海外での狂犬病感染に注意してください

更新日:2020年7月8日

令和2年5月、フィリピンで犬に咬まれ、日本入国後に狂犬病を発症する事例が1件ありました。
現在、日本では、狂犬病の発生はありませんが、日本の周辺国を含む世界のほとんどの地域で依然として発生しており、万一の侵入に備えた対策が重要となっています。

狂犬病ってどんな病気?

狂犬病ウイルスを持つ野生生物に咬まれたり、引っかかれたりした際に傷口から感染します。ヒトからヒトへ感染することはなく、感染した患者から感染が拡大することはありません。
咬まれた部所によって差がありますが、概ね1~2か月経過すると発症します。最初は発熱や頭痛などの俗に言うかぜ症状から始まります。そして次第に幻覚や恐水(水を飲むとのどの筋肉が痙攣し激痛を起こす)症状があらわれ、最終的には昏睡状態になり死に至ります。狂犬病は発症してからの治療法がほとんど無く、一度発症すれば、ほぼ100%死亡します。

予防について

狂犬病ワクチンをあらかじめ接種することで、予防はある程度可能です。もし狂犬病が疑われる動物にかまれた場合には、まず傷口を石鹸や水でよく洗い流しすぐに医療機関を受診してください。発症するとほぼ100%死に至る感染症ですので、海外の旅行先で野生の生き物、特にイヌなどにはむやみに接触しないことが重要です。
※注釈:飼い犬に対する狂犬病の予防接種等に関しては、こちらをご覧ください。

問い合わせ

愛知県動物愛護センター 東三河支所
電話:0532-33-3777

お問い合わせ

産業環境部 環境課
電話:0533-89-2141

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