水道水の水質情報
更新日:2024年4月19日
水質基準
水道水質基準は、水道法第4条に基づいて厚生労働省令によって定められており、51項目となっています。
また、水質管理上留意すべき項目として「水質管理目標設定項目」27項目が定められています。
なお、水質基準等は、最新の科学的知見を踏まえて、逐次改正が行われることとなっています。
水道法により、水道事業体等に検査の義務が課せられている項目です。
今後、水道水中で検出される可能性があるものなど、水質管理上留意すべき項目です。
水質管理
水道水の水質は、水道法に基づく水質基準に適合することが求められており、常に水道水の水質を良好に保つよう浄水処理に万全を期しています。
また、水源から蛇口にいたるまで、一貫した水質管理を行うことにより、安全でおいしい水を供給できるように努めています。
- 水源 一宮浄水場の水源である豊川の伏流水や地下水水源の水質を把握するため、定期的に検査を行っています。
- 浄水施設 浄水場において正常な浄水処理ができているかを確認するため、浄水場出口においても、定期的に検査を行っています。また、魚を用いた水質監視槽や自動水質計器により常に水質を監視し、水道水の安全確保に万全を期しています。
- 給水栓(蛇口) 給水栓(蛇口)からでる水道水について、水道法に基づき定期的に検査を行うとともに、配水系統ごと、代表する給水栓において残留塩素や色、濁りについて毎日の水質状況を確認しています。
自動水質監視装置
水質分析機器による水質検査の様子
水質検査計画
水質検査の適正化や透明性を図るために、「水質検査計画」を策定することが法により定められており、この中で水質検査の項目、地点、頻度などが示してあります。
水質検査結果
令和5年度 水質検査結果
令和4年度 水質検査結果
令和3年度 水質検査結果
令和2年度 水質検査結果
おいしい水の要件
水道水のおいしさを表す指標としては、厚生省(現在厚生労働省)が1985年4月に設置した「おいしい水研究会」により報告された「おいしい水の水質要件」があります。
豊川市の水道水は、遊離炭酸、夏場の水温を除けば、ほぼこの要件を満たしています。
おいしい水の要件 |
豊川市の水道水 |
項目の説明 | |
---|---|---|---|
蒸発残留物 | 30~200 |
79mg/L |
主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦み等が増し、適度に含まれるとまろやかな味がします。 |
硬度 |
10~100 |
39.1mg/L |
ミネラルの中で量的に多いカルシウム、マグネシウムの含有量を示し、硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いが出ます。 |
遊離炭酸 | 3~30 |
4.8mg/L |
水にさわやかな味を与えますが、多いと刺激が強くなります。 |
過マンガン酸カリウム |
3 |
- |
有機物の量を示し、多いと渋みをつけ、多量に含むと水の味を損ないます。 |
臭気強度 | 3以下 | 異常なし | 臭いがつくと不快な感じがします。 |
残留塩素 | 0.4 |
0.3mg/L |
水道水には、消毒のために塩素が加えられています。「残留塩素」とは、加えられた塩素の残量を示したもので、衛生上0.1ミリグラム毎リットル以上含まれていることが義務付けられています。多いと水にカルキ臭をつける場合があります。 |
水温 | 最高20.0度以下 | 17.3度 | 冷やすことによりおいしく感じます。適温は、10度から15度くらいのようです。 |
注記 一宮浄水場系の水質は令和5年度平均値。
水質に関するQ&A
お問い合わせ
上下水道部 水道整備課(一宮浄水場)
電話:0533-92-1616