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豊川市スポーツ振興計画(改訂版)(概要版)(案)

 

健康・仲間・人づくり! 笑顔あふれる スポーツの盛んなまち豊川

 

平成273

豊川市

 

1 振興計画の基本理念・基本目標・基本的な柱・基本方針

基本理念

健康・仲間・人づくり! 笑顔あふれる スポーツの盛んなまち豊川

基本目標

生涯スポーツ社会の実現

基本的な柱

・するスポーツ

市民のスポーツ実施率の向上

様々なスポーツをするきっかけを提供

総合型地域スポーツクラブの育成

・観るスポーツ

市民のスポーツ観戦率の向上

市民に夢と感動を与えられる機会提供

気軽にスポーツ観戦が行える環境づくり

・支えるスポーツ

 市民のスポーツ指導者・スポーツボランティア活動率の向上

市民が多様な形でスポーツにふれあい参加できる環境づくり

スポーツ指導者・スポーツボランティアの育成と活躍の場の提供

・スポーツ環境・施設の整備

市民が「する」「観る」スポーツを継続的に実施できる施設の整備・充実

市民が気軽に楽しむことができる地域のふれあいの場となる学校開放体育施設の整備・充実

 

 本計画は、本市におけるこの5年間のスポーツ振興の現状と課題を踏まえ改訂しました。

 「健康・仲間・人づくり!笑顔あふれる スポーツの盛んなまち豊川」を基本理念に、市民の皆さんが、いつでも、誰でも、気軽にスポーツに親しめる「生涯スポーツ社会の実現」を目指します。

 また、本計画では、スポーツが市民の生活に健康と笑顔や仲間をもたらすものであると捉え、「するスポーツ」、「観るスポーツ」、「支えるスポーツ」の振興を図るとともに、市民の明るく豊かなスポーツライフの実現を目指し、交流の場となる「スポーツ環境・施設の整備」を基本的な柱として推進します。

 

2 生涯スポーツ社会の実現

2-1 するスポーツ

 スポーツが健康に良いことは、誰もが承知しているところです。しかし一方で、忙しい・時間がない、きっかけがない、仲間がいない等の理由からスポーツに取り組めない人たちが多くいるのも事実です。このような人たちが、一人でも多くスポーツに目を向け、自らの体を動かしたいという気持ちになるようなスポーツプログラムの展開が必要となってきます。そのためには、「気軽にできる」、「楽しくできる」ということが重要な要素となります。

 また、国が策定したスポーツ基本計画においては、子どものスポーツ機会の充実が政策目標として掲げられています。子どもにとってのスポーツは、生涯にわたってたくましく生きるための健康や体力の基礎を培うものであり、人間形成に重要な役割を持っています。スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブなどで、子どものスポーツ機会の充実を図り、スポーツに親しむ下地を育むことが必要とされています。

 本市では、スポーツ人口を拡大するため、新たな地域スポーツ振興の核として、総合型地域スポーツクラブを設立・育成をすることで、スポーツに関心があってもきっかけがなく、スポーツを行っていない人が、気軽にスポーツに親しめる環境づくりを行うとともに、幼児期からの子どものスポーツ機会の充実を図ります。

 スポーツ推進委員会・校区体育振興会については、行政・地域との連携を図り、従来からの活動をさらに支援・強化し、地域のスポーツ振興を図ります。また、レクリエーション・ニュースポーツなど、親子や様々な世代で気軽に参加できる大会・イベント等を実施するとともに、市民の健康志向に対応してウォーキング・ジョギングなど身近に親しめるスポーツ活動の促進に努めます。

 スポーツに関する市民意識調査において、要望の多かった健康づくりや体力づくりに関する事業の実施については、健康福祉部門や観光部門等との連携を深め、子どもから高齢者、障害の有無に関わらず、それぞれのライフステージに応じた生涯スポーツの振興を図ります。

