炭焼平(すみやきびら)古墳群

更新日:2013年1月4日

先人達の遺産がその時代を今に語りかける。

炭焼平古墳群

1952年という早い時期に、15基もの古墳が発掘調査され、翌々年には一部の古墳は愛知県の史跡に指定されています。40基以上の古墳から構成される、愛知県を代表する後期群集墳のひとつです。
群の造営期間は、6世紀の後葉から7世紀後葉までの長期に及んでいます。この古墳群が注目されるのは、40以上という構成墳の多さだけでなく、郡中に小規模ながら前方後円墳(4号墳)を含んでいるためです。この古墳は今でも調査時の姿で残されており、墳丘の裾に巡らした石列は明瞭な前方後円墳を描いています。
このように、多数の円墳に混じって少数の前方後円墳が、同一郡中に併存することから、群を造営した集団内にも格差が存在したことがわかります。同じ場所に累代の墓を営みながらも、その内部は一様ではなかったようです。

場所:東上町

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産業環境部 商工観光課
電話:0533-95-0263

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