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豊川市の新しい都市計画道路網について(案)

 

豊川市都市計画道路網見直し指針

 

パブリックコメント資料、テキスト版

 

平成3010

 

 

 

目次

 

 

 

はじめに

 

1・都市計画道路網見直し検討手順

 

11・都市計画道路網見直しの全体手順

 

12・都市計画道路網見直しの具体的手順

 

2・豊川市がめざす将来道路交通ビジョン

 

21・将来道路交通ビジョン

 

22・将来道路網の基本方針

 

23・将来道路交通ビジョン体系図

 

3・豊川市将来都市計画道路網基本構想

 

31・都市計画道路の機能分類

 

32・都市計画道路の整備・見直しの方向性の分類

 

33・豊川市将来都市計画道路網

 

4・基本構想における「見直し検討候補都市計画道路」の見直し方針

 

41・都市計画道路見直し検討カルテ

 

42・「見直し検討候補都市計画道路」の見直し方針

 

43・都市計画手続きについて

 

44・都市計画を廃止する路線・区間について

 

5・基本構想における「整備促進都市計画道路」の整備方針

 

51・都市計画道路の整備重要度について

 

52・「整備促進都市計画道路」の整備方針について

 

6・今後の対応方針

 

61・『豊川市の新しい都市計画道路網について』の施行

 

62・都市計画道路網見直しのPDCA

 

7・策定の経緯

 

71・策定経緯の概要

 

72・豊川市都市計画道路網見直し検討委員会

 

用語解説

 

はじめに

 

 

 

都市計画道路とは

 

都市計画決定とは、住宅地・商業地・工業地などの土地利用、道路・公園・緑地などの施設の整備について、都市の健全で秩序ある発展のために必要で、公共性が高く、強く推進する必要があるものについて、都市計画法(以下、「法」という。)の一定の手続きによって決定されるものです。

 

都市計画道路は、都市の骨格を形成する基盤施設として都市計画決定されたものです。一般の道路とは違い、道路を効率的に整備するため、法に基づいて道路の区域を決定し、法53条により区域内での建築行為に一定の制限が設けられています。

 

都市計画道路は、「円滑な移動の確保」、「都市やまちの形成」、「下水道管や電線などの収容や防災空間」などの役割を持っています。

 

 

 

豊川市の都市計画道路の現況

 

豊川市の都市計画道路は、52路線(延長約180キロメートル)が指定されています。

 

そのうち、整備済み延長は約56パーセント(県決定路線:約57パーセント、市決定路線:約52パーセント、平成273月末日現在)となっていますが、計画決定後、未整備のまま長期間経過している路線も多く存在します。

 

旧御津町及び旧小坂井町の都市計画道路整備率は、旧豊川市、旧音羽町の整備率と比較して低い状況となっています。

 

旧一宮町の整備率についても低い状況となっていますが、(都市計画道路)豊川新城線が事業化されており、その完成後の整備率は約80パーセントとなります。

 

PDF形式の資料では、表、決定権者別都市計画道路整備状況、決定時期別都市計画道路整備状況、旧市町別都市計画道路整備状況、都市計画道路整備状況一覧を記載していますが、ここでは、省略します。

 

都市計画道路見直しの必要性

 

豊川市の健全な発展のためには、交通需要特性や道路交通特性などを踏まえた道路交通の課題への対応を図るとともに、道路交通の円滑化、都市及び地域の活性化、超高齢社会、低炭素社会などの社会経済情勢の変化への対応や、災害時における避難路の確保など、安全・安心に留意した道路交通環境の整備を進めていく必要があります。

 

PDF形式の資料では、将来人口推計結果のグラフを記載していますが、ここでは、省略します。

 

都市計画決定当初から現在にかけて、道路に期待される役割や豊川市の将来像、道路をとりまく社会経済情勢は大きく変化していることから、こうした変化に応じた見直しを行うことが必要です。

 

豊川市においては平成18年から22年に14ちょうが合併しましたが、今後は新豊川市が一体の都市として発展していくための重要な都市基盤施設として、各地区間を連絡する幹線道路網の構築が必要です。

 

都市計画マスタープランにおける道路の整備方針においても、市域拡大などに起因する幹線道路ネットワークの検証を行い、路線の追加・延長の検討とともに、長期未着手路線について廃止を含めた検証を行うことがうたわれています。

 

一方、社会経済情勢の変化や行政の厳しい財政事情から、道路事業予算は縮小しています。今後はさらに、道路事業予算に占める道路維持・修繕費の割合が高まり、新たな道路整備への費用は減少していく見込みです。

 

PDF形式の資料では、豊川市の土木費と土木費の予算額全体に占める割合の推移のグラフを記載していますが、ここでは、省略します。

 

こうした背景を踏まえ、限られた予算の中で効率的・効果的な道路整備を進める必要があることから、長期未整備路線について都市計画決定の廃止を含めた検討を行うなど、都市計画道路の役割や必要性を再検証し、見直しを行うことが必要です。

 

 

 

見直し検討の概要

 

豊川市全体の都市計画道路網について、豊川市の将来像、道路交通ビジョンを見据えつつ、現行都市計画道路網の計画の妥当性について定量的・定性的な観点から検証を行い、豊川市がめざす将来道路交通ビジョン(理念、目標)及び将来道路網整備の基本方針を作成するものとします。

 

将来交通量推計の予測年度となる概ね20年後の平成47年を目標年度とした、将来都市計画道路網基本構想を作成します。

 

未整備路線においては、都市計画決定の廃止を含めた見直し方針を明確にします。

 

現計画を継続する路線においては、路線としての位置づけや機能を明確にし、道路ネットワークとしての検証を行います。

 

豊川市がめざす将来道路交通ビジョンに基づく路線別評価を実施し、整備重要度を定めた上で、道路整備方針を策定します。

 

1・都市計画道路網見直し検討手順

 

 

 

11・都市計画道路網見直しの全体手順

 

豊川市都市計画道路網見直しの全体的な手順として、以下のフローに基づき、都市計画道路網見直し検討を行うものとします。

 

 

 

PDF形式の資料では、都市計画道路網見直しの全体フローを図示していますが、ここでは、省略します。

 

 

 

12・都市計画道路網見直しの具体的手順

 

先に示した作業フローの各項目における概要を以下に示します。

 

手順1・都市計画道路の現況整理

 

都市計画道路の計画決定状況・整備状況、都市計画道路の構造及びネットワーク形成上の問題箇所を整理し、以降の都市計画道路網見直し検討にあたっての基礎的な情報として活用します。

 

手順2・交通需要特性の把握

 

豊川市の人口・世帯数の推移、年齢階層別人口密度、産業の状況、施設立地状況、観光の状況等を把握するとともに、鉄道、バスによる公共交通網の整備状況、公共交通利用者数の推移を把握することで、道路交通需要の背景となる要因について整理します。

 

5回中京都市圏パーソントリップ調査より、豊川市に関連する交通の特性や、過去のパーソントリップ調査結果より手段構成などの推移を把握します。

 

代表交通手段別、目的別、ゾーン別の発生集中交通量、都市内都市間交通流動などを分析します。

 

高齢者(65歳以上、75歳以上)の交通行動特性を把握します。

 

手順3・道路交通状況の把握

 

道路交通センサスによる国県道における自動車交通量の変化、ピーク時旅行速度を把握します。

 

交通事故(人身事故)が多く発生している箇所を把握します。

 