 競技力の向上を目的に従来から活動をしている体育協会・スポーツ少年団については、自主運営組織として、組織の充実を図るとともに、総合型地域スポーツクラブとも連携強化を図り、子どもから大人まで一貫した競技選手の育成体制の確立に努めます。また、体育協会やスポーツ少年団が推進してきた競技大会や教室など、競技スポーツ振興事業を強化し、スポーツ振興事業費補助金の有効活用を図りながら支援します。

 さらに、姉妹都市・友好都市等とスポーツを通じて、青少年の健全育成を促したりコミュニケーション能力を育成したりするために、スポーツ交流の促進を図ります。

 なお、これらの方策の実現に向け、様々な形でこれまで以上に市民へ積極的に情報を提供します。

 このような様々なスポーツ活動を通じて、スポーツをするきっかけを提供しつつ、スポーツ実施率の向上を目指し、「するスポーツ」の振興を図ります。本計画では、「するスポーツ」の振興のため、3つの基本方針を掲げています。また、その方策として、「生涯スポーツの振興」、「競技スポーツの振興」を図るための取り組みを次のとおり展開します。

 

基本方針

1 市民の週1日以上のスポーツ実施率を2人に1人(50パーセント)にすることを目指します。

2 様々なスポーツをするきっかけを提供し、生涯スポーツの振興を図ります。

3 総合型地域スポーツクラブの育成により、地域のスポーツ振興を図ります。

 

方策

1)生涯スポーツの振興

・市内の各中学校区に新たな地域スポーツ振興の核となる総合型地域スポーツクラブを設

 立・育成します。

・スポーツ推進委員会・校区体育振興会については、行政・地域との連携を図り、従来か

 らの活動をさらに支援・強化し、地域のスポーツ振興を図ります。

・健康志向に対応したウォーキング・ジョギングなど身近に親しめるスポーツ活動の促進

 に努めます。

・運動習慣が身につくように、子どものスポーツ機会の充実を図ります。

・レクリエーション・ニュースポーツなど、親子や様々な世代が気軽に参加できる大会・

 イベント等の事業を展開します。

・健康づくり・体力づくりに関する事業の実施など、健康福祉部門や観光部門等との連携

 を図ります。

「自らの健康は、自らで守る」ためには、「生涯スポーツ」がどのように地域の皆さんに浸透していくかが重要であると考えられます。

 市内の各中学校区に新たな地域スポーツ振興の核として「総合型地域スポーツクラブ」の設立を目指すべく、地域が一体となって、生涯スポーツ環境の整備に取り組みます。

 スポーツ推進委員会及び校区体育振興会については、行政と地域との連携を図り、従来からの活動をさらに支援・強化し、地域のスポーツ振興を図ります。

 ウォーキング・レクリエーション・ニュースポーツなど気軽に参加できる事業を展開するとともに、幼児期からのスポーツ機会の充実を図り、スポーツに親しむ下地を育みます。

 また、健康づくりや体力づくりに関する事業の実施など、健康福祉部門や観光部門等との連携を図ります。特に、子どもに対する事業を小学校・中学校とも協力して充実させ、将来的には体を動かすことが好きな市民を増やすことにつなげます。

 これらの方策により、今までスポーツを始めるきっかけのなかった人たちがスポーツに親しむことにより、市民の週1日以上のスポーツ実施率を2人に1人(50パーセント)にすることを目指します。

