注意書

 

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この計画書は、現時点での考え方を示すものです。

 

豊川市地域公共交通計画(案)

れいわ3年 月

豊川市

 

目次

1 豊川市地域公共交通計画とは

11 背景と目的

12 位置づけ

2 上位計画関連計画の整理

21 上位計画

22 関連計画

3 第2次計画の総括

31 第2次計画の計画事業

32 計画事業の主な取組状況

33 取組の成果評価

34  第2次計画の評価

4 市の概況と公共交通に関わる現状

41 豊川市の公共交通を取り巻く社会環境の状況

42 第2次計画の基本目標に対する現状

43 豊川市コミュニティバスの個別路線の現状と評価

5  第3次計画策定に向けた課題の整理

6 持続可能な地域こうきょうこうつうもうの形成に資する地域公共交通のかっせいか及び再生の推進に関する基本的な方針

61 将来像

62 基本方針

7 第3次計画の区域と計画期間

71 計画区域

72 計画期間

8 第3次計画の目標

81 基本目標

82 数値目標

83 数値目標内訳

9 目標を達成するためにおこなう事業及びその実施主体

91 公共交通路線関連事業

92 利用促進関連事業

93 その他事業

10 達成状況の評価

101 事業評価の実施

102 評価方法

103 事業の推進体制と進捗管理

11 その他計画の実施に関して地方公共団体が必要と認める事項

12 その他

121 豊川市地域公共交通会議の実施経過

122 豊川市地域公共交通会議設置要綱

123 豊川市地域公共交通会議委員名簿

 

1 豊川市地域公共交通計画とは

11 背景と目的

豊川市では高い自動車利用率に起因する高齢者の日常生活の移動問題や、地域公共交通の利用者減少や採算せい悪化に対応するため、「地域公共交通のかっせいか及び再生に関する法律」に基づき、平成233月に「豊川市地域公共交通総合連携計画」(平成23かられいわ2年度)(以下「第1次計画」という。)を策定し、合併後の市域に対応したバス路線の一体化と利便性向上を図ってきました。現在、民間の鉄道路線やバス路線に加え、豊川市コミュニティバスを10路線により運行しており、各種の公共交通が市民の移動の足を支えています。

1次計画策定以後、国では交通に関するせさくを総合的に推進するため「交通政策基本法」(平成2512月公布せこう)を定め、関係者相互の連携と協働のもと、まちづくりや観光振興等の観点から交通に関するせさくを推進することなどが示されました。

その後、公共交通計画とまちづくりとの連携を後押しする「地域公共交通のかっせいか及び再生に関する法律」の改正(平成265月公布平成2611月せこう)がおこなわれ、地方公共団体が中心となって、まちづくりと連携した面的な公共交通ネットワークを再構築することが求められ、第1次計画が平成28年度に中間見直しを迎える点や平成2810月に予定する路線見直しの時期を考慮し、将来にわたって持続可能なこうきょうこうつうもうの実現を目指すため、豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかく(以下「第2次計画」という。)を策定しました。

平成292月には、人口の急激な減少と高齢化を背景としてコンパクトなまちづくりを推進するため、豊川市りっちてきせいかけいかくを策定しています。

2次計画は、れいわ2年度で期間満了を迎えるなか、より一層まちづくりと一体となったこうきょうこうつうもうの構築を目指すため、豊川市地域公共交通計画(以下「第3次計画」という。)を策定します。

 

12 位置づけ

3次計画は、上位計画である第6次豊川市総合計画に示されるせさくの方針を踏まえるとともに、関連計画である豊川市都市計画マスタープラン、豊川市りっちてきせいかけいかくや豊川市観光基本計画と整合を図るものとします。

 

2 上位計画関連計画の整理

21 上位計画

1)第6次豊川市総合計画

国や地方を取り巻く社会、経済情勢が日々変革するなか、豊川市は、合併により人口約18万人の都市になりました。今後のまちづくりの方向性や手段を市民と行政が共有し、一緒に歩んでいくための指針となる新たな総合計画を策定しています。

集約と連携によるまちの形成

本市における土地利用にあたっては、拠点とする主要な鉄道駅周辺に行政機関や公共施設などの都市機能をコンパクトに「集約」させるとともに、拠点間と他都市とを道路や公共交通などの軸で結んで「連携」させることにより、将来にわたって持続可能であり、かつ利便性の高いまちの構造を目指します。

 

22 関連計画

1)豊川市都市計画マスタープラン

【都市づくりの目標】

まる1 生活圏ごとに様々な機能が使いやすく配置され、歩いて暮らしやすい都市づくり

生活圏や拠点が多様な交通手段により連携し、各地域の特性や特色を活かしながら、それぞれが互いに補完し合うことを目指します。

まる2 多様な産業が集積、連携し、歴史文化を活かした多彩な交流が育まれる都市づくり

まる3 市民がいつまでも安全で安心して、暮らし続けることができる都市づくり

誰もが安心して暮らし続けられるコミュニティの維持・かっせいかを図ります。

まる4 山並みや田園風景、海や川を守り、都市の個性が輝き、地球環境にもやさしい都市づくり

都市の個性や魅力の向上、質の高い市民生活を確保するとともに、公共交通を中心とした移動手段の充実を図ることを目指します。

まる5 多様な担い手が支え、連携協働する安定した都市づくり

【本市の目指すべき将来都市構造】

集約型の都市構造を目指す本市においては、都市と自然とが健全に調和し秩序ある土地利用を促進するため、市域を構成する基盤となるゾーンを設定します。その上で、中心拠点や各地域の鉄道駅などを中心とした地域拠点への都市機能の集積による拠点の形成に加え、拠点間の交流を重視し、都市活動の活発化と市民交流を円滑にする軸(道路、鉄道、バス路線)を配置します。これにより市民生活の利便性向上を図るとともに、市内はもとより広域からも多くの人が訪れ、市民交流を一層緊密にし、まちのにぎわいを創出します。

 

2)豊川市りっちてきせいかけいかく

全国的に今後、急速な人口減少少子高齢化が予測されており、拡散した市街地のままで人口が減少し低密度化すれば、一定の人口密度に支えられてきた医療福祉子育て支援商業等の生活サービスの提供が、将来困難になりかねない状況にあることが懸念されています。

こうした背景を踏まえ、行政と住民や民間事業者が一体となってコンパクトなまちづくりに取り組むため、平成26年に都市再生特別措置法が改正され、りっちてきせいかけいかく制度が創設されました。

りっちてきせいかけいかくは、これまでの都市の拡大を前提とした土地利用「規制」とインフラ「整備」によるまちづくりに対し、これまで都市計画のなかでは明確に位置づけられてこなかった、各種都市機能や居住を含めた市民活動の適切な「誘導」により、都市の質を高め持続的に発展可能なまちづくりを進めるための具体的な方針を示した計画です。

本市においても、他都市と同様に人口減少少子高齢化が進むことが予測されていることから、持続可能な都市の形成を目指すため、「豊川市りっちてきせいかけいかく」を平成292月に策定しています。

 

3)豊川市観光基本計画

本計画では、「市民が楽しみ盛り上げ 来訪者が楽しめる 交流が生み出

す活気あふれる おもてなしのまち とよかわ」を基本コンセプトとして、豊川市民やあらゆる観光関連事業者が様々な面で主体となり、自らが楽しく幸せになる取組をおこない観光への意識を市域全体で盛り上げることにより、豊川市への来訪者も楽しむことができる観光によるまちのかっせいかを目指します。

また、市民、事業者と来訪者の方々が観光を通じて交流を促進することにより、活気を生み出し、にぎわいのあるまちづくりを実現していきます。

 

3 第2次計画の総括

31 第2次計画の計画事業

平成283月に策定した第2次計画の目標を達成するために、11の事業について取り組んできました。

 

バス交通関連事業

 

1)基幹路線の改善運行については、通院買い物目的などの日中の移動ニーズへの対応として、平成2810月より見直し路線で運行した。また、通勤通学目的の移動ニーズへの対応として、一部の通学移動に対応した。

2)地域路線の運行については、通院通学目的の移動ニーズへの対応として、現在4路線で運行している。

3)交通結節点の整備については、豊川体育館前バス停にベンチを設置するとともに、標準的なバス情報フォーマットの作成、オープンデータ化及び乗換案内コンテンツプロバイダへの掲載をおこなった。

 

利用促進関連事業

4)バリアフリー対応車両の導入については、バリアフリー対応車両を導入し、事前予約により車いすスペースを確保する運用としている。

5)バス停の待合環境改善については、4支所とゆうあいの里の5箇所に、寄贈によりベンチを設置した。また、標準的なバス情報フォーマットを作成した。

6)新たな料金体系制度の導入については、平成2810月より、共通1日フリー乗車券を導入した。また、2ゾーン運賃制から3ゾーン運賃制にした。

7)新たな料金支払い方式の導入については、平成2810月より、共通1日フリー乗車券を導入した。

8)公共交通案内の充実については、路線の見直しに合わせて、適宜、公共交通マップや時刻表等を作成した。

9)周知広報活動の実施については、イベントや啓発ポスターの作成、掲示や豊川市のホームページのなかに公共交通のページを作成し適宜更新をおこなった。

10)利用促進活動の実施については、夏休み路線バス探検キャラバン、夏休み小学生50円バス、豊川市コミュニティバス体験乗車会及び乗り方教室等を実施した。

11)事業評価については、各種調査をおこない、第3次計画の策定に向けて、れいわ元年度に評価を実施した。

 

 

32 計画事業の主な取組状況

1)基幹路線の改善運行

豊川市コミュニティバスの基幹路線は、平成2311月に運行を開始しました。現在6路線で運行しています。

平成2810月に路線の見直しをおこない、一部の路線で運行本数を変更しています。

 

2)地域路線の運行

豊川市コミュニティバスの地域路線は、平成2311月に音羽、みと、

一宮の3地区において運行を開始し、その後、平成2410月にごゆ地区地域路線の運行が開始され、現在は4路線で運行しています。

PDF形式の資料では、平成289月以前のバス路線体系と平成2810月以後のバス路線体系のイメージと、令和210月現在の路線ごとの運行本数のイメージを図示していますが、ここでは省略します。

