知ってる?下水道(下水道のしくみやはたらきを知ろう!)
更新日:2023年11月17日
水はわたしたちの生活になくてはならないものです。
下水道は、下水道は人間が汚した水を自分たちできれいな水にもどしたり、雨水を川や海に流したりします。
このページでは、下水道のしくみやはたらきなどを紹介します。
水の循環を知ろう!
わたしたちが使うことができる水の量は、地球上にある水を100とすると、そのほとんどが海水で、たったの1しかありません。
その貴重な水はどこからくるのでしょうか?まず、海の水が太陽の光で温められて蒸発し、雲を作ります。雲は雨を降らせ、降った雨は川やダムなどに流れこみます。そこにたまった水を浄水場で消毒し、私たちが使える水となります。
その後、わたしたちが使って汚れた水は下水処理場に集まってきれいな水になります。きれいになった水は海に流されて、また太陽の光で温められ蒸発し雲を作ります。
こうした流れを「水の循環」といい、下水道は水の循環の中の一部なのです。
下水道のしくみを知ろう!
下水道の水は、汚水(トイレや台所などで私たちが使って汚した水)と雨水(空から降った雨)の2種類に分けられます。地面には下水を流すために2種類の下水道管(汚水管と雨水管)が埋まっています。
汚水はこの管を通って下水処理場に運ばれ、また、雨水は管を通って川に流されます。
下水道管には傾きがついているので、水は自然に流れます。
下水道のはたらきを知ろう!
川や海がよみがえります
水をきれいにしてから川や海に流すので、川や海を汚れから守ります。
まちがきれいになります
汚れた水はすぐに下水道管へ流れるため、汚い水が家の周りにたまらず、いやな臭いやハエなどの発生を防ぎ、まちかきれいになります。
トイレが水洗になります
大便や小便が下水道管に直接流れるのので、臭いにおいがなくなります。
大雨から家を守ります
大雨が降ったとき、下水道管は雨を流してくれ、わたしたちの家が水びたしにならないように守ってくれます。
下水道の歴史を知ろう!
わが国では、明治17年に東京ではじめて下水道がつくられました。
本市では、豊川市では1963年(昭和38年)に雨水、1972年(昭和47年)に汚水の下
水道工事が始まり、現在でも工事が続いています。
また、汚水の下水道を使えるようになったのは、1980年(昭和55年)からで、今では10人に8人が使えるようになっています。
下水処理場のしくみを知ろう!
汚れた水は下水処理場できれいにされます。
処理場ではまず、流れてきた汚水の中にあるごみや砂、泥などを沈めて取り除きます。さらに汚れを取り除くために、微生物に汚れを食べてもらいます。汚れを食べた微生物を沈め、きれいになった水を消毒して川や海にかえします。
下水道の正しい使い方を知ろう!
下水道は何でもきれいにできるわけではあリません。
下水処理場の微生物に害をあたえるものや、下水道管をつまらせる物は流してはいけません。
下水道に流してはいけないものは、次のとおりです。
・てんぷら油、サラダ油など
・ゴミ類・ティッシュ・おむつ・布・ゴムなど水に溶けないもの
・ガソリン、シンナー、石油、アルコール類など揮発性の高い危険物
・薬物類・農薬・消毒液・医薬品など
わたしたちができること
余分に食べ物を作ったリ、盛りつけしないようにして、食べ残しを出さないようにしましょう。
生ゴミや食べ残しは燃えるゴミなどに分別しましょう。
洗剤やシャンプーは必要な量だけを使いましょう。
食器の汚れをふいてから洗いましょう。
トイレにティッシュペーパーや生理用品などを流すと排水管や下水管をつまらせる原因となります。トイレットペーパー以外は使わないようにしましょう。
パンフレット
パンフレット「知ってる下水道」(令和4年度版)(PDF:6,545KB)
下水道のしくみやはたらきは、このパンフレットに掲載されていますので、ダウンロードしてご覧ください。
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