バス路線における交通混雑箇所を把握します。

 

歩道の設置状況を把握します。

 

手順4・上位・関連計画等の整理

 

東三河都市計画区域マスタープラン、第5次豊川市総合計画、豊川市都市計画マスタープランといった上位計画のうち、道路交通環境に関連する箇所について整理します。

 

道路交通環境を取り巻く社会経済の潮流(低炭素社会、超高齢社会への対応等、防災機能の強化、都市活性化等)、国県の道路整備に関する方針(国道、県道の長期構想)、防災関連施策、密集市街地整備事業、まちづくり資源分布、公共交通に関する計画、都市計画道路見直し指針(愛知県)といった関連計画について整理します。

 

手順5・道路交通の課題整理

 

1から4の整理を踏まえ、都市計画道路網見直し検討にあたっての課題、都市計画道路ネットワーク構築からの課題、超高齢社会、交流社会に対応したまちづくりからの課題、防災まちづくりからの課題について整理します。

 

手順6・豊川市がめざす将来道路交通ビジョン

 

上位計画及び5において整理した道路交通の課題を踏まえ、豊川市がめざす将来都市計画道路網及びみちづくりの基本的な考え方として、豊川市がめざす将来道路交通ビジョンを定めます。

 

豊川市がめざす将来道路交通ビジョンでは、基本理念及び基本目標を設定するとともに、将来道路網を検討、構築する上での基本方針を定めます。

 

手順7・将来都市計画道路網の検討のため、各都市計画道路について、その必要性をまちづくり、将来交通量の各視点から機能性及び必要性を検証します。

 

手順71・将来交通量推計

 

5回中京都市圏パーソントリップ調査における自動車交通量予測結果(目標年次、平成47年)及び配分手法に基づく路線別の将来交通量推計を行います。推計にあたっては、現況及び豊川市の将来都市像を反映した人口・土地利用フレームとの整合性を確保した配分対象OD表を作成し、ケース別配分対象ネットワークを作成します。

 

将来交通量推計を実施し、路線別交通量、平均旅行速度、混雑区間を通過する自動車の経路等、推計結果による評価を実施します。

 

手順72・めざすべき交通環境

 

将来都市計画道路網の検討にあたり、まちづくりの視点から都市計画道路の評価、必要性の検証を行います。

 

豊川市都市計画マスタープランにおける地域別構想の地区ごとに、人口集積、都市構造、交通需要、基盤整備状況といった都市の基礎的な特性を把握します。

 

同地区ごとに、上記の特性を踏まえ、地区内に計画される都市計画道路に期待される役割、課題等を分析し、地域のまちづくりを進める上での各路線のまちづくり上の必要性を検証します。

 

手順8・将来都市計画道路網案の作成

 

豊川市がめざす将来道路交通ビジョンを基に、豊川市将来都市計画道路網基本構想を定めます。

 

豊川市将来都市計画道路網基本構想では、各都市計画道路の機能分類及び整備・見直しの方向性を設定します。

 

上記の各分類結果を踏まえ豊川市将来都市計画道路網基本構想を作成します。

 

手順9・「見直し検討候補都市計画道路」の見直し方針の検討

 

豊川市将来都市計画道路網基本構想において見直し検討候補(変更、廃止)とした路線・区間について、都市計画決定の経緯、まちづくり上の評価、地区・区間単位での見直し時における影響等を検証し、見直し方針を決定します。

 

手順10・「整備促進都市計画道路」の整備方針の作成

 

豊川市将来都市計画道路網基本構想において整備対象路線(現行計画通り)、見直し検討候補(変更)とした路線・区間について、整備による都市計画及びまちづくり上の整備効果の分析、整備重要度の検証を行います。

 

評価にあたっては、将来道路交通ビジョンにおける基本目標(交流、連携、安全、活力)に基づいた評価指標の設定を行うとともに、都市道路と地区道路の道路機能の違いを考慮した、評価配点ウエイトを設定します。

 

2・豊川市がめざす将来道路交通ビジョン

 

都市計画道路網見直し検討における現状分析等の結果による豊川市におけるまちづくり・みちづくりの課題、上位・関連計画の方針等を踏まえて、豊川市がめざす将来都市計画道路網及びみちづくりの基本的な考え方として、豊川市将来道路交通ビジョンを設定します。

 

豊川市都市計画道路網基本構想等については、当ビジョンを踏まえて策定するものとします。

 

 

 

21・豊川市将来道路交通ビジョン

 

211・基本理念

 

豊川市都市計画マスタープランで定める、都市づくりの基本理念及び将来都市像を踏まえて、豊川市将来道路交通ビジョンにおける基本理念を以下のとおり設定します。

 

 

 

豊川市都市計画マスタープランより抜粋

 

都市づくりの基本理念

 

豊かな歴史・文化的資源の保全・活用と、水と緑に映える快適な生活圏の形成及び生活圏相互の連携による、一体的でゆたかな都市づくりを進める

 

将来都市像

 

歴史・文化が息づく、自然豊かで快適な持続発展都市、とよかわ

 

将来都市像のコンセプト

 

将来都市像は、都市機能が集積する「拠点」と、拠点相互間及び拠点後背地との連絡を図る「軸」により構築する。

 

 

 

PDF形式の資料では、拠点と軸の構造のイメージを図示していますが、ここでは、省略します。

 

 

 

以上を受けた、豊川市将来道路交通ビジョンの基本理念

 

将来都市像の実現を支え、拠点形成を誘導する道路ネットワークを構築します

 

安全安心に暮らせる交通環境を有する生活圏の形成を支える道路ネットワークを構築します

 

歴史・文化を活かした、にぎわいの創出や美しい景観を形成するまちづくりと一体となったみちづくりを進めます

 

 

 

212・基本目標

 

前述の基本理念を踏まえ、豊川市将来道路交通ビジョンの基本目標を以下の4つとします。

 

 

 

基本目標1、交流(にぎわい・出会い・利便性の創出を支援するみちづくり)

 

豊川市中心市街地における、都市機能の立地誘導を図る都市軸の形成

 

都市軸において交流人口を創出し、まちのにぎわいを高めるみちづくり

 

国府駅周辺などの地域生活拠点を中心とした、歩いて暮らせる生活圏の形成に資する補助幹線道路や生活道路の充実

 

市民同士の交流を促進し、まちを活性化するみちづくり

 

 

 

基本目標2、連携(コンパクトな生活圏を相互に連携するみちづくり)

 

都市間及び各生活圏間を円滑に連携する、幹線道路ネットワークの形成

 

特に鉄道により地域が細かく分断される小坂井地域における、効果的な幹線道路ネットワークの形成

 

生活圏への不要な通過交通の流入を防ぐ幹線道路ネットワークの形成

 

市民が使いやすい公共交通ネットワーク構築のための道路ネットワーク及び交通結節点の形成

 

 

 

基本目標3、安全(快適で安心できるまちを実現するみちづくり)

 

広域防災視点からみた緊急輸送道路機能向上のための、緊急時や災害時にも対応できる都市計画道路ネットワークの形成

 

災害危険度の高い市街地における防災性向上のための避難路の設置等、防災まちづくりと一体となったみちづくり

 

歩行者・自転車の安全、バリアフリーに配慮した、高齢者や子どもが安全に通行できる、交通安全を重視したみちづくり

 

 

 

基本目標4、活力(開かれたまちに活力を生み出すみちづくり)

 

