年度始め式

更新日:2013年1月4日

平成21年4月1日
 平成21年度の年度始めにあたりまして、一言ごあいさついたします。
 桜の開花が丁度、本日4月1日に間に合いました。平成21年度も気分を新しくして、皆さんとともに頑張っていきたいと思います。
 昨日テレビで、北海道旭川市にある旭山動物園園長の小菅さんが定年退職をされたというニュースをやっていました。名誉園長として残られるそうですけれども、皆さんもご承知だと思いますが、旭山動物園を日本一の動物園にした方です。今、多くの人が旭山動物園に訪れており、大変有名な動物園となっています。なぜ、このように日本一の動物園になれたのかといいますと、今までの動物園は、檻の中の動物を訪れた人が見学するというもので、特段面白くなく、リピーターもいないという状態だったわけですが、発想を転換し、動物に人間を観てもらうという逆の発想により、動物が自由に生活しているところに、人間が訪れる。という動物園にしたわけです。この発想の転換によって人気が上がり、すばらしい実績を上げました。我々、行政を預かる者にとっても、このように柔軟に発想を転換し、活性化していきたいと思います。

 先日、伊豆の河津桜を見に行ってきました。大変な人気で、東名の沼津インターから車が渋滞するほど、多くの人が訪れていましたが、私には豊川の佐奈川の桜の方が立派に思えました。これも宣伝の仕方、工夫次第だと思います。
 また先日、豊川市を訪れた函館豆記者の引率の方と話をしておりましたら、「ぎょぎょランドの淡水魚水族館は本当にすごい!日本でこういった水族館は他にないのではないか」と感心されていました。豊川市には、このようにすばらしい観光資源がまだまだ他にも沢山あります。こういった資源を全国に広めて、多くの人が訪れる豊川市をつくっていきたいと思います。
 ご承知のように、昨年の秋以降のリーマンブラザーズの破綻、トヨタショックなど、全世界が急激な不況に陥っております。21年度も厳しい状況が続くかと思われます。そのような中で、新市民病院の建設、小坂井町との合併など、多くの課題がありますが、職員のみなさんの協力のもと、取り組んでいきたいと思います。
 ある外国の方の言葉ですが、「日本が、明治維新直後に植民地にもならず、戦後、驚異的な発展をしたのは、日本国民の信頼し合う気持ちがあってこそだ」と言っていました。論語の「信無くば立たず」という言葉にもあります。信頼し合ってこそ、お互いに力を合わせて頑張ることができると思います。食品偽装や、毒入りギョーザ問題など、現在は、信頼を損なう事件が多発していますが、信頼関係を失わず、皆さんとともに豊川市政の発展に頑張っていきたいと思います。
 以上で私の訓示とします。

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電話:0533-89-2121

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