令和6・7年度協働コーディネート支援事業

連区・町内会やボランティア・市民活動団体が抱える課題に対し、専門的知識を有するアドバイザーから助言を受ける中で、まちづくりコーディネーターが一緒に検討に加わり、課題解決に向けて協働してもらえる企業や他団体とのマッチングを支援する「協働コーディネート支援事業」を実施しています。

様々な経験を活かした協働によるまちづくりを支援するため、豊川市まちづくりコーディネーター人材バンクに登録している方です。

継続して2年以上主体的に「協働による地域課題の解決」に取り組む意欲のある連区・町内会やボランティア・市民活動団体

一般社団法人地域問題研究所 主席研究員 池田哲也氏

1年目の令和6年度は事前勉強会とワークショップ形式の検討会を3回開催しました。

8月10日（土曜）、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で協働コーディネート支援事業事前勉強会を開催しました。
市民活動団体のPON’Sから3人、町内会の赤坂町内会から4人、まちづくりコーディネーターから4人の計11人が参加し、アドバイザーから協働の意義や価値についてレクチャーを受け、グループワークに取り組みました。
レクチャーでは、まちづくりにおける協働について学び、豊川市における事例紹介としてまちづくりコーディネーターが事例紹介をしました。グループワークでは協働事例を題材にして団体が企業等と協働する意義・価値（期待することなど）について意見交換し、発表しました。
参加者からは、「他団体の方の意見を聞くことができてよかったです。」「新たな視点で協働を考えることができました。」との感想が寄せられました。また、アドバイザーからは「お互いが強みを生かしながら協働することで、自分事としてとらえる気持ちや地域活動の役に立っている感覚を育んでいただけることを期待しています。」と感想がありました。

9月21日（土曜）、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で協働コーディネート支援事業第1回検討会を開催しました。アドバイザーが各団体専用のワークシートを作成し、「理想の事業・活動」と、その実現に向けて「不足する資源」や「課題」を洗い出し、視覚化して共有しました。参加者からは、「いろいろな立場や経験がある方の意見が聞けて、参考になった。」「アドバイザーのワークシートが分かりやすく、課題発見につながった。」などの意見がありました。

10月19日（土曜）、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で協働コーディネート支援事業第2回検討会を開催しました。第1回検討会で使用した各団体専用ワークシートをブラッシュアップし、協働相手について検討しました。参加者からは、「具体的な話ができ、イメージが浮かんだ。」などの意見がありました。

12月22日（日曜）、とよかわボランティア・市民活動センタープリオ視聴覚室で協働コーディネート支援事業第3回検討会を開催しました。具体的な企画案の作成や、協働にとってのメリットについて検討しました。参加者からは、「自分たちでは解決できないポイントについて、コーディネーターの助言で頭がスッキリしてよかった。」などの意見がありました。

2年目の令和7年度はワークショップ形式の検討会を3回（最終回は報告会）開催する予定です。

6月21日（土曜）、豊川市役所本34会議室で協働コーディネート支援事業第1回検討会を開催しました。昨年度事業の振り返りと、今年度の具体的な活動の準備をしました。アドバイザーからは、「協働相手とよりよい関係をつくるために、きめ細かい連絡や報告、感謝を伝えるとともに、実施後の成果のフィードバックなども大切にしてほしい。」といった助言もありました。

9月13日（土曜）、豊川市役所本34会議室で協働コーディネート支援事業第2回検討会を開催しました。グループワークでは、実施したイベントを振り返り、評価と反省をしました。アドバイザーからは、「反省することも大切だが、うまくいったことやよくできたことにも焦点を当てるように」といった助言がありました。

11月15日（土曜）、豊川市文化会館大会議室（2階）で協働コーディネート支援事業成果発表報告会を開催しました。令和6年度から継続して2年間検討を重ね、実践した成果について、2団体から発表がありました。また、同時開催の「まちづくりコーディネーター養成フォローアップ研修」として参加したまちづくりコーディネーター9名や、当日一般来場の観覧者も検討に加わり、2団体の発表をもとに、多様な角度から意見交換しました。赤坂町内会の役員は、「夏祭りにおける熱中症対策を課題として検討を始めたが、協働の力で祭りを盛り上げることにも繋がった。今後も変化を続け、もっと良い祭りにしていきたい。」と語りました。PON'Sの役員は、「最初は集客がうまくいかないという課題をもって検討に臨んだが、多くの意見をいただく中で、予算の問題や人員不足の問題も認識し、たくさんの方に支えられてやってこれた。今後は支える側の団体にもなりたい。」と語りました。