「広報とよかわ」2023年4月号(モノ、ヒト、シゴト)

更新日:2025年01月30日

ページID : 7405

モノ、ヒト、シゴト TOYOKAWA PRODUCE

豊川市が誇るモノづくりと、それに携わるヒトを紹介します。

vol.48 安全への信頼に応える

白い壁の室内で両手で製造部品を持つ紺色の帽子を被っている作業着姿の男性の写真

マイクロフィルター株式会社 品質保証グループ・柴田 浩典さん

命と安全を守るフィルター

昭和38年の設立以来、鉄道向けに金属製のフィルターを製造しているマイクロフィルター。このフィルターによって、ブレーキやドア開閉時の動力となる圧縮空気への異物混入を防ぎ、誤作動などを防止している。現在は、化学工場などで有害なガスを検知するガス検知警報器に組み込まれる金属フィルターも製造しており、国内トップレベルのシェアを誇っている。
「人の命や安全を守る重要な製品を作っているという責任感がある」と検査担当の柴田さんは話す。

安定した品質のために

原料となる金属の細かい粒を押し固め、熱を加えて粒と粒の接地面だけを溶かすことで、小さいものでは直径千分の一ミリの穴が無数にできる。長年にわたり積み重ねてきた技術によって、異物の除去や爆発の防止、消音などさまざまな用途で使用されるフィルターが作られている。製造工程の中でも、高い品質を保証する上で重要なのが検査工程。顧客からの要望は多岐にわたるため、検査規格を適切に管理することが求められる。寸法・密度・強度・通気などに加え、過去のデータも参照しながら製品の合否判定を行い、それを緻密に実施することが高い品質を保つことにつながっている。柴田さんは「規格を厳密に守ることはもちろん、万が一不具合があった場合、ここで絶対に食い止めなければ人命に関わる大事故が起きてしまうという意識で検査を行っている」と語る。

使命感をもったモノ作り

60年間かけて培ってきた技術によって生み出される安定した品質は、顧客から厚い信頼を得ている。今後、AI(人工知能)の発達など、製造現場も変化が予想される中、「安全への信頼に応えるため、品質を最優先にする姿勢は変わらない」と柴田さん。使命感をもったモノづくりへの挑戦はこれからも続いていく。

マイクロフィルター株式会社 豊川工場 森5丁目85

1963年設立。鉄道・工業用の金属フィルター製造メーカー。豊川工場は1972年操業開始。鉄道用およびガス検知警報器用のフィルターは、国内トップレベルのシェアを誇る。

この記事に関するお問い合わせ先

企画部 秘書課
所在地:442-8601
愛知県豊川市諏訪1丁目1番地
電話番号:0533-89-2121
ファックス番号:0533-89-2124
お問い合わせフォーム(メールフォームへリンクします)
この情報はお役に立ちましたか?

より良いホームページにするために皆様のご意見をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか。
このページに対してご意見がありましたらご記入ください。
ご質問や個人情報が含まれるご意見は、このページのお問い合わせ先へご連絡ください。この欄に入力されてもお答えできません。