「広報とよかわ」2025年4月号(特集)
特集1 令和7年度予算
「元気なとよかわ 子育てにやさしく 人が集うまち」の実現に向けて
総額1404億6491万円の令和7年度予算が第1回定例市議会で可決されました。今回の特集では、令和7年度施政方針の概要と主要事業を掲載しています。詳しいことは、財政課(電話:0533-89-2127)へお問い合わせください。
近年、線状降水帯の発生に伴う集中豪雨、頻発する震度6弱以上の地震、新たな感染症の流行、歴史的円安、41年ぶりの水準となる消費者物価指数の伸びなど、想像を超える出来事が立て続けに起きています。また、急速に進む少子高齢化や人口減少、それらに起因する社会課題も深刻化し、先行き不透明な時代が到来しています。
このような状況にひるまず、引き続き、市民の皆さまに元気になっていただく施策を最優先としつつ、多くの方々に住みたいまちとして選ばれること、特に、これからの時代を担っていく世代に選ばれるまちを目指すことで、「元気なとよかわ 子育てにやさしく 人が集うまち」の実現につなげていきたいと考えています。
そこで、本市の令和7年度予算では、これまでの施策の成果をさらに高めるため、市長2期目のマニフェスト工程計画や第6次総合計画実施計画に位置付けのある事業へ重点的に予算を配分し、「もっと元気な豊川」をリードしてまいります。
「マニフェスト工程計画」に掲げる3つの基本理念
【暮らしやすさ第一豊川市】愛知御津駅の橋上化および自由通路の建設整備を進めるとともに、新規工業団地の整備をはじめとする雇用の創出や定住促進などの施策に取り組むことで、毎年千人の社会増を目指します。
【子育て豊川応援団】老朽化の進む小坂井中学校の改築工事に向けた実施設計に着手します。また、幼稚園に入園する子どもの保護者に応援金を支給し、子育て応援施策のさらなる充実を図るとともに、高齢者や障害者に配慮した包括的な支援により、地域で心豊かな生活を続けられる環境づくりを進めます。
【市民と創る協働と健全財政のまち】町内会の電子回覧板の導入支援を継続する他、カーボンニュートラルに向けた取り組みを実施するとともに、老朽化の進む市役所本庁舎などの整備のうち分庁舎の整備工事を進めるなど健全で持続可能な行財政運営に取り組みます。
総合計画の6つの政策に基づく主な事業
【安全・安心】防災マップを更新し、全戸配布を実施するなど、災害リスクの理解促進、抑制に努めます。
【健康・福祉】総合保健センター(仮称)の建設工事を進めるとともに、小学6年生から高校1年生相当の男性へのHPVワクチン接種費を助成します。
【建設・整備】市道の道路拡幅改良工事などにより道路環境の向上を図るとともに、持続可能な公共交通施策検討の一環として、自動運転バスの運行や、デマンド型交通の実証実験を行います。
【教育・文化】GIGAスクール構想により整備した学習者用端末を更新する他、総合体育館の9月オープンに向けて改修工事を進めます。
【産業・雇用】豊川稲荷御開帳を観光客増加の好機と捉え、豊川稲荷表参道などの整備を実施します。
【地域・行政】三蔵子地区市民館の改築工事を実施するとともに、一宮地域交流会館(仮称)のうち複合施設の整備工事に着手します。
令和7年度の予算概要(総額 1404 億6491 万円)
令和7年度予算の一般会計は対前年度比15.4%の増、特別会計は6.5%の減、企業会計は2.5%の増となり、全会計の総合計では8.2%の増となりました。
特別会計203億5000万円
【会計区分、予算額、構成比】
豊川西部土地区画整理事業、予算額 3億3650万円、構成比 1.7%
豊川駅東土地区画整理事業、予算額 4億6830万円、構成比 2.3%
公共駐車場事業、予算額 1億8640万円、構成比 0.9%
国民健康保険、予算額 149億7210万円、構成比 73.6%
後期高齢者医療、予算額 39億9640万円、構成比 19.6%
土地取得、予算額 3億7550万円、構成比 1.9%
一宮財産区管理事業、予算額 100万円、構成比 0.0%
赤坂財産区管理事業、予算額 270万円、構成比 0.0%
長沢財産区管理事業、予算額 310万円、構成比 0.0%
萩財産区管理事業、予算額 800万円、構成比 0.0%
合計、予算額 203億5000万円、構成比 100.0%
企業会計365億6491万円
【会計区分、予算額、構成比】
水道事業(収益的)、予算額 34億3882万円、構成比 9.4%
水道事業(資本的)、予算額 19億6881万円、構成比 5.4%
水道事業(小計)、予算額 54億763万円、構成比 14.8%
下水道事業(収益的)、予算額 42億2905万円、構成比 11.6%
