自主防災会の育成(防災研修会・防災訓練)
更新日:2019年12月26日
大切ないのちを守れるのは、「私たち自身」です
自主防災組織の大切さ
平成以降、平成7年の阪神・淡路大震災、平成16年の新潟県中越地震など、各地で次々と大きな災害が起こっています。
平成23年3月11日には、未曾有の大災害となった東日本大震災が発生し、マグニチュード9.0という巨大地震によりもたらされた津波の脅威を現実のものとして認識しました。平成28年熊本地震では、前例のない最大震度7を2度も経験し、大きな被害となりました。そして、平成30年7月豪雨では、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨をもたらしました。
こうした災害の経験を重ねるうちに、防災対策や災害対応の多くは、行政による支援、いわゆる「公助」には限界があり、災害の規模が大きいほど、自らの命は自ら守る「自助」、自分の地域は皆で守る「共助」の重要性を認識するようになりました。
今後も、自主防災組織や地域住民が主役となり、お互いに支え合い助け合って地域防災を実践していきましょう。
自主防災会・防災リーダーの育成
市では、市内全域にわたって組織されている189の自主防災会を対象として、自主防災活動に係る研修会、防災訓練を通じて、活動の推進や防災リーダーの育成をしています。
とよかわ女性防災リーダー養成講座
自主防災会とは、災害発生時に被害を防止し軽減するため、実際に防災活動を行う組織、いわば実働部隊のことです。防災リーダーとは、自主防災会の中心的な役割を担う人のことです。
市では、自主防災会からの推薦者を対象に平成22年度から「とよかわ防災リーダー養成講座」を開講しています。また、平成29年度からは、「とよかわ女性防災リーダー養成講座」を開講し、災害時に女性の視点を活かして避難所運営や災害対応が行えるように女性の防災リーダーを育成しています。
自主防災会による消火訓練
自主防災会・防災リーダーの活動
平常時
- 講習会や印刷物などによる防災知識の普及
- 地域の危険箇所の確認及び防災マップの作成
- 防災器具の準備・点検
- 消火訓練や避難訓練などの防災訓練の実施
非常時
- 自主防災本部を設置し情報収集伝達体制を確立
- 出火防止・初期消火
- 救出救護活動・避難誘導
- 給食給水活動
自分たちの地域は自分たちで守る
皆様も「自分たちの地域は自分たちで守る!」を目標に、地域の防災研修会、防災訓練などに積極的に参加し、災害に強い地域づくりを目指しましょう。