熱中症にご注意ください

更新日:2024年4月1日

熱中症とは

熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称をいいます。
熱中症の早期発見のためには、初期の症状を見逃さないことが大切です。特に体温調整機能が低く、暑さや喉の渇きを自覚しにくい高齢者や体温調整機能が十分に発達していない乳幼児は熱中症になりやすいので注意が必要です。

熱中症の症状

熱中症の初期には、めまいや立ちくらみ、気分が悪い、筋肉がつるなどの症状が現れます。
熱中症が起こったことに気づかないままでいると、体内の熱が体外に放出しきれず、体温が上昇することで重症化し、頭痛や吐き気、体がだるいなどの症状が現れます。
さらに熱中症が進行すると、意識障害やけいれん、ひきつけ、肝臓や腎臓の機能障害、血液の凝固異常などが起こります。最悪の場合、命に関わることがあります。

「熱中症かも?」と思ったら

(1)涼しい場所へ移動
風通しのよい涼しい場所、冷房の効いた室内や車内へ移動し安静にして体を休めましょう。
(2)衣服を緩めて、体を冷やす
冷たい濡れたタオルや氷、保冷剤などを首や両脇、足の付け根などの太い血管がある場所を冷やしましょう。
(3)水分、塩分の補給
水分だけでなく汗によって失われた塩分も補給することが重要です。大量に汗をかいたら吸収がスムーズなスポーツドリンクや経口補水液などで補給しましょう。ただし、意識がはっきりしない時や嘔吐があるときは無理な水分補給は避けます。
(4)医療機関へ
症状が改善されない場合、速やかに医療機関を受診し、意識がはっきりしない、水分補給ができない、痙攣を起こしている場合などは救急車を呼びましょう。

熱中症対策

暑さに負けない体づくりをしましょう

(1)規則正しい生活をし、睡眠環境を整える
通気性、吸水性の良い寝具の使用、エアコンや扇風機を適度に使用し、睡眠環境を整えましょう。良質な睡眠の確保は身体づくりの基本につながります。
(2)水分をこまめにとる
のどが渇いていなくても、こまめに水分をとりましょう。1日に必要な水分摂取は1000から1500ccと言われています。自分が普段使うコップに入る量から1日何回飲む必要があるか確認してみましょう。
(3)食事はバランスよく食べる
食欲が落ち、簡単に済ませがちですが、主食・主菜・副菜をそろえましょう。

日々の生活で暑さを避けましょう

(1)気温、湿度を調整する
この程度なら大丈夫と思わず、エアコン、扇風機で室温を調整しましょう。また、通気性、吸水性の良い衣服を選びましょう。
(2)日ざしを避ける
行動を涼しい時間帯にする工夫や帽子や日傘で日ざしを避けましょう。また冷却シートや氷枕など冷却グッズを活用すると効率よく体を冷ませます。

危険から身を守る行動を意識しましょう

(1)飲み物を持ち歩く
こまめに水分摂取ができるように飲み物を持ち歩きましょう。
(2)その日の自分の体調を意識し、暑さ指数(WBGT)熱中症警戒アラートを参考に、外出時間などを調整する
暑さ指数(WBGT)とは「湿度」「日射、輻射などの周囲の熱環境」「気温」の3つの項目をもとに環境省から発表される熱中症の危険度を判断する指標のことです。
愛知県民に熱中症に対する注意を喚起し、熱中症予防行動を促すため、気象条件から特に熱中症に対する警戒が必要と考えられる場合、愛知県独自に警戒アラートが発令されます。愛知県熱中症警戒アラートについて

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お問い合わせ

子ども健康部 保健センター
電話:0533-89-0610

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