「広報とよかわ」2017年12月号(特集)

更新日:2017年12月1日

特集1 ふるさと納税 とよかわ応援寄附 力を合わせたまちづくり

平成20年に始まった「ふるさと納税制度」。市では、地元企業と協働で、豊川の魅力を知ってもらう手段として取り組みを展開しています。今回の特集では、ふるさと納税の仕組みや、お礼の品の提供に協力いただいている事業者の思いなどを紹介します。
詳しいことは、企画政策課(電話:0533-89-2126)へ、お問い合わせください。

ふるさと納税申込方法のご案内
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」から、申込とクレジット決済ができます。

ふるさと納税とは

納税という言葉が付いていますが、実際には都道府県や市区町村に対する寄附のことです。自分の故郷に限らず、応援したい自治体にも寄附をすることができます。寄附をした方で、所得税、または住民税が課税される方は、確定申告などをすることで控除が受けられます。原則として、寄附金のうち2,000円を除いた額が、所得税および住民税の控除対象となります(収入や家族構成に応じて一定の上限があります)。確定申告が不要となるワンストップ特例もあります。詳しくは、総務省ふるさと納税ポータルサイトをご覧ください。

ふるさと納税の仕組み

  1. 寄附者が応援したい自治体に寄附
  2. 寄附を受けた自治体が、寄附者に受領書を交付
  3. 寄附者が税務署へ確定申告
  4. 税務署から寄附者へ所得税を還付
  5. 税務署から寄附者の住んでいる自治体へ、申告情報の共有
  6. 住んでいる自治体が、寄附者のふるさと納税をした翌年度分の住民税を減額

寄附金の使い道

市に寄せられた寄附金の使い道は、(1)快適かつ安心安全なまちづくりのための事業(2)健康・福祉の増進のための事業(3)快適な住環境整備のための事業(4)教育の推進並びに文化芸術及びスポーツの振興のための事業(5)産業及び観光振興のための事業(6)市民活動及び多文化共生の推進のための事業(7)市長が必要と認めた事業の7分野から、寄附者が選択できます。これまでに、167件、1,061万円の寄附金をいただき、桜トンネルの植栽補修、小学校の遊具の設置、図書館の検索システム更新などの事業に活用しました。
近年、自治体が寄附者へのお礼の品として地元の特産品などを購入して送るという取り組みが広がりをみせるなか、市では、市内の事業者のご協力のもと、無償で提供していただいたものをお届けしています。そのため、いただいた寄附金は全て事業に活用しています。
なお、今年度までは市民の方も対象にお礼の品を送っていますが、総務省の通知を踏まえ、平成30年4月からは、市外の方だけを対象とする予定です。

ふるさと納税で豊川の魅力を知ってもらいたい

市では、13の事業者などから、お礼の品を提供していただいています。ここでは、お礼の品の提供を通して豊川市のPRに協力いただいている事業者の思いを紹介します。
事業者のインタビューは、とよかわ応援基金(ふるさと納税)のFacebookでも紹介しています。ぜひご覧ください。

ふとんでご縁をつなげたい

「お財布用ふとん」
寝具のゆたかや 鈴木達也さん、弘子さん

お客様の顔を見て話をすることは、商売をしていて、一番大事なことであり、一番楽しいことでもあります。お礼の品の「お財布用ふとん」は、お客様との会話から生まれたもので、ハンカチを使って財布を寝かしていたというお客様から、財布専用の布団を作ってほしいという依頼がきっかけでした。開運の願いを込めた、この布団を通して、多くの方と豊川のご縁をつなぐお役に立てられたらいいなと思います。ふるさと納税で豊川市に少しでも興味を持っていただき、たくさんの方に遊びに訪れてもらいたいです。

漬物で豊川の野菜を知ってほしい

「本物の漬物詰合せ」
漬物本舗 道長 石川大介さん

漬物は、その昔どこの家庭でも作られていました。それぞれの家庭には、ぬか床があり、その家の味があったものです。しかし、今では、昔ながらの漬物を見かけることが少なくなってしまいました。そこで、私たちは新鮮でおいしい地元の野菜を使って、昔ながらの家庭の味を提供しています。
今回お礼の品として提供する「本物の漬物詰合せ」は、たくあん、梅干しなど、添加物や化学調味料は一切使っていない漬物5種の詰め合わせです。漬物で豊川の野菜のおいしさを知ってもらいたいと思います。

蜂蜜が人を呼ぶきっかけになってほしい

「はちみつ来福セット」
有限会社 さんぽ道 市川洋至さん

複数の花の蜜から作る一般的な蜂蜜ではなく、一種類の花の蜜で作る単花にこだわり、花の個性を楽しめる蜂蜜作りを行っています。お礼の品「はちみつ来福セット」の「千両さつま芋くりーむ」は、豊川の千両芋と蜂蜜がコラボレーションした商品で、芋の自然な甘みが楽しめます。さまざまな食材と相性が良い蜂蜜の強みを生かして、地元の農産物と連携し、商品価値を高めることで、「ちょっと豊川に寄ってみるか」と思う人を一人でも増やしたいです。蜂蜜が豊川に人を呼ぶ一つのきっかけになればと思っています。

おいしい防災食で防災意識を高めたい

「防災食セット」
トーアス株式会社 荒川竜行さん

国産野菜にこだわり、動物性原料を一切使わず、栄養バランスを考えた缶詰作りを行っています。お礼の品の「防災食セット」は、ごはん・おかず・スイーツのフルコースとなっており、調理に水も火も必要ないので、開けたらそのまま食べることができます。食事の一品としても食べられるほどおいしくなっているため、普段の食事にも取り入れ、いざという時に備えてもらいたいと思います。
おいしい防災食を通して、豊川のみならず、多くの地域の方々に防災意識を高めていただきたいと思います。