 

3)豊川市コミュニティバス以外の公共交通機関の運行

1 鉄道

豊川市内を通る鉄道は、JR東海道本線、JR飯田線、名鉄名古屋本線、名鉄豊川線の4路線があり、市内に計19駅を有しています。

これらの駅のうち、14駅で豊川市コミュニティバス及びとよてつバスしんぽうせん豊川線と接続しています。

 

2 とよてつバス

民間路線バスのとよてつバスはしんぽうせんと豊川線が市内を運行しています。

豊川線は、しんぽうせんと一部同じ経路を運行し、豊川線は豊橋駅前から豊川駅前間を豊橋市、豊川市の2市に跨り、しんぽうせんは、豊橋駅前からしんしろ富永間を豊橋市、豊川市、しんしろ市の3市に跨り運行しています。

豊川駅前、豊川体育館前、豊川市民病院の各バス停では豊川市コミュニティバスと接続しています。

 

3 タクシー

豊川市内のタクシー会社は、ほうてつタクシー株式会社、豊川タクシー株式会社、とうほうこうつう株式会社の3社があり、市内の主な駅に待機場所を有し、鉄道、バスと接続しているほか、市内各所の待機場所で主な施設と直接接続しています。

また、他にも福祉タクシー事業者として、介護福祉タクシースター、豊

川のんほい介護タクシー、株式会社まんとく福祉タクシー、豊川福祉サービス、ごゆ福祉タクシーの5事業者があり、車椅子対応等の福祉車両で運行しています。

 

<れいわ210月現在の市内の公共交通路線図>

PDF形式の資料では、れいわ210月現在の市内の公共交通路線図を掲載していますが、ここでは省略します。

 

4)交通けっせつ点の整備

豊川市内の交通けっせつ点としてこう駅、豊川市民病院、豊川体育館前、豊川駅前の4地点を設定して待合環境の充実に努めています。

 

5)バリアフリー対応車両の導入

市内のバス路線では、順次バリアフリー対応車両を導入しています。

 

6)新たな料金体系制度の導入

市内の公共交通を一体的に利用しやすくするため、共通1日フリー乗車券の発行や3ゾーン制の料金体系を導入しています。

 

PDF形式の資料では、平成2810月以後の料金体系と平成289月以前の料金体系のイメージを図を掲載していますが、ここでは省略します。

 

7)公共交通案内の充実

市内の公共交通に関する情報マップを作成しています。

また、れいわ24月よりグーグルで豊川市コミュニティバス及びとよてつバスしんぽうせん豊川線の時刻や経路を検索できるようにしています。

 

33 取組の成果評価

1)第2次計画策定当時との比較

1 取組の評価

取組の評価は、平成25年度調査と比べて、全体的に評価が高くなっています。

 

2 バスの満足度

豊川市コミュニティバスに対する満足度は、平成25年度調査と比べて、

全体的に満足度が高くなっています。

 

3 路線運賃体系変更の評価

平成2810月の路線運賃体系変更に対する評価は、「不便になった」より「便利になった」の割合が高くなっています。

 

4 豊川市コミュニティバスの利用者数の推移

豊川市コミュニティバスの利用者数は年々増加しており、平成2810月の路線運賃体系変更後は利用者数が増加しています。

平成28年度とれいわ元年度の路線別利用者を比較すると、全ての路線で前年度を上回っています。

 

34 第2次計画の評価

1)第2次計画の目標

2次計画の策定時に掲げた目標は、次のとおりです。

目標1 市内を運行するバス路線の利用者数の増加として、平成28年度の目標値は1年あたり11万人、れいわ2年度の目標値は1年あたり13万人としています。

なお、平成26年度の実績は1年あたり83,000人となっていました。

目標2 公共交通の利便性の市民満足度の向上として、平成28年度の目標値は50パーセント。れいわ2年度の目標値は52パーセントとしています。

なお、平成26年度の実績は43.4パーセントとなっていました。

目標3 地域主体で検討したバス路線の運行実施地域数の増加として、平成28年度の目標値は5地域、れいわ2年度の目標値は6地域としています。

なお、平成26年度の実績は4地域となっていました。

目標4 市内を運行するバス路線の収支率の向上として、平成28年度の目標値は15パーセント。れいわ2年度の目標値は17パーセントとしています。

なお、平成26年度の実績は10.7パーセントとなっていました。

補足 目標14に記載の市内を運行するバス路線については、市内と市外を結ぶバス路線は除きます。

 

2)目標の達成状況

れいわ2年度の数値目標に対する達成状況は、次のとおりです。

目標1 市内を運行するバス路線の利用者数の増加として、れいわ2年度の目標値は1年あたり13万人ですが、れいわ元年度の実績は10.1万人で、たっせいどは78パーセントでした。

目標2 公共交通の利便性の市民満足度の向上として、れいわ2年度の目標値は52パーセントですが、れいわ元年度の実績は39.3パーセントで、たっせいどは76パーセントでした。

目標3 地域主体で検討したバス路線の運行実施地域数の増加として、れいわ2年度の目標値は6地域ですが、れいわ元年度の実績は4地域で、たっせいどは67パーセントでした。

目標4 市内を運行するバス路線の収支率の向上として、れいわ2年度の目標値は17パーセントですが、れいわ元年度の実績は11.9パーセントで、たっせいどは70パーセントでした。

いずれの目標も、計画期間中の目標達成は厳しい見込みですが、取組の評価やバスの満足度は平成25年度調査と比べて良い評価が得られ、目標1の利用者数や目標4の収支率は、改善傾向にありました。

 

4 市の概況と公共交通に関わる現状

41 豊川市の公共交通を取り巻く社会環境の状況

1)市の人口と人口構成割合の推移

市の人口は、平成27年度をピークに減少傾向で推移する見込みです。

一方で、高齢化率は益々高まる見込みであり、平成22年度から平成27年度にかけて、増加度合いが高まっています。また、生産年齢人口は平成12年をピークに減少しており、生活に関わる様々なサービス水準の維持も難しくなってきています。

 

2)バス利用者の年齢別利用割合と免許保有者の年齢別保有割合

市内を運行するバス利用者の60歳以上の割合は、豊川市コミュニティバスは75パーセント、とよてつバスは60パーセントと多くなっています。

自動車運転免許の未保有者は、高齢者ほど多くなる傾向がありますが、特に高齢者の女性では未保有者が多くなっており、今後は高齢者の女性の移動支援の必要性が益々高まると考えられます。

 

3)豊川市の通勤通学流動の変化

通勤通学流動について、平成22年調査から平成27年調査の変化をみると、隣接市との流動は増加しています。

また、バスと鉄道の利用者は、ともに増加傾向で推移しており、広域的な流動への対応にあたっては、バスと鉄道の連携が必要と考えられます。

 

4)移動交通手段の変化

通勤通学、通院、買い物目的の移動交通手段について、豊川市コミュニティバスの運行開始前と比べて運行開始後では「自動車(自分で運転)」が増えているのが目立っています。

過度に自動車移動に頼ることがなく移動できるような、公共交通の利便性の確保が必要と考えられます。

 

5)バス停駅せいけんカバー率の現状とまちづくりせさくとの連携

れいわ23月現在のバス路線のバス停駅せいけんでは、現在の居住人口に対して、半径300メートルで65.4パーセント、半径500メートルで87.7パーセントをカバーしています。

一方、平成292月に豊川市りっちてきせいかけいかくが策定され、計画が指定する居住誘導区域(生活の利便性やコミュニティが持続できるように人口密度を維持する区域)内に居住する人口に対しては、半径300メートルで69.0パーセント、半径500メートルで90.5パーセントをカバーしています。また、居住誘導区域の面積に対しては、半径300メートルで71.8パーセント、半径500メートルで91.1パーセントをカバーしています。

効率よく公共交通の利便性を市民全体が享受できるようにするには、まちづくり(都市計画)と連携したせさくが必要になります。

 

6)豊川市の財政状況とコミュニティバス運行経費の推移

市の財政状況は、年々予算規模が拡大しており、歳入はゆるやかに回復基調が続いています。しかしながら、今後の財政収支の試算によれば、歳入においては普通交付税の合併算定替が終了することや、生産年齢人口の減少などに伴う市税収入の伸び悩みが予想される一方、扶助費や補助費等は社会保障関係費による増額が継続していることから、れいわ2年度以降、年平均163千万円の歳入不足が見込まれています。

また、豊川市コミュニティバスの運行経費は、運行開始以降1.2億円前後で推移していますが、利用者1人あたりの市負担額が類似団体と倍程度となっていることもあり、財政面の制約が益々厳しくなることが考えられます。

 

7)運輸に係る有効求人倍率の変化

運輸に係る人材不足は、生産年齢人口の大幅な減少もあり、特に愛知県においては全国1位の有効求人倍率となっており、過去に例のない水準に達しています。全国的にも、運転手不足を要因とした黒字バス路線の減便も各地でおこなわれており、早急な対策が必要になっています。

 

42 第2次計画の基本目標に対する現状

2次計画の7つの基本目標に対する現状は、次のとおりです。

基本目標と現状

1 鉄道バスタクシー事業者と連携し、それぞれの役割分担を明確にして公共交通ネットワークをつくることについては、平成2810月の路線運賃体系の見直しで、とよてつバスとの役割分担をより明確にし、豊川市コミュニティバスの利用者数と収支率は増加傾向で推移しましたが、目標未達となっています。

 

2 人口や施設の分布状況により、市域をいくつかのエリアに分けて路線をつくることについては、市の中心部までの移動を基幹路線、旧町や地区内の移動を地域路線が担う形で運行してきましたが、移動ニーズに合わない路線もあります。

 

