直接給水の対象拡大
給水方式には、「直結式」、「受水槽式」および「直結・受水槽併用式」があり、給水高さ、使用水量、使用用途および維持管理面を考慮して、決定していただきます。
豊川市では、2階までの建築物に限るものとしていた直結式給水について、平成25年10月1日より、一定の条件を満たす場合、特例として3階建て建築物についても採用できることとしています(「3階直圧給水」と言います)。
3階直圧給水の概要
3階直圧給水とは
小規模貯水槽を設置することなく配水管の水圧を利用して直接給水するもので、その範囲を設定して、安全かつ衛生的な水の供給を図ることを目的としています。これにより、受水槽設置数および不適正管理件数の抑制や、新設申込者の費用および管理負担の軽減が期待できます。
適用範囲
専用住宅は0.25メガパスカル以上の水圧、専用住宅以外は0.28メガパスカル以上の水圧が確保できる地区で、かつ次の実施条件をすべて満たすもの
実施条件
- 建築物の用途
- 一戸建て専用住宅
- 一戸建て小規模店舗又は事務所付き住宅
- 集合住宅
- 小規模店舗ビル、小規模事務所ビル、倉庫等
- 前2号の併用ビル
- 給水装置の配管形態
- 1建物につき1給水引込み、1給水方式
- 専用住宅及び集合住宅のヘッダー工法の場合、ヘッダー以降下流側の1分岐管からは1栓とすること。
- 対象建物が同一用途の場合は、3階直圧給水と貯水槽給水との併用をしないこと。
- 給水装置の構造
- 給水引込管口径および水道メーター口径は、次の表のとおりとする。
給水引込管口径および水道メーター口径の詳細 配水管口径(管網形成された両押しであるものとする) 給水引込管口径 50ミリメートル 20ミリメートル又は25ミリメートル 75ミリメートル 20ミリメートルから40ミリメートルまで 100ミリメートルから300ミリメートルまで 20ミリメートルから50ミリメートルまで - 逆流防止装置の設置
- 出水不良のための専用給水栓又は共有給水栓を設置
- 給水立管の最上部に水道用吸排気弁を設置
- 水栓の高さは9.0メートルまで
- 給水器具については、最低作動水圧を水理計算上で満たすものとする
改造時の追加条件
受水槽給水から3階直圧給水に改造する場合は、新設の給水管で改造が必要です。ただし、困難な場合は、飲用に供されている設備において更正工事の履歴がある時のみ既設設備を再利用できます。
- 既設と新設配管について
- できる限り低い位置での接続
- 最上部には吸排気弁を設置
- 既設配管の耐圧試験
- 1.75メガパスカルで1分間加圧で水漏れ等がないことを確認
- 協議時に、既設給水設備調査報告書及び覚書を提出
豊川市3階直圧給水実施要綱
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更新日:2025年01月30日