豊川海軍工廠資料集

更新日:2013年8月21日

完売しました

内容
 昭和14年(1939)年12月15日、海軍の航空機や艦船などが装備する機銃とその弾丸の主力生産工場として豊川海軍工廠は開庁しました。その後、戦局の拡大と呼応し、昭和16(1941)年に光学部、18(1943)年に指揮兵器部、19(1944)年に器材部が新設され規模を拡大し、巨大兵器工場へと発展していきました。ここでは、戦時下の困難な生活状況や海軍式の厳しい規律の中、5万人以上もの人々が日夜を問わず戦争の勝利を信じて働く姿がありました。しかし、終戦間際の昭和20(1945)年8月7日の空襲により多くの施設が破壊され、2,500人以上の方々が犠牲になるなど壊滅的な被害を受け、兵器工場としての歴史を終えました。
 桜ヶ丘ミュージアムでは、館の活動として豊川市の歴史に関わる資料の収集を行なっており、中でも豊川海軍工廠資料についてはこれまでに約1,800点を収蔵するに至り、当館において最もまとまった資料群となっています。これらは平和の尊さを今でも私たちに伝えるものであり、また軍事機密や終戦後の資料破棄により様相の不確実や当工廠を知る上で重要な資料でもあります。
 本年は、終戦60周年の節目となります。より戦争を体験したことのない世代が増える中で、豊川海軍工廠資料を収集し後世へ伝えることは当館の重要な役割であり、その礎として本書を発刊することといたしました。(あいさつ文より)

豊川海軍工廠資料集の写真1

豊川海軍工廠資料集の写真2

豊川海軍工廠資料集の写真3

豊川海軍工廠資料集の写真4

ページ数:104、価格:500円、刊行年月日:平成17年6月15日
下記をクリックすると資料集全ページのpdfデータをダウンロードすることができます。なお、本資料集に掲載されている資料は全て当館所蔵品であり、公開することを目的に当ページにも掲載しています。

お問い合わせ

市民部 文化振興課
電話:0533-84-8411

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