3 市民の移動ニーズやまちづくりせさくとの連携など、目的に合った路線とすることについては、平成283月の第2次計画策定以後、まちづくりに関する関連計画として豊川市りっちてきせいかけいかくが平成292月に策定され、当該計画で都市機能誘導区域や居住誘導区域が新たに設定されています。

 

4 地域特性や需要に応じた交通システムを採用することについては、定時路線型の乗合バスで運行をおこなってきましたが、公共交通空白地の存在、財源の制約、収支目標の未達、運行経費の上昇などからバス路線の新設が困難なため、新たな移動手段として予約があったときのみ運行するデマンド型交通の導入の可能性について調査を実施しました。

 

5 利用しやすい料金体系にすることについては、運行開始当初から設定していた東西2ゾーン制の料金体系を、平成2810月の路線運賃体系の見直しで共通ゾーンを追加した3ゾーンに変更していますが、乗り継ぐ場合の初乗り運賃負担の有無が路線によって混在しています。

 

6 地域で必要な路線の運行確保は、地域主体とすることについては、4つの地域協議会(音羽みと一宮ごゆ)が立ち上がり、運行を実施していますが、目標のたっせいどに差があります。

 

7 公共交通利用促進につながる様々な取組をおこなうことについては、ホームページ、広報紙を通じた情報提供や、ポスター、イベント等を活用したPR活動を実施していますが、豊川市コミュニティバスの利用者数は目標未達となっています。

 

43 豊川市コミュニティバスの個別路線の現状と評価

1)評価のまとめ方

3つの評価(路線単位、地域ごと、ネットワーク)に基づいて、市域のなかでの課題、問題箇所を確認します。

その課題、問題点に対し、評価指標の値に応じて改善の方向性などを整理します。

改善の方向性は、路線地域ごと(学こうく単位を目安)で整理します。

評価のまとめと改善の方向性の決定手順は次のとおりです。

ステップ1 路線単位での改善の方向性の整理

ステップ2 中学こうく単位の評価による補正

ステップ3 改善の方向性の決定

 

2)個々の路線単位の評価

1 路線沿線の人口に対するバス利用率

2次計画で掲げるれいわ2年度の利用者数目標(13万人)を達成するためには、コミュニティバス全10路線の沿線人口110,548人が、1日平均0.34パーセントの割合で利用することが必要です。

そこで、各路線の利用率実績を沿線人口の利用率目標0.34パーセントで除した値を目標に対するたっせいどとすると、たっせいどが100パーセントを超える路線は音羽地区地域路線のみとなっています。

 

2 路線の収支率

路線別の収支率を、豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかくで掲げるれいわ2年度目標値の17パーセントに対するたっせいどでみると、100パーセントを超える路線はない状況にあります。

 

3 バス利用率たっせいどと収支率たっせいどの関係

バス利用率と収支率のたっせいどのいずれも100パーセントを超える路線はありませんので、全ての路線が見直しの対象となります。

見直しの度合いの大小を設定するため、以下の3つの区分で分類をおこないました。

(1)軽微な見直し バス利用率と収支率のたっせいどが、いずれも80パーセントを超える路線

(2) 一部見直し バス利用率と収支率のたっせいどのいずれかが80パーセントを超えるもののいずれかが80パーセントを下回る路線

(3)大幅な見直し バス利用率と収支率のたっせいどが、いずれも80パーセントを下回る路線

なお、80パーセントの設定理由は、豊川市コミュニティバスとしてのバス利用率と収支率のたっせいどはそれぞれ75パーセント、67パーセントであることから、相対的な比較で達成度が上位に位置する比率として80パーセントと設定しています。

その結果、軽微な見直し路線は、ちぎり三上線の1路線となり、大幅な見直し路線は豊川こう線、みと線、みと地区地域路線、一宮地区地域路線の4路線となり、残る5路線は一部見直し路線に分けられました。

 

4 過去3年間の利用者数の推移の考慮

前頁では、目標のたっせいどに応じて見直し度合いの大小を設定しましたが、利用者数の推移の状況によって改善度合いの設定に配慮することとします。

利用者数の推移が以下の2つの条件のいずれも合致する場合に、改善度合いのグループ「(1)軽微な見直し、(2)一部見直し、(3)大幅な見直し」を1ランク増減させることとします。(条件12がいずれも増加の場合は1ランク上げ、いずれも減少の場合は1ランク下げます。)

条件1 平成28年度比で20パーセント以上増加または減少

条件2 平成28年度から平成30年度にかけて、対前年度比で増加または減少を継続

なお、現在のけいせいけいかくの策定が平成284月で、路線の見直しを同年10月におこなったことから、平成28年度を基準にしました。

また、条件120パーセントは、豊川市コミュニティバス全体での平成28年度比17パーセント以上を目安として20パーセントと設定しました。

整理の結果、ゆうあいの里小坂井線、音羽線、ごゆ地区地域路線の3路線が増加の条件に合致します。

 

5 ステップ1の評価

個々の路線単位の評価は、補正により次のとおりとなります。

(1)軽微な見直し ちぎり三上線、ゆうあいの里小坂井線、音羽線、ごゆ地区地域路線

(2)一部見直し 一宮線、音羽地区地域路線

(3)大幅な見直し 豊川こう線、みと線、みと地区地域路線、一宮地区地域路線

ステップ2のネットワーク全体の評価と市民地域利用者視点の評価に基づいて、豊川市全体としての方向性を整理します。

 

(3)路線ネットワーク全体の評価

1 主な移動方向に対する路線網の有無

(1)移動ニーズの把握範囲

移動ニーズは、現在バスを必要としている市民及び条件が整えば利用すると回答した市民を含めた38パーセントの回答者の移動ニーズに着目して評価をおこないます。

市民のバスの必要性の意識(公共交通に関する市民アンケート)

(2)路線体系の評価

A 主な移動先(目的地)と路線網の関係

公共交通に関する市民アンケートで回答のあったよく行く病院、よく行く買い物先、バスで行きたい施設の分布は、現在のバス路線のバスせいけん(バス停から半径300から500メートル)の範囲に、概ね8割を超える施設が含まれています。

改善にあたっては、少しでも多くの施設がバスせいけん内に入る路線として、利便性を確保する必要があります。

 

B 居住エリアと路線網の関係

現在のバス路線のバスせいけんに対するカバー範囲について、居住人口ベース、居住誘導区域人口ベース、居住誘導区域面積ベースで整理すると、市内のバスせいけん半径300メートルでは65.4から71.8パーセント、半径500メートルでは87.7から91.1パーセントをカバーしています。

改善にあたっては、バスせいけんで全てをカバーすることは困難なため、カバー範囲の考え方を明確にし、利便性を確保する必要があります。

 

C 移動方向に対する路線網の関係

公共交通に関する市民アンケート調査から、把握対象の移動人数を人口あたりに換算してまとめると、移動ニーズは豊川駅周辺、諏訪町駅周辺、豊川市民病院、こう駅周辺を中心とした、市の中心部など姫街道ぞいに多く見られるほか、複合エンターテインメント施設等周辺の集客施設や総合青山病院周辺に集まる移動ニーズが目立っています。

豊川市民病院や総合青山病院への移動ニーズに対し、路線体系に合っていない移動ニーズが一部見られますが、豊川市民病院へは豊川駅やこう駅で乗り継いで行ける状況にあり、総合青山病院は最寄りのJR小坂井駅、JR西小坂井駅、名鉄いな駅を巡回する無料バスが運行されています。

 

2 乗継に関する評価

交通けっせつ点などの主要バス停や駅において、移動ニーズに合った乗継利便性が確保されているかを評価するために、バス路線相互及びバスと鉄道の主な乗継利用の人数と待ち時間を整理しました。

A バス路線相互の乗継利用(平成30年乗降調査より)

バス路線相互の乗継利用は、豊川駅前、豊川体育館前、豊川市民病院、こう駅、音羽支所の各バス停において、下図の方向の乗継利用が目立っています。

乗継待ち時間には、長短の幅が大きい現状にあります。

改善にあたっては、全ての方向に対する待ち時間短縮は困難なため、主な乗継方向と乗継時間帯にあった路線接続の配慮をする必要があります。

 

B バスと鉄道との乗継利用(平成30年乗降調査より)

鉄道駅での乗継利用は、豊川駅豊川稲荷駅、こう駅、名電赤坂駅の各駅において、下図の方向の乗継利用が目立っています。

乗継待ち時間には、バス同士の乗継に比べると長短の幅は短くなっていますが、改善にあたっては主な乗継方向と乗継時間帯にあった路線接続の配慮をする必要があります。

 

ステップ2 市民地域利用者視点の評価

4)市民地域利用者視点の評価

1 外出やバス利用回数増加への寄与(バス利用者アンケートより)

平成2810月の路線見直し前と比べて、バスが市民の生活の足として寄与しているかを評価するため、バス利用者の外出の変化を中学こうく単位で整理しました。

移動回数に関わるこうもくでは、多くの中学こうくで「増えた」の回答が多い傾向にありますが、行動の状況や意識に関わるこうもくでは、「増えた」の回答が少ない傾向にあります。

 

平均の2点以上の中学こうくは10こうくちゅう5こうくとなっています。

西部小坂井音羽一宮東部中学こうくで平均の2点以上となり、市の中心に位置する中学こうく(中部金屋だいだ)や、南部みと中学こうくで平均の2点を下回っています。

移動回数増加への寄与はみられますので、次頁の満足度を高める改善によって、移動回数増加の寄与が市域全体で維持向上されるようにする必要があります。

 

2 満足度の点数結果から見たバスサービスの検証(バス利用者アンケートより)

運行サービスが市民ニーズと合っているかを評価するため、バス利用者の満足度を中学こうく単位で整理しました。

全体的に平均の3点以上のこうもくが多くなっていますが、全体を通じて、1日の運行本数に対する満足度が低く、バス同士の乗継のしやすさや終発便の時刻で満足度が低い中学こうくが目立っています。

 