2)競技スポーツの振興

・体育協会・スポーツ少年団については、競技力の向上を目指した自主運営組織として、

 組織の充実を図ります。

・体育協会・スポーツ少年団・総合型地域スポーツクラブなどの諸団体との連携強化を図

 り、子どもから大人まで一貫した競技選手の育成体制の確立に努めます。 

・体育協会・スポーツ少年団を中心に従来から推進してきた競技大会や普及活動、スポー

 ツ教室などのスポーツ振興事業をさらに強化し、各種事業を支援するとともに、スポー

 ツ振興事業費補助金の有効活用を図ります。

・姉妹都市・友好都市等とのスポーツ交流事業を推進、支援します。 

 体育協会・スポーツ少年団については、競技力の向上を目指した自主運営組織として、組織の充実を図る必要があります。

 体育協会・スポーツ少年団・総合型地域スポーツクラブなど関係団体との連携を強化し、子どもから大人まで一貫した競技選手の育成体制の確立に努めるとともに、幼児期からの子どものスポーツ機会の充実を図り、スポーツに親しむ下地を育みます。

 従来から推進してきた競技大会や普及活動、スポーツ教室などスポーツ振興事業をさらに強化し、各種事業を支援するとともに、スポーツ振興事業費補助金の有効活用を図り、競技スポーツの振興を目指します。また、姉妹都市・友好都市等とのスポーツ活動を通して、スポーツ交流事業の推進・支援を図ります。

 

2-2 観るスポーツ

 スポーツは、自らがするだけでなく、観て楽しむという側面も持っています。本市では、総合体育館においてプロバスケットボールリーグ(bjリーグ)の試合が開催されています。また、全天候型競技場としてリニューアルした陸上競技場においても、競技レベルの高い大会が行われており、一流選手のプレーを直接観戦し、すばらしい技術に感動する機会となっています。

 平成20年度からは、毎年、「スポーツ選手ふれあい指導事業」として、子どもを対象に直接トップアスリートから指導を受けることができる事業も展開しています。特にこれからの時代を担っていく子どもたちに、レベルの高いプレーを観る機会を設けることは、スポーツへの関心や技術力向上への意欲を高めることにもつながっていくものと考えられますので、今後も豊川市出身のトップアスリートを講師に招くなどして継続していきます。さらに、各スポーツ団体とも連携を図りつつ、競技水準の高い各種大会や競技会を誘致して、質の高いスポーツを観る機会を増やすとともに、陸上競技場において「駅伝のまち豊川」のPRを兼ねた駅伝大会等の開催・誘致にも引き続き取り組んでいきます。

 また、これらの事業を市民が気軽に観戦することができる利用しやすい施設を目指し、ユニバーサルデザイン・バリアフリー化を図ります。

 スポーツを観ることを入口として、様々な形でスポーツに関わる人を増やすため、スポーツの観戦率の向上を目指し、「観るスポーツ」の振興を図ります。本計画では、「観るスポーツ」の振興のため、3つの基本方針を掲げています。また、その方策として、「トップレベルに触れる機会の充実」、「競技水準の高い大会や競技会の開催・誘致」、「気軽に観戦ができる利用しやすい施設の整備」を図るための取り組みを次のとおり展開します。

 

基本方針

1 市民の5人に1人(20パーセント)が競技場でスポーツ観戦を行うことを目指します。

2 スポーツ観戦により、市民に夢と感動を与えられる機会の提供を目指します。

3 仲間・家族で気軽にスポーツ観戦が行える環境づくりを目指します。

 

方策

1)トップレベルに触れる機会の充実

・トップレベルの競技者・指導者の講演会や実技研修会等を開催し、スポーツ指導者のレ

 ベル向上を図るとともに、市民のスポーツに対する意識の高揚、多くの青少年に夢を抱

 かせるきっかけを作るように努めます。 

2)競技水準の高い大会や競技会の開催・誘致

・競技水準の高い大会や競技会の開催や誘致により、市民に夢と感動を与える機会の提供

 を図ります。

・各種大会の開催や誘致が行えるよう、各団体との連携強化及び協力体制の強化を図りま

 す。

3)気軽に観戦ができる利用しやすい施設の整備

・障害者や社会的弱者が、車椅子やベビーカーなどで気軽にスポーツ観戦ができるよう、

 誰もが利用しやすいスポーツ施設を目指し、ユニバーサルデザイン・バリアフリー化を

 図ります。

 トップレベルの競技者・指導者の講演会や実技研修会の実施、ハイレベルな大会や競技会を誘致・開催することで、スポーツ指導者のレベル向上・体制の整備に努めるとともに、「観るスポーツ」を通して、市民のスポーツに対する意識の高揚、多くの青少年に夢を抱かせるきっかけを作るように努めます。