豊川市の重要な歴史資産であるとともに観光資源である、豊川稲荷周辺における、歩行者・自転車・自動車それぞれにとって快適で安全な交通環境の創出及びその他地区における地域性を活かした美しい景観をつくる都市空間の形成

 

臨海部や丘陵部に存する自然を活用した、レクリエーション施設・地区への快適なアクセス道路の形成

 

産業立地(工場・物流)を支援する広域アクセス道路の充実

 

22・将来道路網の基本方針

 

豊川市における将来の道路網について、交流、連携、安全、活力の4つの基本目標を踏まえ、通過交通の処理、拠点や地域の連携、まちづくりと一体となったみちづくりの観点から、将来道路網における、各分野の基本方針を設定します。

 

 

 

基本方針1・広域通過交通を処理する幹線道路ネットワークの形成

 

豊川市都市計画マスタープランでは、「拠点と軸の構造」の形成を将来都市構造の基本的な方向性として位置付けています。

 

拠点と軸の構造が機能するためには、拠点間を連絡する幹線道路に大量の広域的通過交通が流入しないような道路体系が必要であることから、市域を跨ぐ広域的な通過交通を処理する幹線道路ネットワークを形成します。

 

東名高速道路、新東名高速道路、(都市計画道路)国道1号線、(都市計画道路)めいほう道路(国道23号バイパス)、(都市計画道路)めいほう線、(都市計画道路)前芝豊川線(国道151号・国道247)、(都市計画道路)豊川しんしろ線(国道151号バイパス)、(都市計画道路)東三河環状線を位置づけます。

 

これら路線は緊急輸送道路にも指定されていることから、広域防災ネットワークの形成にも寄与します。

 

 

 

PDF形式の資料では、広域通過交通を処理する幹線道路ネットワークを図示していますが、ここでは、省略します。

 

 

 

基本方針2・都市・拠点・地域を連携する幹線道路ネットワークの形成

 

都市活動を支え、市民交流を円滑にするため、また、本市は14ちょうが合併しており、旧14ちょうの拠点を活用するとともに各拠点の地域間連携を強化するため、都市・拠点・地域を連携し、以下の機能を有する幹線道路ネットワークを形成します。

 

隣接する都市間を連絡し、都市間の円滑な移動を確保するとともに、都市間の交流を促進する連携軸となる幹線道路

 

豊川市内の各拠点間や各地域間を連絡し、拠点・地域間の円滑な移動を確保するとともに、拠点・地域間の交流を促進する連携軸となる幹線道路

 

交流人口を創出し、まちのにぎわいを高める都市軸となる幹線道路

 

生活圏の外郭を形成し、生活圏への不要な通過交通の流入を排除するとともに良好な住環境を形成する幹線道路

 

災害時における避難路の確保など、防災性の向上に資する幹線道路

 

広域レクリエーション施設・地区へのアクセスを担い、観光客や来訪者の利便性を向上させる幹線道路

 

IC等への広域アクセスの確保により、産業立地を支援する幹線道路

 

公共交通を円滑に通行させ、公共交通の利便性向上に資する幹線道路

 

PDF形式の資料では、都市・拠点・地域を連携する幹線道路ネットワーク概念図を記載していますが、ここでは、省略します。

 

 

 

基本方針3・まちづくりと一体となったみちづくり

 

地域内、拠点内といった生活圏における補助幹線道路機能や生活道路機能を確保するため、地域の特性(ニーズ)に配慮したまちづくりと一体となったみちづくりを推進します。

 

豊川稲荷周辺をはじめとする観光拠点において、快適で安全な交通環境の創出、地域性を活かした美しい景観をつくる都市空間の形成といった、観光まちづくりと一体となったみちづくりを推進します。

 

災害危険度の高い市街地における防災性を向上させるため、防災まちづくりと一体となったみちづくりを推進します。

 

地域生活拠点を中心とした、歩いて暮らせる生活圏を形成するため、コンパクトなまちづくりと一体となったみちづくりを推進します。

 

まちの活性化のため、市民同士の交流を促進するまちづくりと一体となったみちづくりを推進します。

 

歩行者・自転車の安全、バリアフリーに配慮した、高齢者や子どもが安全に通行できる、交通安全を重視したまちづくりと一体となったみちづくりを推進します。

 

 

 

23・豊川市将来道路交通ビジョン体系図

 

 

 

PDF形式の資料では、豊川市将来道路交通ビジョン体系図を記載していますが、ここでは、省略します。

 

3・豊川市将来都市計画道路網基本構想

 

豊川市将来道路交通ビジョンを踏まえ、豊川市における各都市計画道路の役割や必要性及び将来の都市計画道路網を示すものとして、豊川市将来都市計画道路網基本構想(以下、「基本構想」という。)を設定します。

 

31・都市計画道路の機能分類

 

都市計画道路は、豊川市将来道路交通ビジョンにおける将来道路網の基本方針に示すとおり、広域通過交通を処理する幹線道路ネットワーク、都市・拠点・地域間を連携する幹線道路ネットワーク、まちづくりと一体となった道路など、多様な機能により段階的に構成されます。

 

豊川市における各都市計画道路の役割を明確にするため、路線・区間ごとに各都市計画道路の機能分類を以下のとおり設定します。

 

都市計画道路の機能分類の定義

 

主要幹線道路

 

隣接都市との連続性をもち市域を跨ぐ広域的な通過交通を分担し、下位道路への不要な交通の侵入を軽減し、多量の自動車交通を処理する道路。

 

都市幹線道路

 

都市計画区域の骨格を形成し、比較的トリップの長い交通を効果的に主要幹線道路に誘導するとともに、地区内に不要な通過交通を排除する道路。

 

地区幹線道路

 

市の骨格を形成し市街地の幹線的機能を果たすとともに、市内の主要な交通発生源を相互に結び、発生集中する交通を効果的に都市幹線道路などに誘導する道路。

 

補助幹線道路

 

市街地において区画街路の交通を集め、地区内に発生集中する自動車交通を地区幹線道路などに誘導する道路。

 

 

 

表都市計画道路の機能分類一覧

 

 

 

県決定の都市計画道路の機能分類

 

141号・めいほう道路、主要幹線道路

 

315号・まえしば豊川線、主要幹線道路

 

324号・東三河環状線、主要幹線道路

 

332号・豊川しんしろ線、主要幹線道路

 

338号・石巻赤根線、めいほう道路以東を都市幹線道路、めいほう道路以西を地区幹線道路

 

3323号・豊橋豊川線、都市幹線道路

 

3328号・姫街道線、都市幹線道路

 

3333号・めいほう線、主要幹線道路

 

341号・国道1号線、主要幹線道路

 

3415号・亀あな線、地区幹線道路

 

3419号・桜町ちぎり線、地区幹線道路

 

3424号・中通線、国道1号線以東を都市幹線道路、国道1号線から下佐脇豊沢線間を地区幹線道路

 

3430号・前田豊川線、伊奈美和どおり線以南を都市幹線道路、伊奈美和どおり線から姫街道線を地区幹線道路、姫街道線以北を補助幹線道路

 

3438号・うえじゅくたるい線、地区幹線道路

 

3454号・こう赤根線、地区幹線道路

 

3461号・豊川一宮線、地区幹線道路

 

3462号・豊川牧野線、亀あな線以東を地区幹線道路、亀あな線以南を補助幹線道路

 

3471号・ふるじゅく樽井線、補助幹線道路

 

