「広報とよかわ」2016年12月号(MY COLOR)
更新日:2016年12月1日
MY COLOR
きらっと☆とよかわっ!輝くひとVol.21
さまざまな分野で活躍する豊川市出身のトップランナーを紹介します
大好きなボウリングで日々成長していきたい
〈プロボウラー〉安藤 瞳さん
子どもの頃から家族でよくボウリング場に行っていたという安藤さん。投げるたびに魅力にはまっていき、1日に20ゲーム投げることもあるほど夢中になっていった。「ボウリングをしているときが一番元気になれる瞬間だった」と話す。
本格的にボウリングを始めたのは中学3年生のとき。母親が広報とよかわに載っていたボウリング教室の記事を見つけ、参加することに。そこで講師をしていた林久美子プロから「そんなにボウリングが好きなら、プロを目指せばいいよ」と声をかけられ、プロになることを意識し始めた。
高校進学後は、豊川エースボウルでアルバイトを始め、プロを目指してボウリングづけの毎日。卒業後も勤務を続け、アマチュアの大会などで経験を積んだ。
プロテストを受けたのは21歳のとき。周りからはまだ早いと言われたが、経験のためと気負わず臨んだ結果、見事に合格。「受験者のみんながプロを目指して真剣に投げている緊張感を楽しむことができた」という。
プロになった当初は、レベルの高さや環境に慣れず、ただ投げるだけで精一杯だった。プロになったことを後悔するときもあったが、応援してくれる母親からの「やりたいと思ったことならやりきりなさい」という厳しい言葉を受け、続けることを決意。プロとして成長するため、体力トレーニングに加え、ボールの性能や会場ごとのレーンコンディションなどの研究に取り組んだ。また、大会では、相手に気持ちで負けないこと、いつもどおり冷静に投球することを心掛けるなど、精神面も充実させた。
現在は、所属ボウリング場の協力もあり、成績も上昇。ランキングでシード権を手にできる36位以内を目指すまでとなった。また、多くのプロが出演するボウリングトーナメント番組「P★LEAGUE」にも参戦し、活躍の場を広げている。
プロになりさらにボウリングが好きになったという安藤さん。「日々新しい発見があるところがボウリングの魅力。いろいろ試してイメージどおり投げられたときが一番うれしい」と語る。
大好きなボウリングと一緒に成長し続ける安藤さんの活躍を応援したい。
プロフィール
安藤 瞳(あんどう ひとみ)
三蔵子小、金屋中、NHK学園を卒業。2010年にプロテストに合格。第1回次世代P★リーガー発掘プロジェクトに合格し、P★LEAGUEでも活躍中。現在は東名ボール(瀬戸市)に所属。