史跡三河国分尼寺跡保存整備基本計画について

更新日:2013年4月4日

保存整備基本計画について

国指定史跡三河国分尼寺跡の保存整備について、今後の基本計画等を示したもので、平成8年度に策定したものです。この計画に基づき三河国分尼寺跡は、策定から10年後の平成17年11月に史跡公園として整備・開園しました。この計画の概要は、以下のとおりです。

三河国分尼寺跡史跡公園の空中写真
三河国分尼寺跡史跡公園の空中写真

整備目標

豊川風土記の里づくりの基本理念、整備テーマ及び整備構想を念頭に、当該地区の遺跡の特色や立地環境を踏まえ、三河国分尼寺跡拠点地区の整備目標を次のように設定する。

遺構の保存を大前提とし、文化財を正しく人々に伝える空間とする。
豊川市における文化財保存研究及び活用を軸とした地域整備の先導的空間とする。
豊川市の新しい地域づくりに貢献する空間とする。

整備方針

整備目標を踏まえ当該地区の環境整備の整備方針を次のように設定する。

史跡の正しい情報を未来に継承していくため、現存する遺構等の保存を十分に考慮し、情報の検証が将来にわたって可能となるようにする。
整備にあたっては、史跡のもつ特色を正しく把握し、それをできる限り一般に分かりやすく表現していくことに努める。
当該地区にある史跡三河国分尼寺跡は、特に史跡三河国分寺跡や三河国府跡、及び赤塚山古窯跡等と深い関係を有する。このため当該地区の整備にあたっては、周辺の歴史的文化遺産や周辺環境の整備に向けての先導的役割を果たし、また、これら歴史的文化遺産と一体となって地域社会に親しまれる環境の創出を目指して整備を図る。

第1期整備計画

三河国分尼寺跡拠点地区の整備は、計画地の他の拠点地区に先駆けて事業着手するが、当計画地においても、今後用地の公有化等比較的時間を要する箇所がある。そのため、とりあえず用地の公有化が完了している箇所と近々公有化可能な箇所、及びそれ以外の場所に分け、第1期、第2期の2段階で事業を進めるものとする。

三河国分尼寺跡第1期整備計画図
三河国分尼寺跡第1期整備計画図

お問い合わせ

教育委員会 生涯学習課
電話:0533-88-8035

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