 また、障害者や社会的弱者が車椅子やベビーカーなどで気軽にスポーツ観戦ができるよう、誰もが利用しやすいスポーツ施設を目指し、ユニバーサルデザイン・バリアフリー化を図ります。

 これらの方策により、市民の5人に1人(20パーセント)が、競技場でスポーツ観戦を行うことを目指します。

 

2-3 支えるスポーツ

 新たにスポーツを始めようとする人にとって、質の高い指導ができる指導者の存在は、その後のスポーツ活動に大きく影響します。スポーツとのよりよい出会いを演出し、そのスポーツを続けたいという気持ちにさせることが、指導者の役割の一つであると考えられます。

 市民のスポーツ活動のニーズは多種多様化しています。しかし、実際のスポーツ活動の場においては、身近に適当な指導者がいなかったり、指導者の存在が市民に十分紹介されていない場合が多く見られます。

 スポーツ人口を増やしていくためには、高度な技術指導も大切なことではありますが、それ以上にスポーツの楽しさを体感させてくれるような指導者や指導者を支えるボランティアの存在が必要不可欠です。

 また、最近のスポーツイベントにおける特徴は、従来の「プレーする」、「観る」に加えて「ボランティアとして運営に参加する」という概念が生まれてきています。本市で開催している「トヨカワシティマラソン大会」、「豊川リレーマラソン」は多くのボランティアの人たちに支えられています。

 本市では、スポーツボランティア指導者登録制度の充実を図りつつ、スポーツ関係団体の育成と強化を進めながら、これらのスポーツ関係団体と連携をとり「するスポーツ」を支える環境づくりを行っていきます。そして、学校・地域・行政がともに連携・協力し、スポーツを通じて地域の教育力向上や地域コミュニティの充実を図ります。

 また、平成24年度から新たに創設した豊川市スポーツ振興事業費補助金を有効活用しながら、市民のスポーツ活動を支援します。

 さらに、様々な形で、これまで以上に市民へ積極的に情報を提供するとともに、公共施設予約システムの充実を図ります。

 市民が多様な形でスポーツにふれあい、参加できる環境づくりを行うことで、スポーツ指導者・スポーツボランティアの活動率の向上を目指し、「支えるスポーツ」の振興を図ります。本計画では、「支えるスポーツ」の振興のため、2つの基本方針を掲げています。また、その方策として、「スポーツ指導者・スポーツボランティアの育成」、「スポーツ関係団体の育成」、「スポーツ振興事業費補助金の有効活用」、「学校・地域・行政の連携・協力」、「スポーツ情報の提供・公共施設予約システムの充実」を図るための取り組みを次のとおり展開します。

 

基本方針

1 市民の10パーセントが、指導者やスポーツボランティアとして、スポーツ活動を支えることを目指します。

2 市民が多様な形でスポーツにふれあい参加できる環境づくりを目指します。

3 スポーツ指導者・スポーツボランティアの育成と活躍の場の提供を行います。

 

