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豊川市 きらっと☆とよかわっ!
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「広報とよかわ」2012年9月1日号 テキスト1

更新日:2017年3月10日

【特集】そのとき、生き延びるために

東日本大震災や九州北部豪雨など、
記憶に新しい自然災害が国内で発生する中、
私たちの住む地域でも、いつ大規模な自然災害が
発生するかわかりません。
未曾有の災害である東日本大震災の後、
大規模な災害時にいかに生き延びるかということが
最重要であると認識されるようになりました。
今回の特集では、大規模な災害が発生したときに、
生き延びるために必要なことを、
自助・共助・公助の三つの視点から考えます。
詳しいことは、防災対策課(89-2194)へ、
お問い合わせください。

自助 自分自身で災害に備えること
共助 助け合って災害に備えること
公助 行政が災害に備え、対応すること


備える

ライフラインが止まってしまった後、水や食料などの救援物資が手元に届くのは一般的に3日後だといわれています。災害が起こってから準備することはできません。必要なものはあらかじめ備えておきましょう。

必要なものを備える
大規模な災害が発生したときには、電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまう可能性があります。いざというときに備えて、非常備蓄品と非常持出品をあらかじめ用意しておきましょう。非常備蓄品は、災害復旧まで最低三日生活できるように準備しておくもので、非常持出品は、災害が発生して避難するときにまず最初に持ち出すものです。
準備は、家族構成を考えて必要なものがそろっているか確認し、新しいものと取り換える必要があるものは、定期的に取り換えておきましょう。
また、防災用の特別な保存食品だけでなく、カップめんやお菓子、食パンなど、普段の買い物の際に少し余分に購入することでも対応できます。

非常備蓄品
■三日分の飲料水(一人一日 三リットル)
■三日分の食糧(非常食・レ トルト食品・缶詰など)
■カセットコンロ(ボンベ)
■ブルーシート
非常持出品
■非常食(軽くて小さいもの)
■飲料水
■懐中電灯・予備の乾電池
■常備薬・救急セット
■携帯ラジオ
■貴重品(現金・保険証など)
■日常生活に欠かせないもの(メガネなど)

安全な場所の確認
日ごろから、自宅や職場の近くの避難所を確認し、道路を歩いてみるなど、安全な経路を確認しておきましょう。その際には、避難しにくい場所や、過去に浸水があった区域はできるだけ避けるようにしましょう。また、夜間や浸水時には、道路と水路の区別がわかりにくくなります。ガードレールや電柱などが目印となる経路を選びましょう。万が一、避難時などに家族が離れ離れになった時に備え、集合場所などの約束ごとを決めておくことも重要です。
さらに、自宅付近の海抜なども確認しておく必要があります。コミュニティバスのバス停には、それぞれの地点の海抜が記載されていますので、ご確認ください。

防災一口メモ(トイレ)
避難所の仮設トイレでは全てをまかないきれない可能性があります。排泄物だけを流し、紙をトイレに流さずにごみ箱にためておくことにより、限られた水で仮設トイレを長く利用することができます。また、水洗トイレが使用できない時でも便器にビニール袋をかぶせることでトイレとして使用することができたり、地面に穴を掘ったりして用を足すこともできます。


守る

大規模な災害は、家で家族と一緒にいるときに起こるとは限りません。もし、一人でいるときに災害にあったら、生き延びるためには誰かの指示を待っているのではなく、自分で判断する必要があります。

まず、身を守る
地震が発生した場合には、まず頭を保護し、丈夫な机の下などの、身を守ることができる場所に隠れます。慌てて外に飛び出すのはやめましょう。そして揺れがおさまったら、自分の周りで何が起こっているのかを確認します。そしてどこが安全なのか、避難が必要なのかを考えましょう。
危険が無ければその場で動かずにいるのが安全ですが、津波が来る、火災が発生している、建物が倒壊するなどの恐れがある場合は、直ちに避難しましょう。また、津波の場合は海や川から離れ、高い場所へ逃げましょう。