3475号・前芝こう線、機能分類なし

 

3480号・篠つか野口線、地区幹線道路

 

3513号・かねのごゆ線、都市幹線道路

 

3555号・柑子三上線、機能分類なし

 

3557号・小坂井ちゅう条線、国道1号線以東を補助幹線道路、国道1号線以西を地区幹線道路

 

3558号・しもさわき豊沢線、地区幹線道路

 

3563号・豊川松原線、補助幹線道路

 

3570号・平尾線、地区幹線道路

 

 

 

以上、県決定の都市計画道路の機能分類

 

続いて、市決定の都市計画道路の機能分類

 

 

 

33417号・豊川駅東線、補助幹線道路

 

34402号・うえじゅくたるい線、東三河環状線以東を地区幹線道路、東三河環状線以西を補助幹線道路

 

34403号・大池線、地区幹線道路

 

34405号・愛知御津停車場ひぐらし線、補助幹線道路

 

34408号・おんま上佐脇線、石巻赤根線から下佐脇豊沢線間を補助幹線道路

 

34409号・公園線、補助幹線道路

 

34410号・こうみと線、補助幹線道路

 

34412号・さんみょう線、補助幹線道路

 

34415号・諏訪穂ノ原線、補助幹線道路

 

34416号・ぞうし線、補助幹線道路

 

34418号・長山一宮線、地区幹線道路

 

34419号・西小坂井線、補助幹線道路

 

34420号・ふるじゅく樽井線、うえじゅくたるい線以南を補助幹線道路、うえじゅくたるい線以北を地区幹線道路

 

34421号・松本いりはま線、補助幹線道路

 

34422号・みとためとう線、補助幹線道路

 

34423号・やわた線、補助幹線道路

 

35401号・伊奈美和どおり線、地区幹線道路

 

35404号・まえしば西小坂井線、補助幹線道路

 

35406号・上野橋尾線、補助幹線道路

 

35411号・佐奈川線、補助幹線道路

 

35413号・しもながやま線、補助幹線道路

 

35414号・しろあと市役所線、補助幹線道路

 

36407号・大塚かねの線、都市幹線道路

 

76401号・広石為当1号線、機能分類なし

 

76402号・広石為当2号線、機能分類なし

 

87401号・諏訪川線、補助幹線道路

 

32・都市計画道路の整備・見直しの方向性の分類

 

都市計画道路の機能分類結果及び見直し検討の結果を踏まえ、各都市計画道路の整備・見直しの方向性を以下のとおり分類します。

 

 

 

都市計画道路の整備・見直しの方向性の分類定義

 

整備対象路線(現行計画通り)

 

必要な都市計画道路として、現行計画を踏襲し、整備の対象路線・区間とするもの。

 

見直し検討候補(廃止)

 

都市計画道路を廃止することが可能と考えられる路線・区間として、見直し方針の検討を行うもの。

 

見直し検討候補(変更)

 

都市計画道路を変更することが可能と考えられる路線・区間として、見直し方針の検討を行うもの。

 

 

 

なお、この分類において、見直し検討候補とした路線・区間については、各路線・区間の都市計画道路見直し検討カルテを作成し、見直し方針の決定を行います。

 

また、整備対象路線(現行計画通り)、見直し検討候補(変更)とした路線・区間については、今後の整備箇所選定における指標として整備重要度の検証を行います。

 

 

 

33・豊川市将来都市計画道路網

 

都市計画道路の機能分類結果、整備・見直しの方向性の分類結果を下表のとおりとし、これを踏まえた豊川市の将来都市計画道路網基本構想図を次頁に示します。

 

また、将来都市計画道路網の整備状況図を次々頁に示します。

 

 

 

表都市計画道路の見直しの方向性分類一覧

 

 

 

県決定の都市計画道路の見直しの方向性分類

 

141号・めいほう道路、整備対象路線(現行計画通り)

 

315号・まえしば豊川線、整備対象路線(現行計画通り)

 

324号・東三河環状線、整備対象路線(現行計画通り)

 

332号・豊川しんしろ線、整備対象路線(現行計画通り)

 

338号・石巻赤根線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3323号・豊橋豊川線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3328号・姫街道線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3333号・めいほう線、整備対象路線(現行計画通り)

 

341号・国道1号線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3415号・亀あな線、東三河環状線以北を見直し検討候補(廃止)

 

3419号・桜町ちぎり線、東三河環状線以北を見直し検討候補(廃止)

 

3424号・中通線、下佐脇豊沢線以西を見直し検討候補(廃止)

 

3430号・前田豊川線、公園線以東を見直し検討候補(変更)

 

3438号・うえじゅくたるい線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3454号・こう赤根線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3461号・豊川一宮線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3462号・豊川牧野線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3471号・ふるじゅく樽井線、前田豊川線から亀あな線間を見直し検討候補(変更)

 

3475号・まえしばこう線、見直し検討候補(廃止)

 

3480号・しのつかのぐち線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3513号・かねのごゆ線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3555号・柑子三上線、見直し検討候補(廃止)

 

3557号・小坂井ちゅう条線、牛久保駅周辺未整備区間を見直し検討候補(変更)

 

3558号・しもさわき豊沢線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3563号・豊川松原線、整備対象路線(現行計画通り)

 

3570号・平尾線、大池線以北を見直し検討候補(廃止)

 

 

 

以上、県決定の都市計画道路の見直しの方向性分類

 

続いて、市決定の都市計画道路の見直しの方向性分類

 

 

 

33417号・豊川駅東線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34402号・うえじゅくたるい線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34403号・大池線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34405号・愛知御津停車場日暮線、見直し検討候補(変更)

 

34408号・おんま上佐脇線、石巻赤根線から下佐脇豊沢線以外の区間を見直し検討候補(廃止)

 

34409号・公園線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34410号・こうみと、整備対象路線(現行計画通り)

 

34412号・さんみょう線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34415号・諏訪穂ノ原線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34416号・ぞうし線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34418号・長山一宮線、見直し検討候補(変更)

 

34419号・西小坂井線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34420号・ふるじゅく樽井線、東三河環状線以北を見直し検討候補(廃止)

 

34421号・松本いりはま線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34422号・みとためとう線、整備対象路線(現行計画通り)

 

34423号・やわた線、整備対象路線(現行計画通り)

 

35401号・伊奈美和どおり線、整備対象路線(現行計画通り)

 

35404号・まえしば西小坂井線、石巻赤根線以西を見直し検討候補(廃止)

 

35406号・上野橋尾線、整備対象路線(現行計画通り)

 

35411号・佐奈川線、整備対象路線(現行計画通り)

 

35413号・しもながやま線、整備対象路線(現行計画通り)

 

35414号・しろあと市役所線、整備対象路線(現行計画通り)

 

36407号・大塚かねの線、整備対象路線(現行計画通り)

 

76401号・広石為当1号線、見直し検討候補(変更)

 

76402号・広石為当2号線、見直し検討候補(変更)

 

87401号・諏訪川線、整備対象路線(現行計画通り)

 

4・基本構想における見直し検討候補都市計画道路の見直し方針

 

 

 

 

 

基本構想において、見直し検討候補とした路線・区間について、都市計画道路見直し検討カルテを作成し、各路線・区間の都市計画決定や都市計画変更の経緯、まちづくり上の評価を踏まえ、周辺の市街地環境や見直し前後における各種機能性の影響などを明らかにし、各路線・区間の見直し方針を決定します。

