処理場(アクアクリーン佐奈川)

更新日:2022年4月1日

現行の豊川市処理場は、し尿及び浄化槽汚泥の処理施設として平成12年3月から稼働してきましたが、竣工から十数年が経過し、その間の公共下水道の進捗によるし尿等の受入量の減少による処理効率の悪化や処理設備の老朽化に伴う維持管理費の増加などの諸問題を抱えるようになってきました。
そこで、処理方式を下水道放流に変更する施設改造工事を平成30年度に実施しました。
この工事は、新たに建物や水槽等を設けることなく既存の施設を有効活用したもので、これによって前処理・前脱水処理による下水道放流施設として生まれ変わるとともに、施設の稼働年数が大幅に長期化することとなり、ライフサイクルコストの低減を図っています。

施設の概要

名称 豊川市処理場
愛称(一般公募) アクアクリーン佐奈川
所在地 豊川市堺町2丁目43番地
敷地面積 10,798.75平方メートル
建物延床面積

処理棟:3,941.06平方メートル
管理棟:925.40平方メートル
付属建物等:145.10平方メートル
計:5,011.56平方メートル

工期 着工:平成9年6月
竣工:平成12年3月
総事業費 43億5,120万円
施設改造工期

着手:平成30年6月
完了:平成31年3月

施設改造事業費 2億8,080万円
  当初(平成31年2月29日まで) 改造後(平成31年3月1日から)
処理能力

1日あたり110キロリットル(し尿1日あたり20キロリットル、浄化槽汚泥1日あたり90キロリットル)

1日あたり73キロリットル(し尿1日あたり4.6キロリットル、浄化槽汚泥1日あたり68.4キロリットル)

処理方式 膜分離高負荷脱窒素方式+高度処理(活性炭吸着)

前脱水+希釈放流方式(下水道放流)

放流先 2級河川佐奈川 公共下水道

汚泥処理

造粒濃縮+脱水+場外搬出

脱臭処理

高濃度及び中濃度:酸+アルカリ+活性炭吸着
低濃度:活性炭吸着

処理水質

水素イオン濃度:5を超え9未満
生物化学的酸素要求量:1リットルあたり600ミリグラム未満
浮遊物質量:1リットルあたり600ミリグラム未満
よう素消費量:1リットルあたり220ミリグラム未満
ノルマルヘキサン抽出物質(鉱油類):1リットルあたり5ミリグラム以下
ノルマルヘキサン抽出物質(動植物油脂類):1リットルあたり30ミリグラム以下
窒素含有量:1リットルあたり240ミリグラム未満
燐含有量:1リットルあたり32ミリグラム未満
難分解性COD:1リットルあたり25ミリグラム未満


処理場の全景写真

太陽光発電システムについて


太陽光発電システムの写真

環境への配慮という整備方針の一環として、最大20キロワットの能力を持つ太陽光発電システムを場内に設置しています。発生した電力は施設内で使用しています。
なお、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究事業です。

お問い合わせ

産業環境部 清掃事業課
電話:0533-89-2166

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