豊川市総合保健センター(仮称)基本設計について

更新日:2025年01月30日

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市民の健康にかかわる課題を解消し、まちづくりの目標である「誰もが健やかに生き生きと暮らしているまち」を目指すべく、豊川市総合保健センター(仮称)の整備を進めるにあたり、令和4年4月から令和4年6月にかけて設計業者の選定を行い(詳細は下記リンク参照)、令和4年7月から令和5年3月にかけて豊川市総合保健センター(仮称)基本設計を実施しました。

1 設計方針

1 訪れ・話し・安心でき・元気になれる「みんなのまち」づくりと「健康拠点」

人が健康に笑顔で日常生活を送るためには、人とのつながりや関わりが大切であると考えます。
あらゆる世代の市民が訪れ・話し・安心でき・元気になれる総合保健センター(仮称)を計画します。

豊川市総合保健センター(仮称)の設計方針イメージ図

設計方針イメージ図

総合保健センター(仮称)が、本市の健康づくりの拠点となりつつ、豊川市民病院、大規模商業施設、新文化会館や住宅地とともに、周辺地域の良好な環境の形成、まちへの愛着や誇りの醸成、これらを維持する社会資本の一部を形成し、にぎわいあふれる「みんなのまち」の創出に貢献することを目指します。

  • 「豊川ひろば(仮称)」「八幡のにわ(仮称)」から連続した開放的なエントランスホール「わいがやプラザ(仮称)」を配置し、市民が訪れやすい計画とします。
    (補足)仮称となっている広場やエントランスホールはプロポーザル提案時の呼称です。
  • 各部門の利便性、機能性、快適性等に配慮した敷地配置や駐車場、外構計画により、安全で分かりやすい機能的な複合施設を実現します。
豊川市総合保健センター(仮称)のイメージパース図

イメージパース

2 複合化した機能を最大限活かすことができるフロア構成とゾーニング

  • 各機能を吹抜のある視認性が高いエントランスホールに面して配置し、目的の場所が分かりやすい構成とします。
  • 多くの市民が利用する妊産婦や乳幼児に関わる教育・相談・健診機能は1階に集約配置し、ワンストップでの利用が可能な計画とします。
  • 各種教室や成人の健診、健康に関わるイベント等多目的に利用できる研修室も1階に配置し、外部空間や庇空間、エントランスホールと連携できる計画とします。
  • エントランスホールは、情報発信や市民交流の場として、情報コーナー、相談コーナー、キッズコーナー等誰もが気軽に訪れて利用できる空間です。

3 来所者と職員に優しく、環境に配慮した「健康拠点」

  • エントランスホールに、視認性の高いシースルーエレベーターや階段を設置し、来所者をわかりやすくスムーズに誘導します。
  • 1階・2階の保健センター事務エリアをつなぐ階段を設け、階をこえた連携しやすい計画とします。
  • エントランスホールのハイサイドライトをはじめ各所に窓を設け、自然採光、重力換気を用いた自然通風・換気を確保します。

4 コンパクトでありながら多機能に利用可能、コスト縮減を徹底する「健康拠点」

  • エントランスホールに面して、各用途で共用可能な研修室や相談室を配置し、施設のコンパクト化を実現します。
  • LED照明や人感センサーの利用、太陽光発電や個別制御空調の採用等消費エネルギーの効率化を図ります。吹抜部の空調や照明等の機器を極力設けない計画とし、容易な施設維持と維持管理費の削減を実現します。

2 建設予定地

建設予定地は、国道1号線、東三河環状線、姫街道線の主要幹線道路に近接するとともに、名古屋鉄道豊川線八幡駅の南側に位置し、交通網が充実した環境にある。周辺には豊川市民病院があり、大規模商業施設の開業及び新文化会館の移転計画など、医療・商業・福祉・文化等の複合的な地域拠点として整備を進めているところであります。

建設予定地概要
項目 詳細
所在地 愛知県豊川市白鳥町兎足1-5、1-6、白鳥町割塚1-3の一部、1-28の一部、白鳥町野口前9-123
敷地面積 10,930.20平方メートル(予定)
区域区分 市街化区域
用途地域 準工業地域
地区・地域
  • 特別用途地区:大規模集客施設制限地区
  • 地区計画区域:八幡駅南地区計画
防火地域・準防火地域 なし
建蔽率 60パーセント
容積率 200パーセント
日影規制 高さ10メートル超:測定面4メートル 日影時間5時間・3時間
前面道路
  • 北側:白鳥割塚野口前線 幅員17メートル
  • 東側:白鳥野口前兎足線 幅員16メートル
  • 南側:白鳥割塚兎足線 幅員2.5メートル
豊川市総合保健センター(仮称)建設予定地付近の見取図

建設予定地付近の見取図

3 設計のコンセプト

「日本一子育てしやすいまち」の「健康増進を推進する拠点」として来所者の特徴に配慮した施設計画

  • 各機能をエントランスホールに面して配置し、誰もが位置や施設構成を容易に把握できるわかりやすくやさしい計画。
  • 乳幼児健診をはじめとする母子保健事業、成人の健診、各種講演会、教室等主な保健事業を1階で実施可能な計画。
  • 児童発達支援センターは利用者の安全と利便性に配慮し、機能を1階に集約配置。
  • 休日夜間急病診療所は、独立した運用が可能な計画。
豊川市総合保健センター(仮称)の基本計画時配置図

