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パブリックコメント「期日前投票所の増設及び投票区・投票所の見直しについて（案）
【概要版】」テキスト版資料
1きじつまえ投票所の増設及び投票区・投票所の見直しの趣旨
近年、全国的に選挙の投票率は低い傾向が続いており、豊川市においても各選挙における過去3回の投票率の推移から、平成28年に執行された参議院議員通常選挙以外は投票率が下がっています。
そのような中、選挙権年齢の引き下げや共通投票所制度の創設、きじつまえ投票の投票時間の弾力化など公職選挙法の改正が施行され、選挙を取り巻く環境が変化しています。
こうした状況から豊川市選挙管理委員会として、投票環境の整備と投票率の向上を図るため、きじつまえ投票所及び投票区・投票所の現状と課題の整理を行い、必要に応じた見直しを行うものです。
2きじつまえ投票所
(1)現状と課題
豊川市におけるきじつまえ投票所は、豊川市役所1箇所であり、投票できる時間は午前8時30分から午後8時までとなっています。きじつまえ投票制度の利用実績として、各選挙における投票者数に占めるきじつまえ投票の割合及び投票率については、増加しております。
課題として、西部、一宮、音羽、みと及び小坂井の各中学校区では、毎回、きじつまえ投票の割合が全体を下回っていることが挙げられます。
(2)基本的な考え方
有権者が投票しやすい環境を整備し、投票率の向上を図っていくには、きじつまえ投票制度を取り巻く現状と課題を踏まえ、きじつまえ投票の割合の明らかに低い中学校区にきじつまえ投票所の増設を行います。
きじつまえ投票所の増設にあたり、選挙は最も重要な政治参加の機会であることを念頭に、選挙を公平かつ適正に執行し、有権者の利便性、サービスの低下を招かないよう配慮するものとします。
(3)増設の基準
増設の基準は以下の(ア)から(エ)の4点です。
(ア)一宮、音羽、みと及び小坂井の各中学校区に設置
(イ)設置期間は、選挙きじつまえ3日間
(ウ)投票できる時間は、午前9時から午後5時まで
(エ)設置場所は、各地区内にある公共施設
実施時期は、平成31年2月執行予定の愛知県知事選挙からとします。
なお、豊川市役所に設置するきじつまえ投票所は、これまでどおりきじつまえ投票期間の全日、午前8時30分から午後8時まで設置します。
今後においてきじつまえ投票所は、有権者の投票状況に応じて、設置期間及び開閉時間の見直しを行います。
(4)増設する施設
新たにきじつまえ投票所となる予定施設は、以下の(ア)から(エ)の4箇所です。
(ア)一宮中学校区 一宮生涯学習会館（かみながやま町こなこうばら1の500番地）
(イ)音羽中学校区 音羽生涯学習会館（赤坂町西裏47番地1）
(ウ)みと中学校区 みと生涯学習会館（みと町にしがたひぐらし30番地）
(エ)小坂井中学校区 小坂井生涯学習会館（しゅく町光道寺40番地）
(5)きじつまえ投票所位置図
本編ではきじつまえ投票所の位置図を掲載しています。
豊川市全域を中学校区別に分けており、そのうえにきじつまえ投票所の場所を示したものです。
地図の中央付近、豊川市のほぼ中心に豊川市役所があり、現在のきじつまえ投票所となっています。
増設により追加される一宮生涯学習会館は地図の右上付近、豊川市の北東部に、音羽生涯学習会館は地図の左上付近、豊川市の北西部に、みと生涯学習会館は地図の左付近、豊川市の西側に、小坂井生涯学習会館は地図の下付近、豊川市の南側にそれぞれ配置されています。
3投票区及び投票所
(1)現状と課題
豊川市における投票所は、学校施設、公民館、地区市民館、保育園、生涯学習会館及び民間施設など59箇所であり、投票できる時間は午前7時から午後8時までとなっています。
課題として、すべての投票所において、あらゆる選挙に対応できるように必要な面積を確保する必要があります。例えば、衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙が同日選挙となった場合は、投票用紙を5回交付することになり、それに応じた投票所の設備をするために、ある程度の面積が必要となります。
(2)基本的な考え方
基本的な考え方は、以下の(ア)から(ク)の8点になります。
(ア)高齢者や歩行が困難な身体障害者等に配慮し、エレベーター等昇降設備のない2階以上の部屋に設けることは避けます。
(イ)バリアフリー化されていない施設においては、簡易スロープなどを利用し、投票しやすい環境を整えます。
(ウ)有権者の利便性向上のため、駐車場の確保について配慮に努めます。
(エ)順路の明示などを行い、視覚障害者や歩行が困難な身体障害者の誘導等について、十分な配慮を行います。