 

見直し検討候補とした路線・区間については、次頁の見直し検討候補区間図に示すとおりです。

 

PDF形式の資料では、見直し検討候補区間図を記載していますが、ここでは、省略します。

 

 

 

41・都市計画道路見直し検討カルテ

 

都市計画道路見直し検討カルテにより決定する、各路線・区間の見直し方針の分類定義は以下のとおりです。

 

都市計画道路の見直し方針の分類定義

 

廃止検討候補

 

都市計画道路を廃止することが可能と考えられる路線・区間のうち、県決定路線に該当するもの。

 

廃止候補

 

都市計画道路を廃止することが可能と考えられる路線・区間のうち、市決定路線に該当するもの。

 

変更検討候補

 

都市計画道路を変更することが可能と考えられる路線・区間のうち、県決定路線に該当するもの。

 

変更候補

 

都市計画道路を変更することが可能と考えられる路線・区間のうち、市決定路線に該当するもの。

 

注記、都市計画道路の変更は、機能変更、幅員変更等があるが、今後の検討の結果、廃止となることもありうる。

 

注記、県決定路線については、市による検討を踏まえたうえで、今後、県による検討を行う路線として、廃止検討候補、変更検討候補とした。

 

次頁より、見直し検討候補(路線・区間)ごとの都市計画道路見直し検討カルテを示します。

 

 

 

PDF形式の資料では、路線別都市計画道路見直し検討カルテを記載していますが、ここでは、省略します。

 

42・見直し検討候補都市計画道路の見直し方針

 

都市計画道路見直しカルテにおける総合評価として決定した見直し方針を、下表に示します。

 

 

 

表見直し検討候補都市計画道路の見直し方針

 

 

 

県決定の都市計画道路の見直し方針

 

 

 

3415号・亀あな線、延長1530メートル

 

見直し方針

 

廃止検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

社会情勢の変化により、新たな市街地の拡大や大規模な工業用地開発は見込まれない。

 

現況道路による自動車交通処理機能及び防災機能の確保が可能である。

 

当該路線について、新たなまちづくり上の機能付加は想定されない。

 

以上のことから、都市計画道路ネットワークとしての連続性を踏まえ、当該区間を廃止検討候補とする。

 

課題

 

現況道路に歩道はないため、コミュニティバスの乗降や歩行者の安全な通行のため、必要に応じ歩行者空間確保の検討を行う必要がある。

 

3419号・桜町ちぎり線、延長2790メートル

 

見直し方針

 

廃止検討候補とする(一部変更、対象延長210メートル)

 

カルテによる確認項目

 

都市計画道路ネットワークとしての連続性と、現況道路による自動車交通処理機能、防災機能の確保が可能であることを踏まえ、当該区間を廃止検討候補とする。

 

東三河環状線以南については、整備の段階において現況道路に合わせた線形変更を検討する。

 

課題

 

沿道に小学校及びスポーツ公園が立地することから、歩行者の安全な通行のため、現況道路においては必要に応じ歩行者空間確保等の交通安全性向上の検討を行う必要がある。

 

3424号・中通線、延長1900メートル

 

見直し方針

 

廃止検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

将来交通需要が非常に少なく、近傍の都市計画道路網が機能代替することから当該区間を廃止検討候補とする。

 

課題

 

津波想定区域内を通過する区間があるため、都市計画道路の廃止に関わらず津波発生時の避難路機能の整備について必要に応じて検討する。

 

3430号・前田豊川線、延長500メートル

 

見直し方針

 

変更検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

豊川駅及び豊川稲荷周辺の観光地、商業地の補助幹線道路として地元の活性化事業や意向を把握した上で、歩行者の安全性や快適性を高める道路構造への機能変更も検討する。

 

課題

 

当該道路の機能変更は、外郭道路の整備進捗も考慮しながら検討する。

 

3471号・ふるじゅく樽井線、延長220メートル

 

見直し方針

 

変更検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

豊川駅及び豊川稲荷周辺の観光地、商業地の補助幹線道路として地元の活性化事業や意向を把握した上で、歩行者の安全性や快適性を高める道路構造への機能変更も検討する。

 

課題

 

当該道路の機能変更は、外郭道路の整備進捗も考慮しながら検討する。

 

3475号・まえしばこう線、延長5160メートル

 

見直し方針

 

廃止検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

並行するめいほう道路により自動車交通処理を行うことが可能であり、当該区間を廃止検討候補とする。

 

課題

 

石巻赤根線南側は集落が存在することと、津波想定区域内を通過する区間があるため都市計画道路の廃止に関わらず、必要に応じ延焼遅延機能や津波発生時の避難路機能の整備について必要に応じて検討する。

 

3555号・柑子三上線、延長2770メートル

 

見直し方針

 

廃止検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

現況道路による自動車交通処理機能、防災機能の確保が可能であることを踏まえ、当該区間を廃止検討候補とする。

 

課題

 

現況道路に歩道はないため、必要に応じ歩行者空間確保やコミュニティバス路線としての安全性、利便性向上に向けた検討を行う必要がある。

 

3557号・小坂井ちゅう条線、延長2100メートル

 

見直し方針

 

変更検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

将来自動車交通需要から見て2車線の交通容量を確保または機能代替が可能なことから、旧街道筋に形成された歴史的市街地の特徴を生かしながら防災性の向上に資する補助幹線道路として牛久保地区で行われている密集市街地整備事業において地元の意向などを把握し、歩行者の安全性や快適性を高める道路構造へと機能変更または機能代替を検討する。

 

課題

 

なし

 

3570号・平尾線、延長1410メートル

 

見直し方針

 

廃止検討候補とする

 

カルテによる確認項目

 

対象区間北端において都市計画道路と接続しないこと、現況道路による自動車交通処理機能、防災機能の確保が可能であることを踏まえ、当該区間を廃止検討候補とする。

 

課題

 

未整備区間の現況道路に歩道はないため、必要に応じ歩行者空間確保の検討を行う必要がある。

 

 

 

以上、県決定の都市計画道路の見直し方針

 

続いて、市決定の都市計画道路の見直し方針

 

 

 

34405号・愛知御津停車場ひぐらし線、延長230メートル

 

見直し方針

 

変更候補とする

 

愛知御津駅の歩行者立体横断施設や駅前広場などの駅周辺整備計画が検討されていることから事業の進捗に合わせ必要性を検討する。

 

課題

 

なし

 

34408号・おんま上佐脇線、延長1960メートル

 

見直し方針

 

廃止候補とする

 

カルテによる確認項目

 

将来交通需要が非常に少なく、近傍の都市計画道路網が機能代替することから当該区間を廃止候補とする。

 

課題

 

津波想定区域内を通過する区間があるため、都市計画道路の廃止に関わらず津波発生時の避難路機能の整備について必要に応じて検討する。

 

34418号・長山一宮線、延長1290メートル

 

見直し方針

 

変更候補とする

 

カルテによる確認項目

 

地区幹線・補助幹線道路並みの将来交通需要であるため、豊川しんしろ線及び豊川一宮線の整備進捗に合わせて地区幹線道路としての機能を確保するために必要な幅員を検討する。

 

課題

 

なし

 

34420号・ふるじゅく樽井線、延長830メートル

 

見直し方針

 

廃止候補とする

 

カルテによる確認項目

 

対象区間北端において他の都市計画道路に接続しないこと、現況道路による自動車交通処理機能、防災機能の確保が可能であることを踏まえ、当該区間を廃止候補とする。

 

