まちづくりコーディネーター養成講座
更新日:2024年1月29日
まちづくりコーディネーター養成講座(令和5年度)の参加者を募集します
まちづくりや地域の課題解決のため、市民活動団体・事業所・市民をつなぎ、協働体制をコーディネートする人材の養成を図る「まちづくりコーディネーター養成講座」(全5回)を開催します。
開催日時・会場
期日 | 時間 | 会場 |
---|---|---|
8月6日(日曜) | 午後1時30分から午後4時30分 | とよかわボランティア・市民活動センタープリオ |
9月10日(日曜) | 午後1時30分から午後4時30分 | とよかわボランティア・市民活動センタープリオ |
10月29日(日曜) | 午後1時30分から午後4時30分 | とよかわボランティア・市民活動センタープリオ |
12月10日(日曜) | 午後1時30分から午後4時30分 | とよかわボランティア・市民活動センタープリオ |
1月28日(日曜) | 午後1時30分から午後4時30分 | とよかわボランティア・市民活動センタープリオ |
講座内容
第1回 「地域の現状と課題を知ろう」
市内の協働事業の事例などを取り上げ、課題解決にむけた取り組みを知り、「協働」の意義とコーディネーターの役割を学びます。
第2回 「課題解決に向けたプランニングを学ぼう」
地域の課題解決に向けたプランの立て方を学びます。
第3回 「団体同士をつなぐための相談技術を身に付けよう」
地域の課題解決に向け、企業等の他団体に協働への支援を求める際の相談技術を学びます。
第4回 「みんなの意見をまとめる技術を習得しよう」
団体の中での意見を集約し課題解決に向けた方向性を出す等、ファシリテーションの技術を学びます。
第5回 「自分のできることを考えよう」
講座をとおして学んだことを活かし、自分ならどのようなアプローチができるか考えます。
定員
20人
受講料
無料
講師
講師 池田哲也 氏
一般社団法人地域問題研究所 主席研究員 池田哲也 氏
開催報告
第1回
8月6日(日曜)、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で第1回まちづくりコーディネーター養成講座を開催しました。第1回のこの日は14人が参加し、講師から「地域の現状と課題を知ろう」をテーマにレクチャーを受け、グループワークに取り組みました。
講師によるレクチャーでは、まちづくりにおける協働とはどういうことなのかを学び、グループワークではコーディネーターに求められるスキルはどんなものがあるかを話し合いました。
参加者は、「人と人とをつなぐ知識や方法を身に付けたいです」と話しました。講師を務めた池田哲也氏(地域問題研究所主席研究員)は、「活発な議論により、新しい発見があったのではないでしょうか。この講座で学ぶことに加えて、参加者の新しい出会いもまちづくりの活動につながることを楽しみにしています」と期待を寄せました。
講師によるレクチャーを聞く受講者
グループワークに取り組む受講者
第2回
9月10日(日曜)、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で第2回まちづくりコーディネーター養成講座が開催され、14人が参加しました。
この日は「課題解決に向けたプランニングを学ぼう」と題して、参加者の関心のあるテーマごとにグループを分け、それぞれのテーマにおいて課題の洗い出しと課題解決のための企画の立案をしました。
参加者からは、「様々な活動をされている方々と、ひとつのテーマについて話し合うことの面白さを感じました。」「皆さん、地域を大切にしていることを感じました。」と感想が寄せられました。また、講師を務めた池田哲也氏(地域問題研究所主席研究員)は、「第1回に続き、活発な意見交換が行われました。ワークシートを用いたプランニングはあくまで一つの手法です。仲間とともに前を向く視点を大切にしていただきたいです。」と振り返りました。
グループで企画をつくる受講者
企画内容を発表する受講者
第3回
10月29日(日曜)、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で第3回まちづくりコーディネーター養成講座が開催され、13人が参加しました。
この日は「団体同士をつなぐためのスキルを身に付けよう」と題して、企業や市民活動団体等を発掘し、協働・連携を働きかける際のアプローチや相談の方法について学びました。
参加者からは、「まちづくりは人ですね。動けば人とつながりますね。」「対話を重ねることで相互理解が進み、目的に向かって前進していくことがよくわかりました。」と感想が寄せられました。また、講師を務めた池田哲也氏(地域問題研究所主席研究員)は、「コーディネーターとして一歩先の視点も持ちながら、当事者とともに目指しているゴールに向かって伴走していけるといいですね。議論や準備が完璧でなくても、小さなことからトライ&エラーでチャレンジしてみると、得るものがたくさんありますよ。」と振り返りました。
グループワークに取り組む受講者
フィードバック発表をする受講者
第4回
12月10日(日曜)、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で第4回まちづくりコーディネーター養成講座が開催され、12人が参加しました。
この日は「みんなの意見をまとめる技術を習得しよう」と題して、会議や意見交換の場を設けるときのファシリテーターに求められる姿勢や心得、みんなが楽しく参加できる会議の作り方について学びました。グループワークでは実際の会議のように、会議参加者役が自由に意見を交わし、ファシリテーター役がこれをまとめ上げる練習をしました。観察役はその様子をチェックして、練習後にファシリテーター役の取り回しや議論の進め方、参加者の反応などをポイントにグループにフィードバックし、ファシリテーターを務めるにあたり大切なことを共有しました。
参加者からは、「『三方よし』の話し合いを目指します。」「話し合うことは、思いやりも育まれて良いと思いました。」と感想が寄せられました。また、講師を務めた池田哲也氏(地域問題研究所主席研究員)は、「他者に観察されることで、自分では意識していなかったファシリテーターとしての良さに気付けたのではないでしょうか。ファシリテーターの経験が少ないと、難しいと感じてしまうかもしれませんが、事前準備やファシリテーターが傾聴する姿勢が、会議の質を高めることにつながります。」と受講者のアドバイスをしました。
ファシリテーターの練習の様子1
ファシリテーターの練習の様子2
第5回
1月28日(日曜)、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で第5回まちづくりコーディネーター養成講座が開催され、12人が参加しました。
全5回のうち最終日に当たるこの日は「自分ができることを考えよう」と題して、まず各々が考えた企画を発表し、その後一緒に取り組めそうな企画を立案した参加者同士でグループをつくりました。グループでは、互いの長所を生かして協働するためのアイディアを出し合い、より充実した企画へと発展させました。その企画を発表し、ほかの参加者からアドバイスや応援のメッセージをもらいました。
参加者からは、「地域のことを良くしたいと考えている人がたくさんいることを改めて実感しました。」「自分にできることを考えて実践していきたいです。」と感想が寄せられました。また、全5回の講座を通して、「地域の安全性や結びつきの向上を考えている人が多くいることを知り、自分も少しでも豊川市が住みよくなるようにしたいと思います。」「十人十色、いろいろな提案や意見が聞けて、一人で考えるよりとても有意義な時間でした。固定観念を持たず、柔軟に多方面から検討することが大事だと学びました。」という声がありました。
講師を務めた池田哲也氏(地域問題研究所主席研究員)は、「些細な協力でも、いろいろな分野の方の協力を得ることができれば、活動の幅が広がります。ここで知り合ったご縁が、今後の皆さんの活動の発展につながれば嬉しいです。」と話していました。
グループで企画を練る様子
企画発表の様子