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豊川市 きらっと☆とよかわっ!
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所信表明(2期目)

更新日:2013年1月4日

平成23年11月30日

 本日、ここに平成23年第4回市議会定例会の開会にあたり、お許しをいただきまして、2期目の就任のごあいさつと所信の一端を申し述べさせていただきます。

 このたびの市長選におきまして、市民の皆様をはじめ、各方面から力強いご支援とご厚情を賜り、再び市政を担当させていただくことになりました。身が引き締まる思いがするとともに、今後に向けて気持ちを新たにしております。
 顧みますと、1期4年の間、「市民一人ひとりの声を聴き、こころのたすきをつなぐまち」を目指し、課題に対し、一つひとつ真剣に取り組んでまいりました。最大の課題でありました新市民病院の建設につきましては、今年5月に起工式を行い、平成25年5月の開院に向け着実に進捗を図っております。また平成22年2月の小坂井町との合併により、念願でありました宝飯郡4町と豊川市がひとつとなり、新豊川市として新たな一歩を踏み出すことができました。ひとえに市民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力により成し得たものと感謝し、厚くお礼を申し上げます。

 2期目の選挙に当たり、4年間の指針として、五つのまちづくりとそれに基づく48のマニフェスト項目を掲げました。このマニフェストは、自らの政治姿勢である「市民との対話」のもと、市長を囲む懇談会を始め各種会合、行事等に積極的に参加し、多くの市民や各種団体の意見を拝聴したうえで決定したものでございます。この任期4年間で着実な実現を図ってまいります。
 このマニフェストの実現にあたり、「信頼・絆」という言葉を示しました。この意味は「相手を信じ、共に思いやり、人と人のつながりを大切にする。」という考えからでございます。

 3月に発生した東日本大震災においては、被災者が周りの人々とお互いに助け合い、地域で支え合いながら難局を乗り越えていく姿を見て、あらためて連携や共生の必要性を感じました。行政の運営にあたっては、人と人、そして地域の絆が大変重要でございます。特に本市の一層の発展には、合併後の市域の一体感の醸成や、市民と行政との信頼関係と連携がなくてはならないものであると考えております。
 私はこのことを念頭に、市民の皆様の声を拝聴し、今後の市政運営に携わってまいりますのでご支援ご協力をお願い申し上げます。

 さて、我が国の社会経済情勢は、東日本大震災の復旧・復興や長引く景気低迷、金融危機、人口の減少、少子高齢化の進行など、先行きが見通せない状況に直面しております。また、最近では、歴史的な円高に伴い、産業空洞化の危機や輸出の後退など、大変厳しい局面を迎えていると認識しております。
 地方公共団体を取り巻く環境も、この影響を大きく受けており、本市の財政面から見た状況でも、ここ数年、個人、法人市民税の減収が顕著となっております。また、少子高齢化社会の進展により、社会保障関係費が増えるなど、今後の財政状況の硬直化が懸念されます。地方交付税においては、平成23年度の交付実績から判断しますと、市町村合併による算定替特例の措置により約25億円の増額措置を受けておりますが、この増額措置も平成27年度から段階的に減額され、平成32年度を最後に終了いたします。

 財政面の状況に加え、国においては地方主権改革により、「義務付け・枠付けの見直しと条例制定権の拡大」や「基礎自治体への権限移譲」を盛り込んだ関係法令が成立しております。地域の実情や特性に応じて、基礎的な自治体の自主性の強化や自由度の拡大を図るものですが、その一方で、役割に応じた責任の分担や実施体制が求められてくることとなります。
 以上の状況をとらえ、18万余の市民の知恵と力を集めながら、将来を担う子どもたちが希望をもてるまちを目指し、持続可能な行政運営をしていく覚悟でございます。 それでは、マニフェストに掲げた五つのまちづくりについて、それぞれの項目の一端を申し述べます。

