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豊川市の新しい都市計画道路網について(案)

 

豊川市都市計画道路網見直し指針

 

パブリックコメント資料、概要版、テキスト版

 

平成3010

 

都市計画道路とは

 

都市計画決定とは、住宅地・商業地・工業地などの土地利用、道路・公園・緑地などの施設の整備について、都市の健全で秩序ある発展のために必要で、公共性が高く、強く推進する必要があるものについて、都市計画法(以下、「法」という。)の一定の手続きによって決定されるものです。

 

都市計画道路は、都市の骨格を形成する基盤施設として都市計画決定されたものです。一般の道路とは違い、道路を効率的に整備するため、法に基づいて道路の区域を決定し、法53条により区域内での建築行為に一定の制限が設けられています。

 

都市計画道路は、「円滑な移動の確保」、「都市やまちの形成」、「下水道管や電線などの収容や防災空間」などの役割を持っています。

 

豊川市の都市計画道路の現況

 

豊川市の都市計画道路は、52路線(延長約180キロメートル)が指定されています。

 

そのうち、整備済み延長は約56パーセント(県決定路線:約57パーセント、市決定路線:約52パーセント、平成273月末日現在)となっていますが、計画決定後、未整備のまま長期間経過している路線も多く存在します。

 

旧御津町及び旧小坂井町の都市計画道路整備率は、旧豊川市、旧音羽町の整備率と比較して低い状況となっています。旧一宮町の整備率についても低い状況となっていますが、(都市計画道路)豊川新城線が事業化されており、その完成後の整備率は約80パーセントとなります。

 

PDF形式の資料では、表、決定権者別都市計画道路整備状況、決定時期別都市計画道路整備状況、旧市町別都市計画道路整備状況を記載していますが、ここでは、省略します。

見直し検討の概要

 

豊川市全体の都市計画道路網について、豊川市の将来像、道路交通ビジョンを見据えつつ、現行都市計画道路網の計画の妥当性について定量的・定性的な観点から検証を行い、豊川市がめざす将来道路交通ビジョン(理念、目標)及び将来道路網整備の基本方針を作成するものとします。

 

将来交通量推計の予測年度となる概ね20年後の平成47年を目標年度とした、将来都市計画道路網基本構想を作成します。

 

未整備路線においては、都市計画決定の廃止を含めた見直し方針を明確にします。

 

現計画を継続する路線においては、路線としての位置づけや機能を明確にし、道路ネットワークとしての検証を行います。

 

豊川市がめざす将来道路交通ビジョンに基づく路線別評価を実施し、整備重要度を定めた上で、道路整備方針を策定します。

 

都市計画道路見直しの必要性

 

豊川市の健全な発展のためには、交通需要特性や道路交通特性などを踏まえた道路交通の課題への対応を図るとともに、道路交通の円滑化、都市及び地域の活性化、超高齢社会、低炭素社会などの社会経済情勢の変化への対応や、災害時における避難路の確保など、安全・安心に留意した道路交通環境の整備を進めていく必要があります。

 

都市計画決定当初から現在にかけて、道路に期待される役割や豊川市の将来像、道路をとりまく社会経済情勢は大きく変化していることから、こうした変化に応じた見直しを行うことが必要です。

 

豊川市においては平成18年から22年に14ちょうが合併しましたが、今後は新豊川市が一体の都市として発展していくための重要な都市基盤施設として、各地区間を連絡する幹線道路網の構築が必要です。

 

都市計画マスタープランにおける道路の整備方針においても、市域拡大などに起因する幹線道路ネットワークの検証を行い、路線の追加・延長の検討とともに、長期未着手路線について廃止を含めた検証を行うことがうたわれています。

 

一方、社会経済情勢の変化や行政の厳しい財政事情から、道路事業予算は縮小しています。今後はさらに、道路事業予算に占める道路維持・修繕費の割合が高まり、新たな道路整備への費用は減少していく見込みです。

 