方策

1)スポーツ指導者・スポーツボランティアの育成

・指導者の有効活用を図るため、スポーツボランティア指導者登録制度の充実を図ります。

・スポーツ実施者のニーズに対応できるよう、スポーツ関係団体と連携を図り、指導者の

 指導力向上を目指した講習会や研修会の開催を支援します。

・スポーツボランティアの認識を高める啓発活動をしつつ、意欲のある人材を掘り起こし、

 スポーツボランティア参加者の拡大を図ります。

2)スポーツ関係団体の育成

・子どもから大人まで幅広く市民がスポーツに参加できる環境をつくるため、スポー

 ツ推進委員会やスポーツ少年団などの活動の活性化を図ります。

・市民(地域住民)が主体的に取り組む、総合型地域スポーツクラブの設立・育成・

 支援をします。

3)スポーツ振興事業費補助金の有効活用

・市民のスポーツ活動を支えるため、県大会や全国規模・国際大会等に出場する市民や学

 校・団体に対し、激励金・奨励金を交付します。

・市民の幅広いスポーツ活動を支えるため、スポーツ団体が市内で実施するスポーツ振興

 事業に対し、助成金を交付します。 

4)学校・地域・行政の連携・協力

・学校・地域・行政が連携・協力し、スポーツを通じた地域コミュニティの充実を図りま

 す。

・学校運動部活動の指導者として、スポーツボランティア指導者名簿に登録された指導者

 の派遣を推進します。

5)スポーツ情報の提供・公共施設予約システムの充実

・様々な形で、これまで以上に市民へ積極的に情報を提供します。

・家庭や公共施設から、体育施設の案内や利用申込みができる公共施設予約システムの充

 実を図ります。

市民の様々なスポーツニーズに応えるためには、一人でも多くの指導者を確保・育成する必要があります。

 地域の意欲ある人材にスポーツ指導者として、登録をしていただくために効果的な募集を行い、スポーツボランティア指導者登録制度の充実を図るとともに有効活用を目指します。学校と地域・行政が連携・協力をし、スポーツを通して地域コミュニティの充実を図るとともに、学校運動部活動へスポーツボランティア指導者名簿に登録された方の派遣を推進します。

 また、市民のスポーツ活動を支援するため、スポーツ振興事業費補助金の有効活用を図ります。

 さらに、様々な形で、これまで以上に市民へ積極的に情報を提供するとともに、家庭や公共施設から、体育施設の案内や利用申込みができる公共施設予約システムの充実を図ります。

 これらの方策により、市民の10パーセントが、スポーツ指導者やスポーツボランティアとして、スポーツ活動を支えることを目指します。

 

2-4 スポーツ環境・施設の整備

 スポーツに限らず、新しい施設、使いやすい施設を求める声は常にあります。

 また、スポーツ施設は仲間づくりや人と人との交流を育む場所であり、その整備はスポーツ振興を図る上で大切なポイントです。

 近年の厳しい経済事情を考えるとき、施設の新設は慎重に検討する必要がありますが、一方で、施設の老朽化に対応し、スポーツ振興を図るためには、適切な改修整備は必須となってきます。本市では、既存施設の長寿命化を計画的に実施し、市民の視点に立って、高齢者や障害者にも配慮した、誰もが安全に安心して利用できる施設の整備を目指します。特に、市民のニーズが高く、気軽に行うことができ、健康増進にもつながるウォーキング・ジョギングについては、コースの設定・紹介に努めるとともに、夜間利用を視野に公園へ照明を設置する等、充実を図ってまいります。

 施設の管理運営については、指定管理者制度の有効的な活用を図ってまいりますが、その効果についてはしっかりと検証し、効率性と市民サービスの両立を目指します。

 さらに、受益者負担の適正化や旧宝飯郡4町との合併により増えた施設の整理・統合についても豊川市公共施設適正配置計画に基づき、市民の利便性を考慮した施設配置を検討します。

 学校開放体育施設については、引き続き地域スポーツ振興の拠点・地域型スポーツ施設として開放していきます。市民から最も要望の多い利用手続きの簡素化を始め施設利用の利便性の向上を図るとともに、施設整備についても夜間照明施設の整備等、地域の要望と有効性を検討して、適宜充実に努めます。