平均の3点以上の中学こうくは10こうくちゅう8こうくとなっており、平均の3点を下回る中学こうくは東部中部中学こうくの2こうくとなっています。

平均3点以上の中学こうくにおいても、1日の運行本数、バス同士の乗継のしやすさ、終発便の時刻について満足度が低く、改善にあたってはこれらを中心におこなう必要があります。

 

3 外出機会と満足度の関係

外出機会と満足度の関係を、アンケート調査結果を用いた点数によって、グループ化をおこないました。

その結果、軽微な見直しは4こうく、一部見直しは5こうく、大幅な見直しは1こうくとなりました。

改善にあたっては、どの見直しグループに分類されているかを意識する必要があります。

 

4 バス路線維持のための運行経費負担の意識(市民バス利用者アンケートより)

バスの運行サービスの維持には、運行経費の負担を伴うため、市民とバス利用者の意識を整理しました。

市民とバス利用者のいずれも、バス路線維持のための行政負担について、「今の利便性を維持するため、税金の負担は現状並み」の割合が最も高くなっています。

改善にあたっては、運行サービスの向上と運行経費の負担増のバランスを保つ必要があります。

 

5 周知認知状況(公共交通に関する市民アンケートより)

バスの利用促進活動が市民に行き渡っているかを評価するため、中学こうく単位でバスに関する認知度を整理しました。

豊川市コミュニティバスの認知度は、「知っていた」の割合が市民全体では6割、バスを必要とする市民に限ると7割となっていますが、中学こうく別では音羽中学こうくで90.5パーセントと最も高く、一宮中学こうくで48.9パーセントと最も低くなっており、地域によって差が大きくなっています。今後、認知度が低い地区を優先的重点的に利用促進活動をおこなっていくという方針が考えられます。

 

バスを利用したことが無いという市民の、不便と感じるまたは使わない理由を分析すると、バスを必要と思う市民とバスの利用予定のない市民のいずれも、「運行本数が少ない」「行きたいところへ行けない」といった路線体系そのものに対する理由はもとより、「バスの走行経路を知らない」「時刻表がわからない」といった情報不足が起因となる理由が上位から中位に位置しています。また、期待する利用促進策のうち、情報発信に関するこうもくでは、電子媒体を中心とした策は若年層で多く、紙媒体では高齢者層に多い特徴があり、改善にあたっては年齢層の特徴を考慮して認知度向上の取組を実施する必要があります。

 

ステップ3 改善の方向性

5)次期路線の方向性

豊川市コミュニティバスの評価の結果、以下のことがわかりました。

個々の路線の評価では、路線によって改善の必要性の度合いが異なっています。

ネットワーク全体の評価では、路線体系と市民のニーズは概ね合っていますが、一部ではカバーし切れていない移動ニーズや居住地、よく行く目的地があります。

平成2810月のバス路線の見直しで、外出回数の増加等に寄与している評価が得られましたが、「交通手段の選択肢が増えた」や「新たにバスを利用するようになった」などの行動意識の変化までは至っていません。

満足度が低いこうもくとして「1日の運行本数」、「バス同士の乗継のしやすさ」、「終発便の時刻」が目立っていますので、これらを優先的に改善していく必要があります。

サービス改善には運行経費の負担が欠かせませんが、バス路線維持のための行政負担の市民バス利用者の意識は、「今の利便性を維持するため、税金の負担は現状並み」とする考えが最も多くを占めています。

これらの評価を踏まえ、現在の運行経費の範囲内で改善をおこなうことを基本とし、以下の点の改善を優先して進めていきます。

 

1 運行本数の増加

利用実態に応じた運行頻度の確保や、とよてつバスとの役割分担の一層の明確化など、運行経費の範囲内で改善をおこないます。

 

2 乗継利便性の確保

全ての移動ニーズに対して長いルートで路線もうを設定することは、保有車両数や運行経費の関係から困難と考えられますので、乗継利便性を確保し、短いルートで路線もうを設定します。

 

3 分かりやすさの確保

豊川市コミュニティバスの利用者数は平成2810月の見直し以降は増加していますが、けいせいけいかくの目標値には達成していない現状にあり、達成にはより一層の利用者増が必要となり、新規需要の開拓は欠かせません。路線サービス自体の利便性向上の観点に加え、分かりやすさの確保にも着眼した改善をおこないます。

 

5.第3次計画策定に向けた課題の整理

現状や第2次計画の検証などから、第3次計画において解決を目指すべき4つの課題として集約しました。

(1)各公共交通(電車バスタクシー)が連携した効率的かつ持続可能なこうきょうこうつうもうの確保が必要

(2)わかりやすく、利用者層や地域ごとの移動ニーズに対応するこうきょうこうつうもうの確保が必要

(3)公共交通だけでは解決できない課題に対し、都市計画、観光計画や福祉計画等の他計画せさくとの連携強化や、様々な主体が関わる移動手段の構築が必要

(4)市民はもとより市外からの来訪者にも、そして多世代にも利用してもらえるよう、多様な情報発信の強化を図ることが必要

 

1)各公共交通(電車バスタクシー)が連携した効率的かつ持続可能な公共交通もうの確保が必要であることについては、隣接市との移動は増加傾向にあり、バス鉄道利用者も増加傾向にありますが、第2次計画の目標(利用者数、収支率)は未達成となっています。

豊川市コミュニティバスの見直しで、とよてつバスと豊川市コミュニティバスの並走を概ね解消しましたが、豊川市コミュニティバスの利用者1人あたりの公費負担額は高い水準にあること、運輸に係る人材が不足していることや、足元における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う公共交通機関の利用者数の減少などを踏まえると、鉄道、バス、タクシーの各公共交通の連携により、さらなる効率的なこうきょうこうつうもうの構築が課題である。

 

2)わかりやすく、利用者層や地域ごとの移動ニーズに対応するこうきょうこうつうもうの確保が必要であることについては、今後、人口減少、生産年齢人口減少、高齢者人口の増加がさらに進展する

ことが見込まれます。バス利用者は高齢者が多く、高齢者ほど免許保有率は低いため、移動支援の強化が必要となっています。

一方、これまでの市内のバス路線体系は、「市の中心部まで基幹路線、地区内の移動を地域路線」という形態で構築していますが、利用ニーズと路線体系が合っていない地域がみられ、一部は路線の乗継でカバーしている現状にあります。

鉄道、バス、タクシーの各公共交通の連携を図るなか、乗継利用のわかりやすさの確保と、利用ニーズに合った公共交通システムの導入が課題です。

 

3)公共交通だけでは解決できない課題に対し、都市計画、観光計画や福祉計画

等の他計画せさくとの連携強化や、様々な主体が関わる移動手段の構築が必要であることについては、豊川市では、第2次計画策定以後に、豊川市りっちてきせいかけいかくを策定しました。公共交通の利便性を市民全体が享受できるようにするには、まちづくり(都市計画)と連携したせさくが課題です。

また、市のバス停駅せいけんのカバー率は、豊川市りっちてきせいかけいかくで位置付けている居住誘導区域内の人口ベースでは300メートル圏で69.0パーセント、500メートル圏で90.5パーセントのカバー率となっています。市民アンケートのバス利用意向者の回答では、行きたい病院買い物先施設のバス駅せいけん300メートル圏でのカバー率は85パーセント以上となっています。

これまでの定時定路線型の交通システムだけで全てをカバーすることは困難であることから、それ以外の効率的な公共交通システムでの補完に向けて、行政、交通事業者、市民地域利用者が関わり検討することが課題です。

 

4)市民はもとより市外からの来訪者にも、そして多世代にも利用してもらえるよう、多様な情報発信の強化を図ることが必要であることについては、バスの認知度は、バスを必要とする方ほど高くなっています。

一方でバスを利用しない理由として、「走行経路を知らない」「時刻表がわからない」という意見が多数あります。年齢層によって、情報提供媒体のニーズが異なることから、ニーズに合った媒体での情報提供が課題です。

 

6 持続可能な地域こうきょうこうつうもうの形成に資する地域公共交通のかっせいか及び再生の推進に関する基本的な方針

61 将来像

今後の豊川市の公共交通のあり方は、様々な鉄道、バス、タクシー、自家用輸送、互助輸送等の手段と、交通事業者、行政、NPO、ボランティア団体、企業、大学、市民等の主体が連携し、人材及び財源制約市民理解のために効率的な運行計画による持続性と、公共交通だけではない移動手段の確保、直接移動ニーズよりつながりを重視した交通ネットワークにより、住みよく、移動しやすいまちを目指し、次の将来像を掲げ取り組んでいきます。

様々な手段と主体が連携した持続的な交通ネットワークが充実し、住みよく、移動しやすいまち、豊川市

 

62 基本方針

将来像の実現と公共交通に関わる課題の解決に向けて、基本方針を次のとおり掲げ、利用しやすく持続性のある公共交通の実現に向けて取り組んでいきます。

方針1 各公共交通が連携し、それぞれの役割に応じた、効率的かつ持続可能なこうきょうこうつうもうの構築

方針2 わかりやすく、多様な移動ニーズに対応した地域の実情に合った路線で、それぞれの移動量に応じたサービスで運行

方針3 様々な視点からの路線構築及び既存の形態主体に捉われない移動手段の構築並びに市民行動の明確化

方針4 広域連携での利用促進の取組及びICT技術を活用した情報発信の強化

 

方針1 公共交通が連携し、それぞれの役割に応じた、効率的かつ持続可能なこうきょうこうつうもうの構築

市内の公共交通は、鉄道、民間路線バス、豊川市コミュニティバス、タクシーが移動を担っています。

効率的かつ持続可能なこうきょうこうつうもうの構築には、各公共交通が役割分担のもとで連携して対応していくことが必要です。

公共交通路線体系は、市内の移動ニーズが集まる地点を交通けっせつ点として構築し、路線の役割を広域路線、基幹路線、地域路線、タクシー路線に区分し、各公共交通とまちづくりせさくと連携した効率的かつ持続可能なこうきょうこうつうもうを構築します。

 

