年度始め式

令和3年4月1日

　おはようございます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に引き続き今回の年度始め式も次長級以上のみとさせていただきました。
　昨日は愛知県でも99人の感染者が出ており、約50日ぶりの高い水準の感染者数ということで心配しているところです。今後、新型コロナワクチンの接種が高齢者から始まります。豊川市では4月12日の週と26日の週にそれぞれ1箱ずつ、1,000人近い人が接種できる分が入ります。1,000人という数は豊川市の高齢者の対象者5万1千人の2%程度です。今回のワクチン接種については個別接種を中心とすることを考えています。豊川市医師会の会員90程の病院などの内8割ほどの70近い病院や診療所などが個別接種に協力いただける状況でございます。高齢者分の内、最初に届く2%分については、リスクの高い基礎疾患を持った方などを医師会の先生などから推薦していただき、優先的に接種を進めていくように考えております。接種にあたっては、市民病院において実施するように考えています。
　さて、本題に入ります。昨年の11月に県の人口動向調査結果が発表されました。調査開始以来、初めて愛知県の人口が減少しました。その中で東三河では唯一、豊川市は92人の人口増でした。平成27年度の国勢調査も東三河で唯一、人口が増えており周囲の市町村などからは「豊川市は非常に元気がある」と言われています。是非ともその評判が引き続いていくように頑張っていきたいと思います。
　私のマニフェストの1丁目1番地は人口増でございます。「暮らしやすさ第一豊川市」では、特に八幡駅周辺のまちづくりを進めているところでございます。令和4年の下期にオープンする予定のイオンの交通渋滞対策のために、道路や交差点改良などに総額13億円を超える費用を投じて対応をしてまいりたいと考えております。
　また、マニフェスト事業ではございませんが、名古屋大学跡地の6haの土地に津田工業が本社機能を移転し、500人程度の従業員が増えるということです。雇用の創出、人口の社会増につながるということでございます。併せて、日立跡地の2haの用地では、この3月末から公募による住宅開発が予定されております。80戸あまりの住宅が建設される予定です。これも豊川市の人口増につながると考えております。併せて、魅力あるまちづくりのために市役所北側の豊川公園ではテニスコートの整備、また高齢者や障害のある方も楽しめるインクルーシブな遊具を設置した子ども広場やジョギング・ウォーキングのコースなども作ってまいります。赤塚山公園は令和5年に開園30周年を迎えますが、水の広場の再整備、駐車場の拡張、また、飲食の提供については民間の力を借りて進めていこうと思っております。
　2番目の「子育て豊川応援団」の分野では、保育園児などの3歳未満児の受け入れが非常に重要でございます。公立保育園や保育協会の園舎建替工事へも着手してまいります。子育て世代の方たちに「豊川に住んで良かった」と言ってもらえるようなまちづくりのために、満一歳を迎えるお子さんがいらっしゃる家庭に「ファーストバースデイお祝い金」というものを支給してまいります。併せて保育園・幼稚園等の給食費の減免をしてまいります。子育て施策もしっかりと行うことで人口増を目指してまいります。
　基本理念の3つ目でございますが、「市民と創る協働と健全財政のまち」でございます。やはり、まちづくりには市民の皆さんの協力無しには進めることができません。特に防犯・交通安全・防災には市民の皆さんの力が必要となります。今年度、スポーツ推進委員、交通指導隊員の処遇の改善を行い、今後は消防団員の処遇も改善してまいりたいと考えております。私は町内会が最大のパートナーと思っておりますので、職員の皆さんも市民の皆さんと接する場合には、パートナー意識を持って接していただきたいと考えております。
　健全財政の面では、任期中4年間で「市債残高を30億円減らす」ということをお示しした訳ですが、財政調整基金などを活用し工夫してまいりたいと思います。
　元気な豊川市であるためには職員も元気でなければならないと考えております。そのためには、明るく風通しの良い職場づくりが必要です。そして、職員自身も元気でなければなりません。私も心掛けておりますが、是非とも職員の皆さんにも健康管理をしていただいて、元気な体で豊川市を盛り上げていただくことをお願いしたいと思います。
　最後に、職員の皆さんの奮闘をお願いいたしまして私からの挨拶とさせていただきます。