資源化施設の概要について

更新日:2020年4月1日


豊川市資源化施設

資源化施設では、市内で発生する刈草・剪定枝の処理や不燃ごみ・資源の選別、回収された資源のうち紙類や古着の保管などを行っています。

施設整備までの経緯

市では、これまで、ごみの発生抑制に向けた意識啓発や分別の徹底、リサイクルの推進など、ごみの減量化・資源化に向けたさまざまな取り組みを進めてきました。
一方で、高温の状況下で稼動する焼却施設の経年的な劣化や、資源選別施設の老朽化により、安定的な処理の継続に不安を抱える状況となっておりました。
そこで、市では、平成27・28年の2カ年事業により、焼却量の削減と資源化率の向上を図るため「豊川市資源化施設」を整備しました。

資源化施設には、これまで焼却処分していた刈草・剪定枝の堆肥化処理施設をはじめ、缶・びんの選別処理施設、不燃ごみの破砕選別施設、古紙古布のストックヤードが整備されるなど、焼却・埋立量の削減や資源の有効利用を進めていくために必要な機能が集約されています。

施設の概要

敷地面積:約15,000平方メートル

事業費:約16億4,000万円

整備施設

  1. 刈草・剪定枝処理施設/処理能力:年間4,000トン
  2. 不燃ごみ・資源選別施設/不燃ごみ処理能力:年間1,500トン、びん処理能力:年間1,300トン、缶処理能力:年間540トン
  3. 古紙古布ストックヤード/紙類取扱量:年間8,000トン、布類取扱量:年間800トン

施設の紹介

刈草剪定枝破砕堆肥化施設

道路や公園、河川などで行われる草刈や樹木の剪定により、年間約4,000トンの焼却物が発生しています。刈草・剪定枝処理施設では、従来、可燃ごみとして処分していた刈草・剪定枝をチップ・堆肥化する処理を行っています。

施設に搬入された刈草・剪定枝は、破砕機で裁断した後、発酵ヤードに送られ、空気や水を加えながら、4か月から6か月間をかけて、堆肥化処理をします。

完成した堆肥は、公共施設の緑化資材として使用する他、園芸用資材として、無料配布を実施しています。また、剪定枝の一部は、土壌改良材、クッション材、家畜用資材などに使用できるようにチップ・繊維状に加工し、有料で販売を実施しています。

不燃ごみ・資源選別施設

老朽化が著しかった缶・びんの選別施設と不燃ごみの選別施設を集約し、作業効率の向上を図っています。
不燃ごみの処理については、破砕機や磁力選別機などを導入し、裁断したごみの中から鉄・アルミニウムなどの資源を効率良く回収できるようになりました。また、施設内には、集じん装置や脱臭装置が設置されており、作業環境の改善と合わせ、周辺の環境に配慮した設備となっています。

古紙古布ストックヤード

これまでごみステーションで回収された新聞や段ボールなどの古紙類と古布類は、市に保管施設がないため、回収業者に直接引き取りを依頼していました。
保管施設となる古紙古布ストックヤードを整備したことで、屋内での適切な管理が可能となりました。また、分別の確認作業や製紙原料にならない異物の除去作業などを行うことで、回収した古紙を良質な資源として売却しています。

資源化施設周辺地図

お問い合わせ

豊川市資源化施設
電話:0533-56-8878

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