財産、ものを守る
阪神・淡路大震災では、家屋や家具類の倒壊による圧迫死が死因の八十七・八%(警察庁調べ)を占めていたそうです。地震発生時の被害をできる限り防ぐために、住宅内の安全確保をしましょう。
具体的には、寝室や子ども部屋などにはできるだけ家具を置かないようにし、家具を置く場合はできるだけ低いものを選ぶことも有効です。また、家具の向きや配置を工夫して、家具が倒れたり、出入り口がふさがれたりしないようにしましょう。
背の高い家具はL字金具や支え棒などで固定し、家具の上には重い物や壊れやすい物を置かないようにします。また、二段重ね式の家具はつなぎ目を金具で連結します。ガラスに飛散防止フィルムを張ることも有効な手段です。
また、避難する場合には、ブレーカーを落とし、ガスの元栓を締めて、戸締まりをし、二次災害を未然に防ぎましょう。
■家具転倒防止器具取付事業
市では、家具転倒防止器具の取付作業を無料で行っています。
なお、取り付け作業は、シルバー人材センターが訪問して行います。
対象住宅 市内の住宅(過去に利用したことがない世帯に限る)
対象家具 原則として寝室にあるたんすなどの家具で三個以内
申し込み 九月二十八日(金曜)まで受け付け。直接、または電話で、防災対策課(本庁舎2階)へ
その他 固定に必要な器具の代金は、個人の負担になります。また、アパートなどの借家にお住まいの方は、所有者の同意が必要です

子どもたちへの防災教育
市では、市内の小・中学生を対象に防災教育を実施しています。これは、次世代へも防災への意識をつなげ、生き延びるための判断力を身に付けることを目的としています。昨年は御津中学校をモデル校として、防災教育を実施しました。
また、防災の日にちなんで、市内の保育園、小・中学校などでも防災訓練を実施しています。今後も大規模な自然災害から身を守り、安全に素早く避難できるように取り組んでいきます。


助ける

大規模な災害が発生した直後は、行政の機能が滞ってしまうことがあります。そのような場合、地域で近所の人が助け合う「共助」が災害による被害を最小限に抑える働きをします。

自主防災会の活動
東日本大震災の発災直後、多くの場所で消防車や救急車などの救助の手が回らない状況の中で、住民を助けたのは消防団や自治会、自主防災組織などの「ご近所の方たち」でした。これは、顔見知り同士だったからこそ、障害者や一人暮らしの高齢者などの状況が把握でき、助け合うことができたためです。このように発災直後は、地域で近所の人が助け合う「共助」が共に生き延びるのに必要です。
現在、市内全域に「自分たちの地域は自分たちで守ろう」という意識から生まれた二百三の自主防災会があります。自主防災会は地域を災害から守る一番身近な存在であり、防災知識の普及や災害危険の把握、防災訓練の実施、防災資機材の整備などを行っています。地域の人とコミュニケーションを図ることで、災害時における地域での役割や取るべき行動を確認することができるので、自主防災会の活動に積極的に参加するようにしましょう。

要援護者支援制度
市では、災害時に自分の身を守ることが困難な障害者やひとり暮らしの高齢者などを対象として、地域社会の中で円滑に支援を行うための「災害時要援護者支援制度」を定めています。この制度では、自主防災会、地域支援者、民生委員・児童委員を中心とした近隣社会の互助により、災害時要援護者名簿に登録した障害者や高齢者に対して、平常時からの見守りや災害時における人的被害の防止や軽減を図る支援を行います。また、災害時要援護者支援制度の登録者を対象に、自主防災会を通して緊急情報キットを配布しています。
登録の方法や対象などの詳細については、防災対策課へ、お問い合わせください。

interview
小さなところから災害に備えていきます
西小坂井自主防災会
横井 功さん
西小坂井町内会では、本年度から、災害に対する住民意識を高めるために、災害対策委員会を設置し、活動を開始しました。これは、それぞれの分野の代表の皆さんを通して、災害への心構えを浸透させていこうというものです。
専門家を招いた勉強会をはじめ、9月の防災訓練に向けて、住民の参加拡大を目指して活動しています。最大の願いは、「この地域では大規模な災害は起こらないだろう」と楽観的に考えるのではなく、いつ災害が起こってもおかしくないと考え、自分の身は自分で守り、近所の人を助け合えるよう、意識が高まってくれることです。
身近にできる小さなところから積み上げて、災害に備えていきたいです。


得る

自らの身を守り、そして次の行動に移るためには、災害の情報を正確に把握することが重要です。複数の方法を利用して、素早く正確な情報を入手しましょう。

待つのではなくて
行政が災害に備え、対応する「公助」には、避難所の設置や救援物資の分配など、多岐にわたります。皆さんの安全・安心のために、行政も全力で取り組んでいますが、大規模な災害が発生した直後は、行政機能が滞ることがあります。
生き延びるためには、正確な情報を、迅速に得る必要があります。そのためには、待っているのではなく、自ら積極的に情報をつかみ取りましょう。

