市制施行71周年記念表彰式

平成26年6月2日　
　本日は、大変お忙しい中、豊川市制施行71周年記念表彰式にご出席いただきましてありがとうございます。
　日頃より市政運営につきまして格別なご理解とご支援を賜り、この場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。
　本市の歴史を振り返りますと、昭和14年に東洋一といわれました豊川海軍工廠が開設され、昭和18年6月1日に豊川町、牛久保町、国府町、八幡村の3町1村が合併して豊川市が誕生しました。昭和20年8月7日には海軍工廠への爆撃により約2,500名以上の方が犠牲になられ、さらには財政再建団体に指定されるという大変苦しい時代を経るも、その後、東名高速道路豊川インターチェンジの開設や、海軍工廠跡地への工場誘致などにより復興を遂げてまいりました。今日の豊川市があるのは先人たちのたゆまぬ努力のおかげでありまして、敬意と感謝を申し上げるところでございます。
　平成になってからは、平成18年、20年、22年と3回にわたり宝飯郡4町と合併し、人口18万人余、面積約160平方キロという、新豊川市が誕生いたしました。本市は、温暖な気候に恵まれ、北は本宮山、南は三河湾を臨み、その間を豊川が流れるという自然豊かな、バランスの取れたすばらしい地域になったと自負しています。
　昨年は市制施行70周年ということで、市民の皆様のご協力のもと、84もの事業を行いました。特にB－1グランプリの開催におきましては、全国から58万人を超えるお客様をお迎えし、大盛況のうちに終えることができました。多くの企業の皆様から多大なご寄附をいただき、無事に運営することができましたのも、皆様方のご協力のおかげと深く感謝申し上げるところでございます。
　また、本市の大きな課題でありました新市民病院を開院することができ、旧市民病院よりも101床増やし、554床で診療を開始しているところでございます。多くの患者様にご利用いただいており、既にベッド数が足らない状況でして、増床について県と協議しながら、地域で信頼される市民病院を目指して今後もがんばってまいりたいと思います。
　本日は、たくさんのスポーツ関係の方にもお越しいただいています。私は「福祉と文化、そしてスポーツの盛んなまちづくり」をめざして、スポーツによる元気なまちづくりに取り組んでまいりました。市民の皆様にはさまざまな分野でご活躍いただいておりますが、主なものを紹介いたしますと、私が市長就任以来、東海理化野球部は4年連続で全国大会に出場、バスケットボールの浜松・東三河フェニックスは2回連続リーグ優勝を果たされています。また、豊川高校女子駅伝部は全国初の4回目の優勝を果たされ、「駅伝のまち　豊川」の名を広めていただきました。豊川高校水泳部は、男女とも２年連続総合優勝を果たされています。さらに、今年3月の選抜高等学校野球大会では豊川高校が初出場ながらベスト4進出を果たされ、数々のすばらしい名場面をつくっていただきました。豊川の名を日本中に広めていただきましたことに深く感謝申し上げます。私は、これからもスポーツには力を入れていきたいと思っています。
　市民の皆様のご活躍、ご協力により、「豊川市は元気だ」と言われています。今回表彰を受けられる皆様には、長年にわたりそれぞれの分野で豊川市の発展のためにご尽力いただきまして、改めて感謝申し上げます。
　最後に、本日ご出席に皆様におかれましては、今後も豊川市の発展のためにご意見、ご指導をいただきますようお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。