課題

 

都市計画道路の廃止に関わらず、現況道路の交通安全性の向上等については必要に応じ整備を検討する。

 

35404号・まえしば西小坂井線、延長1380メートル

 

見直し方針

 

廃止候補とする

 

カルテによる確認項目

 

将来自動車交通需要が非常に少なく沿道施設立地に伴う歩行者需要も少ないため交通処理機能確保の必要性が低く、廃止に伴う周辺道路網に及ぼす影響が小さいことを踏まえ、当該区間を廃止候補とする。

 

課題

 

都市計画道路の廃止に関わらず、現況道路の交通安全性の向上等については必要に応じ整備を検討する。

 

区間中央部には集落が存在することと、津波想定区域内を通過する区間があるため、都市計画道路の廃止に関わらず延焼遅延機能や津波発生時の避難路機能の整備について必要に応じて検討する。

 

76401号・広石為当1号線、延長1670メートル

 

見直し方針

 

変更候補とする

 

カルテによる確認項目

 

めいほう道路の整備に合わせ同調工事として行われるため、その整備状況を考慮し変更を検討する。

 

課題

 

なし

 

76402号・広石為当2号線、延長1670メートル

 

見直し方針

 

変更候補とする

 

カルテによる確認項目

 

めいほう道路の整備に合わせ同調工事として行われるため、その整備状況を考慮し変更を検討する。

 

課題

 

なし

 

注記、県決定路線については、市による検討を踏まえたうえで、今後、県による検討を行う路線として廃止検討候補、変更検討候補とした。

 

43・都市計画手続きについて

 

廃止候補及び廃止検討候補とした路線・区間については、継続して都市計画の廃止に向けた調整を図るものとします。

 

変更候補及び変更検討候補とした路線・区間については、関連する事業の進捗等に応じ必要な検討、調整等を実施するものとします。

 

なお、都市計画の変更にあたっては、都市計画道路の廃止や変更の必要性を市民及び地域住民から理解を得る必要があります。従って、事業の困難性や自動車交通処理の観点からのみではなく、地域・地区のまちづくりの観点からの説明や、都市計画の変更・廃止後の道路改良、交通安全対策等のあり方についても説明を行う必要があります。

 

また、今回の見直し検討作業では、愛知県が決定する都市計画道路を含めて、豊川市としての都市計画道路の必要性等の検証を行っています。従って、愛知県決定の都市計画道路については、豊川市の新しい都市計画道路網について、の施行後において、別途、愛知県による検討・検証作業が必要になることから、これらの作業に向けて調整を図ることとします。

 

 

 

44・都市計画を廃止する路線・区間について

 

廃止候補及び廃止検討候補とした路線・区間の一部は、現在の都市計画決定区域に現行道路を含む路線があります。基本構想に基づく都市計画道路の廃止は、都市計画上の必要性等の検証の結果により都市計画の決定を解除するものであり、現行道路の道路機能については、引き続き維持・向上を図る必要があります。

 

従って、基本構想に基づき都市計画道路の廃止を行った路線・区間についても、現行道路の状況や地域の要望、事故の発生状況等により、必要に応じ道路改良、交通安全対策等(現行道路が県道である場合は、県への要望等)を検討するものとします。

 

5・基本構想における「整備促進都市計画道路」の整備方針

 

 

 

51・都市計画道路の整備重要度について

 

基本構想において整備対象路線(現行計画通り)、見直し検討候補(変更)とした路線・区間について、整備による都市計画及びまちづくり上の整備効果等の分析結果を踏まえ、各都市計画道路の整備重要度を示します。

 

ただし、主要幹線道路及び現在事業中の路線・区間については、近い将来整備が見込まれるものとして評価対象から除くものとします。

 

評価にあたっては、将来道路交通ビジョンにおける基本目標(交流、連携、安全、活力)に基づいて評価指標を設定します。また、都市道路と地区道路の道路機能の違いを考慮するとともに、4つの基本目標ごとの評価結果に偏りがないよう、評価ウエイトを設定するものとします。

 

 

 

都市計画道路整備重要度検討フロー

 

 

 

手順1・検討対象路線(区間)の設定

 

廃止候補以外の未整備都市計画道路(主要幹線道路、事業中路線を除く)

 

 

 

手順2・評価指標の設定

 

将来道路交通ビジョンにおける基本目標(交流、連携、安全、活力)に基づき評価指標を設定

 

将来都市計画道路網基本構想による道路機能分類

 

 

 

手順3・ウエイトを考慮した評価

 

都市道路:主に自動車交通処理に関する項目の評価ウエイトを高める

 

地区道路:主に歩行者・自転車交通処理に関する項目の評価ウエイトを高める

 

4つの基本目標に偏りがないよう評価ウエイトを設定

 

 

 

手順4・整備重要度の設定

 

 

 

次頁に、整備重要度の検討対象区間及び検討対象除外区間(事業中区間)の位置を示した整備重要度検討対象区間図を示します。

 

次々頁に、整備重要度を検討した結果として、区間ごとに整備重要度高、中、低の3段階に分類した整備重要度検討結果図を示します。

 

なお、整備重要度の検討にあたっては、決定権者ごと区分して検討を行っているため、整備重要度検討結果図は決定権者ごとに作成します。

 

 

 

PDF形式の資料では、整備重要度検討対象区間図、整備重要度検討結果図を記載していますが、ここでは、省略します。

 

 

 

52・「整備促進都市計画道路」の整備方針について

 

将来都市計画道路網基本構想図において、主要幹線道路とした路線・区間について未整備となっている路線がありますが、当該路線・区間は将来都市計画道路網の基本的な骨格となることから、当該路線の整備を促進するものとします。また、現在事業中となっている路線・区間についても、事業の継続性を維持するため、整備を促進するものとします。

 

「都市計画道路の整備重要度」については、今後、都市計画道路の整備を検討する際の実際の整備対象路線・区間(県決定路線については、県に対する要望を行う路線・区間の選定)の選定に使用することとしますが、選定にあたっては、地域の事業への要望の状況、地域のまちづくりの熟度、関連事業の有無等、重要度以外の要素についても十分に加味して検討を行うものとします。

 

 

 

6・今後の対応方針

 

 

 

61・豊川市の新しい都市計画道路網について、の施行

 

豊川市の新しい都市計画道路網について、は、施行に先立ち、パブリックコメント及び豊川市都市計画審議会への諮問を行うこととします。

 

 

 

62・都市計画道路網見直しのPDCA

 

行政プランにおいては計画作成後(plan)その実施状況(do)と実施効果(check)を検証して必要に応じて計画見直し(action)を行うことが一般てきですが、都市計画道路の見直しも同様です。

 

都市計画道路網の見直しは、概ね10年後を目途に再見直しを行うものとします。その理由は以下のとおりです。

 

1・基本構想の上位計画である豊川市総合計画、豊川市都市計画マスタープランは概ね10年間を計画期間としており、計画策定後10年後に見直しが行われる。

 

2・道路網構想の将来交通需要を推計するために用いる中京都市圏パーソントリップ調査は、10年サイクルで実施される(今回のパーソントリップ調査は第5回調査で平成23年に現況調査実施)。

 

都市計画道路の見直しは長期的な取り組みとなることから、進捗状況を定期的に把握するとともに、上位・関連計画と相互に調整しつつ、適切な進行管理を行うものとします。

 

