食品ロス削減に協力を
食品ロスとは?
食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。
日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は472万トン(環境省・農林水産省令和4年度推計)。
これは,世界中で飢餓に苦しむ人々へ向けた世界の食料援助量(2022年で年間480万トン)とほぼ同等に相当します。
また、国民一人当たりに換算すると、「おにぎり(約103グラム)約1個分」の食べ物を毎日捨てていることになります。
日本は食料の大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食料を大量に廃棄しているという現実があります。
この食品ロスと推計される472万トンのうち、約半分にあたる236万トンは一般家庭から出されています。また、飲食店から出されている食品ロスの過半数がお客様の食べ残しといわれています。
なぜ食品ロスをへらすの?
家庭から出る可燃ごみの約26%が「生ごみ」です。
この「生ごみ」には約57%の「食品ロス」が含まれています。(令和4年度家庭系可燃ごみ開袋調査推計値)
「食品ロス」を減量することは「生ごみ」の減量につながります。
(注意)「生ごみ」の約80%は水分と言われています。必ず水を切って出しましょう。
水分が多いと
- 悪臭が発生します。
- 清掃工場での焼却時間が長く、燃料も多く必要となり、二酸化炭素の排出量も増えます。

10月は食品ロス削減月間です
令和元年10月1日に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」により、10月は食品ロス削減月間と定められました。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品(食品ロス)を減らすため、買物の際に「買いすぎない」、調理の際に「作りすぎない」、外食の際に「注文しすぎない」など、食べ物を無駄にしないようにしましょう。
食品ロスは減らせます
「とよかわ食品ロス・トリプルゼロ!」の取組
ゼロその1 毎月10日・20日・30日は冷蔵庫の中身をチェック!「0(ゼロ)」を意識します。
- 冷蔵庫の残った食材ですっきりクッキング!!
- 食品の期限表示
食品の期限表示には「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。
「消費期限」は「安全に食べられる期限」のことです。この期限を過ぎたら食べないようにしてください。
また、「賞味期限」は「おいしく食べることができる期限」です。賞味期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。 - 開封した日を明記
消費期限・賞味期限はあくまで「未開封」の場合の期限です。開封したら「できるだけ早く」使い切りましょう。
食品に、開封した日をマジックで書けば、新しいうちに使おうという意識が高まります。 - 買い物にメモを持参
買い置きがあったのに二重買い。無くなっていたのに買い忘れ。日々無くなったものをメモに書き込んでいく、そして買い物前に献立に合わせた食材を書き足せば、もれなく買い物ができます。 - 小分けして冷凍で使い切る
「買ったまま冷凍庫へ」これでは使いたい時に全部解凍しなければならず、使い切れないことも多くなります。使う量に分けて冷凍すれば、その心配はありません。多めに買って余った肉や魚などは、小分けして冷凍保存し、保存できないものは、買いすぎないようにしましょう。

ワンポイント
買い物の前に冷蔵庫の中を確認しましょう、また、携帯・スマホで撮影したり、いつ購入したのかがわかるように冷蔵庫にレシートを貼るのも有効です。

ゼロその2 食べ残し・直接廃棄・過剰除去の「0(ゼロ)」を目指します!
家庭で発生する食品ロスは、大きく次の3つに分類されます。
- 食べ残し-食卓にのぼった食品で、食べ切られずに廃棄されたもの
- 直接廃棄-賞味期限切れ等により使用・提供されず、手つかずのまま廃棄されたもの
- 過剰除去-厚くむき過ぎた野菜の皮など、不可食部分を除去する際に過剰に除去された可食部分
野菜を正しく保存しておいしく使い切る
野菜を買ったけど使い切れずに傷んで捨ててませんか。ちょっとの手間でおいしく長期保存できます。
野菜をおいしく保存する方法
調理の工夫で食品ロスを減らす
家庭から出される生ごみの中には、手つかずの食品が2割もあり、さらにそのうちの4分の1は賞味期限切れ前にもかかわらず捨てられているものです。
その他、調理の際での、野菜の皮むきや肉の脂身の取り除きなどで食べられる部分を過剰に捨てていることも食品ロスの原因になっています。
芯は、火が通りやすいように細かく切って使う
にんじんや大根などは、よく洗って、皮ごと使う
少し残った切れ端も、小さく刻んで他の用途に使う

上手な油の使い方
油は、こして使えば、3~4回ほど使えます。温かいうちにこして、冷暗所で保存しましょう。汚れにくい料理から使っていくと効果的です。
例えば:野菜の天ぷら→フライやカツ→から揚げなどの下味をつけたもの→炒め物として使い切る。
ワンポイント
これまで食べられないと思っていた野菜の皮や茎も、捨てる前に「消費者庁のキッチン」でレシピを探してみてください。
消費者庁のキッチン

ゼロその3 買いすぎ(買物時)・作りすぎ(調理時)・注文しすぎ(外食時)の「0(ゼロ)」を心掛けます!
買い物時の工夫
必要な分だけ買って食べ切る
お得なまとめ買いをしたものの、使わずに、期限が過ぎてしまうことが考えられます。必要な時、必要な分だけ買ったほうがお得な場合もあります。
利用予定と照らして、期限表示を確認する
食品スーパーで買い物をする際、期限までの期間がより長いものを買おうと、棚の奥から商品を取ることもありますが、すぐ使う食品は棚の手前から取りましょう。期限が短かったり、切れてしまうと、お店で返品や廃棄してしまうので、お店での食品ロスが発生してしまいます。
調理、食事での工夫
体調や健康、家族の予定も配慮し、食べきれる量を作る
家族とのコミュニケーションで、食品ロスが出ないように工夫しましょう。
作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで食べきる
リメイクやアレンジレシピで、作り過ぎてしまった料理を食べきりましょう。
外食時の工夫
食品ロス削減に積極的に取り組む店を選ぶ
料理の量を選べるお店、食べきれない料理を持ち帰ることができるお店を選びましょう。
小盛りメニューやハーフサイズの活用し、食べられる量だけ注文する
食べられる量を相談できることで、食べきれる量の料理をおいしく食べきりましょう。
どうしても残してしまった料理は、お店と相談して持ち帰ることも検討しましょう。
飲食店等で食事をするときは~おいしく食べ切るために~
- 出来たての最も美味しい状態で提供された料理を食べましょう。
- 自分自身の食事の適正量を知り、食べきれると思う量を注文するようにしましょう。
- 小盛りや小分けメニューを上手に活用しましょう。お店選びの際にも、こうしたメニューを設定しているお店を選ぶことを考慮しましょう。
- 食べ放題のお店では、元を取るために無理をして皿に盛ったり、食べ残しはやめましょう。

宴会等のときは~おいしく食べ切るために~
- 参加者の嗜好や年齢層、男女比を考えながら食べきれる量に配慮してお店やメニューの選択をしましょう。
- お店を予約する際は、こうした参加者の情報をお店側に事前に伝えましょう。
- 会食や宴席の際は、「3010(さんまる・いちまる)運動」にご協力をお願いします。
「3010(さんまる・いちまる)運動」についてはこちらをクリック (PDFファイル: 866.8KB)
豊川市の取り組み
この記事に関するお問い合わせ先
所在地:442-8601
愛知県豊川市諏訪1丁目1番地
電話番号:0533-89-2166
ファックス番号:0533-89-2197
お問い合わせフォーム(メールフォームへリンクします)
- この情報はお役に立ちましたか?
-
より良いホームページにするために皆様のご意見をお聞かせください。
更新日:2025年01月30日