表現のガイドライン(ことば編)

更新日:2013年1月4日

ことば編

こんな表現はありませんか。

 「かよわい女性・たくましい男性」「女性は感情的・男性は理論的」「女らしい優しさ・男らしい決断」「女だてらに」「女らしいきめ細かさ」「女の感性」「男の子は泣くものではない」「男らしく豪快に」「雄々しい」「女々しい」など、同じ言動でも、女性なら「気が強い」、男性なら「積極的」など性別によって異なる評価・基準を用いた表現。

ポイント

 「必要以上に性別を強調する表現」や「対語のない表現」は避け、順序や敬称に配慮するなど、女性と男性を対等に表現しましょう。

このように考えて見ましょう。

 一人の個性を持った人間を表現するとき、「女性(男性)だから○○だろう」と性別のみで区別することは、不必要な性差を強調する表現につながりかねず、性表現の中に大切な一人ひとりの個性が隠れてしまいます。

 「女(男)らしさ」は私たちの社会がつくりだすものであり、国や文化、時代により異なるものです。

 性別によってものごとを区別したり、伝えたい内容とは関係のない修飾語である「女(男)らしい○○」といった言葉遣いは、避けるようにしましょう。

ふさわしくないことば 言い換えの例
家庭編
1 主人・だんな 奥さん・女房 1 夫 妻
2 未亡人 2 夫を亡くした女性、死別した女性
職場編
1 うちの女の子(子)・職場の花 1 使わない
2 女だてらに・男勝り 2 使わない
3 男を上げる・女の腐ったような男 3 使わない
4 キャリアウーマン・OL 4 会社員
5 美人○○、女流(女性)○○ 5 不必要な修飾語は使用せずに、単に○○と表現しましょう。
6 保母・保父 看護婦・看護士 6 保育士 看護師
7 スチュワーデス 7 客室乗務員
8 キーマン 8 キーパーソン
地域編
1 ○○氏 ○○さんの奥さん(お母さん) 1 名字や名前で呼びましょう。
2 婦人 2 女性(使わない)
3 女(男)らしく 3 自分(私)らしく
4 全体で○人、うち女性△人 4 統計処理に使用する場合などを除き、女性であることを必要以上に強調する表現は避けましょう。
子ども編
1 女の子は○○(名前)ちゃん 男の子は○○(名字)くん 1 「○○(名前)さん」など、統一した呼び方をしましょう。
2 父兄 2 保護者
3 男が前、女が後の名簿や受付簿 3 男女混合のアイウエオ順や生まれ順など統一した基準を設けましょう。

お問い合わせ

市民部 人権生活安全課
電話:0533-89-2149

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