概ね10年後に実施する都市計画道路の再見直しは、基本的には本書に示す都市計画道路網見直し検討手順に沿って再実施するものとします。

 

ただし、実施時における社会情勢の変化等を加味したうえで、見直しの手法や手順の妥当性、正当性を確認する必要があり、必要に応じて評価項目の加除等を行うものとします。

 

 

 

また、都市計画道路の再見直しを行うにあたっては、以下の点についても確認する必要があります。

 

1・国、県に係る広域的道路整備計画の変更の有無の確認

 

2・上位計画の変更点の確認(将来人口、まちづくりの方針等)

 

3・市内のまちづくりの進捗状況、新たなまちづくり構想の確認

 

4・パーソントリップ調査の将来交通量推計手法の変更の有無の確認

 

5・市民の道路整備ニーズや社会情勢の変化への対応の確認

 

7・策定の経緯

 

71・策定経緯の概要

 

豊川市都市計画道路網見直し検討委員会策定経緯

 

1

 

平成261128

 

委員長の選出

 

職務代理者の指名

 

議題

 

1・見直し作業の目的と概要について

 

2・豊川市の現況について

 

3上位・関連計画等の整理及び交通需要特性、道路交通特性について

 

4道路交通の課題整理について

 

2

 

平成27325

 

議題

 

1・第1回検討委員会での意見と対応方針について

 

2・豊川市がめざす将来道路交通ビジョン(案)について

 

3

 

平成271030

 

議題

 

1・第2回検討委員会での意見と対応方針及び今年度業務について

 

2・将来交通量推計について

 

3・まちづくりと一体となったみちづくりについて

 

4

 

平成28222

 

議題

 

1・第3回検討委員会での意見と対応方針について

 

2・将来都市計画道路網基本構想(案)の作成について

 

3・将来都市計画道路網基本構想(案)について

 

5

 

平成28329

 

議題

 

1・第4回検討委員会での意見と対応方針について

 

2・豊川市都市計画道路網見直し検討委員会報告書(案)について

 

 

 

 

 

豊川市都市計画道路網見直し検討委員会作業部会策定経緯

 

1

 

平成26116

 

議題

 

1・委員会設置要綱及び見直しスケジュールについて

 

2・豊川市の現況及び上位・関連計画等の整理について

 

3・交通需要特性及び道路交通特性について

 

4・道路交通の課題整理について

 

2

 

平成27220

 

議題

 

1・第1回作業部会及び委員会での意見について

 

2・豊川市がめざす将来道路交通ビジョン(案)について

 

3

 

平成27107

 

議題

 

1・第2回作業部会及び委員会での意見について

 

2・今年度の作業スケジュールについて

 

3・将来交通量推計について

 

4・まちづくりと一体となったみちづくりについて

 

4

 

平成271225

 

議題

 

1・第3回作業部会及び委員会での意見について

 

2・将来都市計画道路網基本構想(案)について

 

5

 

平成2823

 

議題

 

1・第4回作業部会の意見について

 

2・将来都市計画道路網基本構想(修正案)について

 

3・整備促進都市計画道路の整備優先度(案)について

 

6

 

平成2838

 

議題

 

1・第5回作業部会及び第4回委員会での意見について

 

2・豊川市都市計画道路網見直し検討委員会報告書(案)について

 

 

 

72・豊川市都市計画道路網見直し検討委員会

 

豊川市都市計画道路網見直し検討委員会設置要綱

 

(設置)

 

1条豊川市における都市計画道路の役割を効果的かつ効率的に発揮し、豊川市が発展していくための骨格を形成する将来都市計画道路網を構築するため、豊川市都市計画道路網見直し検討委員会(以下「委員会」という。)を設置する。

 

(所掌事務)

 

2条委員会は、豊川市の都市計画道路網の見直しに係る検討業務に関して、調査、検討及び審議を行う。

 

(組織)

 

3条委員会は、委員7人以内をもって組織する。

 

2・委員は次に掲げる者のうちから、市長が委嘱する。

 

1・公募した市民

 

2・学識経験者

 

3・各種団体を代表する者

 

4・前3号に掲げる者のほか、市長が必要と認める者

 

3委員会に、国土交通省職員及び愛知県職員をオブザーバーとして置くことができる。

 

(任期)

 

4条委員の任期は、市長が委嘱した日から平成28331日までとする。

 

(委員長)

 

5条委員会に委員長を置く。

 

2・委員長は委員の互選により選出する。

 

3・委員長は、会務を総理し、委員会を代表するとともに、委員会の会議の議長となる。

 

4・委員長に事故あるとき、又は委員長が欠けたときは、あらかじめ委員のうちから委員長が指名したものが、その職務を代理する。

 

(会議)

 

6条委員会の会議は、委員長が招集する。

 

2・委員会の会議は、委員の過半数の出席がなければ開くことができない。

 

3・委員会の会議の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

 

4・会議は公開する。ただし委員長が非公開とすることが適当と判断した場合は、会議の全部または一部を非公開とすることができる。

 

5・会議を公開するに当たっては、開催日時、開催場所、議題等について、事前に公表するものとする。

 

6・会議の公開に伴う傍聴手続きは、「豊川市都市計画道路網見直し検討委員会会議傍聴要領」によるものとする。

 

 

 

(作業部会)

 

7条委員会は、委員長が指定した専門的事項を調査研究させるため、豊川市都市計画道路網見直し検討委員会作業部会(以下「作業部会」という。)を置くことができる。

 

2・作業部会は、別表に掲げる部会長及び部会員によって構成する。

 

3・作業部会に、国土交通省職員及び愛知県職員をオブザーバーとして置くことができる。

 

4・部会長は、作業部会の事務を掌理し、作業部会の経過及び結果を委員長に報告するものとする。

 

(意見等の聴取)

 

8条委員会及び作業部会は、必要があると認めるときは、委員又は部会員以外の者を委員会又は作業部会の会議に出席させ、その意見若しくは説明を聴き、又は資料の提出を求めることができる。

 

(庶務)

 

9条委員会及び作業部会の庶務は、建設部都市計画課において処理する。

 

(委任)

 

10条この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員長が委員会に諮って定める。

 

附則

 

この要綱は、平成2671日から施行する。

 

別表(第7条関係)

 

豊川市都市計画道路網見直し検討委員会作業部会

 

部会長

 

建設部都市計画課

 

部会員

 

建設部道路維持課、道路建設課

 

市民部人権交通防犯課

 

消防本部防災対策課

 

その他部会長が必要と認める課等

 

オブザーバー

 

国土交通省中部地方整備局建政部都市整備課

 

愛知県建設部都市計画課

 

愛知県東三河建設事務所道路整備課

 

 

 

豊川市都市計画道路網見直し検討委員会名簿

 

 

 

委員

 

竹内伝史、岐阜大学名誉教授、学識経験者(都市計画・交通工学)

 

廣畠康裕、豊橋技術科学大学名誉教授、学識経験者(都市計画・交通工学)

 

佐原圭子、豊川商工会議所総務課長、各種団体を代表するもの(商工業)

 

古田寛、愛知県バス協会専務理事、各種団体を代表するもの(公共交通)

 

鈴木榮一、愛知県タクシー協会、豊川・蒲郡支部長、各種団体を代表するもの(公共交通)

 

岩瀬彰、市民公募委員

 

杉浦正彬、市民公募委員

 

オブザーバー

 

