年度始め式

更新日:2013年1月4日

平成20年4月1日

 年度始め式にあたりまして、一言ごあいさついたします。
 今年は、明治維新以来140年の年月が経ちます。その時代、東南アジアのほとんどは植民地となったわけですが、日本は植民地とならずに独立を維持し、戦後世界第2位の経済大国となるまでに発展してまいりました。この成長の要因は、日本は武士道に基づいた高い「信頼」のある国だったからだと、私は思います。この高い信頼が、勤勉性もありますが、成長を果たした理由であったと思います。しかし、最近の世相では、耐震偽装に始まりまして、名門企業からも不祥事が出ており、これは信頼を一番傷つける行為であると思います。このままでは、今後の日本は、厳しい状況になると思います。
 豊川市は音羽・御津と合併し、新しい豊川市が誕生いたしましたが、この「信頼」を市民から得るための努力をしていただきたいと思います。スポーツでは「攻撃は最大の防御」と言いますが、守りを脱却し、攻めの行政をしていきたいと思います。「前例がない」「経験がない」という言葉は禁句とします。前例がなくても、経験が無くても、何が市民のためになるかということを第一に考え、立ち向かう勇気を持って努力していただきたいと思います。
 合併によって多くの職員が増えましたが、一日も早く融合を図り、お互いの信頼の基に、16万人市民の負託に応えるために全力をあげて努力していただきたいと思います。今年は、新市民病院建設という大きな課題がありますが、これも職員が一丸となって力を合わせれば、必ずや実現すると信じております。
 住民福祉が行政の最大の使命だと思います。皆さんの力を借りて、市民が豊川市に住んでよかったと思える豊川市にしていきたいと思います。
 以上で私の年度始め式の言葉とします。

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企画部 秘書課
電話:0533-89-2121

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