仕事始め式

　平成27年1月5日

　新年あけましておめでとうございます。
　平成27年が始まりました。昨年、平成26年は、いろいろな分野での皆さんの活躍により、すばらしい1年となりました。厚く感謝申し上げます。
　特に昨年、本市の交通事故による死亡者が3名と少なかったことが印象的でした。これも、日頃の皆さんの交通安全活動の成果であると誇らしく思っています。
　さて、昨年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」では、最後、戦国時代が終わり新しい徳川の時代を迎えるにあたり、徳川家康が官兵衛に「天下のための天下」ということを言いました。私たちも「豊川市民のための豊川市」を目指して、ともにがんばってまいりたいと思います。
　今年は、終戦70周年を迎えます。全国でも様々な催しが行われると思いますが、本市も8月7日の平和祈念式典では、例年とは異なる趣向を凝らした式典を行いたいと思っています。
　さきの大戦では、多くの国民が尊い命を落とされました。本で読んだ話ではありますが、ミッドウェー海戦で日本がアメリカに負けた際の御前会議では、最高指導者たちは、すでに日本の敗戦を悟っていたそうです。それにも関わらず、日本の指導者たちは面子にこだわり、誰もが敗戦を認めなかったそうです。あの時、負けを認めていれば、悲惨な沖縄戦も、広島・長崎の原爆投下も、豊川の海軍工廠の爆撃もなく、民間人を含む多くの国民の死を防ぐことができたと思うと、残念でなりません。指導者が面子だけにこだわり、誤った判断をした重大な事実だと思います。
　私たちも日頃から常に、豊川市民のためになるかを考え、方向を間違えることなく市政を進めていかなければなりません。皆さんのがんばりのおかげで、様々な施策は順調に進んでいます。これからも誇りを持って、豊川市民のためにがんばるという意気込みで仕事を進めていただきたいと思います。
　以上を持ちまして、仕事始め式の、私からの言葉とさせていただきます。どうぞみなさん、今年も力を合わせてがんばりましょう。