小笠原則彰

更新日:2025年01月30日

ページID : 16381

作者略歴

小笠原則彰|おがさわらのりあき|昭和37年~

  • 1962年 名古屋市に生まれる
  • 1987年 es展(ウェストベスギャラリー、名古屋)
  • 1988年 愛知教育大学大学院修了
    第17回日本国際美術展(東京都美術館・京都市美術館)
  • 1989年 第19回現代日本美術展(東京都美術館・京都市美術館)
  • 1991年 第13回中日展 中日大賞受賞
  • 1992年 豊川市文化のまちづくり委員会による豊川市文化奨励賞受賞
    第21回現代日本美術展 毎日現代美術大賞・新潟市美術館賞受賞(東京都美術館、他)
    個展(space470、安城)
    東海の作家たち展(愛知県美術館ギャラリー)
  • 1993年 現代美術の視点(アートサロンdaitobo、名古屋)(1994年にも開催)
    第22回現代日本美術展特別陳列(東京都美術館・京都市美術館、他)
    第3回風の芸術ビエンナーレまくらざき(枕崎市文化資料センター、鹿児島)
    第3回現代ART展 現代美術の視点(熊本県立美術館別館)
    第15回中日展受賞作家展(名古屋市博物館)
    CAF2(埼玉県立美術館)
  • 1994年 愛知県芸術文化選奨文化賞受賞
  • 1995年 ふるさと作家展(桜ヶ丘ミュージアム)
  • 1998年 視線の痕跡・EXHIBISION-1998(名古屋市民ギャラリー)
  • 1999年 syn.collaboration 小笠原則彰×山口雅英(桜ヶ丘ミュージアム)
    中日当代美術展視点(福建州画院、中国)
  • 2001年 tc-in(IAMAS、大垣)
    個展「静寂の中の着実な変容」(ギャラリーACS、名古屋)
  • 2002年 中国・日本現代美術展(ニューヨークアジア美術展、ニューヨーク)
    森の聖域・波動(豊川市立南部中学校)
    極楽の永住権(Heart Land、浜松)
    輝く星の夜だから(表浜海岸、豊橋)
  • 2003年 またりさま人形(アルス・エレクトロニカ、リンツ、オーストリア)
    お望みのママに(アートスペースA1、名古屋)
    Sound & Art exhibition(Xebec、神戸)

作品紹介

vanishing tower

1993年、183x369センチメートル、合板・石膏・アクリル・顔料他、平成7年度寄贈

様々な大きさの輪が重なり、中心が見えるようになっている塔のイラスト

 まず、その大きさに驚かされる力作です。
 直訳は「消え失せる塔」ですが、同時期に制作された《dissected line from babel》同様に、バベルの塔に主題をとったものと思われます。
 パネルに石膏を塗った基底材に電気ドリルやニードルで穴や溝を彫り、抵抗感の強い堅牢な画面を作り出しています。
 消え失せた塔の残像を思わせる形体は、無彩色な画面のテクスチャーと回転するイメージとを巧みに一体化させ幻想的な空間を演出しています。その上、画面左の同心円を俯瞰した図は目の前の形体と重なり、より複雑な印象を見る者に与えます。天・地・物体という3次元的な要素を軸においた表現にもかかわらず、極めて非現実的な演出は我々を別空間へと引きずり込みます。

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 文化振興課
所在地:442-0841
愛知県豊川市代田町1丁目20番地の4
電話番号:0533-84-8411
ファックス番号:0533-84-8412
お問い合わせフォーム(メールフォームへリンクします)
この情報はお役に立ちましたか?

より良いホームページにするために皆様のご意見をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか。
このページに対してご意見がありましたらご記入ください。
ご質問や個人情報が含まれるご意見は、このページのお問い合わせ先へご連絡ください。この欄に入力されてもお答えできません。