豊川市防災メール
市では、避難勧告などの防災情報や気象情報を携帯電話やパソコンへEメールでお知らせする情報配信システム「豊川市防災メール」の配信を行っています。防災情報が迅速かつ正確に配信されるため、災害時における有効な連絡手段となります。ぜひ、ご登録ください。登録料は無料です(ただし、登録やメール着信時のパケット通信料や回線使用料は本人の負担となります)。
配信を希望される方は、携帯電話またはパソコンから、豊川市防災メールのトップページ(https://mail.cous.jp/toyokawa/)に接続し、「メール配信申込み」から画面の指示に従い、登録をしてください。携帯電話からは、下記のQRコードでも接続できます。

さまざまな情報取得手段
豊川市防災メール以外にも、市ホームページでの情報の掲載、同報系防災行政無線、緊急速報メール、エフエム放送、ケーブルテレビでの情報提供を行います。また、テレビのデータ放送では、地域の災害情報を迅速に入手できたり、災害時に電話がつながりにくい状況になったときに、災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板が開設されたりします。
なお、同報系防災無線の音声放送が聞き取れなかったときは、テレホンサービス(電話:0180-995-550)で放送内容の確認ができます(一部IP電話など利用できない場合があります)。ただし、通話料は本人負担となります。
■同報系防災行政無線を用いた全国一斉の緊急情報の伝達試験
市では、地震や津波などの災害時に、全国瞬時警報システム(J-ALERT)から送られてくる緊急情報を、さまざまな情報伝達手段を用いて確実に伝えるための伝達試験を実施します。
期日 9月12日(水曜)
時間 午前10時ごろ・午前10時30分ごろの2回
内容 市内に設置してある屋外拡声子局から、試験放送のアナウンスと防災行政無線のチャイムが流れます

生き延びるために
東日本大震災後、「防災」から「減災」へと考え方が変化し、災害を防ぐことから、いかに被害を少なくするかということが必要になりました。そのため、人的被害を最小限にするためにも一人一人が災害に立ち向かい、必ず生き延びる、という意識が重要です。
災害が発生したときには、身を守り、近所の人と助け合い、積極的に情報をつかみ取り、たいせつな生命を守りましょう。


カメラリポート
7月

8日
地球環境にやさしくエコドライブ講習会を開催

市では、二酸化炭素の排出を抑えて地球環境にやさしい「エコドライブ講習会」を開催しました。これは、無駄なアイドリングや、急発進、急加速をしないなど、燃費を向上させて安全な運転につながるもので、映像も交えて行われました。
参加者は、講師が同乗して実際にエコドライブ運転を体験し、その技術の習得に真剣に取り組みました。

11日
無錫市新区中学生使節団いなり寿司作りを体験

友好都市である無錫市新区の中学生使節団が、七月十日から四日間来訪し、交流を深めました。使節団は、市内の家庭にホームステイをし、中学校や高校で授業や行事に参加したり、公共施設や工場などを見学したりしました。
十一日には、豊川高校を訪問し、高校生たちと一緒にいなり寿司作りを体験しました。英語で会話をしながら調理を進め、おいしそうないなり寿司が並びました。

29日
劇団員と一緒に船を作り子どもたちが冒険の海へ

ワークショップ「アルゴ号を作ろう」が御津文化会館で開催されました。これは、ミヒャエル・エンデ作の「モモ」に出てくる船のアルゴ号を「劇団うりんこ」と一緒に作成したものです。
参加した子どもたちは、ダンボールを土台に張り、手作りの帆や望遠鏡などを備えたアルゴ号を一生懸命に作りました。その後、劇団員と一緒に冒険の海に出発しました。

29日
国府夏まつり炎天下の歌舞伎行列

国府町の大社神社で、伝統の国府夏まつりが行われました。祭りには、国府町の四町内会から一台ずつ山車が繰り出し、その前を歌舞伎行列がゆっくりと練り歩きました。この歌舞伎行列は、地元の青年がきらびやかな花魁や迫力ある歌舞伎役者などにふんしたものです。
うだるような暑さの中、訪れた大勢の観客は、華やかな行列にカメラを向けていました。


