「広報とよかわ」2022年6月号(モノ、ヒト、シゴト)

更新日:2025年01月30日

ページID : 6253

モノ、ヒト、シゴト TOYOKAWA PRODUCE

豊川市が誇るモノづくりと、それに携わるヒトを紹介します。

vol.38 唯一無二の微細加工

男性が左手で器具を持ち確認している写真

株式会社Jp キュービック 製造技術部・滝本 凌大さん

トップレベルの加工技術

プラスチックなど樹脂部品の切削加工を行うJpキュービック。医療機器や半導体などの精密機器メーカーが、新製品開発時に必要となる試作部品の製造を手掛ける。緻密な部品を扱うため、最先端の高度な技術が求められる中、どんなに難しい要望にも応える技術力の高さは国内トップレベルを誇る。
「新しい技術に挑戦する難しさもあるが、大きなやりがいを感じる」と設計・製造を担当する滝本さんは話す。

極限へのこだわり

精密機器の部品は微細なため、切削も千分の1ミリ単位で調整するなど高度な技術が要求される。一般的には難題とされるものでも、顧客の要望に応えるためには常に技術を高めていく必要があった。そこで技術者の一人が、プラスチックの中でも欠けやすく、加工が難しいアクリルを使った昆虫の制作を提案。体の造りが繊細な昆虫の細部に極限までこだわり、その過程で出てきた問題を解決することで、各技術者のスキルアップにつなげた。滝本さんは「以前は難しくて手こずった作業が、滞りなくできるようになったときに成長を感じられ、自信につながった」という。
さまざまな業種が参加する展示会では、歯車などの特定分野の製品だけでなく、自分たちの強みを表現したアクリル製の昆虫を展示。高精度な切削加工技術に加え、濁りが全くないガラスのような透明度が多くの人の目を引いた。その技術力の高さに、これまで関わりのなかった新しい業種からの相談も増えている。

世界に誇れるモノ作り

技術者たちが皆で技術力を高め合い、顧客の求める精度に対し妥協しないモノ作りを行うことで「唯一無二の存在でありたい」と語る滝本さん。これからも、難度の高い加工技術に挑戦し、世界に誇れる日本の「モノ作り」を追い求める。

株式会社Jpキュービック:本野ヶ原1丁目88番地

2005年設立。プラスチック部品の切削加工、先進技術の研究・開発を行う。アクリルなどの樹脂切削における微細加工や超高精度加工などの技術は国内トップクラスを誇る。

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