 はじめに、「やすらぎやうるおいのある安全・安心なまちづくり」でございます。

 安全・安心の確保は、市民生活にとって何よりも優先すべきものだと考えております。東日本大震災や頻発する集中豪雨など、自然災害の猛威を目の当たりにし、その思いを一層強くいたしました。交通安全、防犯対策とともに、市民の皆様に安心して暮らしていただける、災害に強いまちづくりを進めてまいります。また、今回の大震災によって、再生可能な自然エネルギーに対する関心が高まっております。自然エネルギーの活用とともに、環境にできる限り負荷をかけない取組を実施してまいります。
 防災対策では、大震災で甚大な被害をもたらした津波への対策として、地域の自主防災会と協働し、指定避難地の見直しや避難経路の確立を図ります。また、地域で防災活動の中心的な役割を果たす自主防災会活動を支援してまいります。
 消防、救急体制の整備では、御津、小坂井地区の消防出張所を統合し、救急車を配備する南分署を新たに整備することで、救急車の現場到着時間の短縮を図るとともに、消防団や自警団の組織強化を進めてまいります。
 交通安全対策では、第9次豊川市交通安全計画に基づく事業の計画的な実施や、警察署を始めとする関係団体との連携を進め、交通事故発生件数の減少に結びつく効果的な取組を実施してまいります。また、地域の方と協働して作成した「校区ヒヤリ地図」で示された危険箇所については、カラー舗装の実施などの交通安全対策とともに、防犯対策においても状況に応じた取組を実施してまいります。
 環境に関する取組では、豊川市環境基本計画を基に、省エネルギーの推進や再生可能なエネルギーの活用を図るため、公共施設への太陽光発電の導入や、一般住宅への太陽光発電装置の設置に対する補助を拡充してまいります。また、緑のカーテン事業や公共施設の省エネルギー化に努め、できる限り環境に負荷をかけない環境にやさしいまちづくりに取り組んでまいります。

 次に、「子どもたちの笑顔があふれ、文化のさかんなまちづくり」でございます。

 次の世代を担う子ども達の持つ能力を伸ばし、才能を引き出すためには、教育施設の充実や、教育環境の整備が必要不可欠です。市民が生きがいを持って心豊かな生活を送るため、スポーツや芸術文化活動等を身近で親しむことができる環境づくりや、市民の文化活動に関する取組を支援してまいります。
 教育施設の充実では、老朽化した校舎の計画的な改築事業を始め、小坂井地区に、衛生面にも配慮した新学校給食センターを建設してまいります。教育環境の整備では、暑さ対策として、空調設備が設置されていないすべての小中学校普通教室に扇風機を設置するとともに、学校図書室の蔵書の充実や司書の増員など、学習環境の改善を図ります。また、中学校部活動において、外部の指導者による特別指導などを実施し、部活動の活性化を図ってまいります。
 文化振興では、文化活動の拠点となる桜ヶ丘ミュージアムを改築し、特色ある文化事業の発信や市民の文化活動への支援を図ってまいります。また、地域の伝統芸能の育成・支援や東三河演劇祭の実施により、地域の文化性を高めるとともに、本市の伝統芸能を広く市民に紹介することで、市域の一体感の醸成が図られるよう取り組んでまいります。
 スポーツ振興では、「駅伝王国とよかわ」にふさわしい駅伝大会の誘致に努め、併せて民間団体によるリレーマラソンの実施を支援してまいります。また、新たにスポーツ振興基金を設置し、市民のスポーツ活動の振興に努めてまいります。
 生涯学習では、市民の身近な自己充実の場となるよう、一宮、小坂井地区の図書館分館の整備を進めてまいります。

 次に、「生涯を健康で安心して暮らせるまちづくり」でございます。

 すべての市民が生涯にわたって心身ともに健康で暮らすためには、少子高齢化や生活環境の多様化などに伴う市民ニーズに的確に対応する必要があります。子どもから高齢者まで生き生きと安心して生活できる環境を整え、医療、保健、福祉、子育て支援施策の充実を図ってまいります。
 医療施策では、平成25年5月の開院に向け、新市民病院の建設を進めているところですが、開院後には、救命救急センターを早期に開設し、充実した医療サービスを提供してまいります。
 保健施策では、健康を保持するための妊婦健診や産後健診、予防接種などの公費負担を継続し、きれめのない母子保健サービスを提供してまいります。
 福祉施策では、高齢者・障がい者の方が地域で自立し、生きがいを持って暮らすことのできる環境を整えることが重要であると考えております。高齢者に対しては民間活用による施設整備を進め、障がい者に対しては、市・民間企業における就労支援を実施してまいります。また、障がい者を介護するご家族の負担を軽減するため、一時的に施設などで受け入れられるよう事業の拡充を図ってまいります。
 子育て支援施策では、子育てにかかる経済的負担の軽減を図るため、中学生の通院医療費について、利用者の自己負担分の完全無料化を実現したいと考えております。この他、熱中症対策など児童の健康面に配慮し、良質な保育環境を提供するため児童クラブ室への空調設備の整備や西部中学校区での児童館整備、あかさか児童館の建替えなど、子育て支援施策の充実を図ってまいります。

