令和3年度　修了式

　　中庭の淡墨桜も咲き誇り、暖かな24日(木曜日）に、令和3年度終了式を行いました。まん延防止重点措置も解除され、しっかりソーシャルディスタンスを取って、久しぶりに大きな声で校歌を3番まで歌うことができました。各学年の代表者に修了証を渡した後、5年の代表者たちによる、「この1年間に頑張ったこと」の発表がありました。それぞれ、具体的にがんばってきたこととその時思ったことを、大きな声で発表し、最後に6年生になってがんばりたいことを言うことができました。
　校長先生からは、卒業式で6年生に紹介した相田みつをの書を紹介して、1年の締めくくりをされました。
　それぞれの学級の時間が終わった後は、協力して机・いすの移動を行い、来年度に向けての準備も行いました。 令和3年度も、子どもたちが一生懸命がんばれた一年間だったと思います。来年度も、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

　今年最後の式です。4月、みなさんは、「どんな1年間になるかな？」と思いながら、学校生活をスタートさせましたね。マスクが欠かせない学校生活でしたが、楽しく充実した学校生活だったのではないでしょうか。
　先日、千両小学校のために、いろいろがんばってくれた６年生が卒業しました。卒業式に紹介したことを少しだけ、お話します。
　相田みつをさんと言います。書道家で、シンプルな言葉で書かれた、味のある書が、見る人の心をうばいます。
　＜「ただいるだけで」を朗読する＞
　先生の好きな書です。身近な人に、そんな人はいましたか？もしいたら、口に出して言うのは恥ずかしいかもしれませんが、心の中で「あなたがそうですよ。ありがとうね」と、お礼を言ってみましょう。
　先生が、6年生に贈った書はこれです。
　＜「あのね」を朗読する＞
　新しい学校へ行く６年生に、どう過ごしていくとよいかという思いで、伝えました。
　先生が千両小学校に来た時に、花壇にはなかった「ラベンダーやアジサイ」が今は満開の花を咲かせています。これは、皆さんの給食の準備をしてくださる用務員さんの石黒さん・岩月さんが、毎年コツコツと挿し木をして増やしてくださいました。
　ぼさぼさだった中庭の木々も、こつこつと長谷川先生が伐採をしてくださって、風通しと日当たりのよい空間にしてくださいました。
　牧野先生は、台風が来て倒れたヒマワリをすぐに支え棒をつけてくれたり、時間があると、枯葉などを集めてくれたりしていました。
　みなさんは、６年生のために、思いを込めた送る会を行ってくれましたね。６年生は、本当に喜んでいましたね。
　変に力まず、よいと思うことを具体的にこつこつと行うことで、１年後・１０年後、ステキなことや人になれるのではないかと思います。
　春には、５年生が、最高学年として千両小学校を引っ張って行くとともに、皆さんは一つ上の学年として、新しい年を迎えていきます。勉強や生活で、何か具体的にがんばることを決めてみてください。すぐに思いつかない子は、下の学年の子たちや困っているお友達を助けてあげて、今年と同じように「ありがとうの笑顔」がいっぱいになるといいかなと思っています。

　ちょっと、横にあって気になる桜の花についても、話をさせてくださいね。
　ここにきれいに咲いている桜の枝は、先日枯れて伐採された桜の枝です。そのままだと、捨てられてしまうので、花瓶にさして水を吸わせ、暖かな部屋に置いて目をかけていました。６年生の卒業を祝うように、きれいな花を咲かせました。
　来年、お友達の中には調子の悪くなる子も出るでしょう。そんな時に、「水」や「暖かさ」のように、皆で支えてあげてほしいです。「声をかけ」、「笑顔で一緒に遊び・教え合う」。それができるみなさんだと思います。そうしてくれれば、困っているお友達も、こんな風にきれいな花を咲かせてくれると思います。
　みなさん、この一年、みんなの成長やがんばりをたくさん見ることができました。
　千両小っていいなって思っています。　　みなさん、ありがとうございました。