仕事始め式
更新日:2014年1月6日
平成26年1月6日
皆さん、あけましておめでとうございます。年末年始は穏やかな日が続きました。9日間と長い休みで、しっかりと英気を養うことができたと思います。今年1年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は市制施行70周年ということで、皆さんには獅子奮迅の活躍をしていただきました。すべての事業がうまくいったと感じています。特にB‐1グランプリ開催にあたっては、大変多くの方の参加をいただき成功することができました。これも皆さんの尽力の賜物と感謝しています。
昨日、NHK「のど自慢」を見ていたところ、1年間の名場面として亡くなられた市職員、宇野文二さんの家族の出演が放映されていました。豊川市で開催された時、娘さんが亡くなられたお父さんの背広を着て、「家族4人で参加しました」とおっしゃっていました。宇野さんはすばらしい家族をお持ちだったなと思いました。
今年も数々の事業があります。70周年記念事業としましては、映画「黒部の太陽」の上映と石原裕次郎の奥さん(石原まき子夫人)のトークショーがあります。また、おそらく春の選抜高校野球には豊川高校が出場するのではないかと楽しみにしています。1年間、忙しくなりますが、これからもしっかりと対応していきたいと思います。
昨年、大河ドラマ「八重の桜」が放送されていました。その中で、八重の兄である山本覚馬は、会津藩士として戦った後に幽閉され、視力を失いながらも「管見」という建白書を出しています。「管見」は、今日の日本のあるべき姿を示しており、先見性のあるすばらしい提言です。新政府は、賊軍であった彼の建白書を認めて彼を登用し、薩摩の西郷隆盛に認められた彼は活躍することとなります。明治維新となると、官軍側である西郷隆盛、坂本龍馬、吉田松陰などがクローズアップされがちですが、賊軍側にもすばらしい人材がいて、賊軍を裁くだけでなく、すばらしい人物は登用したことが明治時代に日本が植民地にならず、今日の世界に通ずる国となる原動力になったと思っています。このことを、日本人として誇りにすべきだと強く感じました。皆さん方が仕事をするときにも、いろいろな場面で「どうあるべきか」をしっかりと形にしていけば、すばらしい日本になると思います。
今年も豊川市はたくさんの事業、課題がありますが、皆さんと力を合わせて、さらに豊川市を発展させ、東三河の中核都市としてがんばってまいりたいと思いますので、皆さんもその心意気を持って、1年間よろしくお願いします。