「広報とよかわ」2015年9月号(MY COLOR)

更新日:2015年9月16日

MY COLOR

きらっと☆とよかわっ!輝くひとVol.6
さまざまな分野で活躍する豊川市出身のトップランナーを紹介します

プロ選手としての自覚を持ち
応援してくれる地域の期待に応える

プロバスケットボール選手 太田 敦也さん

太田敦也選手の写真

豊川市を含む東三河地域と浜松市近郊を拠点とするプロバスケットボールチーム浜松・東三河フェニックス。5月のTKbjリーグ決勝で劇的な勝利を収め、4季ぶり3度目の優勝を果たしたことは記憶に新しい。チーム不動のセンターとして勝利に貢献した、太田敦也選手にお話を聞きました。

TKbjリーグ日本人選手で最も高い、身長206センチの太田選手。長身は生まれたときからで「ベットに斜めに入っていた」との逸話も残るほど。小学校卒業時に身長が180センチ近くあり、中学3年生で2メートルに達したという。長身を生かし、小学4年生からバスケットを始めたが、「仲間と楽しくできたらいい」と本腰を入れるまでには至らなかった。転機は中学3年生のとき、当時OSGフェニックス監督の中村和雄氏と出会ったこと。社会人チームの練習に参加するようになり、本格的なバスケット人生がスタートした。

千葉県の柏市立柏高校に進むと、すぐにレギュラーの座を獲得。3年連続のインターハイ出場や国体の優勝を経験し、ジュニア日本代表にも選ばれる。日本大学でもレギュラーとして活躍し、平成19年に、中村監督の待つOSGフェニックス東三河に加入した。しかし、加入1年目は、ほとんど試合に出られなかった。「何かを変えなければならない」と危機感を抱き、リバウンド1本の取り方から自分のプレーを見つめ直した。「監督からはど素人と呼ばれ、いつも怒られていた」と今では冗談まじりに話すが、この厳しかった経験が、レギュラーとなり、年齢を重ねても、プレーの礎となっているという。

現在、地域密着型を掲げるチームとなり、バスケットボール教室やファン交流など、地域の方と接する機会が増えた。「地域の方の応援は本当に心強い。これからもプロ選手としての自覚を持ち、応援してくれる方の期待に応えていきたい」

今後の目標は、「オリンピック出場とメダル獲得、そして最終年となるTKbjリーグでの完全優勝による連覇」と力を込める。まさしくビッグイヤーとなるように、太田選手の活躍を、地域で応援したい。

太田敦也選手の写真

プロフィール

太田 敦也(おおた あつや)

豊川小学校、豊川東部中学校を卒業後、千葉県の柏市立柏高校に進学。日本大学を経て、JBLのOSGフェニックス東三河(現在の浜松・東三河フェニックス)に加入。3度のbjリーグ優勝にレギュラーとして貢献。31歳。

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