図録「水の表現展」

水をめぐる100年の物語　水の表現展　～大観・栖鳳から現代作家まで～

内容
島国である日本は海や川に囲まれ、水と共に暮らしてきました。
人が生きるために欠かせない水は、雨となって地に降り注ぎ、湖を作り、川を流れ海へと至ります。そして蒸発し雲となり、再び雨となる連鎖を永遠に繰り返しています。うつろう四季と、たゆまない水の変化は眼に見える風景を多様なものとし、生活に影響を与えるとともに、人々の心情にも大きな影響を与えてきました。
これら水をともなった風景は、千差万別の変化を見せ古来より多くの画家を魅了してきました。川や海など自然と直接触れ合うことの少なくなった現代でも水に特別な魅力を感じ、現代ならではの視点で、独自の表情を醸す作品も少なくありません。長い歴史のなかで描かれ続けてきた水の表現は多様を極め、時代を映す鏡のように、それぞれの視点で豊かな詩情を綴っています。
本展は、全国から多様な水の姿を表現した絵画作品を集め一堂に公開するもので、近代以降100年の歴史のなかで変遷してきた水への眼差しを辿ります。（あいさつ文より）
ページ数：88頁、価格：1,300円、刊行年月日：平成22年11月

442-0064
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月曜休館