工芸品で畳の文化を再び

「畳の名刺入れ、畳の手帳」
乗本畳店 乗本知尚さん

お礼の品で提供している「畳の名刺入れ」や「畳の手帳」を作り始めたのは、畳離れがきっかけです。畳は、日本独自の文化ですが、近年は、畳の部屋が少なくなりました。畳の需要が減るということは、畳屋が減るだけでなく、い草の生産者、専用の機械・工具の製造者が減ることにもつながります。生活の中から畳がなくなっていく状況を何とかしたくて、畳に触れる機会を増やそうと考案したのが、畳を使った工芸品です。職人としての技術を駆使して作るお礼の品を通して、畳について見直してほしいと思います。

まだまだある!とよかわ魅力の品を紹介

「アレンジフラワー」
出荷量日本一のとよかわバラをアレンジしました。
「地産米『稲荷の里』」
豊川稲荷から名前をとった縁起の良い特別栽培米です。
(JAひまわり)

「あゆ甘露煮」
鮎の姿を尾の先まで残すよう丁寧に素焼きし、丹精込めて炊き上げました。モンドセレクション金賞を受賞した甘露煮です。
(株式会社 平松食品)

「和鮎」
年間を通して良質な地下水を使用して養殖され、背脂や内臓の脂が少なく、養殖ならではの食べ応えのある鮎です。
(兼升養魚漁業生産組合)

「ほんもろこ佃煮」
水質管理された水で育て、臭みが全くなく、引き締まった身の高級魚ほんもろこを、素材の味を生かして佃煮にしました。
(SUNコーポレーション)

「葵出世太鼓 ウイスキーどらやき」
愛知県観光協会長賞を受賞した、日本初のウイスキーを効かせた大人のどら焼き。手焼きの生地にはうずらの卵を使用しています。
(こざかい とらや)

「ホルモン殊勲賞詰」
自慢の味噌ダレで味付けした豚の白モツをはじめ、特上ミノ、豚上ホルモンなど、新鮮ホルモンの詰め合わせです。
(夏目ホルモン店)

「とよかわ手筒花火(放揚済)」
日本最古の花火ともいわれる手筒花火。放揚済の手筒花火は厄除けなどの縁起物として、軒先に置く習慣があります。
(豊川手筒まつり実行委員会)

「いなりん出張訪問(いなりんグッズ付き)」
いなりんが出張訪問し、触れ合います。
「いなりんグッズ」
いなりんたちをデザインしたグッズの詰め合わせです。
(みんなで豊川市をもりあげ隊)

特集2 平成28年度決算状況をお知らせします

市では、毎年、皆さんの納めたお金が、どのように使われているのかを知っていただくため、市の決算状況を公表しています。
詳しいことは、財政課(電話:0533-89-2127)へ、お問い合わせください。なお、こちらでもご覧いただけます。

一般会計

歳入 653億6,106万円

市税内訳
個人市民税 104億4,697万円
法人市民税 14億9,373万円
固定資産税 127億5,795万円
軽自動車税 4億3,012万円
市たばこ税 12億1,263万円
特別土地保有税 1,590万円
入湯税 4,572万円
都市計画税 22億2,941万円

歳出 623億198万円(うち人件費 98億1,180万円)

特別会計

合計、歳入 423億2,007万円、歳出 394億4,165万円

企業会計

水道事業

収入小計 40億4,693万円、支出小計 48億3,563万円

病院事業

収入小計 155億7,231万円、支出小計 171億3,433万円

収入合計 196億1,924万円、支出合計 219億6,996万円

豊川市の家計簿

豊川市の財政状況を分かりやすくするために、平成28年度の市の一般会計決算額を市の人口185,751人(平成29年3月31日現在の住民基本台帳人口)で割り、市民1人当たりの金額に換算して、家計で使う項目に例えてみました。

収入

合計 35万2,000円

支出

合計 35万2,000円

家計と市の財政では、お金の使い方も規模も違うため単純に比べられないところもありますが、おおよそこのようになります。

財政の健全度

平成28年度決算に係る財政の健全度を表す健全化判断比率と、公営企業の経営健全度を表す資金不足比率は次のとおりです。いずれの値も基準を下回り、健全であることが分かります。

健全化判断比率

健全化判断比率における実質赤字比率や連結実質赤字比率など4つの指標のうち、確定値が1つでも早期健全化基準以上である場合には、早期健全化が求められます。

(注記)( )内は参考として黒字の比率をマイナス表記しています

資金不足比率

資金不足比率とは、事業ごとの資金の不足額が、料金収入などに対してどの程度の比率になるかを示します。確定値が経営健全化基準以上である場合には、早期健全化が求められます。

健全化判断比率の指標 用語解説

一般会計などの実質赤字の比率であり、これが発生している場合は、単年度の収支均衡が図られていない状態を示します。

全ての会計の実質赤字の比率であり、これが発生している場合は地方公共団体全体として単年度の収支均衡が図られていない状態を示します。

公債費および公債費に準じた経費の比重を示す比率であり、公債費による財政負担の程度を客観的に表します。

地方債残高のほか、一般会計などが将来負担すべき実質的な負債をとらえた比率であり、これが高いほど地方公共団体にとっての将来負担が多いことを示します。

お問い合わせ

企画部 秘書課
電話:0533-89-2121

AIチャットボット
閉じる