学びながら、育む

　教員は、子どもたちと過ごす学校生活や日々の授業を行いながら、「子どもたちの健やかな成長を願って、新しい事・ためになる事を学んで」いっています。特に、豊川市には、現職研修週間といって、学校全体で意識して学んでいく時期があり、千両小学校では、10月を中心に授業研究会をはじめ、いろいろな取組をしています。
　日々の授業で「学び合い」を切り口に、新学習指導要領の求める子どもたちの「生きる力」を育むとともに、平成28年度の研究発表以来、「温かな人間関係づくり」の大切さを意識して、たてわり班活動を中心に、学びの場の基盤となる「あったかな学校」づくりを意識して取り組んでいます。今回、昨年に続いてQ-U学級経営スーパーバイザー・上級教育カウンセラーの奥村桂子先生をお招きして、6年1組で構成的エンカウンターの授業を行ってもらい、授業参観を行いました。奥村先生には、昨年度も千両小学校の行ったQ-Uテストを基に、千両小学校の強みと弱み」を分析してもらい、それを生かした活動を展開してきました。
　授業は、「何でもバスケット」を題材として、思いやりの心・自分と同じ考えの友達の存在等、いろいろな内容について、子どもとともに、教職員も学ぶことができました。授業中の奥村先生の熱の入った様子・子どもたちの姿から、子どもたちが社会で生きていくために大切なことを、また少し学んでいくことができたと実感しました。
　授業後、子どもたちに「うわさ以上に、すごい！ここまで言ってくれるとは･･･｡」と、子どもたちの姿をほめてくださり、子どもたちも笑顔でしたが、先生方も笑顔でした。授業後は、また、違ったテーマで研修会を行い、濃密な学びの場となりました。