方針2 わかりやすく、多様な移動ニーズに対応した地域の実情に合った路線で、それぞれの移動量に応じたサービスで運行

鉄道、民間路線バス、豊川市コミュニティバス、タクシーが役割分担のもとでの効率的なこうきょうこうつうもうの構築には、それぞれの公共交通の特性を活かすことが必要です。

公共交通のなかでも、バス、タクシーは地域ニーズや地域特性(人口施設の分布など)に合わせてこうきょうこうつうもうを構築しやすく、需要や道路網等の地域に合った公共交通システムを導入します。

また、それぞれ異なる各公共交通の連携には、路線網としての連携に留まらず、複数の路線をスムーズに利用できる環境づくりが必要ですので、公共交通機関同士の乗継利用がしやすいように計画します。

 

方針3 様々な視点からの路線構築及び既存の形態主体に捉われない移動手段の構築並びに市民行動の明確化

平成2810月の路線運賃体系の見直し以後、豊川市コミュニティバスの利用者は増加傾向で推移し、鉄道や民間路線バスも近年はやや増加傾向で推移しており、市民アンケートでは外出回数の増加に寄与している状況がみられました。

限られたバス運行経費や運輸に係る人材不足が見込まれるなかにおいても、サービス水準の維持向上を図ることが必要です。そのためにも、公共交通の空白地をなるべく少なくして、利用しやすい路線の構築が求められますが、定時定路線型の移動手段だけでは限界があります。

地域の移動に合った交通システムの導入と、地域にとって必要な路線は地域が主体的に取り組むことに対して、行政、交通事業者、市民地域利用者の役割を明確にして支援し、協働で支えます。

 

方針4 広域連携での利用促進の取組及びICT技術を活用した情報発信の強化

市民アンケートでバスの未利用理由の回答で「走行経路を知らない」「時刻表がわからない」という意見が多いことを踏まえると、公共交通利用者の増加傾向での推移を維持するため、公共交通に関する情報発信の充実が必要です。

年齢層によって異なる入手媒体の傾向を踏まえて、幅広い年齢層を対象にして多様な媒体で情報発信をおこなうとともに、情報通信技術(ICT)を活かして、継続して最新情報の発信を目指します。

 

路線の役割分担

広域路線 

市内と市外を結ぶ路線で、広域的な移動の役割を担う路線です。

鉄道と民間バス事業者が主体となって運行しますが、広域路線にはJR東海道本線、飯田線、名鉄名古屋本線豊川線、とよてつバスしんぽうせん豊川線が該当します。

 

基幹路線

地域の拠点を相互に連絡する役割を担い、市内の交通けっせつ点と主要施設を結ぶほか、広域路線への接続を担うバス路線です。

行政や交通事業者が主体となって確保しますが、ゆうあいの里やわた線、ちぎり三上線、小坂井線、一宮線、音羽線、みと線が該当します。

 

地域路線

小中学こうくのエリア程度の地域内を運行し、広域路線や基幹路線の交通けっせつ点への接続を担うバス路線です。地域が主体となって確保しますが、音羽地区地域路線、みと地区地域路線、一宮地区地域路線、ごゆ地区地域路線が該当します。

 

タクシー路線

鉄道やバスが運行していない地域の輸送、早朝や深夜の時間帯の輸送など、個人のニーズに応じドアトゥードアで面的な輸送を担う路線です。タクシー事業者が主体となって運行しますが、ほうてつタクシー、豊川タクシー、とうほうこうつうが該当します。

 

交通けっせつ点

異なる公共交通手段や路線の乗換のための役割を担う場所です。

行政と交通事業者などが協力して、乗換空間を確保しますが、市役所や各支所付近、市街地の主要施設、主要な鉄道駅が該当します。

 

7 第3次計画の区域と計画期間

71 計画区域

計画の対象区域は、豊川市全域とします。

72 計画期間

本計画の期間は、れいわ3年度かられいわ7年度までの5年間とします。

 

8 第3次計画の目標

81 基本目標

様々な手段と主体が連携した持続的な公共交通ネットワークの充実を掲げる将来像と基本方針の実現に向けて、以下の目標を設定します。

(1)市民ニーズを反映した効率的な路線体系を構築します。

市民アンケート、利用者アンケートの結果から、既存の経費の範囲内で、運行本数の増加を図る路線ダイヤに見直します。また、乗継拠点におけるバス待合環境整備を図ります。

 

(2)鉄道バスタクシーそれぞれの役割分担を明確にした公共交通ネットワークをつくります。

民営バスとコミュニティバスが極力重複しない路線に見直します。また、行政と市内交通事業者との対話、連携強化を図り、様々な移動手段、主体を含んだ交通ネットワークの検討、調整を随時おこないます。また、運転手不足の解消につながる取組を推進します。

 

(3)わかりやすく、利用しやすい料金体系にします。

既存のゾーン制運賃乗継券制度を、わかりやすく、利用しやすい運賃体系にします。また、障害者、高齢低所得者の運賃負担軽減を図ります。

 

(4)地域拠点間や交通けっせつ点への接続を担う基幹路線は行政が主体で確保する路線とし、地域で必要な地域路線の運行確保は、地域主体とします。

地域路線は、地域協議会が主として路線を見直し、地元の意見聴取調整、啓発等をおこない、主体となって取り組む路線とします。

 

5)まちづくりせさく、観光施設や隣接市との連携を強化し、市民が住みよく、市外からの来訪者も利用できる路線とします。

各観光施設アクセス案内における最寄りバス停の表記や館内でのダイヤの表記、公共交通を利用した観光周遊ルートの作成、鉄道駅におけるバス乗車場所への誘導サイン等の充実を図ります。また、りっちてきせいかけいかくにおける都市機能誘導区域、居住誘導区域を意識した路線に見直します。また、隣接市との路線相互乗り入れについて、市民や隣接市からの要望に応じ、積極的に取り組みます。

 

6)福祉せさく等と連携し、地域特性や需要に応じた交通システムまたは市民自ら移動手段の確保に取り組むための環境構築を図ります。

バス停、駅せいけん外の地域や、バス利用が困難な状況の方でも移動手段の確保が図られるよう、福祉せさく等と連携し、地域の状況に応じて、デマンド型交通の導入検討を進めます。

外出率を高めるための目的づくりに取り組みます。

ボランティア輸送の導入に積極的な市民、地域に対し、例えば車両購入補助等の行政による支援の仕組みを構築します。

 

7)公共交通利用促進につながる様々な取組をおこないます。

スマートフォン等での乗換案内の充実を図るとともに、バスロケーションシステム、交通系ICカード、QR決済等の電子媒体システムの導入に取り組みます。また、東三河地域及び市民一体となって、利用促進イベントを実施します。

 

82 数値目標

本計画の目標のたっせいどを測るため、数値目標を次のとおり設定します。

また、コミュニティバス年間利用者数とコミュニティバス年間収支率については、本計画における進捗確認のため、別途、路線別、年度別に数値目標を設定し、毎年のPDCAサイクルによる評価改善に利用します。

 

目標1 鉄道以外の公共交通機関利用者数の目標を、れいわ5年度の目標値は1年あたり908,500人、れいわ7年度の目標値は1年あたり980,000人とします。

なお、れいわ元年度の実績は1年あたり980,771人となっていました。また、内訳は次のとおりです。

コミュニティバスの、れいわ5年度の目標値は1年あたり93,500人、れいわ7年度の目標値は1年あたり100,000人。

なお、れいわ元年度の実績は1年あたり101,604人となっていました。

とよてつバスしんぽう線、豊川線の、れいわ5年度の目標値は1年あたり370,000人、れいわ7年度の目標値は1年あたり400,000人。

なお、れいわ元年度の実績は398,056人となっていました。

豊川市内タクシーの、れいわ5年度の目標値は1年あたり445,000人、れいわ7年度の目標値は1年あたり480,000人。

なお、れいわ元年度の実績は1年あたり481,111人となっていました。

鉄道の利用者数の目標については、主要な鉄道駅の1日あたりの乗車人数とし、れいわ5年度の目標値は1日あたり20,000人。れいわ7年度の目標値は1日あたり20,000人とします。

なお、れいわ元年度の実績は20,375人となっていました。

 

目標2 コミュニティバス年間収支率の目標を、れいわ5年度は9.7パーセント、れいわ7年度は10.0パーセントとします。

なお、れいわ元年度の実績は11.9パーセントとなっていました。

 

目標3 コミュニティバス行政負担額の目標を、れいわ5年度は122,116千円、れいわ7年度は126,667千円とします。

なお、れいわ元年度の実績は111,343千円となっていました。

 

目標4 市民移動手段の公共交通分担率の目標を、れいわ5年度は8.4パーセントとします。

なお、れいわ元年度の実績は8.1パーセントとなっていました。

 

目標5 バス停、駅せいけん等カバー率の目標を、れいわ5年度は65パーセント、れいわ7年度は70パーセントとします。

なお、れいわ元年度の実績は65.4パーセントとなっていました。

 

補足事項

1 豊川市内タクシーの目標には、福祉タクシーの利用者数は含みません。

2 主要な鉄道駅は、JRは小坂井駅、豊川駅、三河一宮駅、西小坂井駅、愛知みと駅の5駅、名鉄は、いな駅、こう駅、名電赤坂駅、やわた駅、諏訪町駅、豊川稲荷駅としています。

3 収支率は運賃収入と車体広告掲載収入の合計を運行経費で割った値です。

4 公共交通分担率は、平成30年度に実施の「公共交通に関する市民アンケート」の、問34「通勤通学」、問45「通院お見舞い」、問55「買い物」における「目的地までの交通手段」の合計値の割合です。ここでいう「公共交通」とは、アンケート調査票の設問より「一般タクシー、とよてつバス、豊川市コミュニティバス、鉄道」を指します。

5 バス停駅せいけん等カバー率は、利用率が低いバス停の廃止を予定するため、れいわ5年度には、れいわ元年度より一旦下がりますが、コミュニティバス路線の見直しや、新しい移動手段の検討、導入によりれいわ7年度までに上昇を目指します。

 

