旧第一火薬庫について
旧第一火薬庫(豊川市指定史跡)

この建物は、鉄筋コンクリート・ラーメン構造(強固に接合された柱や梁などの軸組みによって建物を支える構造)の平屋建で、構造体に土をかぶせているため、建物の外観が見えません。本公園周辺は、豊川海軍工廠の火薬類を製造した工場があった場所で、火薬の保管のために使用された施設です。建物規模(盛土基底部で計測)は、東西47.75メートル、南北37.40メートルで、トンネル状の東西通路の北側に三つの部屋が並んでおり、部屋の出入口部には、全長27.15メートル、幅1.75メートルの木製足場が設けられています。木製足場から部屋に入ると間口6.87メートル、奥行2.14メートルの前室があり、その奥に間口8.21メートル、奥行7.87メートルの主室があります。鉄筋コンクリート造の部屋の内部に板壁を設けて二重壁構造とし、コンクリート壁と板壁の間の中空層が屋根部にある換気塔や北側の盛土基底部にある通気口などに通じるなど、火薬の保管のため室内の換気を調節する工夫が随所にみられます。
旧第一火薬庫の図面

旧第一火薬庫平面図

旧第一火薬庫断面図
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所在地:441-0292
愛知県豊川市赤坂町松本250番地
電話番号:0533-88-8035
ファックス番号:0533-88-8038
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更新日:2025年01月30日