下水道事業(資本的)、予算額 37億8647万円、構成比 10.3%
下水道事業(小計)、予算額 80億1552万円、構成比 21.9%
病院事業(収益的)、予算額 212億6308万円、構成比 58.2%
病院事業(資本的)、予算額 18億7868万円、構成比 5.1%
病院事業(小計)、予算額 231億4176万円、構成比 63.3%
合計、予算額 365億6491万円、構成比 100.0%
一般会計
歳入 835億5000万円
市税(37.0%) 308億9489万円
【市税内訳】個人市民税 112億4200万円、法人市民税 14億2300万円、固定資産税 139億9189万円、軽自動車税 6億2300万円、市たばこ税 11億5000万円、入湯税 4600万円、都市計画税 24億1900万円
国庫支出金(17.9%) 149億8767万円
地方交付税(8.9%) 74億5000万円
市債(8.4%) 70億2280万円
県支出金(7.5%) 62億6472万円
地方消費税交付金(5.5%) 46億万円
繰入金(4.9%) 40億5791万円
その他(9.9%) 82億7201万円
歳出 835億5000万円
民生費(40.2%) 336億2539万円(障害者、高齢者、児童に関する福祉や生活保護などの社会保障)
総務費(12.1%) 101億3408万円(企画政策、危機管理、交通安全、文化振興、徴税など)
衛生費(11.6%) 96億7133万円(保健衛生、清掃など)
教育費(10.7%) 89億7373万円(学校、社会教育、スポーツ振興など)
土木費(7.4%) 62億129万円(道路、橋りょう、河川、市営住宅、都市計画など)
公債費(6.3%) 52億4348万円(市債の返済(元金、利子))
消防費(4.3%) 36億770万円(常備消防、消防施設など)
その他(7.4%) 60億9300万円(議会、農業、商工など)
歳入
歳入の根幹をなす市税収入は、対前年度比6.2%の増を見込んでいます。このうち個人市民税は、定額減税の縮小や納税義務者数の増加などにより12.3%の増、固定資産税では、家屋の新増築分の増加などを考慮し、2.9%の増を見込んでいます。その他、定額減税にかかる住民税減収補てんの減少などにより、地方特例交付金は76.6%の減、順調な国税収入による臨時財政対策債発行可能額の縮減などを考慮し、地方交付税は12.0%の増を見込むとともに、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の増加などにより国庫支出金は30.4%の増としています。一方、市債については、総合保健センター(仮称)整備事業および消防署本署改築事業の進捗などにより76.2%の増となっています。
歳出
衛生費では、総合保健センター(仮称)建設整備事業費および予防接種事業費などの増加により、対前年度比65.7%の増となっています。また、消防費では、消防庁舎整備事業費などの増加により47.6%の増となっています。その他、総務費では、本庁舎等整備事業費、定額減税不足額給付事業費(物価高騰対応)および一宮地区公共施設再編整備事業費の皆増などにより32.3%の増となるなど、マニフェスト工程計画の「3つの基本理念」に基づくさまざまな事業を実施するため、一般会計としては過去最大規模の予算となっています。
総合計画に掲げる6つの政策 主な事業を紹介
安全・安心 安全で快適な生活環境が整っているまち
自転車乗車用ヘルメット着用促進事業 700万円
防災啓発関係事業 2,117万円
消防車両整備事業 23,350万円
消防団長沢分団詰所整備事業 5,402万円
再生可能エネルギー活用推進事業 2,220万円
消防庁舎整備事業 110,526万円(建物の老朽化などに伴い、災害時の活動拠点施設機能を有した消防庁舎の建設工事を進めます。)
健康・福祉 誰もが健やかに生き生きと暮らしているまち
放課後児童健全育成事業 76,848万円
就学前教育・保育施設整備費補助事業 39,587万円
子ども医療費支給事業 103,377万円
給食費無料化事業 18,249万円
私立幼稚園入園応援金支給事業 1,260万円
高齢者能力活用推進事業 4,797万円
総合保健センター(仮称)建設整備事業 384,857万円(保健センター、休日夜間急病診療所、児童発達支援センターなどを併設する総合保健センター(仮称)の建設工事を進めます。)
建設・整備 住み心地よい、訪れやすい都市環境が整備されているまち
新規土地区画整理事業適地調査事業 3,690万円
市営住宅移転事業 545万円
土地利用促進事業 3,395万円
