2022年度　「みくらし通信38」間もなくお別れです(2)

　前回に引き続き、今回は長年本校を見守り続けてくれた「大イチョウ」の大木たちとのお別れについてお知らせします。正門から本校に入る際、必ず目に飛び込んでくる「大イチョウ」。運動場から「みくらしの子」たちの運動や遊びをあたたかく見守ってくれてきました。残念ながら、校舎大規模改修にともなう仮設校舎がどうしても「大イチョウ」たちの上に建設されるしかない状況ということで、断腸の思いで伐採を受け入れることとなりました。とはいえ、なぜ運動場の中にこうした大木がそびえたっているかご存じでしたか。その答えは会議室に掲示されている当時の写真から見つけることができます。写真からわかることは、どうやら以前の本校の敷地は「大イチョウ」のあたりまでで、隣地と接していたことが伺われます。つまり「大イチョウ」の木などは当時の地境に植えられていたものだったようです。どうして数本だけが残されたのかはわかりませんが、「みくらしの歴史」の証言者を失う寂しさは募ります。本校では12月22日の昼休みに「大イチョウ」含めた伐採樹木への祈祷を予定し、これまでの感謝と鎮魂の気持ちでお別れをしてまいります。
　※写真は「大イチョウ」と当時の本校の敷地を撮影した航空写真です