83 数値目標内訳

PDF形式の資料では、コミュニティバス年間利用者数、コミュニティバス年間収支率、コミュニティバス行政負担額の年度別、路線別の目標値を掲げていますが、ここでは省略します。

 

9 目標を達成するためにおこなう事業及びその実施主体

事業は、国の補助事業を活用しながら進めます。

基幹路線については、利用しやすい運行形態を目指します。

地域路線については、地域協議会や利用者の意見などを参考にしながら、必要に応じて見直しをおこないます。

その他の事業は、詳細な検討をおこなった後、順次実施します。

事業の実施にあたっては、各実施主体が関係者と連携協働しながら進めていくとともに、「豊川市地域公共交通会議」が各事業の全般に関わっていきます。

 

事業の実施主体とスケジュール

PDF形式の資料では、事業の実施主体とスケジュールを掲げていますが、ここでは省略します。

 

91 公共交通路線関連事業

1)基幹路線の改善運行

実施主体 豊川市、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 市民アンケート調査や利用者アンケート調査の結果を踏まえ、移動ニーズに合致した効率的な運行ルート、ダイヤに見直すとともに、現行の経費の範囲内で運行本数の増便を図ります。

りっちてきせいかけいかくにおける都市機能誘導区域居住誘導区域を意識した運行ルートに見直します。

 

1 効率的な運行ルート

りっちてきせいかけいかくにおける都市機能誘導区域居住誘導区域を意識し、路線の役割分担の下、公共交通路線体系のイメージと基本方針を踏まえて、移動ニーズに合致した効率的な運行ルートに見直します。また、運行ルートと都市機能誘導区域、居住誘導区域の設定については、整合をもって進めます。

民営バスとコミュニティバスが極力重複しない運行ルートに見直します。

 

2 効率的なダイヤ

通院目的や買物目的の移動時間帯に合わせて運行します。

 

3 運行本数の増便

現行の経費の範囲内で運行本数の増便を図るため、路線距離を短縮化し、1時間から2時間に1本程度の運行を確保します。

 

4 車両

路線の需要量に応じて、小型バス又はジャンボタクシーで運行します。

 

2)地域路線の改善運行

実施主体 豊川市、地域、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 地域住民が移動手段の必要性を認識し、その確保と活用に向けた地域住民の主体的な取組により、運行を実施します。

 

 

1 役割の分担

地域地域に必要な路線の運行を地域で支え確保するため、地域協議会を立ち上げ、主体となって取り組むこととします。

本計画で定める基本方針等に基づき、地域路線の運行方法や経費の地域負担など下記の事項について検討し、地域の案を作成することとします。

地域協議会が窓口となって、継続的に地元意見の収集集約及び行政その他関係機関との意見交換会をおこなうこととします。

 

地域協議会での主な検討事項

運行目的、必要性、運行区域の検討

導入する交通システムの検討

運行計画(ルート、バス停位置、ダイヤなど)の検討

運行経費の負担方法(地域や利用者負担)の検討

地域や住民などの関わり方(運営、運行主体)の検討

地域住民への広報、周知や意見聴取などのニーズ把握

行政への企画提案、調整結果に関する合意形成 など

 

行政

地域協議会を立ち上げて積極的に取り組む地域に対し、地域路線の検討に必要な情報提供や助言などの支援をおこないます。

公共交通をみんなで支えるという市民意識の向上や、新たに地域協議会を立ち上げようとする地域に対し、必要な情報提供や助言などの支援をおこないます。

地域協議会が検討した案について、運行経費の負担などに関する調整、運行に必要な事務手続き及び関係機関との調整をおこないます。

 

運行事業者

行政とともに利用しやすい路線を提供します。

安全運転に努めます。

利用の状況等、路線の評価や利用状況に関しても積極的に参画します。

 

地域公共交通会議

地域で検討された案の報告を受け、地域路線及び市域全体の地域公共交通ネットワークの利便性向上を目指して、助言、審議、承認をおこないます。

 

2 交通システムの選定

地域のニーズや運行目的に応じて、それぞれの地域ごとで適正な交通システムを選定することとします。

 

3 地域路線の取組手順

地域路線は、行政がバックアップしながら地域の主体的な取組により、次の手順で路線の確保を図ることとします。

 

地域 

地域協議会設立、地域協議会での検討、運行計画確認、利用促進、バスマップ等作成、地域住民への周知、広報

なお、期間目安としては、地域協議会設立、地域協議会での検討で6かげつから12かげつ程度。

運行計画確認、利用促進、バスマップ等作成、地域住民への周知、広報で4かげつから6かげつ程度。

 

行政

地域協議会設立支援、検討活動の支援と補助、地域路線基本条件提示、関係機関との調整、計画案の確認、地域公共交通会議報告

ルートダイヤバス停位置等詳細検討

なお、期間目安としては、地域協議会設立支援、検討活動の支援と補助、地域路線基本条件提示、関係機関との調整、計画案の確認、地域公共交通会議報告

で6かげつから12かげつ程度。ルートダイヤバス停位置等詳細検討などで4かげつから6かげつ程度。

 

4 地域路線の運行維持のための支援

地域路線の維持のために、行政による運行経費の負担をおこないます。

運行の効率性を把握検証するため、目標とする収支率を設定します。

 

3)交通けっせつ点の整備

実施主体 豊川市、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 バス停におけるベンチ、屋根などの整備を進めるとともに、バスロケーションシステムの導入を検討し、バス停からバスの運行状況を確認できる体制を構築します。

交通けっせつ点では、乗継による待ち時間が生じるため、ベンチ、屋根などの整備を進め、乗継負担の軽減及び利便性の向上を図ります。

 

92 利用促進関連事業

4)バス停の待合環境改善

実施主体 豊川市、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 交通けっせつ点において、ベンチ、屋根などの整備を進めます。

主要施設と近接するバス停や鉄道駅と接続するバス停など、直近の利用状況などから多くの利用者が見込まれるバス停を中心に、ベンチ、屋根などの整備を進めます。

バスロケーションシステムの導入を検討し、バス停に掲示するQRコードからバスの運行状況を確認できる体制を構築します。

 

5)新たな料金体系制度の導入

実施主体 豊川市、交通事業者

実施期間 れいわ3年度

実施内容 市内バスの料金体系を、より一体的でわかりやすくします。また、広域路線、基幹路線、地域路線間の乗継に際して、利用者負担の軽減に資する割引を導入します。

交通事業者や地域協議会と協議し、市内のバスについて、より一体的でわかりやすい料金体系にするとともに、乗継割引の適用について検討を進めます。

また、障害者や高齢低所得者の運賃負担軽減を継続して実施します。

 

6)新たな料金支払方式の導入

実施主体 豊川市、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ4年度

実施内容 新たに利用しやすい料金支払方式を導入し、利用者の利用頻度向上を図るとともに新規利用者を獲得します。

交通事業者や地域協議会と協議して、定期券、ICカード、QR決済等の新たな料金支払い方式を導入することで、料金負担を軽減してバス利用者の利用頻度を向上するとともに、利便性を向上し、新規利用者の獲得を図ります。

PDF形式では料金体系のイメージを図示していますが、ここでは省略します。

 

7)公共交通案内の充実

実施主体 豊川市、地域、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 各種媒体で公共交通に関する時刻表や運行ルート情報を作成するなど、公共交通案内の充実を図ります。

市民のほか、市外からの来訪者にとっても市内の公共交通情報が分かるように、紙媒体の時刻表等を作成するとともに、電子媒体での乗換案内の充実や、バスロケーションシステムの導入に取り組みます。

また、観光施設紹介パンフレットやホームページ等に公共交通機関を利用したアクセス情報を掲載するとともに、観光施設における時刻表の掲示、鉄道駅におけるバス乗車場所への誘導サイン等の充実を図ります。

 

8)周知、広報活動の実施

実施主体 豊川市、地域、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 公共交通に関する取組やせさくについて、各種媒体を用いて周知広報活動を実施し、利用促進を図ります。

 

公共交通機関の車内衛生環境の向上など、公共交通に関する様々な取組やせさくについて、ホームページ、広報誌、駅車内公共施設へのポスター掲示など、各種媒体を用いて周知広報活動を実施し、利用促進を図ります。

公共交通機関を利用したアクセス情報を記載した観光ルートパンフレット、施設紹介パンフレットなどについて周知し、公共交通機関を利用した観光を推進し、利用促進を図ります。

 

9)利用促進活動等の実施

実施主体 豊川市、地域、交通事業者、東三河地域公共交通かっせいか協議会

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 東三河地域及び市民一体となって利用促進イベント等を実施すること

により、公共交通機関の利用意識向上を図ります。また、公共交通機関の車内衛生環境の向上や運転手不足の解消につながる取組を実施します。

 

1 利用促進イベント等の実施

地域行事等において公共交通利用促進イベント等を実施し、利用意識の向上を図ります。

2 コミュニティバス乗り方教室の実施

豊川市生涯学習出前講座のメニューに継続して掲載し、コミュニティバス乗り方教室を実施し、新規利用者を獲得していきます。

3 公共交通機関の車内衛生環境の向上につながる取組の実施

公共交通機関の運転手の検温、車内消毒、車内の空気の換気など、車内衛生環境の向上につながる取組を実施します。

4 運転手不足解消につながる取組の実施

外国人運転手募集の取組等を実施します。

 

補足 東三河地域公共交通かっせいか協議会とは、

東三河地域を運行する公共交通の利用促進や利便性向上に係る支援などをおこない、東三河地域の公共交通のかっせいかを図ることを目的としてれいわ24月に発足した協議会。豊橋市、豊川市、蒲郡市、しんしろ市、田原市、したら町、とうえい町、とよね村の8市町村で構成。

 

10)事業評価の実施

実施主体 豊川市、地域、交通事業者

実施期間 れいわ3年度かられいわ7年度

実施内容 利用実態等のデータ収集をおこない、計画や基幹路線の抜本的改善を視野に含めた評価を実施します。また、基幹路線の軽微な改善と地域路線の評価改善を毎年実施し、目標達成に向けた利用促進をおこないます。