こうした背景を踏まえ、限られた予算の中で効率的・効果的な道路整備を進める必要があることから、長期未整備路線について都市計画決定の廃止を含めた検討を行うなど、都市計画道路の役割や必要性を再検証し、見直しを行うことが必要です。

 

都市計画道路網見直し検討手順

 

豊川市都市計画道路網見直しの全体的な手順として、以下のフローに基づき、都市計画道路網見直し検討を行うものとします。

 

手順1・都市計画道路の現況整理

 

手順2・交通需要特性の把握

 

手順3・道路交通状況の把握

 

手順4・上位・関連計画等の整理

 

手順5・道路交通の課題整理

 

手順6・豊川市がめざす将来道路交通ビジョン

 

手順71・将来交通量推計

 

手順72・めざすべき交通環境、(まちづくりの視点からの評価)

 

手順8・将来都市計画道路網案の作成

 

上記の各分類結果を踏まえ豊川市将来都市計画道路網基本構想を作成します。

 

手順9・「見直し検討候補都市計画道路」の見直し方針の検討

 

手順10・「整備促進都市計画道路」の整備方針の作成

 

PDF形式の資料では、豊川市将来道路交通ビジョン体系図を図示していますが、ここでは、省略します。

 

PDF形式の資料では、将来都市計画道路網基本構想を図示していますが、ここでは、省略します。

 

PDF形式の資料では、都市計画道路の見直し方針図を図示していますが、ここでは、省略します。

 

PDF形式の資料では、都市計画道路の整備重要度を図示していますが、ここでは、省略します。

 

都市計画道路の見直し方針一覧

 

県決定の都市計画道路の見直しの方向性分類

 

3415号・亀あな線、東三河環状線以北を廃止検討候補

 

3419号・桜町ちぎり線、東三河環状線以北を廃止検討候補、以南の一部を変更検討候補

 

3424号・中通線、下佐脇豊沢線以西を廃止検討候補

 

3430号・前田豊川線、公園線以東を変更検討候補

 

3471号・ふるじゅく樽井線、前田豊川線から亀あな線間を変更検討候補

 

3475号・まえしばこう線、廃止検討候補

 

3555号・柑子三上線、廃止検討候補

 

3557号・小坂井ちゅう条線、牛久保駅周辺未整備区間を変更検討候補

 

3570号・平尾線、大池線以北を廃止検討候補

 

以上、県決定の都市計画道路の見直しの方向性分類

 

続いて、市決定の都市計画道路の見直しの方向性分類

 

34405号・愛知御津停車場日暮線、変更候補

 

34408号・おんま上佐脇線、石巻赤根線から下佐脇豊沢線以外の区間を廃止候補

 

34418号・長山一宮線、変更候補

 

34420号・ふるじゅく樽井線、東三河環状線以北を廃止候補

 

35404号・まえしば西小坂井線、石巻赤根線以西を廃止候補

 

76401号・広石為当1号線、変更候補

 

76402号・広石為当2号線、変更候補

 

以上、市決定の都市計画道路の見直しの方向性分類

 

県決定路線については、、市による検討を踏まえたうえで、今後、県による検討を行う路線として廃止検討候補、変更検討候補とした。

 

都市計画を廃止する路線、区間について

 

廃止候補及び廃止検討候補とした路線・区間の一部は、現在の都市計画決定区域に現行道路を含む路線があります。基本構想に基づく都市計画道路の廃止は、都市計画上の必要性等の検証の結果により都市計画の決定を解除するものであり、現行道路の道路機能については、引き続き維持・向上を図る必要があります。

 

従って、基本構想に基づき都市計画道路の廃止を行った路線・区間についても、現行道路の状況や地域の要望、事故の発生状況等により、必要に応じ道路改良、交通安全対策等(現行道路が県道である場合は、県への要望等)を検討するものとします。

 

都市計画道路網見直しのPDCA

 

都市計画道路網の見直しは、概ね10年後を目途に再見直しを行うものとします。

 

都市計画道路の見直しは長期的な取り組みとなることから、進捗状況を定期的に把握するとともに、上位・関連計画と相互に調整しつつ、適切な進行管理を行うものとします。