いきいき広場 ハローピープル


国際交流通信
多文化カフェ

●ニイハオ●(ニイハオ)!
楽しく中国語を学んでいます

ニイハオ部会は、設立から今年で三十年になる歴史のある部会です。毎週水曜日の夜に勉強会を行い、初級コースと中級コースに分かれて、中国語を勉強しています。
最近はニイハオ部会も人数が増え、中国語の勉強にも活気が出てきました。
また、勉強だけではなく、中国料理を満喫したり、中国語の歌をカラオケで歌ったり、手筒花火を見たりして、皆で楽しみながら活動をしています。
七月十一日から十三日まで、友好都市である無錫市新区の新城中学生十八人と引率者が豊川市を訪れました。私たちニイハオ部会も、ホストファミリーとして中学生の受け入れを行ったり、市内を案内したりしました。実際に中国語で会話をすることによって、大変良い交流ができ、短い時間でしたがとても良い思い出をつくることができました。
ニイハオ部会では、中国語を勉強したい方や、中国に興味がある方を募集しています。見学したい方は、ぜひ一度、お問い合わせください。

部会名:ニイハオ部会
代表者:本馬清珠
(電話)83-1571(国際交流協会)

町内会活動紹介
町内会の底力

歴史と伝統をたいせつにして地域の絆を深めています

篠束町内会は、旧小坂井地域の東部にある約五百二十戸の町内会です。南北に長い地域の北と南には広い田園が広がっています。また、人口も増加し続けており、活気を感じる地域といえます。
私たちの地域には、稲作農業の跡が分かる篠束遺跡があります。また、一千三百年前に開かれ、篠束郷と呼ばれた医王寺、平安宮との関係を表す木簡などがあり、歴史的にも大変古い地域です。
私たちは、伝統行事を継承しながら新しいコミュニティを形成するために、コミュニティ推進会議を組織しています。その会議には、組長会、鷺坂会(青年団)、白鷺会(青年団OB)、老人クラブ、消防団、子ども会、自主防災会、体育委員などが参画し、「皆で協力し合って楽しい地域づくり」を目標に活動しています。
また、平成二十三年度から、明るく犯罪のない町を目指し、町内にある約六十基の防犯灯を全てLED灯に取り替える事業を六カ年の計画で進めています。
今後も、町内会の絆を深める活動に取り組んでいきたいと考えています。

団体名:篠束町内会
代表者:大場昌克

私たちの学校自慢 スクールリポート!

東部小学校 スクールリポーター 6年2組 井上姫那さん
東部小学校は本が好きな人であふれています

東部小学校の自慢は、何といっても読書活動が盛んなことです。学校の図書館は、毎日たくさんの人が利用しています。中には年間百冊以上の本を借りる人もいます。
その大きな理由は、図書委員会が中心となり、春と夏と秋、年三回行っている読書週間です。どの読書週間にも目標があり、一、二年生が二十冊、三年生から六年生が五百ページとなっています。みんなが楽しめるように読書のテーマを図書委員会が企画し、テーマに合った本を一人一人が真剣に読んでいます。
そのほかに、みんなが本に興味を持つように、毎週、朝の読み聞かせにお母さんたちが学校に来て、楽しませてくれたりします。
これからも本の貸し出し数が市内上位の学校として、自慢できるようにしたいです。

青春Smile Talk

森崎裕誉さん(18歳)

私は、小学生のころから剣道を続けています。現在も市の剣道連盟に所属しており、週に一度は武道館で練習をしています。練習は厳しい面も多いですが、楽しいです。一緒に練習している先輩たちには小さいころから剣道を教えてもらい、とてもかわいがってもらっています。
これからも剣道を続け、昇段を目指してがんばりたいです。

わんぱくショット

托兜くん
平成21年5月22日生まれ
片山明宏・純子さんの次男
おっきなジャガイモ採れたよー。こうた兄ちゃんのとどっちが大きいかな。元気いっぱい、たくましく育ってね。

勇機くん
平成24年6月8日生まれ
松井敏樹・育代さんの長男
待望の赤ちゃんに大喜びのかすみお姉ちゃん。たくさんの笑顔があふれ出ますように。元気に生まれてきてくれてありがとう。

このコーナーに登場するお子さんを募集しています。住所、氏名、電話番号を明記のうえ、写真とコメントを秘書課わんぱくショット係(〒442-8601諏訪1-1)へ、お送りください。

お問い合わせ

企画部 秘書課
所在地:442-8601
豊川市諏訪1丁目1番地
電話:0533-89-2121 ファックス:0533-89-2124

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豊川市役所

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開庁日時:月曜から金曜 午前8時30分から午後5時15分 閉庁日:土曜・日曜、国民の祝日、年末年始(12月29日から1月3日)
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