本計画の目標の達成状況を把握するために、利用状況の実数や利用意向等について、公共交通の利用実態調査やアンケート調査を継続的に実施します。

なお、乗降調査とは、鉄道やバス利用者の起点となる乗車駅、バス停から終点となる降車駅、バス停までの移動を一体で把握する調査のことになります。

 

93 その他事業

11)新規移動手段の導入検討

 

1)デマンドタクシー実証実験の検討

実施主体 豊川市、交通事業者

実施期間 れいわ3年度から

実施内容 れいわ元年度に実施したデマンドタクシー実証実験運行の結果を踏まえ、タクシー事業者や地域と調整し、改めて本市における新しい移動手段として、デマンドタクシーの導入の可能性について調査、検討します。

 

2)ボランティア輸送制度等の導入検討

実施主体 豊川市、地域

実施期間 れいわ6年度かられいわ7年度

実施内容 バス停、駅せいけん外の地域や、バスの利用が困難な状態の方でも移動手段の確保が図られるよう、地域の状況に応じて、介護保険制度による移動サービスの導入について検討します。また、引き続き福祉自家用有償運送に取り組むとともに、例えばボランティア輸送の導入に積極的な地域に対し、車両購入補助等の仕組みの構築を検討します。

 

10 達成状況の評価

101 事業評価の実施

1)PDCAサイクルの構築

事業の推進にあたっては、目標のたっせいどを評価し、豊川市地域公共交通会議に審議を諮りながら、事業継続の判断やニーズに応じた改善をおこない、関係者の共通理解のもとで、実施主体が中心となって計画、実施へと、PDCAサイクルをおこないながら推進していきます。

2)評価スケジュール

PDF形式の資料では、評価スケジュールを掲載していますが、ここでは省略します。

 

102 評価方法

1)実施事業の評価

地域公共交通計画で実施する事業の軽微な見直しを目的とした評価は、利用者数や収支率の実績や乗降調査結果により、実施スケジュールに応じて毎年総合的に評価します。

2)地域公共交通計画の評価

地域公共交通計画の評価は、れいわ4年度から5年度にかけては数値目標の達成状況に応じて改善策を検討のもと、必要に応じて改訂をおこなうこととし、次期地域公共交通計画(第4次計画)の策定に向けた抜本的な改善のための評価は、利用者数、収支率等の数値目標のたっせいどや、れいわ5年度に実施する利用者アンケート、市民アンケート調査結果により総合的に評価します。

 

103 事業の推進体制と進捗管理

事業の推進と進捗管理は、豊川市地域公共交通会議においておこないます。

事業の推進にあたっては、各事業の実施主体が役割に応じて連携し、責任をもって協働しながらおこないます。

また、事業の進捗管理は評価スケジュールに基づきおこないます。

 

11 その他計画の実施に関して地方公共団体が必要と認める事項

この計画に定める各事業については、豊川市地域公共交通会議において連絡調整をおこないつつ、実施するものとします。

 

12 その他

121 豊川市地域公共交通会議の実施経過

会議開催日 協議内容

<第1回会議>

平成21 213日(金曜)

豊川市地域公共交通会議設置要綱について

会長等の選出について

会議の進め方について

豊川市の公共交通の状況について

豊川市公共交通基本計画の策定について

<第2回会議>

平成21 5 1日(金曜)

平成21年度豊川市公共交通基本計画策定計画の実施予定内容について

地域公共交通かっせいか再生総合事業費補助金について

<第3回会議>

平成22 125日(月曜)

平成21年度豊川市公共交通基本計画(仮称)策定調査業務の調査報告について

「市の基本的な考え方(案)」について

住民との「公共交通に関する意見交換会」開催について

<第4回会議>

平成22 330日(火曜)

「公共交通に関する意見交換会」の報告について

「市の基本的な考え方」について

平成22年度豊川市公共交通基本計画(仮称)策定計画事業について

地域公共交通会議設置要綱等の改正について

<第5回会議>

平成22 720日(火曜)

豊川市公共交通基本計画策定調査業務委託先選定結果の報告について

基幹路線(案)について

平成22年度豊川市地域公共交通会議歳入歳出予算の補正について

<第6回会議>

平成221026日(火曜)

小坂井地区住民意向動向調査結果の報告について

豊川市公共交通基本計画の内容について

基幹路線における実証運行(案)について

「バス路線再編に関する説明会」について

<第7回会議>

平成23 118日(火曜)

地域公共交通総合連携計画について

実証運行計画にかかる経路案の見直しについて

地域公共交通総合連携計画策定調査事業の事後評価(案)について

<第8回会議>

平成23 323日(水曜)

地域公共交通総合連携計画(案)について

基幹路線の実証運行計画(案)について

<第9回会議>

平成23 524日(火曜)

実証運行開始までのスケジュールと今回の審議こうもく

基幹路線のバス停位置について

運行ダイヤについて

料金体系の考え方の変更(案)について

地域路線の検討状況について

<第10回会議>

平成23 624日(金曜)

実証運行開始までのスケジュールと今回の審議こうもく

運行事業者の選定結果

運行計画まとめ

とよてつバスしんぽうせん豊川線のゾーン制料金の導入について

<第11回会議>

平成231031日(月曜)

前回協議会後の変更箇所と愛称とバス停デザインについて

運行日運行ルートの変更について

生活交通ネットワーク計画の変更について

利用者意見の収集について

バス利用促進PR等について

<第12回会議>

平成24 323日(金曜)

利用状況とアンケートの結果

地域公共交通確保維持改善事業に関する事業評価(案)

来年度の事業と予算案

現行路線の課題に対する対応策

<第13回会議>

平成24 619日(火曜)

平成23年度決算書報告および平成24年度予算

平成23年度事業評価報告

基幹路線や地域路線の変更と新設路線

生活交通ネットワーク計画について

平成24年度利用者調査

利用促進に関する取組

新市民病院の整備概要について(資料提供)

<第14回会議>

平成24 827日(月曜)

平成24年度利用者調査結果について

市民病院移転に向けた市内バス路線見直しの方向性について

利用促進に関する取組について

101日から見直しする路線の運行内容まとめ

<第15回会議>

平成25 122日(火曜)

名鉄バス東部 西浦豊橋線の廃止申し出について

平成255月からの見直し路線の運行計画(案)について

利用促進の取組結果および運行開始以降の利用実績について

<第16回会議>

平成25 325日(月曜)

平成255月からの見直し路線の運行計画(案)について

生活交通ネットワーク計画の変更について

事業評価について

来年度の事業について

豊川市コミュニティバスの利用状況

西浦豊橋線の廃止申し出に関する協議結果の報告

<第17回会議>

平成25 618日(火曜)

平成24年度決算書報告および平成25年度予算

平成24年度事業評価報告

住民説明会報告

平成255月までの運行実績

平成25年度の協議会スケジュール

平成25年度に実施するバス路線の見直し

生活交通ネットワーク計画

利用促進に関する取組

<第18回会議>

平成25 826日(月曜)

平成257月までの運行実績

地域公共交通確保維持改善事業の二次評価結果

平成25101日からの基幹路線地域路線の運行計画の変更

生活交通ネットワーク計画の変更

ビーワングランプリ開催時のバス路線運行計画

連携計画、路線の評価こうもく

アンケート調査

豊川市コミュニティバスでのスタンプラリーの実施

<第19回会議>

平成251224日(火曜)

平成2511月までの運行実績

利用促進に関する取組結果

消費税率変更に伴うとよてつバスの運賃改定

一宮地区地域路線の運行計画の変更

生活交通ネットワーク計画の変更

アンケート調査結果

連携計画路線の評価指標

<第20回会議>

平成26 327日(木曜)

平成262月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

基幹路線や地域路線の運行計画の変更

連携計画の評価と評価指標による豊川市コミュニティバス路線の評価

来年度の事業と予算案

<第21回会議>

平成26 522日(木曜)

平成25年度決算書報告及び平成26年度予算

平成26年度4月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

平成26年度の協議会スケジュール

生活交通ネットワーク計画

利用促進に関する取組

<第22回会議>

平成26 811日(月曜)

平成266月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

豊川市コミュニティバスの課題の整理

豊川市1日フリー乗車券

乗降調査の調査概要

みと基幹路線みと地区地域路線の運行計画の変更

<第23回会議>

平成261225日(木曜)

平成2611月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

乗降調査結果

利用促進イベントや利用環境改善取組結果

基幹路線地域路線の運行計画の変更

運賃の適用方法の変更

改善の方向性の検討素案

地域公共交通確保維持改善事業の評価

<第24回会議>

平成27 318日(水曜)

平成272月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

改善の方向性まとめ

みと地区地域路線の運行計画の変更

来年度の事業と予算案

<第25回会議>

平成27 6 9日(火曜)

平成274月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

平成26年度決算書報告

平成27年度の協議会スケジュール

基幹路線の運行計画の変更

生活交通確保維持改善計画

豊川市地域公共交通総合連携計画の見直しについて

利用促進に関する取組

<第26回会議>

平成27 812日(水曜)

平成276月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

地域公共交通確保維持改善事業の二次評価結果

姫街道周辺のダイヤイメージの検討状況(豊川こう線音羽線みと線)

豊川市1日フリー乗車券の販売

乗降調査の調査概要

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更

生活交通確保維持改善計画の変更

豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかくの骨子

<第27回会議>

平成271225日(金曜)

平成2711月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

利用促進事業の取組結果

豊川市コミュニティバス及びとよてつバスしんぽうせんのバス停位置の変更

乗降調査結果の概要

基幹路線の運行計画の変更

地域公共交通確保維持改善事業の評価

豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかくの策定

<第28回会議>

平成28 3 8日(火曜)

平成281月までの豊川市コミュニティバスの運行実績

バス停の名称変更について

乗降調査結果

運賃の適用方法の変更

ごゆ地区地域路線の運行計画の変更について

豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかくの策定について

基幹路線の運行計画の変更について

来年度の事業と予算案について

<第29回会議>

平成28 615(水曜)

