合わせください。
「耳先カット」ご存知ですか?
V字にカットされた耳は、不妊・去勢手術を終えた猫のしるし。麻酔をした手術中にカットされるので特別な苦痛は伴いません
人も動物も心地よく暮らせるまちづくりを
愛知県動物保護管理センター 東三河支所 支所長 中村 聡 さん
県では、地域住民の快適な暮らしを守るため、また、人と猫が共生していくために有効な方法として、地域猫活動を推進しています。実際に活動を行った地域では、猫の頭数が減り、ふん尿や鳴き声、ごみ荒らしなどの被害が少なくなったという住民の声が多く聞かれています。
この活動は、地域で継続して行うことが重要です。そのためには、地域の皆さんの理解と協力が必要となります。当センターでは、実施を考えている地域に出向き、講師として住民説明会に参加するなど、可能な範囲で活動に協力していきたいと考えています。
また、当センターには、年間3千件近くの苦情や相談が寄せられます。飼い犬・猫などの近所トラブルや引き取りについてなど内容はさまざまですが、以前よりも猫に関する苦情が多くなっています。室内飼育や不妊・去勢手術をしていないなど、飼い主の飼育マナーがなっていないがゆえに起こるトラブルも多いのが現状です。
皆さんが住む地域には、動物が好きな人も苦手な人もいます。地域の皆さんから理解が得られるよう、飼い主としての責任を持ち、マナーを守りながら、最期まで責任を持って飼いましょう。
特集2「令和」な暮らし、はじめます。
令和初日の5月1日、豊川市に70件の婚姻届が提出されました。今回の特集では、とよかわのまちで新たな生活をスタートさせた新婚の皆さんの、新しい時代に向けての思いを紹介します。
鈴木 伴行さん・梨奈さん
豊川市には穏やかな人が多くとっても過ごしやすいです。私たちも穏やかに、平和な暮らしができたらいいなと思います。
榊原 康祐さん・愛子さん
二人のパワースポットは豊川稲荷。新たな時代が始まったので、これから二人で新たなことに挑戦していきたいです。
藤本 雄一郎さん・亜澄さん
桜トンネルでのお花見を毎年楽しみにしています。これからにぎやかで楽しい家庭が作れたらいいなと思っています。
峰野 寛司さん・瑠美さん
新しいものと古いものが共存して、緑豊かなこのまちが好き。ハッピーに和気あいあいと暮らしたい。
柴田 健太さん・万由佳さん
自然が多く、住みやすい豊川市が好きです。これから笑顔の絶えない温かい家庭を築いていきたいです。
藤野 舜さん・りなさん
結婚を機に豊川へ。市内のイベントにぜひ一緒に出掛けたい。令和の時代も、二人で平和に暮らしていきたいと思います。
星野 貴也さん・綾香さん
二人とも豊川市出身で地元が大好き。結婚しても豊川市に住みたいと思っていたので、念願叶ってうれしいです。
山田 真之介さん・藍さん
とよかわバラのプレゼントはとてもうれしい。これからも、お互い自由に楽しく生きていけたらいいなと思います。
中川 椋太さん・祥子さん
豊川市は治安が良く平和なまちだと感じます。このまちで、お互いを理解し合いながら、一緒に過ごしていきたいです。
高橋 聖也さん・亨奈さん
二人の好きなお出掛けスポットはぎょぎょランド。これからも今までと変わらず仲良く過ごしていきたいです。
佐宗 大輔さん・紀香さん
豊川市は住みやすくて、これから発展していくまちだと感じています。仲良く思いやりのある家庭を築いていきたいです。
酒井 佳亮さん・教恵さん
ぶつかることもあるかもしれないけど、きちんと本音で話し合える関係でいたい。「調和」をたいせつにしていきます。
北村 昌照さん・弘佳さん
二人とも平成元年生まれです。改元を機に新たな一歩を踏み出しました。豊川市にはカフェがたくさんあるので巡りたい。