平和宣言

更新日:2018年8月7日

 本日、豊川市平和祈念式典を挙行するにあたり、ご来賓の皆様をはじめ、ご遺族の皆様、豊川海軍工廠関係者、多くの市民の皆様のご臨席を賜りましたことを、心からお礼申し上げます。
 今年も、暑い夏の訪れとともに、私たちにとって忘れることのできない日がやってきました。昭和20年8月7日、豊川海軍工廠は、澄み渡る快晴の下、爆撃により一瞬にして廃墟となり、2,500以上もの尊い命が奪われました。
 本市は豊川海軍工廠被爆50周年を迎えた平成7年8月7日に「平和都市」を宣言いたしました。私も市長就任以来、この遺志を引き継ぎ、毎年、平和祈念式典を執り行い、戦争により引き起こされた悲しい歴史を心に刻んでまいりました。
 本年、6月9日には戦争の悲惨さと平和の尊さを学ぶことのできる場として「豊川海軍工廠平和公園」を開園することができました。戦争体験者が少なくなっていくなか、海軍工廠での出来事を次世代に伝えていくために、語り継ぎボランティアの皆さまによるガイドやこの公園を活用した平和学習を進めることにより、悲しい歴史が二度と繰り返されないことを切に願っております。
 今を生きる私たちに課された使命として、戦争を知らない世代がその歴史を学び、記憶を風化させることがないよう、戦争による悲劇と平和の尊さを、後世に伝える一翼を担ってまいります。
 本日ここに、戦禍の犠牲となられた方々の御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、将来を担う子どもたちの明るい未来に向けて、戦争のない世界、核兵器のない世界の実現を目指し、恒久平和に向けて全力を尽くすことをお誓い申し上げます。

     平成30年8月7日                 
                          豊川市長 山脇 実

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