平成284月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

平成28年度の協議会スケジュールについて

平成27年度決算及び平成28年度補正予算について

地域公共交通確保維持改善事業の二次評価結果について

生活交通確保維持改善計画について

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更について

市内バス路線の運賃体系の変更について

利用促進に関する取組について

<第30回会議>

平成28 8 3(水曜)

平成286月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更について

市内バス路線の運賃体系の変更について

乗降調査の概要について

<第31回会議>

平成281226(月曜)

平成2811月までの豊川市コミュニティバスの運行実績及び路線運賃体系変更前後の利用者動向の変化について

乗降調査結果について

利用促進イベントの取組結果について

地域協議会意見交換会勉強会について

バス停位置の変更について

地域公共交通確保維持改善事業の評価について

<第32回会議>

平成29 324(金曜)

平成292月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

バス停名称変更について

地域協議会意見交換会について

来年度の事業と予算案について

<第33回会議>

平成29 612(月曜)

平成294月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

平成28年度決算及び平成29年度補正予算ついて

平成29年度の協議会スケジュールについて

地域公共交通確保維持改善事業の二次評価結果について

生活交通確保維持改善計画について

1日フリー乗車券について

利用促進に関する取組について

コミュニティバス運行事業における予備車の配置について

<第34回会議>

平成29 828(月曜)

平成297月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

地域公共交通確保維持改善事業に要する国庫補助額について

利用促進イベントの取組結果について

豊川市コミュニティバスのバス停位置バス停名称及び運行

ルートの変更について

地域協議会意見交換会勉強会について

乗降調査の概要について

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更について

<第35回会議>

平成291226(火曜)

平成2911月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

OD調査結果について

平成2810月の路線運賃体系変更後の効果の検証について

豊川市コミュニティバスのバス停位置及び運行ルートの変更について

利用促進イベントの取組結果について

地域協議会意見交換会勉強会について

地域公共交通確保維持改善事業の評価について

<第36回会議>

平成30 320(火曜)

平成302月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更について

平成30年度の事業と予算案について

平成30年度実施の公共交通に関するアンケート調査公共交通利用者アンケート調査について

<第37回会議>

平成30 618(月曜)

平成304月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

平成30年度の協議会スケジュールについて

地域公共交通確保維持改善事業の二次評価結果について

生活交通確保維持改善計画について

1日フリー乗車券について

利用促進に関する取組について

豊川市コミュニティバスのバス停名称の変更について

平成29年度決算及び平成30年度補正予算について

平成30年度実施の公共交通に関するアンケート調査公共交通利用者アンケート調査について

<第38回会議>

平成30 8 9日(木曜)

平成306月までの豊川市コミュニティバスの運行実績について

乗降調査の概要について

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更について

<第39回会議>

平成301226日(水曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績及び取組結果について

アンケート調査結果について

運行計画の変更について

地域公共交通確保維持改善事業の評価について

<第40回会議>

平成31 325日(月曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績及び取組結果について

乗降調査結果について

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更について

平成31年度実施の事業と予算案について

豊川市コミュニティバス運行車両の更新方針()について

けいせいけいかく路線の評価について

<第41回会議>

れいわ元年 614日(金曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績及び取組結果等

利用促進に関する取組

平成30年度決算及びれいわ元年度補正予算

消費税率変更に伴うとよてつバスの運賃改定

生活交通確保維持改善計画

デマンド型交通の実証実験(案)

<第42回会議>

れいわ元年 8 9日(金曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績

豊川市コミュニティバスのバス停名称の変更

乗降調査の概要

けいせいけいかく路線の評価指標

デマンド型交通の実証実験(案)

車両更新に伴うコミュニティバス車両の移動円滑化基準適用除外

<第43回会議>

れいわ元年1223日(月曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績及び取組結果等

地域公共交通確保維持改善事業の評価

豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかく及び路線の評価

<第44回会議>

れいわ2 324日(木曜)書面協議

豊川市コミュニティバスの運行実績及び取組結果等

乗降調査結果

豊川市コミュニティバスの運行計画の変更

れいわ2年度実施の事業と予算案

<第45回会議>

れいわ2 618日(木曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績及び取組結果等

れいわ元年度決算及びれいわ2年度補正予算

生活交通確保維持改善計画

次期豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかくの検討

<第46回会議>

れいわ2 929日(木曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績及び取組結果等

車両更新に伴うコミュニティバス車両の移動円滑化基準適用除外

次期豊川市地域こうきょうこうつうもうけいせいけいかく(案)

次期運行計画の検討

<第47回会議>

れいわ21221日(月曜)

豊川市コミュニティバスの運行実績等

地域公共交通確保維持改善事業の評価

豊川市地域公共交通計画(案)

次期運行計画の検討

 

122 豊川市地域公共交通会議設置要綱

(設置目的)

1条 豊川市は、道路運送法(昭和26年法律第183号)及び地域公共交通の活性化及び再生に関する法律(平成19年法律第59号。以下「法」という。)の規定に基づき、市民の日常生活に必要な移動手段の確保に向け、公共交通のかっせいか及び持続可能な地域こうきょうこうつうもうの形成の実現に必要となる事項を調査審議するため、豊川市地域公共交通会議(以下「交通会議」という。)を設置する。

(協議事項及び事業)

2条 交通会議は、次に掲げる事項について、協議するとともに、豊川市地域公共交通もうけいせいけいかく(以下「けいせいけいかく」という。)に位置付けられた事業を実施する。

地域の実情に応じた適切な乗合旅客運送の態様、運賃、料金等に関すること。

豊川市の公共交通政策の推進に関すること。

交通会議の運営方法に関すること。

法第1条の目的を達成するために必要な事項に関すること。

ア けいせいけいかくの策定及び変更の協議に関すること。

イ けいせいけいかくの実施に係る連絡調整に関すること。

前各号に掲げるもののほか、交通会議の目的を達成するために必要なこと。

(組織)

3条 交通会議は、委員25人以内をもって組織する。

2 交通会議の委員は、市長及び次に掲げる者のうちから市長が委嘱し、又は任命した者とする。

市の職員

愛知県都市整備局長又はその指名する者

一般旅客自動車運送事業者の代表者又はその指名する者

一般旅客自動車運送事業者の組織する団体の代表者又はその指名する者

市民又は利用者の代表

国土交通省中部運輸局愛知運輸支局長又はその指名する者

一般旅客自動車運送事業者の事業用自動車の運転者が組織する団体の代表者又はその指名する者

愛知県東三河建設事務所長又はその指名する者

愛知県豊川警察署長又はその指名する者

学識経験を有する者

(任期)

4条 委員の任期は委嘱された日の属する年度の翌年度末までとし、再任を妨げない。ただし、補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

(役員)

5条 交通会議に次の役員を置く。

会長 1

副会長 1

監事 1

2 会長は、市長とし、交通会議を代表する。

3 副会長及び監事は、会長が指名する。

4 副会長は会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときは、その職務を代理する。

(会議)

6条 交通会議の会議(以下「会議」という。)は、会長が招集する。

2 会議は、委員の過半数以上の者がしゅっせきしなければ、これを開くことができない。

ただし、委任状(別記)により代理人に権限の委任がある場合には、代理人をしゅっせき委員とみなす。

3 会議の円滑な運営に資するため、会議に座長を置くことができるものとする。

4 会議の議決は全会一致を原則とするが、成立しない場合においてはしゅっせきした委員の4分の3をもって決することとする。

5 会議は、原則として公開するものとする。

(意見の聴取)

7条 会長は、必要があると認めたときは、関係者のしゅっせきを求め、説明又は意見を聴くことができる。

(協議結果の取扱い)

8条 交通会議において協議が調った事項について、委員はその結果を尊重し、当該事項の誠実な実施に努めるものとする。

(幹事会)

9条 交通会議の運営に必要な事項を処理するため、幹事会を置くことができる。

2 幹事会は、第3条に定める構成員、その他、交通会議が必要と認めた者を委員とする。

3 幹事会は、必要があると認めたときは、関係者のしゅっせきを求め、説明又は意見を聴くことができる。

(事務局)

10条 交通会議の事務局は市民部人権交通防犯課に置く。

(その他)

11条 この要綱に定めるもののほか、交通会議の運営に関し必要な事項は、会長が別に定めるものとする。

附 則

この要綱は、平成2121日から施行する。

附 則

この要綱は、平成21213日から施行する。

附 則

この要綱は、平成2241日から施行する。

附 則

この要綱は、平成2541日から施行する。

附 則

この要綱は、平成2741日から施行する。

附 則

この要綱は、平成2841日から施行する。

附 則

この要綱は、平成3141日から施行する。

 

123豊川市地域公共交通会議委員名簿

47回豊川市地域公共交通会議開催時点

 

豊川市長 たけもとゆきお

豊川市福祉部 くわのけんご

豊川市市民部 もりしたたもつ

愛知県都市整備局 さわきとおる

とよてつバス株式会社 さかもとなおや

ほうてつタクシー株式会社 わかばやしゆきのぶ

公益社団法人愛知県バス協会 こばやしひろゆき

愛知県タクシー協会 すずきえいいち

豊川市連区長会 いながきのりとし

一宮地区区長会 こばやしみよし

音羽連区 おおばやしみつじ

みと連区 たけもとよしお

小坂井連区 とがみ ひろし

豊川市老人クラブ連合会 みまゆきえ

人権擁護委員 たけうちまゆみ

中部運輸局愛知運輸支局 うわいくにひこ

愛知県交通運輸産業労働組合協議会 ながさかかずとし

中部地方整備局名古屋国道事務所 なかむらともかず

愛知県東三河建設事務所 わたらいりゅうじ

豊川市建設部 すずきたかし

愛知県豊川警察署 おがさわらひろとき

特定非営利活動法人ひと育てモノづくりまちづくり達人ネットワーク いずはらこうじ

豊橋技術科学大学 まつおこうじろう