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豊川市赤塚山公園再生基本計画(案)概要版

 

(1) 再生基本計画の目的

 

赤塚山公園は、平成5年に市制50周年を記念して開園された総合公園です。開園から25年以上の年月が経ち、施設の老朽化、社会ニーズの変化、利用状況の変化等が顕在化しています。それらの課題に対応するため、再生基本計画を策定し、赤塚山公園を地域のシンボルとして、ブランド力の向上を図り、将来に渡って市民に愛される公園を目指します。

 

(2) コンセプトと基本方針

 

背景、課題を踏まえて、赤塚山公園再生基本計画のコンセプトを以下のとおり設定します。

 

背景・課題は、ポテンシャルを活かす、利用者ニーズ・社会的ニーズへの対応、現状の課題解決です。

 

ポテンシャルを活かす

 

位置付けのポテンシャルは、

 

豊川市唯一の総合公園

 

豊川稲荷に次ぐ観光資源であることです。

 

立地のポテンシャルは、

 

赤塚PAに隣接

 

民間宿泊施設に隣接していることです。

 

タイミングのポテンシャルは、

 

開園から30周年を迎えるリニューアル時期であることです。

 

利用者ニーズ、社会的ニーズへの対応

 

利用者ニーズとして、

 

飲食、物販サービス

 

自然や既存施設活用による魅力向上があります。

 

社会的ニーズとして、

 

少子高齢化

 

公園の多目的化があります。

 

現状の課題解決

 

老朽化対策(長寿命化対策)

 

メンテナンス性の向上(管理動線の確保等)

 

駐車場の確保

 

園路の充実があります。

 

赤塚山公園再生基本計画のコンセプト

 

『世代を超えて繋(つな)がる、豊川のシンボルパーク』

 

基本方針を以下に示します。

 

公園サービスの向上

 

老朽化施設のリニューアルと池や森等の身近な自然を感じられる立地を活かした公園サービスの向上を図る。

 

コンテンツの充実

 

民間活力導入によって様々な世代が楽しめるハード・ソフト両面からのコンテンツの充実を図る。

 

回遊性の向上

 

公園内の移動手段の確保とともに、近隣公園との連携による回遊性の向上を図る。

 

(3) ゾーン名と整備方針

 

コンセプトと基本方針を踏まえて、4つのゾーンと各ゾーンの整備方針を以下のとおり設定します。

 

1    自然体験ゾーン

 

・2つの丘陵部を含む自然体験ゾーンは、起伏に富んだ地形、自生植物や昆虫などの自然を活かしながら、市民の健康づくり、子供の遊び場や環境学習の場を提供する。

 

2    賑わいゾーン

 

・ぎょぎょランドやアニアニまある等の主要な施設が集まる賑わいゾーンは、赤塚山公園のエントランスとして、訪れた人々が集い、多様な活動をするための拠点やサービスを提供する。

 

3    花と歴史のゾーン

 

・谷部と丘陵部を含む花と歴史のゾーンは、現地形を利用した四季折々の花木の観賞や豊川市の歴史・文化などの展示により、地域の魅力を体験する空間を提供する。

 

4    レクリエーションゾーン

 

・市民のスクエアと東池を含むレクリエーションゾーンは、市民の健康づくりだけでなく、多様な主体が多種多様に活動できる空間を提供する。

 

5    全体

 

・各ゾーンの特色を活かし、公園の魅力向上やサービス向上を図る。

 

(4) 必要機能と想定される導入施設及び具体施策

 

各ゾーンの必要機能と想定される導入施設及び具体施策を以下に示します。

 

1    自然体験ゾーン

 

休憩機能

 

既存施設

・ベンチ、あずまや、休憩所

・展望デッキ(宮池)、展望楼

 

飲食物販機能

 

既存施設

・自動販売機

 

レクリエーション機能

 

既存施設

・ワイド滑り台 

・ロング滑り台

・昆虫遊具等 

・散策路

新規施設(具体施策)

・アウトドア施設

・新規遊戯施設

 

学習機能

 

既存施設

・昆虫の森

・トンボの水辺(宮池)

新規施設(具体施策)

・宮池の親水護岸 

・環境学習ワークショップの開催

・自生植物や昆虫の案内看板、マップの作成

 

駐車機能

 

既存施設

・第3駐車場

新規施設(具体施策)

・駐車場の充実、周辺道路の拡幅 

・防災機能の充実

 

移動機能

 

既存施設

・園路

新規施設(具体施策)

・近未来技術を活用した新規モビリティ 

・景観に配慮した樹木剪定

・園路を活用したイベント機能の充実 

・スロープ園路

 

2    賑わいゾーン

 