基本計画時の配置イメージ図

豊川市総合保健センター(仮称)の基本設計時配置図

基本設計における配置図

4 配置計画・平面計画

基本設計における配置計画並びに建物1階及び2階の平面計画は以下のとおりです。
なお、この配置計画・平面計画は、実施設計により変更になる場合があります。

1 配置計画

豊川市総合保健センター(仮称)の建設予定地配置計画図

配置計画図

  1. 出入口
    • 敷地北西側に歩行者に配慮した歩行者用出入口を設置(配置計画図1-a)。
    • 車両出入口は、信号交差点への交通集中を緩和するため、市民病院東交差点から離して配置(配置計画図1-b)。
  2. 広場1
    • 総合保健センター(仮称)のメインアプローチとして、市民が訪れやすくなるような空間を整備。
    • 周辺施設と連携したイベントが実施可能であり、将来的に機能拡張があった場合にも対応可能。
  3. 車寄せ
    • 視認性の高い位置に車寄せを設置。
    • 検診車が最大4台同時に停車可能で、庇を設けることにより、天候に左右されずに建物へのアプローチが可能。
  4. 広場2
    • 南に面した陽当たりの良い屋外活動空間を整備。
  5. 雨水流出抑制
    • 駐車場内の透水性舗装等で雨水流出を抑制。
  6. 駐車場
    • 庇つき車いす駐車場5台、車いす駐車場2台、普通車170台、計177台の駐車場を計画。
  7. ドライブスルー診察エリア
    • 新型コロナウイルス感染拡大の経験から、ドライブスルー検査、車中診療が可能な、庇がある駐車場を整備(配置計画図7-a)。
    • ドライブスルー検査等を円滑に行うために診察室へつながる出入口を複数計画(配置計画図7-b)。
  8. 児童発達支援センター
    • 南面採光の明るい位置に計画。
    • プライバシーと安全に配慮し、他動線と分離した専用出入口、通所(配置計画図8-a)と相談(配置計画図8-b)を計画。
    • 専用利用可能な庇つき車いす駐車場を設置。

2 1階平面計画

豊川市総合保健センター(仮称)1階の平面計画図

1階平面計画図

  1. エントランスホール
    • 各機能の出入口や窓口カウンターをエントランスホール(1階平面計画図1-a)に面して設けた分かりやすい動線計画。
    • 吹抜の屋根にハイサイドライトを設けることにより、重力換気や自然採光を実現した心地よい空間を演出。
    • 2階へのアクセスを容易にするために、主出入口の近くに視認性の高いシースルーエレベーター(1階平面計画図1-b)を設置。
  2. 多目的室
    • 広場1に面した主出入口近くに配置し、外部と一体的な利用が可能。
    • 出入口を集約し、健診エリアと一体的な利用が可能。
  3. 健診エリア
    • 多数の受診者をスムーズに誘導できるように主出入口近くに配置。
    • 受診者とスタッフの動線を分離し、市民も職員も移動しやすい動線計画。
    • 扉の間口や壁面コーナー部の曲面化など、安全に配慮した計画。
  4. 研修室
    • 1階に配置し、広場1や駐車場と一体的な利用が可能。
    • 災害時には三師会と連携して医療災害対策本部として利用する計画。
  5. 休日夜間急病診療所
    • 外部から直接アクセスできる診察室を設け、感染状況に応じた運用が可能。
    • 外周部に患者ゾーン、内側に職員ゾーンを集約配置する感染対策にも配慮した効率的な計画。
    • 個室の歯科診察処置室を設け障害者の歯科診療体制を強化(1階平面計画図5-a)。
  6. 事務エリア(母子保健関連)
    • 主出入口を視認しやすい位置に窓口カウンターを設け、来所者をスムーズに迎える計画。
    • 個室の授乳相談室や相談室を配置し、プライバシーに配慮した相談が可能。
    • こども家庭センター機能の一部を配置し、子育て世帯支援を促進。
  7. 児童発達支援センター
    • 歩道に面し落ち着いた、陽当たりの良い南面に指導訓練室(1階平面計画図7-a)や遊戯室(1階平面計画図7-c)を配置。
    • 天吊りパイプ(1階平面計画図7-b)やボールプール(1階平面計画図7-c)等障害に応じた必要な器具を整備。
    • 廊下から教室内が見えるようにマジックミラー付きの扉を採用。

3 2階平面計画

豊川市総合保健センター(仮称)2階の平面計画図

2階平面計画図

  1. EV、連絡通路
    • 2階の連絡通路にアプローチできる高齢者や障害者の移動に配慮したシースルーエレベーター(2階平面計画図1-a)と階段(2階平面計画図1-b)。
    • 各事務エリアの連携を高める回遊性の高い連絡通路を設置。
  2. 事務エリア
    • 建物中央の通路に面して各事務エリアの窓口カウンターを配置。
    • 各エリアに相談室と窓口カウンター、相談ブースを配置。
    • 保険年金課にある特定健診担当を移転し、成人の健診機能の効率化を促進。
  3. 会議室
    • 各事務エリアから利用可能な共用部に面する配置。
  4. 光庭
    • 1階の採光と排煙のために光庭を計画。
  5. 三師会エリア
    • 相互連携を高める保健センターから連続した通路、休日夜間急病診療所をつなぐ専用階段を計画。
    • 運用時間に配慮したセキュリティ区画を形成(2階平面計画図5-a)。

5 イメージパース

北側鳥瞰からの豊川市総合保健センター(仮称)のイメージパース図

イメージパース1

北東側鳥瞰からの豊川市総合保健センター(仮称)のイメージパース図

イメージパース2

この記事に関するお問い合わせ先

子ども健康部 保健センター
所在地:442-0879
愛知県豊川市萩山町3丁目77番地の1の7
電話番号:0533-89-0610
ファックス番号:0533-89-5960
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