 次に、「都市基盤が整い、にぎわいと活力あふれるまちづくり」でございます。

 地域経済の活性化は、地域ににぎわいと活力をもたらし、まちづくりにとって大きな推進役となるものです。社会経済情勢の目まぐるしい変化の中、経済の安定化に向け、行政としても積極的に関与することが望まれております。地域経済を支える上で、道路整備などを始め、社会資本の整備は重要な要素であり、事業の着実な推進を図ってまいります。
 工業の振興では、工業用地の開発として、大木地区での用地分譲の実現を図るとともに、新たな工業用地の開発適地について調査研究を進めてまいります。また、既存の企業立地奨励金に加え、雇用促進奨励金や誘致情報提供の報奨制度を導入することで企業誘致を図り、雇用の創出に努めてまいります。
 商業の振興では、「豊川いなり寿司」のブランド化が定着しつつあり、さらなるまちの発展のため、B-1グランプリ全国大会の誘致を図ってまいります。また、にぎわいあふれるまちを再生するため「やる気満々商店街補助事業」を創設するなど、商工会議所や商工会との連携を図りながら中小企業の支援に努め、活力に満ちた地域づくりの実現を図ってまいります。
 この他に、プリオ窓口センターにパスポートの発給窓口を設置し、市民の利便性向上とプリオビル全体の活性化を図ってまいります。
 農業の振興では、農業者確保のため、担い手の育成を支援してまいります。また、有害鳥獣による農作物の被害が拡大しているため、鳥獣被害防止対策協議会と連携しながら対策を強化してまいります。
 都市基盤整備では、土地区画整理事業や公共下水道第9次拡張計画、特定環境保全公共下水道事業の推進に努め、着実な社会資本整備を図ってまいります。また、豊川海軍工廠跡地にある名古屋大学太陽地球環境研究所に、平和公園の整備を進めると同時に、遊休地の活用について名古屋大学と協議してまいります。さらに、新市民病院の開院に伴い、周辺の道路整備事業を実施するとともに、名鉄八幡駅にエレベーターを設置することで、利用者にやさしい駅として整備してまいります。

 次に、「あらたな行政改革と住民との協働のまちづくり」でございます。

 社会経済情勢の変化は、地方公共団体にも大きな影響を及ぼしております。こうした中、多様化する市民ニーズへの対応、地方分権による国等からの権限移譲など、市民に最も身近な基礎自治体として、市の役割はますます重要なものとなっております。
 本市は、これまで行政改革など、自治体としての体力強化を図る取組を実施してきたところですが、今後とも力を入れて取り組まなくてはならない重要な課題であると考えております。そこであらたに経営的な視点を取り入れた「行政経営改革」を推進し、マニフェストや総合計画などの着実な実現を図ってまいります。この行政経営改革の一環として、少数精鋭計画を着実に実行することにより職員定数の適正化を進めるとともに、職員一人ひとりの資質を高め、質の高い行政サービスを提供してまいります。また、将来への負担をできる限り軽減するため、地方債の借入額の抑制や繰上償還などを実施することで、一般会計の地方債残高を、平成27年度の段階で約100億円を減らし、520億円まで圧縮するよう努めてまいります。
 まちづくりを進めるためには、市民の皆様との協働が重要であることは論をまちません。本市においても、事業やイベントなどは、NPOやボランティアなど多くの方々に支えられており、今後とも、人材育成や運営を支援させていただく中で、行政運営への一層のご参画やご協力をお願いしたいと考えております。また、地域社会の拠点である地区集会施設の整備に関し、従来の補助制度を拡充し、施設の改修費や土地の購入費を補助対象に加えることで、市民活動の活性化を図ってまいります。
 なお、現在、愛知県において東三河県庁を設置し、この地域の振興を図っていく動きがあります。この動きに同調し、広域での課題に対応するため、東三河8市町村で構成する連携組織での取組を通じ、さらなる東三河の連携の強化を図り、広域化する行政課題に対応してまいります。

 この他、私の退職金の支給については、1期目と同様に支給しないこととし、事業を進めるための財源として活用することといたします。
 マニフェストに掲げた本市に関連する国、県事業への要望ですが、本市を始め東三河の発展に寄与する、「国道151号一宮バイパスの早期整備」や「設楽ダム本体工事早期着工」、不足する看護師確保に資する「県立宝陵高等学校衛生看護科・専攻科の定員増」などは、本市にとっていずれも重要な事業でございます。私が責任を持って国や県に対して強力に働きかけてまいります。

 以上、マニフェストに掲げた項目の一端を申し述べさせていただきました。

 私がいつも心に置いている言葉として、論語に「信なくば立たず」とあります。どのような時代にありましても、行政は市民の視点を大切にし、市民との信頼関係や連携を深めていく必要があります。繰り返しになりますが、そのためにも「行政」、「地域」そして「市民」が一体となり、行政への「信頼」と地域の「絆」を築き上げることが大切であると考えております。
 今後とも市民の皆様並びに議員各位の声を拝聴し、誠意と熱意をもって市政運営にまい進してまいる所存でございます。皆さまの格別のご支援とご協力を改めてお願い申し上げまして、所信の披瀝(ひれき)とさせていただきます。

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