 さらに、地域スポーツ振興の新たな核となる「総合型地域スポーツクラブ」の設立・育成に重要な役割を持つクラブハウスは、実際にクラブではその確保は難しく、行政の支援が必要な状況です。今後も学校を始め既存の公共施設等を有効活用するなど、その整備に努めます。

 本計画では、「スポーツ環境・施設の整備」として、2つの基本方針を掲げています。また、その方策として、「市域型体育施設の整備・充実」、「地域型体育施設の整備・充実」を図るための取り組みを次のとおり展開していきます。

 

基本方針

1 市民が「する」「観る」スポーツを継続的に実施できる、スポーツ環境や生涯スポーツの拠点となる施設の整備・充実を目指します。

2 市民が気軽に楽しむことができる、地域のふれあいの場となる学校開放体育施設の整備・充実を目指します。

 

方策

1)市域型体育施設の整備・充実

・「する」「観る」スポーツの拠点となる施設の整備を推進します。

・誰もが安全で安心して利用できる施設の整備を推進します。

・体育施設整備計画を策定し、既存体育施設の補修・改修を計画的に進め、施設の長寿命

 化を図ります。

・指定管理者制度の有効活用を図りつつ、受益者負担の適正化や旧宝飯郡4町との合併に

 より増えた施設の整理・統合について検討し、施設の有効利用や経費削減を目指します。

・スポーツ公園や都市公園等の新設・整備を図ります。また、ウォーキング・ジョギング

 コースの設定・紹介や整備を図ります。 

2)地域型体育施設の整備・充実

・地域の交流の場となる学校開放体育施設の整備を推進します。

・学校開放体育施設を地域型スポーツ施設として開放し、施設利用の利便性の向上と、施

 設の有効活用を図ります。

・誰もが安全で安心して利用できる施設の整備を推進します。

・学校開放体育施設の補修・改修を計画的に進め、施設の長寿命化を図ります。

・公共施設等を有効活用し、新たな地域スポーツ振興の核となる総合型地域スポーツクラ

 ブのクラブハウスの整備に努めます。

 スポーツをする人にとって、快適なスポーツ環境が望まれています。近年の厳しい経済事情から新規施設の整備は慎重に検討する必要がありますが、老朽化に対応した適切な改修整備は必須となってきます。本市では、既存施設の長寿命化を計画的に実施し、高齢者や障害者にも配慮した、誰もが安全で安心して利用できる施設の整備を目指します。特に、市民より要望の多かったウォーキングやジョギングコースについては、コースの設定・紹介に努めるとともに、公園の整備・充実も図ります。

 施設の管理運営については、指定管理者制度の有効活用を図りつつ、受益者負担の適正化や旧宝飯郡4町との合併により増えた施設の整理・統合についても、豊川市公共施設適正配置計画に基づき市民の利便性を考慮した施設配置を検討します。

 また、学校開放体育施設は、引き続き地域型スポーツ施設として開放し、夜間照明施設の整備等、地域の要望と有効性を検討し適宜充実に努めます。さらに、学校を始め既存の公共施設等を有効活用し、新たな地域スポーツ振興の核となる総合型地域スポーツクラブのクラブハウスの整備に努めます。

 

年次計画

表のため省略

 

豊川市スポーツ振興計画(改訂版)(概要版)

 

健康・仲間・人づくり! 笑顔あふれる スポーツの盛んなまち豊川

 

平成273

 

発行 豊川市

企画・編集 豊川市教育委員会 スポーツ課

 

441-0292

愛知県豊川市赤坂町松本250番地

電話:0533-88-8036

FAX0533-88-8038

Emailsports@city.toyokawa.lg.jp

 

注記:音声での説明は以上です。本計画は図・表及び写真が多いため、音声での詳細な説明ができません。説明につきましては、職員が個別に対応させていただきますので、豊川市教育委員会スポーツ課までご連絡ください。番号は、0533-88-8036です。なお、お問合せの日時は、土曜・日曜、国民の祝日を除く日の午前830分から午後515分までです。