無電柱化推進事業 1,390万円
公共交通機関等利用促進事業 19,732万円
市内道路整備事業 38,008万円
愛知御津駅周辺まちづくり整備事業 45,870万円(愛知御津駅の橋上化および南北自由通路の整備を実施することで、市街地の一体形成と生活環境、利便性の向上を図ります。)
教育・文化 あらゆる世代の人が豊かな心を育んでいるまち
小坂井中学校校舎改築等事業 10,152万円
学級運営支援事業 10,803万円
GIGAスクール端末整備事業 102,086万円
学校給食費保護者負担軽減事業 10,224万円
三河国府跡保存整備事業 20,848万円
総合体育館改修事業 129,106万円(老朽化した施設および設備の長寿命化を図り、安全・安心に施設利用できるよう改修工事を進めます。)
産業・雇用 魅力と活力があふれているまち
中山間地域等直接支払交付金事業 537万円
土地改良事業 5,145万円
白鳥地区工業用地整備推進事業 510万円
為当地区工業用地整備推進事業 1,667万円
地域商業強化推進事業 513万円
豊川稲荷門前基盤整備事業 23,763万円(豊川稲荷の御開帳に向け、豊川稲荷表参道の整備や、豊川駅東西自由通路の改修などを実施します。)
地域・行政 地域と行政がしっかりと支えているまち
町内会負担軽減事業 220万円
地区市民館整備事業 15,214万円
市民協働推進事業 403万円
外国人受入環境整備事業 2,757万円
シティセールス推進事業 1,068万円
本庁舎等整備事業 120,044万円
情報技術活用推進事業 27,025万円
職員研修事業 1,053万円
一宮地区公共施設再編整備事業 23,010万円(コンセプト「ふらっとIchinomiya」のもと、人々が集う新たな活動のシンボルとして、一宮地域交流会館(仮称)の整備に着手します。)
特集2 新しいホームページでもっと便利に!
誰にとっても使いやすく、必要な情報を入手しやすくするため、市ホームページを12年ぶりにリニューアルしました。デザインを大幅に見直した他、新たな機能を追加し、スマホからも快適に使うことができるようにしています。今回の特集では、主なリニューアル内容を紹介します。詳しいことは、秘書課(電話:0533-89-2121)へお問い合わせください。
1 親しみやすく見やすいデザインへ
色合いは柔らかい色で統一。豊川市の豊かな自然などを表した緑をメインカラーとしています。また、豊川市の名所や名産の手書き風イラストをトップページに散りばめ、親しみやすく優しいデザインにしました。
さらに、アイコンを大きめに表示し、スマホでの操作の際に指で押しやすくしています。
2 検索機能をまとめ探しやすく
メイン画像の近くに検索機能をまとめています。多くの人が利用する「キーワード検索」や「ページID検索」など、さまざまな検索方法で目的の情報へたどり着くことができるようになりました。
3 ページID機能で素早くアクセス
「ページID」とは、市ホームページにある各ページの番号のことです。検索の際に広報とよかわなどに掲載されているページIDを入力すると、特定のページへ素早くアクセスすることができます。
4 閲覧支援と検索メニューボタンを常に表示
全ての利用者が閲覧しやすいよう、文字サイズの変更や言語選択などができる「閲覧支援・Languages」ボタンと、キーワード検索・ページID検索ができる「検索する」ボタンを、ページ右上に用意しました。ページをスクロールしても、常に表示されるようにしています。
5 「手続きナビ」が情報検索をサポート
「手続きナビ」とは、質問に答えることで、住所変更や結婚、出産の際などに、自分に必要な手続きが分かるシステムです。家族構成やマイナンバーカードの有無など、いくつかの答えを選択することで、自分に必要な手続き、持ち物、窓口などが表示されます。また、手続きによっては、そのままオンライン申請ができます。
6 申請・届出情報サイトで手続き情報をご案内
申請・届出情報をまとめたサイトを作りました。申請書類のダウンロードや手続きの詳細を確認できます。また、オンラインで申請できるものは、このサイトから手続きできます。
7 移住・定住サイトのリニューアル
移住・定住サイト「CITY AND PEOPLE~ひとのわ、とよかわ。~」のリニューアルも行いました。仕事、住まい、子育て、環境など、移住者にとって必要となる情報を追加。また、インタビューした人に注目が集まるよう、写真中心のデザインにしています。
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更新日:2025年04月01日