令和4年度決算
更新日:2023年11月1日
令和4年度決算の概況
イ 施設の利用状況
本年度の給水人口は、行政区域内人口の増加に伴い185,928人となり、前年度と比較して33人(0.02%)の増加となりました。また、給水栓数についても、世帯数の増加などを要因として80,858栓となり、前年度比815栓(1.0%)の増加となりました。
年間配水量については、21,321,755立法メートルで、前年度と比較して243,993立法メートル(1.1%)の減少となりました。このうち、自己水源配水量は7,849,186立法メートル(全配水量比=36.8%)で、前年度と比較して535,102立法メートル(6.4%)の減少となり、県営水道受水量は13,472,569立法メートル(全配水量比=63.2%)で291,109立法メートル(2.2%)の増加となりました。
年間給水量については、19,680,830立法メートルで、口径13mm水栓での使用水量の減少などの要因により前年度と比較して221,398立法メートル(1.1%)の減少となりました。
年間の有収率は92.3%で、前年度と同値となりました。
ロ 建設投資の状況
本年度も水道施設の計画的な更新を推進し、建設事業費に1,338,005,472円を投資しました。その内容としては、基幹施設の安定的な稼働のため、御津山第2配水池の更新工事や一宮浄水場の送水ポンプ盤の更新工事を実施しました。そのほか、各施設において老朽化した機械装置等の取替工事を実施しました。
また、管路の更新事業においても、基幹管路や鉄道軌道下の老朽管の更新を重点的に行うとともに、公共下水道及び区画整理など他事業に関連した配水管整備を実施し、延べ10,273mにわたる管路の布設及び布設替工事を施工しました。
ハ 経営の状況
(イ) 収益的収支
収益的収入は3,447,143,972円(消費税込み3,750,539,085円)で、前年度と比較して17,103,791円(0.5%)の減収となりました。給水収益の減少が主な要因となっています。
収益的支出は2,988,319,748円(消費税込み3,182,048,398円)で、前年度と比較して88,736,450円(3.1%)の増加となりました。電気料金の高騰により、動力費が増加したことが主な要因となっています。
収支差引の結果、当年度純利益として458,824,224円を計上しています。
(ロ) 資本的収支(消費税込み)
資本的収入は、加入金、工事負担金及び固定資産売却代金により301,886,427円、資本的支出は、建設事業に投資し1,726,877,063円となりました。
この結果、財源不足額は1,424,990,636円で、これは減債積立金100,000,000円、建設改良積立金100,000,000円、過年度分損益勘定留保資金914,184,603円、当年度分損益勘定留保資金201,917,172円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額108,888,861円で補てんしました。
総括
本年度は電気料金高騰の煽りを大きく受け、前年度と比較して純利益は約1億円の減益となりました。
こうした厳しい状況のなか、令和5年3月に水道事業経営の基本計画である「豊川市水道事業経営戦略」の中間見直しを実施しました。この中間見直しでは、刻々と変化する社会情勢に対応するとともに、取組の再検討や将来の財政収支見通しの精度の向上を図り、一層の経営基盤の強化に取り組むこととしています。
今後も、この「経営戦略」を着実に進め、市民生活に欠くことのできない重要なライフラインとして、将来にわたり清浄な水道水を安定して提供できるよう努めてまいります。
資料
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