休憩機能

 

既存施設

・ベンチ、あずまや

新規施設(具体施策)

・夏季の休憩施設(サンシェード等)

・多目的トイレの充実

 

飲食物販機能

 

既存施設

・自動販売機

新規施設(具体施策)

・民間事業者による飲食

・物販施設の整備

・農産物等の販売活動の充実 

・障害者の福祉的就労の場の提供

 

レクリエーション機能   

 

既存施設

・ぎょぎょランド

・アニアニまある

・水の広場     

新規施設(具体施策)

・アニアニまあるの散歩広場、ふれあい事業の拡充

・水の広場の充実 

・新規遊戯施設 

・資源循環PR活動

・車両対応した園内舗装の改修によるイベントの充実

 

駐車機能       

 

既存施設

・第1駐車場   

新規施設(具体施策)

・駐車場の充実 

・コミュニティバスのロケーションシステムの運用

 

サイクリング拠点機能

 

新規施設(具体施策)

・レンタサイクル拠点

 

3    花と歴史のゾーン

 

休憩機能       

 

既存施設

・ベンチ、あずまや

 

レクリエーション機能   

 

既存施設

・梅園、花しょうぶ園、花見広場

・散策路(赤塚山)       

新規施設(具体施策)

・中池のアクティビィティの整備

 

地域発信機能   

 

既存施設

・歴史の道、鳥居強右衛門勝商顕彰碑     

新規施設(具体施策)

・地域ブランドに関わるガラス温室等の整備(バラ、ハーブ等)

 

4    レクリエーションゾーン

 

休憩機能       

 

既存施設

・ベンチ、あずまや

・更衣室、シャワー     

新規施設(具体施策)

・観覧休憩スペースの整備

 

レクリエーション機能   

 

既存施設

・市民のスクエア       

新規施設(具体施策)

・東池のアクティビィティの整備

・近隣宿泊施設と連携したスポーツ合宿の誘致

・市民のスクエア活用の多様化 

・ドローンをはじめとするPR活動

 

駐車機能       

 

既存施設

・第2駐車場   

新規施設(具体施策)

・駐車場の充実

 

飲食物販機能   

 

既存施設

・自動販売機

 

5    全体

 

新規施設(具体施策)

・点字、手話等の意思疎通支援

・健康づくりのための園路・サイン

・リサイクルウッドチップ使用による散策路

・園内マップ、案内看板、公園ホームページのリニューアル

・コミュニティバスのロケーションシステムの構築・運用

・赤塚PAから赤塚山公園までの案内表示

・照明機能の充実

・施設のバリアフリー化

 

(5) 管理運営方針

 

ぎょぎょランドやアニアニまあるは、生き物の飼育管理において専門的な知識が必要であり、現在飼育している生き物も継承していくことから、現状の管理体制を維持していきます。

一方、民間事業者の参画を目指している飲食・物販などの施設については、官民連携事業(公募設置管理許可制度を想定)により、民間事業者が関係する施設の運営と維持管理を行う方針とします。

また、公園の全般的な管理運営については、官民連携に係わる民間事業者や、市民団体などが主催するイベントなどが公園内で円滑に開催ができるように、柔軟性を持った運営を目指します。

 

(6) 整備イメージ図

 

再生基本計画図を以下に示します。各ゾーンの引き出しは、主な再整備方針を示しています。

 

自然体験ゾーンの主な整備方針

 

・近未来技術を活用した新規モビリティの導入

・スロープ園路の整備

・園路を活用したイベント機能の充実

・駐車場の充実

・防災機能の充実

・景観に配慮した樹木剪定

・アウトドア施設の設置

・新規遊戯施設の設置

・宮池を活用した環境学習の実施

・自生植物や昆虫の案内看板、マップの作成

 

賑わいゾーンの主な整備方針

 

・飲食物販施設の設置

・水の広場の充実及び休憩スペースの設置

・農産物等の販売活動の充実

・障害者の福祉的就労の場の提供

・アニアニまあるの散歩広場の設置、ふれあい事業の拡充

・新規遊戯施設の設置

・車両対応した園路整備

・駐車場の充実

・レンタサイクル拠点

・コミュニティバスのロケーションシステムの運用

 

花と歴史のゾーンの主な整備方針

 

・中池を活用したアクティビティの設置

・地域ブランドに関わるガラス温室等の整備

(バラ、ハーブ等)

 

レクリエーションゾーンの主な整備方針

 

・東池を活用したアクティビティの設置

・近隣宿泊施設と連携したスポーツ合宿の誘致

・観覧休憩スペースの設置

・ドローンを始めとするPR活動の実施

・駐車場の充実