間宮敏博(平成27年度)、牛居恒太(平成26年度)、国土交通省中部地方整備局建政部都市整備課課長

 

横山甲太郎、愛知県建設部都市計画課課長

 

杉浦政晴(平成27年度)、大谷光司(平成26年度)、愛知県東三河建設事務所

 

企画調整監

 

委員長、廣畠康裕

 

職務代理者、竹内伝史

 

用語解説

 

 

 

OD

 

どこからどこへどれ位の量が移動したかをあらわす表(車両を対象)。

 

 

 

拠点と軸の構造

 

都市に点在する地域の拠点を、軸となる道路、公共交通機関等で結ぶことで、都市の均衡ある発展及びコンパクトシティの実現をめざす考え方。近い用語として、多極ネットワーク型集積都市がある。

 

 

 

交通需要特性

 

どのような人が、どのような目的・交通手段で、どこへ移動しているかといった人の動きの特性。

 

 

 

交流人口

 

その地域に訪れる(交流する)人のこと。対義語は、その地域に住んでいる人、「定住人口」(又は居住者・居住人口)となる。

 

 

 

コミュニティバス

 

住民福祉の向上、交通空白地域の解消、高齢者の移動手段の確保、公共施設の利用促進などを目的として、地方公共団体などが事業主体となり運行するバスのこと。

 

 

 

コンパクトシティ

 

市街地の無秩序な拡大を抑制し、拠点となる既存の市街地などに計画的に都市機能を集積させた都市の形態、あるいはその構築をめざす考え方。

 

市街地の拡大による行政コストの肥大化を防ぎ、近隣生活圏に都市機能が集まることで徒歩圏内における生活環境の向上、高齢化社会への対応が期待される。

 

 

 

 

 

暫定供用

 

ここでいう暫定供用は、都市計画道路の計画地に現道があり、かつ都市計画幅員の用地は確保されているものの、最終形の断面として完成していない区間のことを示す。

 

 

 

人口フレーム

 

将来の人口の目標値のこと。

 

 

 

将来交通量推計

 

将来のある時点の自動車交通量を予測すること。

 

 

 

総合計画

 

市町村の全ての計画の基本となる計画であり、様々な分野にわたる行政運営の総合的な指針となる計画のこと。

 

 

 

代表交通手段

 

目的を持った移動の中でいくつかの交通手段を用いた場合に、最も優先順位の高い交通手段のこと。代表交通手段を決める優先順位は、鉄道、バス、自動車、二輪(自転車、原付・自動二輪車)、徒歩の順で決定する。

 

 

 

長期未整備路線

 

長期にわたって整備されていない路線。なお、都市計画では概ね20年後の都市の将来像を描いて計画することとなるため、本資料では20年以上に渡って未整備の路線を長期未整備路線としている。

 

 

 

超高齢社会

 

総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合(高齢化率)が21パーセントを超えた社会をさす。

 

 

 

定性的

 

対象の状態を不連続な性質の変化に着目してとらえること。

 

 

 

低炭素社会

 

地球温暖化の緩和を目的として、過度のマイカー利用の抑制や公共交通利用の促進などの取り組みを実施することで、CO2など温室効果ガスの排出を抑え、自然と人間が共存できる社会を構築すること。

 

 

 

定量的

 

対象の状態を連続する数値の変化に着目してとらえること。

 

 

 

道路維持・修繕費

 

老朽化した道路や橋梁などが健全な状態で機能するよう維持したり、必要に応じて修繕を行うための費用。

 

 

 

道路空間

 

ここでいう道路空間は、自動車、歩行者、自転車が、道路を通行するために利用するスペースのことを示す。

 

 

 

道路交通特性

 

主に自動車の交通量や走行速度といった現況交通の特性。

 

 

 

道路交通センサス

 

全国の道路や交通状況、自動車の利用状況を調査するもので、調査項目として、自動車がどこからどこに移動しているかを調べるOD調査と、一般交通量調査がある。

 

 

 

都市機能

 

都市が持つ都市としての機能を指す。例として、電気や水道の供給、交通手段の提供、行政機能、及び商業、教育、観光の場としての機能などが含まれる。

 

 

 

都市基盤施設

 

都市のさまざまな活動を支える基本となる施設で、道路、公園、上下水道、電気・ガス等エネルギー関連施設、ゴミ・汚水処理施設などが該当する。

 

 

 

都市計画

 

都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、健康で文化的な都市生活、機能的な都市活動を確保するため、土地利用のあり方や、道路、公園などの整備、市街地の開発について計画したもの。

 

 

 

都市計画審議会

 

都市計画法の規定に基づき設置された審議会で、都市計画を決定、変更する場合に、その内容について調査審議を行う機関のこと。

 

 

 

都市計画道路

 

都市の骨格を形成し、安心で安全な市民生活と機能的な都市活動を確保するとともに、交通における最も基幹的な都市施設として都市計画法に基づいて都市計画決定された道路のこと。

 

 

 

都市計画の決定(変更)

 

都市計画法に基づき、土地利用のあり方や道路、公園などの施設、市街地開発についての都市計画を定めること。

 

都市計画の決定(変更)が出来るものは、都道府県及び市町村と規定されており、それぞれ定めることが出来る都市計画が異なる。

 

なお、都市計画を定めるにあたっては、法律により縦覧、公聴会や都市計画審議会による審議などの手続きが規定されている。

 

 

 

都市計画法第53条による建築制限

 

定められた都市計画施設の区域又は市街地開発事業の施行区域内において、建築物の建築を行うものに対し、申請及び許可を義務付ける条文。

 

建築が出来る建築物には制限があり、建築可能なものとしては、法第54条に規定される「階数は2回以下で地階を有しない」、「主要構造部は木造、鉄骨造、コンクリートブロック造」となっている。

 

例えば、3階建ての建築物や、鉄筋コンクリート住宅などは建築が出来ないこととなる。

 

 

 

都市計画マスタープラン

 

都市計画法第18条の2に規定される「市町村の都市計画に関する基本的な方針」に基づき、概ね20年後の都市がめざすべき姿を展望しつつ、概ね10年を目途としてそれを実現していくための基本的な方針を明らかにした計画のこと。

 

 

 

土地利用フレーム

 

将来の市街地の土地利用(住宅地、商業地、工業地等)の規模のこと。

 

 

 

トリップ

 

人がある目的をもって、ある地点からある地点へ移動する単位で、1回の移動でいくつかの交通手段を乗り継いでも1トリップと数える。

 

 

 

トリップ目的(目的、移動目的)

 

大きく、出勤・登校・自由・業務・帰宅の5つに分けられる。自由は買い物や食事、レクリエーションなどの生活関連トリップ。業務は打合せや会議、販売・配達など、仕事上のトリップ。

 

 

 

パーソントリップ調査

 

人の動きに着目して実施されるアンケート調査。「どのような人が」「いつ」「何の目的で」「どこから」「どこへ」「どのような交通手段で」動いたかについて調査し、1日のすべての動きを捉えるもの。中京都市圏パーソントリップ調査としては、愛知県、岐阜県、三重県が対象範囲となる。昭和46年から実施される調査で、現在の最新調査は平成23年の調査。

 

 

 

バリアフリー

 

障害者や高齢者などの生活や活動に不便な障害を取り除いて使いやすくすること。

 

 

 

平均旅行速度

 

ある区間について、区間の距離を走行に要した時間で割った平均速度のことで、その時間には、信号や渋滞などによる停止も含む。