令和5年度0718 6年生・着衣泳
7月18日(火曜日)、6年生が着衣泳を行いました。着衣泳とは、服を着たまま泳ぐことではありません。2014年に伊豆半島沖で行方不明になった男性が、40km離れた海岸で21時間ぶりに救助されたときに実践していた「浮いて待つ」ことを学ぶことです。水の中で力を入れずにいると、人間は必ず2%が水面上に出ます。この2%を鼻や口にできるように、静かに浮くことが大切です。この実践は「UITEMATE」として、国際的に認知されている、自己救助法です。
この日は猛暑が予想されていたため、1限・2限と午前中の早い時間に実施しました。最初は実際に服を着たまま水に入ると、服が貼りついてとても泳ぎにくいことを実感し、浮いて待つことの大切さを知りました。次は実際に浮いて待つことです。大きく手を広げて、背中を反って背浮きをすることは、最初は難しくて苦労している子も多くいましたが、次第に多くの子が浮けるようになりました。
このような場面は、起きないに越したことはありません。しかし、万が一の場合には、今回の授業を思い出して、命を守る行動をしてほしいと思います。
服を着て泳ぐと重くて大変です。
「UITEMATE」の理論を学んでいます。
水の中で浮き方を学んでいます。
これが理想的な浮き方。
2人組で互いに浮き方を確認しています。
浮力があるものを手に持つのも効果的。
更新日:2025年02月05日