(オ)入場できる同伴者が拡大されたため、十分なスペースの確保や有権者の動線と区分された場所の確保などについて配慮を行います。
(カ)衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙が同日選挙となった場合でも、不正手段を防ぐことのできる程度の設備の確保について、配慮を行います。
(キ)この投票区・投票所の見直しは、相当の期間維持することとします。
(ク)共通投票所の設置については、今後の状況を踏まえながら導入を検討していきます。
(3)見直しの基準
見直しの基準は、以下の(ア)から(ウ)の3点です。
(ア)投票所の面積は、原則として90平方メートル以上
(イ)投票区内の最長距離が1キロメートル未満で有権者が2,000人未満の投票区について見直しの対象
(ウ)1投票区の有権者は、6,000人を上限
また、実施時期は、平成31年2月執行予定の愛知県知事選挙からとします。
(4)見直しとなる投票区・投票所
投票所の面積による投票区・投票所の見直しの対象となる投票区・投票所は以下のとおりです。
古宿の古宿地区市民館が、豊川・古宿の豊川小学校屋内運動場に見直されます。
金屋の金屋地区市民館及び金屋南の金屋南地区市民館が、金屋・金屋南の金屋小学校屋内運動場に見直されます。
牛久保北のいないちば公民館が、牛久保・牛久保北の牛久保小学校屋内運動場に見直されます。
したごうのしたごう地区市民館及びちゅうじょうのちゅうじょう地区市民館が、したごう・ちゅうじょうの天王小学校屋内運動場に見直されます。
睦美の睦美地区市民館及び三上の三上地区市民館が、睦美・三上の東部小学校屋内運動場に見直されます。
中部東の県営牛久保住宅集会室が、中部・中部東の中部小学校屋内運動場に見直されます。
にしばらの一宮西部老人憩の家が、おおぎ・にしばらのおおぎ保育園に見直されます。
佐脇の構造改善センター下佐脇会館が、おんま・佐脇のみと南部小学校多目的教室に見直されます。
赤根のあかね児童館が、にしがた・赤根のみと生涯学習会館に見直されます。
小坂井の小坂井集会所、しのづかのしのづか集会所及び宿の宿集会所が、小坂井・しのづか・宿の小坂井生涯学習会館に見直されます。
西小坂井の西小坂井集会所が、前山・西小坂井の小坂井西小学校屋内運動場に見直されます。
投票所の面積による投票所の見直しの対象となる投票区・投票所は以下のとおりです。
桜町の桜町地区市民館が、桜町小学校屋内運動場に見直されます。
ごゆの新丁区集会所が、ごゆ小学校屋内運動場に見直されます。
萩の萩地区市民館が、萩小学校屋内運動場に見直されます。
投票区内の最長距離が1キロメートル未満で有権者が2,000人未満の投票区の対象となる投票区・投票所は以下のとおりです。
こう北のこう保育園及びこうのこう小学校屋内運動場が、こう北・こうのこう小学校屋内運動場に見直されます。
赤坂台の赤坂台保育園が、赤坂・赤坂台の音羽生涯学習会館に見直されます。
前山の前山集会所が、前山・西小坂井の小坂井西小学校屋内運動場に見直されます。
(5)投票所位置図及び区割り図
本編では投票所の位置図及び投票区の区割り図を、見直し前と見直し後に分けて掲載しています。
見直し対象となっている投票区は、区割りの線を太線にし、投票区を塗りつぶしてあります。
見直し前が59投票区、見直し後が45投票区となっています。
4影響と期待される効果
きじつまえ投票所の増設の影響は、以下の(ア)、(イ)の2点です。
(ア)人件費の増加
(イ)施設等整備費の増加
また、きじつまえ投票所の増設の期待される効果は、以下の(ア)、(イ)の2点です。
(ア)投票環境の向上
(イ)投票率の向上
一方、投票区及び投票所の増設の影響は、以下の(ア)、(イ)の2点です。
(ア)投票所までの距離が遠くなる場合有り
(イ)投票区の有権者数の増加
また、投票区及び投票所の増設の期待される効果は、以下の(ア)から(ウ)の3点です。
(ア)投票環境の向上
(イ)人件費の削減
(ウ)ポスター掲示場等経費の削減
5今後のスケジュール
(1)平成29年度
(ア)投票区・投票所の見直しの対象となる地区への説明
平成29年4月から7月までに行います。
(イ)新たに投票所となる施設管理者への説明
平成29年4月から5月までに行います。
(ウ)パブリックコメント手続の実施
平成29年8月に行います。
(エ)豊川市議会への説明
(オ)きじつまえ投票所の増設及び投票区・投票所の見直し方針の決定
(カ)豊川市公職選挙かんりきていの一部改正
(キ)ホームページによる公表
(2)平成30年度
(ア)きじつまえ投票所の施設等整備
(イ)当日選挙システムの改修
(ウ)有権者への周知